カテゴリ: 神姫バスグループ / 山陽電鉄バス / 北条鉄道 / 三木鉄道


神姫バスが農産物を輸送する「貨客混載」事業を本格的に開始しました。

対象路線は三田市北東部の「三田ー小柿線」。同市高平地区で収穫された農産物を直売所の「パスカルさんだ一番館」に運ぶもので、該当便は、

高平小学校前 11:07発 → 三田駅北口 11:30着(土休日は運休)

です。毎週火曜日と金曜日の週2回、「貨客混載バス」に設定されます。

今回の「貨客混載バス」は今年1月19日~3月末に神姫バスとJA兵庫六甲・生産者グループが連携して、実証実験が実施されました。終点・三田駅北口で乗客を降ろした後、回送で「パスカルさんだ一番館」最寄の停留所で、同館職員がコンテナを受け取り、店頭に並べるというもの。実証実験期間中の収入は約26,000円で、大人片道運賃約50人分にあたると言います。しかも経費もかからない純粋な利益なのだから、「貨客混載バス」サービスに成功の見通しが付いたということでしょう。5月7日から本格運行となりました。

この事業を立ち上げた背景に、以下の事情があります。

バス路線を運営する神姫バス側としては、少子高齢化や新型コロナ災禍の影響で利用客減少が続き赤字で苦しい中でも、路線を何とか守りたい。

かたや農家の生産者としては、農産物を直売所まで車で運んでいるが、免許を返納する高齢者も増えており、運転が不安で「野菜を作りたくても作れなくなる」との声が上がっているとのこと。ベビーカーに野菜を積み、バスで運ぶ高齢者もいたといいます。

この「貨客混載バス」事業は、バス路線と農業の両方を維持することにつながるもので、渡りに船と言えるでしょう。


三田市内の一般路線バスを活用した「貨客混載バス」を本格的に運行します(神姫バス)
https://www.shinkibus.co.jp/sysfiles/wtn/1318/202105061400.pdf

バス路線守りたい 農産物輸送「貨客混載」本格スタート 生産者の負担も軽減(神戸新聞)
https://news.yahoo.co.jp/articles/0d53bd4fa48cf5d368bb50f814e1d0f1d698b1fc



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西工58MCの写真あまり撮っていなかったと思いますが・・・。

 


大阪市内と兵庫県三田市を結ぶ短距離高速バスが地味に好評のようです。神姫バスによる運行ですが、2021年4月1日ダイヤ改正で大幅増便(平日34往復、土休日32往復)と合わせ、阪神バスも2往復が新たに加わります。

運行経路・主な停留所について、便によって経由地・行き先が異なり複雑ですが、主に以下の5ルートが設定されています。

1)新大阪駅北口~大阪梅田(ハービス大阪)~イオンモール神戸北~関西学院大学
2)新大阪駅北口~大阪梅田(ハービス大阪)~イオンモール神戸北~神戸三田アウトレット
3)新大阪駅北口~大阪梅田(ハービス大阪)~弥生が丘5丁目~ゆりの木台4丁目(~関西学院大学)
4)新大阪駅北口~千里ニュータウン~関西学院大学(一部便千里ニュータウン始発あり)
5)新大阪駅北口~千里ニュータウン~~弥生が丘5丁目~ゆりの木台4丁目(~関西学院大学)


大阪~三田間といえば、JR宝塚線(福知山線)の電車が便利と思われるが、鉄道と離れた北神エリア(イオンモール、神戸三田アウトレット)や関西学院大学キャンパスなどと直結しているのがポイントでしょう。京阪バス直Q京都号のような感じでしょう。運賃は710~960円。

今度の改正で経路1)~3)の一部便について、大阪伊丹空港乗り入れも新設されます。

新型コロナ災禍に伴い全国的に鉄道・バスの減便のニュースが続く中、大阪三田高速線は数少ない大増便案件ということで注目材料だと思いました。神姫バスでは、同日の全エリアにまたがる改正で姫路市内~三宮・神戸空港線ほか複数の新路線が設定され、かなり攻めの展開に打って出たように見えます(もちろん減便・休止の路線も多いですが)。

一つ気になるのは「新大阪駅北口」のりば。新大阪駅前には高速バスのりばが複数箇所あり、慣れないとわかり辛いです。大阪三田線の発着する「新大阪駅北口」は、北西角のニッセイ新大阪ビル前にあります(ここから三重方面への近鉄バス・三重交通も発着)。

参考までに、本年年明けより運行中の大阪空港交通宝塚大阪ライナーは、3月31日をもって運行休止となります。着席通勤の需要を見込んで運行したものの、片道1,000円という割高な運賃設定(類似ルートの大阪三田線よりも高い)ゆえに利用客が少なかったようです。

