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三条京阪・四条河原町から嵐山へのバスは京都バスのほか、京都市バス【11】系統もある。
2014年より嵐山地区も均一運賃区間に含まれるようになり、合わせて一日乗車券(500円)も市バス・京都バスの共通となる。

京都バスに比べて市バス【11】系統はどちらかといえば地味な印象があるが、去年1月の日曜日に三条京阪から乗ったときは嵐山まで混雑していた(観光シーズンの時期だと所要時間2~3時間も珍しくないようだが)。

【11】系統の運行経路詳細は、三条京阪・四条河原町から順に、

~四条河原町→四条京阪前→三条京阪前→河原町三条→四条河原町~四条烏丸~四条大宮~西大路四条(西院駅前)~西大路三条~山ノ内~京都学園大学前~太秦天神川駅前~太秦広隆寺前~有栖川~車折神社前~角倉町~嵐山~嵯峨小学校前~嵯峨嵐山駅前~広沢御所ノ内町~山越東町~山越中町

で嵐電の線路に寄り添うようなルートをたどり、京都バスと似たような経路だ。ただし、京都バスは三条京阪から御池通~二条駅前~丸太町通を経由するのに対し、市バス【11】系統は四条通経由であるのが大きな相違点だ。

かつては、嵯峨小学校前から丸太町通を東西に走る【93】系統と連続運行だったが、山越中町までの延長と引き換えに単独運行となっている。

京阪沿線から嵐山・嵯峨野への鉄道ルートは、

祇園四条~(徒歩)~四条河原町~(阪急京都線)~桂~(阪急嵐山線)~阪急嵐山
祇園四条~(徒歩)~四条河原町~(阪急京都線)~四条大宮~(嵐電)~嵐山
三条京阪~(地下鉄東西線)~太秦天神川~(嵐電)~嵐山

の3つのルートが一般的だろう。しかし、渋滞を覚悟の上でバスを利用するのも乙だ。バスだと途中の乗り換えがないのが何よりだ。ただし、混雑して座れないリスクはある。市バスよりは御池通経由の京都バスのほうが比較的空いているように思われる。途中で別の系統に乗り継げるよう、一日乗車券を購入するほうが無難だろう。

昨年1月の嵐山からの帰りも【11】系統に乗ったが、車内に異臭が漂い、そのまま三条京阪まで乗り通すのもイヤだったので、太秦天神川駅で下車。できれば他のバス系統に乗りたかったが、【11】系統以外の市バスは本数も少ないし、あまり時間もないので地下鉄に乗った(しかし、京都の地下鉄の運賃は高いこと)。もしこのとき、一日乗車券を買っていたら、京都バスにも乗れたのに、悔しい思いをした。