カテゴリ:京阪バスグループ > 京阪バス【香里団地・香里園・交野・星田・寝屋川北東部・津田SC】


2024年4月1日京阪バスダイヤ改正関連その2。交野・門真営業所管内を中心にまとめました。

廃止路線と新設路線は次の通りです。

【廃止路線】
(交野営業所)
【1A】京阪香里園~枚方市駅南口~関西医大附属病院

(門真営業所)
【2A】京阪大和田駅→門真車庫前→門真団地→御領→門真車庫前(年1回のみ運行)


【新設路線】
(交野営業所)
(直通)寝屋川市駅→同志社香里(平日・土曜8時帯に4本)


関西医大附属病院(枚方市)へのバス乗り入れは、2006年の開始から18年を経て全廃となります。開始当初、香里園のほか樟葉駅・松井山手駅・穂谷の各方面からも乗り入れていました。

交野営業所管内では次の路線系統で減便が実施されます。

【主な減便・経路変更路線(交野営業所)】
【21】寝屋川市駅~寝屋川団地
【41B】寝屋川市駅~秦公民館前~梅が丘
 →寝屋川市駅~秦公民館前~寝屋川公園駅に短縮(一部便)
【25】京阪香里園→三井団地
 → (京阪香里園→三井秦団地)に延長(一部便)

【主な減便・経路変更路線(門真営業所)】
【19A】寝屋川市駅→イオンモール四條畷→四条畷駅
 → イオンモール四條畷→四条畷駅に短縮(平日1便のみ、朝9時帯)
【23】京阪大和田駅~清滝団地(平日2便減便)

このほか、【10】釈尊寺団地線(枚方営業所管轄)でも、日中時間帯30分→30~40分間隔に減便されます。

交野営業所・枚方営業所
https://www.keihanbus.jp//pdf/unyb/dia/20240401/local_20240401_katano_hirakata.pdf

門真・寝屋川・高槻営業所
https://www.keihanbus.jp//pdf/unyb/dia/20240401/local_20240401_neyagawa_takatsuki_kadoma.pdf




京阪バス【18】号経路・田原線(京阪交野市駅~田原台1丁目)が2023年9月9日(土)に廃止されることになりました。

【18】号経路は、京阪交野市駅(大阪府交野市)から京阪私市を経て、国道168号線(磐船街道)の山道を南下し、奈良県生駒市の北端に踏み入れつつ、大阪府四條畷市の田原台を巡り、田原台1丁目に至る路線。途中、磐船街道沿いに「星のブランコ」や磐船神社などの見どころがあります。京阪バスで唯一奈良県に乗り入れる路線だが、田原線の廃止に伴い、奈良県から路線撤退となります。かつて、田原台から国道163号線を西に進み、清滝峠から四條畷市街地を経て、京阪大和田駅前(門真市)までの長距離路線でした。1960年代から運行の老舗路線で、1970年代後半までボンネットバスが使用されていたようです。

【18】号経路は、現在土休日に2往復のみの免許維持路線。交野営業所の管轄です。最終運行日は2023年9月3日(日)となります。

磐船街道には、かつて近鉄東生駒駅から京阪私市まで奈良交通(私市線【67】系統)が乗り入れていました(2002年廃止)。ちなみに、 現・京阪交野線を開通させた信貴生駒電鉄は、同線を私市から磐船街道に沿って生駒まで伸ばし、さらに現在の近鉄生駒線とつないで信貴山へのアクセスルートにする計画でした。

P1030042a
京阪交野市駅に到着する【18】号経路・午前便

DSCF0023
田原台1丁目バス停には奈良交通(生駒駅行き)が多く出入りする
夕方の京阪交野市駅行き出発を待つ(2002年)


DSCN0354

DSCN0360
星のブランコバス停

DSCN0357
府民の森 ほしだ園地(星のブランコ)

DSCN8335
哮橋(いかるがばし)バス停
奈良交通(私市線)は既に撤退している

DSCN8337
バス停の路線図(交野営業所管内)もかなり古いまま


DSCN9784
羽衣橋バス停
大阪府(交野市)・奈良県(生駒市)境界手前にある


P5090013a


P5090016
北田原バス停
奈良県区間では奈良交通のバス停標を間借り
「京阪バス」の文字は消える


DSCN0373
森山バス停
生駒市から四條畷市に入ったところにある


DSCN0372
中番バス停

DSCN0366
照湧バス停
四條畷市コミュニティバス「田原台二丁目」と同じ場所
田原線廃止に伴い「照湧」バス停はなくなる
コミュニティバスは京阪バス(門真営業所)が運用