2021年春 ダイヤ改正について(神姫バス)
https://www.shinkibus.co.jp/sysfiles/wtn/1293/dia210401_6.pdf

高速 三田~大阪線 時刻表(神姫バス)
https://www.shinkibus.co.jp/sysfiles/wtn/1292/sandaosaka210401_2.pdf



山陽バスは神戸市垂水区・西区および明石市東部のエリア(山陽電鉄・JR神戸線と地下鉄西神・山手線の間)をカバー。エリアの規模こそ小さいものの系統数は多いです。

明石線【60】【67】系統は明石駅前に乗り入れる2つだけの系統ですが、2021年4月1日より運行休止となります。したがって明石駅前への山陽バス乗り入れが撤退することに。運行経路は、

【60】明石駅~上ノ丸~明高下~朝霧丘~朝霧2~朝霧小学校前~松が丘小学校~明舞北センター~南多聞台7~明舞センター~狩口台1~明舞団地口~朝霧駅前

【67】明石駅~銀座~明石市役所前~大蔵海岸公園前~朝霧2~大蔵谷清水~松が丘5→明舞センター→南多聞台7~明舞北センター→松が丘小学校→松が丘5~朝霧駅前


で、【60】系統は明石城跡・公園東~山の手、【67】系統は海岸沿い(本州では貴重な国道28号線単独区間!)を走ります。走行区域は明石市内ですが、明舞団地~松が丘付近の兵庫r487が神戸市垂水区(狩口台、南多聞台)との境界線となっています。

明石線廃止後の代替路線として、神姫バス【80】系統(明石駅~大蔵海岸公園前~朝霧2~明舞センター~明舞北センター~朝霧小学校前~明高下~明石駅)を利用することになります。


山陽バスでのNicoPa利用終了と明石線の再編について
http://www.sanyo-bus.co.jp/topics/detail.html?id=443

60・67系統休止地図
http://www.sanyo-bus.co.jp/media/1613383623_24835700.pdf




神姫グリーンバス・兵庫県丹波地区路線を一つ紹介。

丹波篠山市(旧・篠山市)と丹波市を国道経由で結ぶ路線です。主な停留所は、

篠山営業所~京口橋~篠山呉服町~篠山本町~篠山産業高校前~矢代~西紀中学校~西紀支所~鐘ヶ坂~柏原駅~柏原本町~丹波医療センター

で、 兵庫r77~R176を走ります。「柏原」は近畿地方のJRに同じ漢字の駅名が3つ存在することで有名(読み方はそれぞれ異なる)。丹波市の「柏原」は「かいばら」と読みます。

丹波エリアの神姫バスグループも、かつては複数の市町を跨いだり、府県境を越えて京都府福知山市に乗り入れる路線もあったようですが、現在では篠山営業所~柏原駅・丹波医療センター系統がほぼ唯一のようです。

運行ダイヤは平日5往復(丹波医療センター発着は2往復)、土休日は3往復(柏原駅折り返し)。

一見、JR福知山線と並行しているが、JRとはかなり離れており、特に丹波篠山市の中心市街地は鉄道の通らないエリアです。福知山線は鐘ヶ坂峠を避けて川代渓谷から迂回するルートを取っています。昔、篠山口駅から市内東部の福住を結ぶ国鉄篠山線が走っていたが(もともと京都府の園部と結ぶ計画だった)、これもやはり市街地の南の外れを通るため、利用客は少なく廃止。


今回は神姫バスの面白い乗り継ぎルートについて考察してみたいと思います。

播磨地方を中心に兵庫県南部を広くカバーする神姫バスは、何気に長距離を走る一般路線も多いです。特に面白いのは、三田市と姫路市の間を最低2本のバス乗り継ぎで移動できること。

三田駅発社(加東市)方面行き(【10】【13】系統)は1日数本設定されています。発車時刻は

平日  07:10 08:30 12:35 15:23 16:30 17:50
土日祝 07:10 08:20 13:10 15:23 17:10


走行ルートは兵庫r17(吉川・東条町経由)で中国自動車道に並行する形となります。

「社(車庫前)」または「社町駅」で姫路駅行きのバス(【71】系統、R372経由)に乗り換えます。社町~姫路系統は60~120分に1本の運行で、比較的利用しやすいです。

なお、平日ダイヤ限定で、社~アスティかさい(北条町駅)~姫路駅という乗り継ぎルートも可能です。社~アスティアかさい系統は平日2往復のみの運行で乗りやすいとは言えないが、北条町駅~姫路間は毎時1本確保されています。

昔、神戸電鉄粟生線~北条鉄道~神姫バスで神戸~姫路間大回りルートを乗車したことがあります。


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一昔前、神姫バスにいた観光マスクのエアロスターM。形式はU-MPあたりでしょうか?
三ノ宮~西脇市間の急行バスで運用中の姿です。
 


