枚方・交野など京阪沿線から名古屋市方面へのドライブコースといえば、高速道路(名神または新名神)、または国道1号線経由が思い浮かぶだろう。しかし、高速道路を使わない、より快適なドライブコースがある。それは、


枚方→[R307]→東近江市→[R421]→桑名市→[R23]→名古屋

カギは、国道421号線。
国道421号線は、滋賀県東近江市から、永源寺を経て鈴鹿山脈を越え、三重県桑名市にいたる一般国道。
県境にあたる石榑峠(いしぐれとうげ)付近が幅員狭小の「酷道」状態であるほかはほぼ快適な一般国道だったが、2011年にトンネルのバイパスが開通し、全区間にわたって快適にドライブできるようになった。

もちろんひたすら国道1号線をたどって行くことは可能だが、距離的に遠回りな上に、終日混雑しやすく疲れそうなので、できれば避けたいところ。
国道307号線で京田辺、宇治田原、信楽を経て、水口から1号線に入って鈴鹿峠、というのはいい線と言えるが(鈴鹿スカイラインこと477号線を使って四日市に抜けることも可能だが、運転に自信のない人は避けたほうが無難)、水口からさらに307号線を北東へ進み、421号線を使って桑名へ抜けるのが一番快適で時間的にも早いだろう。ただし、R421の滋賀県側では道幅の狭い区間があるので運転に注意が必要だ。

ちなみに、石榑峠は、名古屋急行電鉄がトンネルを建設する計画があったところで、実は京阪電鉄とも縁がある。
名古屋急行電鉄は、現在の阪急京都線西向日付近から分岐して伏見、大津などを経て鈴鹿山脈を突き通し、名古屋に至る鉄道線建設を目的に、戦前に設立された もの。阪急京都線の前身・新京阪鉄道は、名阪間を結ぶ遠大な計画を持っていたが、昭和大恐慌の影響で頓挫。
結局、名阪間直結は、戦後になって現在の近鉄大阪線・名古屋線がその役を担うことになった。

それと、伊賀上野から名阪国道・東名阪を使うのもなかなか良いだろう(ただし125cc以下のバイクは不可)。伊賀上野までは、R168(磐船街道)+R163だと渋滞も少なく、快適にドライブできる。R307経由で京田辺市を経て木津川市へ抜けるルートももちろん一般的だが、杉1丁目交差点付近で渋滞しやすいので、R168経由のほうが良いだろう。