京都京阪バスのダイヤ改正内容が発表されました。 改正実施日は2024年4月1日。
https://kyotokeihanbus.jp/assets/uploads/2024/03/2024kyotonanbusen.pdf
例によって運送業2024年問題に対応した減便が主体的ですが、一部の路線系統・時間帯では増便が行われるようです。増便が行われるのは大久保中書島線で、他は基本的に減便色が目立ちます。特に数年前新設された松井山手イオン久御山線は昼間時間帯90分間隔に減便されます。詳細は上記リンク先の公式リリースをご覧ください。
今改正の大きな注目点は、運行会社の移管でしょう。次の路線系統が対象です。
(京都南部線)
【26】【24A】号経路 京阪バス(洛南営業所) → 京都京阪バス
(御蔵山線、東御蔵山線)
【101・101・107・108・118・128】号経路 京都京阪バス → 京阪バス
(京都競馬場シャトル)
JR山崎~阪急大山崎駅~京都競馬場(京阪バス) → 廃止
これに伴い、淀エリアから京阪バス、六地蔵エリアから京都京阪バスがそれぞれ撤退し、竹田・京都駅八条口に新たに京都京阪バスが乗り入れることになります。淀・山崎・長岡京エリアでは京阪バス「1Dayチケット」は使えなくなるので注意。
京阪六地蔵を起点とする御蔵山線・東御蔵山線は、(京阪バス)山科営業所に移管するものと考えられます。もともと京阪宇治交通宇治営業所(廃止)管内の路線であり、その歴史的経緯から現在京都京阪バスが受け継いでいます。しかし、同社路線としては離れ孤島の場所にあって八幡営業所からの回送距離が長く、最寄の京阪バス山科営業所に移管するほうが合理的と言えるでしょう。最近、大阪地区から山科営業所に中型車(エルガミオ)が続々転入しているのも、その準備と考えられます。