神姫バスの短距離高速バスを一つ紹介したいと思います。

恵比寿快速線。

三ノ宮・神戸空港と西区および三木市のニュータウン(恵比須ほか)を結ぶ路線で、阪神高速を経由するが、神姫バスでは路線バス扱いとなっています(短距離高速バスと位置づけることもできる)。関西では数少ない都市・郊外間連絡バスです。

運行系統は幾つかあるが、三ノ宮~恵比須駅系統が基本となっています。運行経路・主な停留所は、

神戸空港~三ノ宮(神姫バスターミナル)~ <阪神高速32号新神戸TN>~<阪神高速7号北神戸線>~(藍那出入口)~<兵庫r52>~神戸複合産業団地口~木幡~栄駅前~押部谷駅前~緑が丘駅前~緑が丘中1丁目~東自由が丘~あかねが丘~中自由が丘~恵比須駅(or 三木営業所)

神戸空港~三ノ宮(神姫バスターミナル)~ <阪神高速32号新神戸TN>~<阪神高速7号北神戸線>~(藍那出入口)~<兵庫r52>~神戸複合産業団地口~木幡~栄駅前~押部谷駅前~緑が丘駅前~緑が丘中1丁目~三木北高校前~青山5丁目

で、「自由が丘」「緑が丘」「恵比須」「青山」など東京を連想させる地名が多いのも特徴と言えます(東京の「えびす」は渋谷区にあり、「恵比寿」と書く)。

藍那出入口からの一般道区間では、神戸電鉄粟生線と完全に並行します。全区間にわたって神戸電鉄と競合しているが、運賃・所要時間の面でバスのほうが有利であり、粟生線は存亡の危機と言われます。運行本数も三ノ宮~恵比須系統で30分に最低1本は確保されて非常に多く、都市・郊外間バスとしては成功しているほうと言えます。

運用車両にエアロバスが使用されるが、一般路線バスと同様、ICカードの利用が可能です。阪神高速を走行する関係上、シートベル付きで、座席定員制となっています。運賃は三ノ宮~恵比須間で700円。土・休日に1本、神戸空港行きがあります。


姫路と鳥取を結ぶ高速バス。

かつて国道29号線(因幡街道)経由の一般道で運行されていました(2001年廃止)。山陰方面への高速道が整備された現在は、播但道~中国道~鳥取道経由で運行されています。

神姫バスと日ノ丸自動車との共同運行で、1日4往復。所要時間はおよそ2時間30分、全区間の運賃は2,500円。主な停留所は、

姫路駅~姫路城大手門前~山崎IC~佐用平福~大原IC~西粟倉~智頭福原~用瀬~河原~鳥取駅~日ノ丸本社前~鳥取大学前

で、姫路城や鳥取大学へのアクセスが便利です。

姫路・鳥取間は鉄道だと、智頭急行経由の特急【スーパーはくと】が早くて便利です(高速バスのルートもほぼ【スーパーはくと】に沿っている)。1往復だけ播但線豊岡・城崎温泉経由の【はまかぜ】もあるが、下りは夜、上りは朝早く、鳥取方面への観光・ビジネスには使いづらいです。かつては、播但線経由がメインルートだったが、智頭急行開通後、【スーパーはくと】にとって代わりました(このほか、姫新線・因美線経由の急行【みささ】もあったが、所要時間・快適さの面でバスに完敗)。


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近鉄バスのブルーリボンシティ・ワンステップが神姫バスグループへ移籍している模様です。

https://twitter.com/shinkibus6501/status/1206811745785765889
 


かつて、阪急バスは三田市にも多く乗り入れていたように記憶しています。
有馬温泉からの西宮市山口地区を経由し三田への路線もあったが、現在はその残滓であろう【17】系統<金仙山口~三田>が1日2往復のみです(他に宝塚-三田系統もあったように思いますが)。これとは別に、三田駅北口から宝塚市西谷地区へのバス(旧・西谷バス→阪急田園バス)もあるが、本数は1日3~4本のみと少ないです。

さっそく、三田線【17】系統ですが、運行経路・主な停留所は、

金仙寺口~山口センター前~下山口~天上橋~名来(ならい)~平田~新道場~宅原口~八景(はっけい)中学校前~三田本町~三田

「金仙寺口」バス停は兵庫r82・西宮市山口町上山口1丁目に設置。走行経路の大半は有馬川の流路に沿う形です。有馬川は六甲山系北麓に源流を発し、有馬温泉および西宮市山口地区を経て、神戸市道場地区で武庫川に合流、武田尾・宝塚を経て西宮浜で大阪湾に注ぎます。さっそくr82を北へ辿り、R176交点・「新明治橋」を左折、三田市内までそのまま北へ進路を取ります。名来~平田間で神戸市北区(道場地区)に入り、宅原交差点の先で三田市に越境。ほどなく八景中学校前交差点を左折、兵庫r17~r141を辿りながら神戸電鉄三田線と並行、終点・三田駅前(南口)です。

