高槻市営バスの成合・川久保線は、特色のある路線系統だと言える。

JR高槻駅南および阪急高槻から発着する市北東部山間部への路線であり、運行経路は、

【33】JR高槻駅南-阪急高槻駅-八丁畷-日吉台東口-成合中の町-上成合-川久保


で、主に府道79号線<伏見柳谷高槻線>を走行する。新名神JCT(工事中)および日吉台の東側を通る(日吉台へはJR高槻駅北から【65】日吉台行きがあるが、府道79号に面している東側の地域は【33】が便利)。上成合-川久保間は「山間区間」に入るため、運賃は対キロ区間となる。川久保は山間の集落で数年前まで高槻市最後の分校、磐手小学校川久保分校があった。バスは川久保までだが、この先、府道79号は島本町から京都府に入り、長岡京市に至る(正式の指定区間は他の府道と重複しながら、東へ進んで京都市伏見区に入り、羽束師・横大路や大手筋商店街を経て、国道24号との交差点である御香宮までとなっている)。

担当営業所は主に平地の南部地域(JR高槻駅南・阪急高槻駅発着)を管轄する芝生営業所であり、この川久保線は芝生営業所唯一の多区間路線(整理券車)であることが面白い。