運送業界2024年問題が間近に迫る中、京阪バス2024年4月1日ダイヤ改正内容が公表されました。全営業所が対象です。高槻営業所管内を除く多くの路線系統で減便が目立ちます。
枚方・男山・京田辺営業所管内では、まず次の路線が廃止されます。
【廃止路線】
(枚方営業所)
【深夜20】枚方市駅北口~長尾駅
【23】藤阪ハイツ~長尾駅(循環系統を含め全便)
(男山営業所)
【19A】樟葉駅→松里→水柏南山→樟葉駅(年1回のみ運行)
【41】樟葉駅~石清水八幡宮駅(中の池公園、男山車庫経由)
(京田辺営業所)
【61】近鉄新田辺~美禅~草内
【61A】近鉄新田辺~美禅
【89A】松井山手駅~長尾駅~天王~近鉄新田辺
次の路線系統が運行区間短縮されます。
【運行区間短縮】
(京田辺営業所)
【75】【89】【89B】【89C】(松井山手駅~長尾駅~穂谷・近鉄新田辺)
長尾駅~松井山手間のバスは廃止されます(同区間のバスは1992年、出屋敷線の枚方市駅北口~松井山手駅系統を新設。2018年に同系統を廃止し松井山手駅~穂谷~新田辺系統に代替)。
このほか、男山営業所樟葉男山循環【5】号経路のフリー乗車取扱が廃止されます。
【フリー乗車廃止】
(男山営業所)
【5】号経路(循環) 金振東→106棟前間でのフリー乗車廃止
* * * *
枚方営業所管内の主力路線である出屋敷線(枚方市駅北口発着)では、昼間運行時間帯は
【18】(枚方市駅~藤阪ハイツ)
【39】(枚方市駅~田ノ口団地~樟葉駅)
がそれぞれ15分→17~25分間隔に減便されます。一方、枚方市駅~長尾駅方面系統(【20】【25】【27】【29】)は10~18分間隔での運行となり、むしろ増強の印象さえあります。
枚方市駅南口発着の枚方尊延寺線では、昼間時間帯の
枚方市駅~長尾駅(【63】【64】)
枚方市駅~大阪国際大学(【65】)
が各毎時1本に減便されます。同時間帯の枚方市駅発着(津田・長尾・穂谷方面行き、【61】星ヶ丘医療センター線を除く)総本数は毎時6本から4本に減便されることになり、均等15分間隔となりそうです。枚方市駅~長尾駅間の行き来は、今後北口発着の出屋敷線利用がますますデフォルトとなるでしょう。
全体的に減便縮小の色合いが濃厚ですが、枚方営業所新車庫が工事中で、2024年中に移転の予定です。枚方市駅再開発に伴うバス広場再整備完了と合わせ、どのように路線体系が変わるのか楽しみでもあります。
以下、公式ホームページ掲載の改正内容ファイルリンクです。
枚方営業所(釈尊寺団地線含む)
https://www.keihanbus.jp//pdf/unyb/dia/20240401/local_20240401_katano_hirakata.pdf
男山・京田辺営業所
https://www.keihanbus.jp//pdf/unyb/dia/20240401/local_20240401_otokoyama_kyotanabe.pdf