三田駅はJR福知山線(宝塚線)と神戸電鉄の共同駅であり、ここから神姫バスの路線が三田市内をはじめ、神戸三宮への特急バス、そして三木・社方面への長距離路線が発着する拠点ターミナルで賑やかです。阪急バス【17】系統は(南口)1番のりばからの発車です。大阪方面へはJR福知山線のほうが早くて便利です。

有馬温泉と三田を結ぶバスは、もともと系列会社・神鉄バスの路線だったが、2002年10月阪急バスに移管。その後の度重なる減便・運行区間短縮の結果、現在の阪急バス三田線【17】系統の形に落ち着きます。


神姫バスの面白い路線を一つ紹介したいと思います。

三宮~淡河(おうご)~吉川庁舎前系統です。

さほどの長距離というわけではないが、国道428号線~兵庫r354を走行するのが特徴で、乗りごたえはあると思います。主な停留所は、

三宮駅~(ノンストップ)~小橋~(ノンストップ)~淡河本町南~淡河本町北~南僧尾~北僧尾~吉川総合公園~みなぎ台~吉川インター前~吉川中学校前~吉川庁舎前

「小橋」バス停は北区箕谷付近にあり、三宮駅~小橋間は新神戸トンネルをぶち抜いて直行。小橋~淡河本町南に亙る国道428号線は、急カーブ・勾配の連続する山岳道路で、この間に停留所はありません。急勾配も一段落すれば淡河地域であり、山陽道とクロス。山陽道の淡河バスストップには大阪空港~姫路線が停車するが、一般路線バスとは接続していません。淡河~僧尾地区は未だ神戸市内だが、農村風景の広がる長閑なところです。程なく三木市に入り、国道428号線から県道354号線に進路を転じて、吉川総合公園からみなぎ(美奈木)台を巡り、旧・吉川町の中心部に至ります。

運行ダイヤは平日4往復、土休日3往復と少ないです。

国道428号線は、中国道吉川ICと神戸市街地を結ぶ短距離の国道で、400番台としては全線にわたって整備されているほうで、走りやすいです。ただし、箕谷以南では住宅地や団地の連続する典型的な郊外道路で交通量が多く、また六甲山麓急斜面にあたり勾配やカーブも多いので注意が必要です。


ふと気が付いたんだけど、神姫バスの一般路線車には、三菱ふそう「ブルドック」がなかったみたいですね。

神姫バスは、昔から三菱ふそうのイメージが強く、1978年に「ブルドック」が登場する以前は、三菱自工ボディのMR470が多かったようです。三菱自工のほか、西工「カマボコ」のふそうMRもありましたな。呉羽ボディはなかったと思います。

三菱ふそうのMP117・118系へのモデルチェンジに合わせ、三菱自工が「ブルドック」と呼ばれる新しい車体を世に出し、1984年まで量産が続きました(1980年より呉羽自工も「ブルドック」で車体デザインを共通化する)。古くから三菱自工を採用している神姫バスで、「ブルドック」がお目にかかれないのは意外だと思いました。神姫バスでは、1980年代前半、三菱ふそう車大型の一般路線車(MP系)は、なぜか西工ボディに一本化していたようです。

神姫バスに限らず、兵庫県のバスでは、神戸市営バスを除いて、「ブルドック」を導入しているところは少なかったようですね。


兵庫県加古川市は、来年4月から神姫バスの加古川市内路線の運賃をICカード利用で最大200円に抑える方針を示しました。距離・路線に関係なく、運賃は160~200円となります。住民の負担を軽減させることで、利用を促し公共交通の維持につなげたい考えで、通常運賃との差額は市が補填するといいます。

今回、加古川市がこの方針を打ち出した事情として、「市南部の『かこバス』が100円または200円であり、市北部の路線と比べて不公平と感じる市民もいた」と説明しています。

バス運賃上限200円といえば、丹後半島の丹海交通バスの例を連想させます。ただし、加古川市の神姫バスについては、ICカード利用(「ニコパカード」)が条件。加古川市内で最も高額な運賃は、JR加古川駅~都台間の590円ですが、「ニコパカード」利用で、市内のバス停で乗降すれば、200円が上限となります。

加古川市内の路線バス、上限200円に 来年4月から(神戸新聞)
https://www.kobe-np.co.jp/news/touban/201907/0012503708.shtml