DSCN8539a
おまけ 四條畷市コミュニティバス
四條畷市街地(四条畷駅ほか)と田原台地区を直結




京阪バス枚方営業所の移転工事が進行中で、来年に新車庫へ移転する見込みです。移転に伴い、近隣(枚方市北部・東部、八幡市、京田辺市エリア)の営業所再編の可能性も取りざたされています。 男山営業所はこれ以上拡張余地がないことから、廃止可能性の観測もあり、この場合枚方・京田辺の2営業所に集約されることになるでしょう。

仮に男山営業所が廃止となった場合、(新)枚方営業所の管轄エリアと運用数は大幅増となるでしょう。その場合、枚方営業所管内南部エリアの「枚方尊延寺線」と「釈尊寺団地線」の担当がどうなるのが、一つ気になるところ。

私個人的に、次の3つのケースが考えられると思います。

1)現行通り(枚方尊延寺線は【89】【89A】~【89C】を除いて枚方、釈尊寺団地線は枚方担当)
2)枚方尊延寺線は枚方・京田辺で分担、釈尊寺団地線は交野担当に復帰
3)枚方尊延寺線は一部を除いて京田辺へほぼ全面的移管、釈尊寺団地線は交野担当に復帰


2)3)の場合を考察してみたいと思います。

2)枚方尊延寺線のうち、枚方市駅(南口)発着は基本的に枚方担当としつつ、枚方市駅~穂谷方面系統(【70】【72】【78】)一部は京田辺も担当。場合によっては他系統(【63】【64】【65】)の一部便も京田辺が担当。問題は枚方市駅から京田辺営業所への回送距離でしょう(逆に枚方車庫から穂谷・天王への長距離回送が実際に設定されているが)。

3)枚方尊延寺線のうち、枚方市駅~星ヶ丘医療センター系統(【61】)のみ枚方、他は京田辺の担当に。ただし、津田駅~穂谷(【76】)は交野に移管される可能性も考えられます。過去に京阪交野市駅~津田駅~穂谷系統が運行(交野担当)されていた時期があります。交野移管となる場合、せっかくなので、交野車庫への回送目的で河内磐船駅~交野警察署前~津田駅~穂谷の新設もありかもしれません。

2)3)の場合、京田辺車庫への回送目的を兼ねて、枚方市駅~河内峠直通系統の新設を望みたいところ。京田辺市との境界にある枚方市東部公園&スタジアム(馬廻下車)へのアクセスを確保する意味合いも併せ持つことになります(性格的には出屋敷線の総合スポーツセンター発着、【15】【96】号経路と同じ)。京田辺担当になった場合の乗務員乗り継ぎ停留所は、長尾駅・津田駅・大阪国際大学・穂谷が最適でしょう。

釈尊寺団地線(【10】)が交野復帰となる場合、同じ枚方市駅南口発着の香里団地方面他系統(【1】【8】【9A】)とダイヤサイクルが異なるのが問題。そこは、適当な時間帯に車両の入れ替えで対応することになるでしょう。せっかくなので、交野車庫への回送と兼ねて、再開発進行中の星田駅まで延伸してほしいところですね(同様に【21A】の星田駅延伸もやはり望まれるところでしょう)。



交野市内を走る京阪バス。周辺他市に比べて路線規模は限定的で本数も少なく、 「1Dayチケット」を利用するときも、正直あまり交野市内へ積極的に乗車することは少ないです。

しかし、昨年秋に交野市内路線再編が行われ、また直Q京都号+京都市内方面などと組み合わせの工夫次第で、なかなか面白い乗車ルートになりそうだと思いました。幾つかのプラン例を挙げたいと思います。

【ルート1】(星田から寝屋川市駅・守口・茨木・吹田方面)
京阪交野市駅    → 南星台地区  (【20】号経路)
南星台地区     → 星田駅    (【50】号経路)

星田駅       → 寝屋川市駅  (【41B】号経路ほか)
(または)
星田駅       → 寝屋川公園駅 (【41B】号経路ほか)
寝屋川公園駅    → 寝屋川市駅  (【36】号経路ほか)

寝屋川市駅     → JR茨木東口 (【12】号経路)
(または)
寝屋川市駅     → 大日駅    (【1】【6】号経路ほか)
大日駅       → JR吹田   (【9A】号経路)

【ルート2】(星田から京都市内へ)
京阪香里園     → 星田駅    (【15】号経路)
星田駅       → 十条駅    (直Q京都号)
十条駅       → 醍醐寺    (【301】号経路)
醍醐新町      → 醍醐バスターミナル
醍醐バスターミナル → 中書島    (【6】号経路)     

【ルート3】(河内磐船から京都市内へ)
京阪交野市駅    → 京阪交野市駅 (【20】号経路)
京阪交野市駅    → 河内磐船駅(【19】号経路、住吉神社前経由)
(平日11:47、13:47発、土休日11:47、12:47、13:47発のみ)
星田駅       → 十条駅    (直Q京都号)
十条駅       → 醍醐寺    (【301】号経路)
醍醐新町      → 醍醐バスターミナル
醍醐バスターミナル → 中書島    (【6】号経路)

