大阪府最北端の能勢町内には阪急バスのほか、かつては旧・京都交通も亀岡方面から乗り入れていた。

実はもう一つ、兵庫県篠山から国鉄バス(園篠線の支線・園篠南線または西能勢線)も乗り入れていた。
篠山市(当時は多紀郡篠山町)の中心部・本篠山からR372を東に進んで福住(かつての国鉄篠山線終点。国鉄バス園篠線は園部および篠山口駅から篠山市内中心部への路線をはじめ、市内および周辺各地への支線系統によって一つの路線網を形成していて、西能勢線はその一つ)というところから、R173を南進、天王峠を越えて、能勢町の最北端・天王集落からはらがたわ峠を越えて能勢町の中心部へ下り、西能勢(阪急バス「森上」バス停と同じ場所)というところまでの路線バスがそれだ。

しかし、能勢町に国鉄バスが乗り入れていたことを知ったのは、かなり後になってからのこと。
1987年のJR発足直前になって国鉄バス(→西日本JRバス)園篠線もかなり整理され、能勢町への路線系統が廃止されたとのこと。そもそも府県境をまたいで能勢町と篠山市の間を利用する人は少なかったようで、主に天王集落から能勢町中心部への地域住民の足として重宝されたことだろう。実際、天王(国鉄バスのバス停名は「摂津天王」)までの能勢町内区間便もあったようだ。国鉄バス廃止後、森上~天王間に阪急デマントバスが運行されるようになるが、10年後の1997年、天王への路線バスは廃止されたようだ。その後、過疎化がさらに進み、2015年春、140年間続いた天王小学校も閉校となった。

現在、篠山市内から西日本JRバスは完全撤退、神姫グリーンバスが一括管轄している。ただし、園篠線の残滓である園部~福住間は京都交通に譲渡されたのち京阪京都交通に引き継がれ、現在も運行中だ(福住で神姫グリーンバスの本篠山行きに接続)。

<参考記事>
園篠南線(Wikipedia)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9C%92%E7%AF%A0%E5%8D%97%E7%B7%9A

【摂津天王】ほか(阪急バス路線物語)
http://hkbusst.blog106.fc2.com/blog-entry-2589.html

能勢町立天王小学校ホームページ
http://www.town.nose.osaka.jp/tennou_es/tennotop.htm