神姫バスの長距離路線を一つレポートしてみました。

神戸三宮と西脇市を結ぶ急行バス

運行経路は、

三ノ宮駅~新神戸駅~【阪神高速32(新神戸TN)】~(箕谷JCT)~【R428】~【r85】~【r38】~三木本町~福有橋(三木駅前)~【r23】~【r18】~小野~イオン小野~社営業所~滝野社IC~【r17】~野村(西脇市駅前)~西脇(アピカ)~西脇営業所

で、阪神高速32号線・新神戸トンネルを抜けた後、一般道を走行、三木市・小野市・加東市(社町、滝野町)を経由します。「三ノ宮駅」では神姫バス神戸三宮バスターミナル(JR三ノ宮駅東)からの発車です。「急行バス」と称するだけに、西脇営業所所属の専用のハイデッカー車両(三菱ふそうエアロエース、エアロバス)が使用されるが、運行区間の大半が一般道であり、一般路線バスとしてはかなりな長距離(57km)の部類に入れることができます。以前は、パノラマデッカーやワンロマ車に後扉を設置した車両が充当されていました。

運行ダイヤは毎時概ね1本(平日、土休日19往復)の運転。全区間の運賃1,380円、所要時間はおよそ2時間。

鉄道との競合区間は、神戸市街地-三木市・小野市間は神戸電鉄粟生線、神戸市-西脇市間はJR神戸線+加古川線が該当します。しかし、神姫バスは神戸の繁華街である三宮に直通していること(JRも三ノ宮は通りますが)、およびJR加古川線利用だと遠回りになることから、運賃・時間でバスのほうが優位に立っていると言えそうです。全便新神戸駅にも乗り入れているため、三木・小野・加東・西脇市方面から新幹線利用にも便利と言えます。加古川線は電化されましたが、神戸市内(JR神戸線)への直通電車は設定されておらず、さほど便利になったとは言えません。また、神戸電鉄粟生線は存続が危ぶまれるほど危機的状況にあると言われています。


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篠山市にある阪急バス・後川(しつかわ)バス停。

日生中央(猪名川町)から杉生(すぎお)線【41】系統がr12・<猪名川渓谷ライン>経由でここまで乗り入れています。

篠山市まで阪急バスが乗り入れるようになったのは、さほど昔のことではなく、1985年だったそうです。当初、はるばる川西能勢口駅(川西バスターミナル)から30km以上に及ぶ長距離運行だったが、川西市北部~猪名川町南部の清和台地区ニュータウン開発に合わせ、日生中央駅発着に短縮され系統分割。その後も減便が続き、現在1日2往復となっています。

近い将来、後川への乗り入れ(杉生新田-後川間)が廃止になるようです。廃止後、篠山市が杉生バス停までコミュニティバスを運行する計画(ただし前日までに要予約、後川地区の住民・親族以外は利用不可)が協議中です。

https://www.city.sasayama.hyogo.jp/pc/group/kikakukakari/assets/2018/07/04_180627tikoukaigi.pdf


なお、後川バス停から少し北へ徒歩で神姫グリーンバスの「後川上」バス停があり、篠山市中心部および籠坊地区などへのバスが発着しています。


2018年7月1日、阪急バス・神姫バス共同運行の三宮・有馬線ダイヤ改正が実施される予定です。あわせて「神戸空港」「花山東町」の2停留所が新設されます。

神戸空港発着便は神姫バス1往復のみです(神戸空港発14:55、有馬温泉発10:05)。



今から17年前、2001年4月初旬、バイク(100ccスクーター)で兵庫県南西部、姫路・相生方面へひたすら往復する旅に出ました。

走行経路は、往路はR2~R250、復路はR250~R2~R43だったと記憶しているが、正直疲れました。さらにこの日は花冷えで、長時間バイクに乗ってて体が寒く風邪引きそうでした。道中で海が見えたのも須磨海岸~明石ぐらい、典型的な郊外国道そのものであまり楽しくなかったです。引き返そうかなとも思ったりしたが、ここまで来て今更引き返すわけにもいかず、とにかくひたすら西へ進むのみ。

それでも、姫路城の門前、および春の播磨灘海岸と室津漁港の歴史的景観は一番印象に残りました。寒い思いをしてわざわざここまでやって来た甲斐はあったと思いました。

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寒い日だったが春の穏やかな日差しが輝く播磨灘

室津漁港
室津漁港

室津御茶屋跡
室津の町並み

この旅行中にデジカメで撮影した写真は残念ながら上の3枚ぐらいしかありません。
当時、デジカメのメモリカードの容量が320MBぐらいで小さく、しかも高価ゆえ、なかなか簡単に買えるものではなく、現在のようにガシガシ撮りまくるというわけにはいきませんでした(今では8GBのカードが安くなり、デジカメの機能も大幅に進歩、携帯電話・スマホにも標準仕様として組み込まれ、誰もが気軽に写真生活を過ごせるようになったのはとてもありがたい)。