【ルート4】(河内磐船・松井山手・久御山・中書島方面)
京阪交野市駅    → 南星台地区  (【20】号経路)
南星台地区     → 星田駅    (【50】号経路)
星田        → 松井山手   (JR学研都市線)
松井山手駅     → まちの駅イオン久御山
                   (京都京阪バス【17】【17A】)
まちの駅イオン久御山 → 西大手筋  (京都京阪バス【25】)
西大手筋       → 醍醐バスターミナル (【6】号経路)
醍醐バスターミナル  → 四条河原町

【ルート5】(住道・萱島方面)
京阪交野市駅    → 星田駅    (【15】号経路 または 直Q)
星田        → 住道     (JR学研都市線)
JR住道      → 萱島     (近鉄バス【39】【44】番)
萱島        → 香里園    (京阪電車)
京阪香里園     → 津田駅    (【14】号経路)
津田駅       → 穂谷口    (【72】号経路ほか)
穂谷口       → 近鉄新田辺  (【89】号経路ほか)


もちろん、直Q京都号や鉄道、他社バスで京阪バス「1Dayチケット」の利用は不可ですが、心ばかりの追加出費で思いも寄らぬ行動ルートの範囲が広がるものです。



DSCN9905a

枚方市には珍しい地名、変わった地名が多く存在します。中でも特に面白いのは、「茄子作(なすづくり)」ではないでしょうか?

茄子作という地は、枚方市中南部に位置し(枚方市駅から南3~4km)、東・南は交野市、西は香里ヶ丘(香里団地)と呼ばれる地域に隣接。旧・交野郡川越(かわごし)村のメイン地域でした。「茄子作」を冠する町名には、茄子作1~5丁目、茄子作北町、茄子作東町、茄子作南町があります。京阪バスのバス停に「茄子作口」「茄子作住宅」「茄子作北町」があり、枚方市駅で「茄子作住宅・釈尊寺団地」という経由・行先のバス(【10】号経路)を見かけることもあるかと思います。

茄子作と呼ばれるエリアは天野川西岸の河岸段丘~香里丘陵地帯にあたり、起伏のある小高い地形です。昔ながらの民家集落の残るエリア(藁葺き・茅葺き屋根の旧家も現存し、スケッチに訪れる人も多いとか)、田畑の広がるエリア、現代的な団地・住宅地・マンションの密集するエリアに棲み分けられています。

さっそく気になる「茄子作」の由来。昔、野菜の茄子をこの地で作っていたとか、その他諸説はあるが、次の説が有力のようです。平安時代、惟喬親王(これたかしんのう)の狩猟用に鷹に付ける名鈴(なすず)をつくらされた村が名鈴作村で、転じて「茄子作村」になった、と。ちなみに、茄子作の畑で実際にナスを栽培している農家さんもいらっしゃるようです。

DSCN9908
茄子作公民館(左)と茄子作ふれあい市場(右)

DSCN9914
茄子作保育園

DSCN9909

DSCN9912
茄子作 春日神社

『ぶらり珍地名の旅』(今尾恵介)に「茄子作」の話が載っています。地元民として少し鼻が高いですね。

nasuzukuri
茄子作と周辺地図


ふらり珍地名の旅 (単行本)
今尾 恵介
筑摩書房
2015-02-19

 


DSCN9806a

この秋、星田駅~ほしだ園地(星のブランコ)の無料送迎バスで使用された車両です(10月31日で運行終了)。

ワゴン車のような車両(病院、福祉施設や教習所などの送迎バスで見かけるタイプのもの)が使用され、社番A-9001が振られていました。


京阪バス交野営業所管内のダイヤ改正が2022年10月22日(土)に実施される予定です。

主な変更内容は下記の通りです。

1)新設【20】を下記経路で運行
京阪交野市駅~京阪交野タウン~南星台循環(妙見口→星田九丁目→南星台一丁目→妙見口)~京阪交野タウン~京阪交野市駅

2)新設【50】を下記経路で運行(【51】号経路の一部便を変更)
(始発~12時帯):星田駅→南星台循環(南星台一丁目→星田九丁目→藤が尾団地)→
         コモンシティ星田→星田駅
(13時帯~終発):星田駅→コモンシティ星田→南星台循環(南星台一丁目→星田九丁目→
         藤が尾団地)→星田駅

3)【19】(京阪交野市駅~住吉神社前~河内磐船駅)は11時~13時帯のみの運行(平日2往復、土休日3往復)

4)【16】(京阪交野市駅~河内磐船駅~南星台循環)廃止(南星台へは星田駅からのバスに変更)

5)津田サイエンスヒルズ線の大幅減便、【4A】(平日1便のみ)廃止
 
6)【45B】は一部便を除き寝屋川団地~星田駅系統での運行に(コモンシティ星田発は廃止)