ちょうどUSJが大阪・此花区に開園したばかり、帰りのR43からUSJの案内標識を見て開園ブームを実感しました。


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1980年代前半の日野大型車といえば、K-RC301系。

1970年代までは都市部や平地では出力の小さいRE120系が主力だったのが(高出力のRC300系は主に山岳路線用とされていた)、1980年の排ガス規制K-実施を機にエンジン出力をアップしたK-RC301系(標準尺:RC301、長尺:RC321、短尺:RC381)を導入するバス事業者も多く(過渡的にK-RE121系を購入したところもある)、エンジン音が大きく変わったことで日野車のイメージも随分変わったものです。車体スタイルについて、純正の日野車は1970年代のRE・RCと基本的に同じモノコックの車体デザインを踏襲していたものの、排ガスK-規制により後側のルーバーは廃止され、スッキリした仕上がりとなりました。ほかに、富士重3Eや西工53MC(末期にはスケルトン化した58MCも)などを架装するものもありました。

関西でK-RC301系を導入していた事業者は、

京阪・京都バス・阪神・神姫・南海・和バス・近鉄・奈良交・京都市・神戸市

などが挙げられます。京都バス・近鉄・奈良交・南海・和バス・阪神・神戸市・神姫は1980年に入っていち早くK-RCを導入していたのに対し、京阪や京都市バスはしばらくK-RE121系を購入。京阪の一般路線用は1981年、京都市バスは1982年にK-RCを導入しました。奈良交通のRCには奈良市街地および団地・ニュータウン輸送用のRC321とローカル用のRC301があり、RC321は3ドア車もあって賑やかでした。近鉄はRC321に一本化、和バス、神戸市と神姫はRC381を採用。京都市バスはRC301とRC381を導入。南海・京都市・神戸市では西工53MCのRC、京阪や京都バスでは富士重3EのRCも導入していました(京都バスは富士重3E・5Eに一本化、京阪バスの富士重は1982年のみ)。特に京阪のRCについて、1982年以降は前面窓が大型化され前扉横の小窓も設定され、モノコックバスとしては画期的なスタイリッシュな印象となりました。

スケルトンボディが本格化する1983年、「爆音車」で有名なK-RTに移行するバス事業者もありました。京都市・近鉄・奈良交ではいち早くスケルトンのRTを購入。一方、京阪・京都バス・阪神・神戸市・神姫は1983~84年初頭にかけても引き続きモノコックRCを納車(京都バスは富士重5Eに)。南海・和バスは1983~84年の日野大型車の導入はなかったようです。爆音車RTを導入したバス事業者は全国的には多くなく、1984年の排ガスP-規制以降、大型車は「ブルーリボン」HT235シリーズにモデルチェンジ、多くのユーザーから支持を得ることになります。

日野ユーザーでありながら大阪市営バスではRCの納入は1台もなく、1983年にいきなり爆音車RTをぶち込み、モノコック53MCのRTという珍車もあったようです(RTはエンジンの形が特徴的であって、さすがに日野純正モノコックボディのRTというわけにはいかなかったのだろう。西工もスケルトン化58MC発売前だった事情もあると思われる)。


全但バスと神姫バスで共同運行の特急バス姫路-城崎温泉線<キャッスルロード>が2月25日をもって運行終了となる予定です。

2015年4月に運行開始、土曜・休日限定で運行してきたが、やはり利用客は少なかったのでしょうか?

http://www.zentanbus.co.jp/information/17682/


<関連記事>
【全但バス】城崎-東京夜行バス運行開始
http://katanogawara.blog.jp/archives/19513446.html



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ヤマトヤシキ姫路本店が建物老朽化を理由に来月で一時閉店となる予定です。
加古川店は営業継続です。加古川店は加古川そごう跡で2001年開店。
姫路本店の再開・建て替え計画については未定とのこと。

姫路城を訪れる外国人観光客は増えているにもかかわらず、ヤマトヤシキへの客足は伸び悩むばかりで赤字が続いているとのこと。創業者一族は経営から退き、投資ファンドにヤマトヤシキの経営権を譲り渡す形となりました。

https://mainichi.jp/articles/20171230/k00/00e/040/174000c

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神戸市街地某所にて、神姫バスエアロスターを見かけました(2012年8月撮影)。
社番・ナンバーは不明です。

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2009年5月、明石駅前にて。
エアロスターMとKが綺麗に並んでいます。
1枚目の写真の一番後ろに今はなき明石市営バスがいますね。
エアロスターMに比べKが古く見えます。
神姫バスはもともと呉羽製車両は少なく、エアロスターKもかなりレアだったかと思います。

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兵庫県篠山市河原町にあるバスターミナル、「本篠山」バス停。
ここからJR篠山口駅をはじめ篠山市内各方面への神姫グリーンバスが発着しています。
かつては、国鉄バス(→西日本JRバス)が園部(京都府南丹市)方面とか大阪府能勢町に越境する路線などもあったが、全て撤退しました。
本篠山バス停は、まるで鉄道駅ホームのような雰囲気ですね。

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西日本JRバス車庫の跡地
広大な駐車場となっているようだ


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2011年8月、姫路駅前にて撮影しました。
神姫バスも既に行先表示機LED化が急速に進み、幕車は残り少なくなっていたかと思われます。
「回送」表示も懐かしいですね。
最近では「すみません回送中です」が流行っているようですが・・・。


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本日8月1日より東京・城崎温泉間の夜行バスが運行開始となりました。

http://www.zentanbus.co.jp/information/16002/

但馬地域と首都圏を結ぶ初めての高速バスですが、全区間の所要時間は驚異の14時間以上です!

理由はその運行経路にあります。

東京ディズニーランド~秋葉原~京都~新大阪~三ノ宮~加古川駅~姫路駅~和田山IC~豊田町(豊岡)~城崎温泉駅

で、ご丁寧に京阪神三都および姫路を回って播但道を北上するというものです。

東京~京都・大阪・神戸間は8~10時間と常識的な線ですが、ここから先、但馬地域各地がまた遠いわけです。

明らかに新幹線+<きのさき> or <こうのとり>の倍以上の所要時間であり、在来線普通列車利用でも7時間程度でしょう。所要時間だけではどう見ても鉄道利用には叶いません。果たして需要はあるのでしょうか?

なお、姫路~城崎間は隔日(2日に1回)運行なので注意。東京~姫路間は毎日運行です(神姫観光バスによる運行)。



久しぶりに阪急バス関係のレポート記事をアップする。

今回は兵庫県猪名川町北部の里山をのんびりゆく長距離路線、杉生線【41】【61】系統について、解説レポートする。

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運行経路は、

【41】日生中央-猪名川高校前-紫合(保健センター前)-北田原-川床口(道の駅いながわ前)-猪名川町スポーツセンター前-木津-町営北プール前-杉生(すぎお)-杉生新田-猪村-後川(しつかわ)

【61】日生中央-猪名川高校前-紫合(保健センター前)-北田原-川床口(道の駅いながわ前)-猪名川町スポーツセンター前-木津-町営北プール前-杉生(すぎお)-島-柏原

で、県道12号<川西篠山線>を経由する。【41】系統は国境を越えて丹波の篠山市に越境する。

2002年までは、川西バスターミナル(川西能勢口駅前)から発着する長距離路線だったが、系統分割により現在の形となった。

運行ダイヤは能勢営業所担当時代は【41】【61】系統がセットで交互に日生中央から毎時1本発着していたが、現在、基本的に【61】系統のみが1~2時間おきの運転となり、【41】系統は5往復に減便。さらに摂丹国境を越えて篠山市の後川まで直通する便は2往復だけとなっている(他は杉生新田で折り返し)。

日生中央発着に変わってから2012年までは能勢営業所が担当していたため、大阪ナンバーの車両で運用されていたが、同営業所の廃止により猪名川営業所に移管される。

川西バスターミナル発着時代、終点・後川までの片道運賃は1,000円を超えていたと思われ、そのため、猪名川地区の車両に装備される旧式運賃表はコマ数も多く4桁表示が可能な仕様だった。


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最果ての終点・後川(篠山市)

後川バス停から少し北へ歩いて、神姫グリーンバス「後川上」から篠山市街地・籠の坊および小柿(→乗り継いで三田へ)方面へ乗り継ぐことは可能。
ただ、こちらも本数が少ないため、時刻表を事前に調べておくほうが無難だろう。

杉生線系統のバス停を見るや、他で見覚えのある地名も結構ある。

「杉生」は高槻市の最北端、京都府亀岡市との府県境にもある。
高槻市営バスはJR高槻駅北からここ杉生まで乗り入れている。
同じ摂丹国境にあたるところだが、高槻市の北部は実は旧・丹波国であり、かつては京都府樫田村だった。

「柏原」は近畿地方の各地で見られる。JRでは「柏原」駅が関西本線(大阪府柏原市)、東海道本線(滋賀県米原市)、福知山線(兵庫県丹波市)の3つもあるが、読み方はそれぞれ異なり、順に「かしわら」、「かしわばら」、「かいばら」である。猪名川町の「柏原」は同じ県内の丹波市「柏原」と混同しやすい。

「木津」といえば、私個人的に京都・奈良の境目にあたる木津川市(関西本線・奈良線・片町線の「木津」駅)のことをまずイメージするが、猪名川町、そして篠山市(旧・今田町)にもあるし、神戸電鉄粟生線や京都丹後鉄道(丹後木津→木津温泉)にも「木津」駅がある。

そして「北田原」は奈良県生駒市のことが思い浮かぶ。奈良交通の終点(京阪バスと共同)であり、かつては大阪府交野市に越境し磐船街道経由で私市まで乗り入れていた(京阪バスが交野から田原地区まで乗り入れている)。



本年4月1日より、富士重工はSUBARUに社名を変更した。

かつて、富士重工はバス車体を生産していたが、2002年より製造中止となり、西日本車体工業(西工)に一本化。富士重のバス車体には、日産ディーゼルのほか、いすゞ・三菱・日野、国内全てのシャーシが組まれていた。しかし、1998年より、日野・三菱への架装を中止し、撤退への動きを見せるようになる。

富士重と西工のバスは、地方により分布状況が偏っていた。
西工は系列の西鉄バスをはじめ、主に京都以西の西日本各地に分布していたが、2000年ごろより滋賀県や東日本、北海道でも購入する事業者が現われる。しかし、それも長く続かず、2010年に西工のバス製造からの撤退が決まる。

一方、富士重のバスは、県によってばらつきがある。
どちらかといえば、東日本が多いが、西日本でも滋賀・岡山・広島などでなぜか多く分布し、西工王国の九州においても富士重を購入する事業者があった。また、国鉄バスでも富士重が好まれ、特に近畿・中国・四国では富士重架装の三菱車が多かった(ちなみに、国鉄バスでは日野車体+いすゞも名物だった)。

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国鉄バスの富士重3E(三菱MP)

さて、問題の兵庫県だが、国鉄バスを除いて富士重を購入した事業者は知らない。
兵庫県では西工を採用した事業者が多い。
阪急バス、神姫バス、阪神電鉄バス、神戸市バス、尼崎・伊丹・明石・姫路市営バス、・・・。
特に阪急バスは関西最大級の西工王国であり、神姫バスも西工+三菱が多く、公営バス(神戸市を除いて廃止)もやはり西工が多かった。阪急バスが西工モノコック(53MC)でいち早く下段ワイド窓を採用したのも、やはり西工だからこそ可能だったのかもしれない。

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JR加古川線の西脇市駅。
かつては「野村」駅で、鍛冶屋線が分岐していました。
西脇市街地へは鍛冶屋線・西脇駅が一番便利だったため、鍛冶屋線は加古川線加古川-野村間と一体的に列車運行していました。せっかく西脇市街地へ便利だったにもかかわらず、鍛冶屋線は国鉄末期に廃止対象路線に選定され、1990年廃止されてしまいました。
鍛冶屋線廃止後、「西脇市」に駅名を改称しましたが、すぐ近くを通る神姫バスの停留所は「野村」のまま。
あとになって、西脇市駅前までバスが乗り入れるようになりましたが・・・。


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2006年11月訪問。
三田駅前ロータリーは立派に整備され、阪急百貨店も綺麗な建物になっていたようだ。
神姫バスの旧型2ステップ車も行先表示機はLEDに替えられていた。
写真は社(加東市)行きという、かなりの長距離路線のようだ。今も運行されている。
雨の日の夕刻に訪問したので、あまり詳しいことは覚えていない。

三田駅前には阪急バスも乗り入れており、かつては宝塚や有馬温泉までの路線もあったが、近年の相次ぐ本数削減・路線短縮により、今は下山口(西宮市)までの【17】系統が発着するのみだ。なお、これとは別に、三田駅北口から阪急田園バスの「東部」(宝塚市西谷地区)行きがある。

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1989年正月、「青春18きっぷ」で岡山を訪れる途中、姫路で途中下車。
駅前に面する大通り向こう側の姫路城をバックとする構図は変わらないが、神姫バスのモノコック車、大和銀行、ダイエー、山一證券など、すっかり過去のものとなってしまいました。姫路市営バスもなくなったし、神姫バス姫路駅前ターミナルも変わったみたいです。
ただ、ヤマトヤシキ百貨店と山陽百貨店は今も残っていますね。

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2009年に撮影しました。
特にエアロスターKが古めかしく見えますね。神姫バスの三菱車といえば、どちらかといえば新呉羽は少なく、三菱自工または西工ボディ架装のほうが多かったようです。
回送車の行先表示機に「すみません回送中です」を表示させるようになったのは、確か神姫バスが初めてでしたね(撮影当時は従来の「回送」表示だったが)。

最近まで明石市営バスもあったが、神姫バスに譲渡されました。
兵庫県内の公営バス(神戸市を除く)は、姫路・明石に続き尼崎もなくなり、伊丹市営バスだけとなりました。

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