京阪交野タウン(フレンドタウン交野)乗り入れ、南星台地区路線の事実上復活など前向きの印象を受けました。星田駅北口の再開発と駅前バス広場整備が背景にあるものと考えられます。

一方、河内磐船駅発着路線の大幅減便、津田サイエンスヒルズ線のいっそうの減便が気になりました。【19】号経路の大幅減便も衝撃的です。

これに伴い、河内磐船駅発着のバスは、ほぼ直Q(京都駅八条口行き)のみとなり、特に土休日の一般路線は【19】号経路3本だけに。直Qについても、本年5月に星田駅乗り入れを開始したため、近い将来同駅乗り入れの本格化と引き換えに河内磐船駅経由廃止の可能性もありそうです(現在は様子見の段階でしょう)。

https://www.keihanbus.jp/news/sysimg/01153/link_e45oM.pdf


京阪枚方市駅からJR四条畷駅までのバス乗り継ぎルートを考えてみました。

かつて、両地点間を結ぶバス(京阪バス【43】号経路ほか)がありましたが、16年ほど前に廃止。 現在、同じルートでの乗り継ぎも難しいです。

2022年9月現在の可能な乗り継ぎルートを幾つか挙げてみたいと思います。

【ルート1】
枚方市駅      → 京阪香里園  (京阪バス【1】【9A】)
京阪香里園     → 寝屋川市駅  (京阪バス【22】【26】ほか)
寝屋川市駅     → 四条畷駅   (京阪バス【19A】【20A】【33】【37】)

【ルート2】
枚方市駅      → 京阪香里園  (京阪バス【1】【9A】)
京阪香里園     → 寝屋川市駅  (京阪バス【22】【26】ほか)
寝屋川市駅     → 京阪大和田駅 (京阪バス【14】)
京阪大和田駅    → 四条畷駅   (京阪バス【21】)

【ルート3】
枚方市駅      → 京阪香里園  (京阪バス【1】【9A】)
京阪香里園     → ビバモール寝屋川 (京阪バス【25B】)
ビバモール寝屋川  → 寝屋川公園駅 (京阪バス【41B】【47B】)
寝屋川公園駅    → 西方寺    (京阪バス【36】ほか)
西方寺       → 明和     (徒歩5分程度)
明和        → 四条畷駅   (京阪バス【37】)

やはり、京阪香里園・寝屋川市駅経由が本数も多くて最速のようです(【ルート1】)。

かつての【43】号経路(星田線)に近いルートの一例として、【ルート3】を挙げました。一番のハードルは、寝屋川公園駅~忍ヶ丘駅で、この2地点間を結ぶ路線はほぼ皆無。ただ、「西方寺」と「明和」を徒歩で乗り継ぐことで、何とか行き来ができます(バスの本数は少ないので、事前に時刻を調べるほうが無難)。

saihoji-meiwa
【図1】西方寺・明和バス停付近地図

せっかくなので、【43】号経路に最も近い乗り継ぎルートも挙げましょう。

【ルート4】
枚方市駅      → 高田  (京阪バス【9A】)
高田        → 星田駅 (京阪バス【15】)
星田駅       → 寝屋川公園駅(京阪バス【41B】【47B】)
寝屋川公園駅    → 西方寺    (京阪バス【36】ほか)
西方寺       → 明和     (徒歩5分程度)
明和        → 四条畷駅   (京阪バス【37】)

四条畷駅から先、近鉄バスを乗り継いで東花園駅および河内山本駅まで行くことも可能です。また、【ルート2】(大和田経由)の途中、京阪萱島駅前で近鉄バスに乗り換え、近鉄八尾まで足を伸ばすこともできます。



JR星田駅や京阪私市駅から、「星のブランコ」で有名な大阪府民の森・ほしだ園地へ無料送迎バスを運行中です。

運行期間は2022年8月20日~10月31日。途中の停留所は、

星田駅~星田北二丁目(フレンドタウン交野)~京阪私市駅~星のブランコ

で、途中停留所での降車はできません。要予約(専用アプリのみ可)です。運行会社は京阪バス。

運行ダイヤは1日8往復。時刻表は下記URLパンフレットをご覧ください。

https://www.city.katano.osaka.jp/docs/2022081800018/



京阪寝屋川市駅~枚方市駅間のバス乗り継ぎルートを、改めて検討してみたいと思いました。

京阪バス「1Dayチケット」などを使いこなしている方なら、手慣れたものかもしれませんが、まず次の2ルートが最速で定番でしょう。

(ルート1)
寝屋川市駅   ~ 京阪香里園  
              (京阪バス【22】号経路:成田山不動尊経由)
京阪香里園   ~ 枚方市駅   (京阪バス【1】または【9A】号経路)

(ルート2)
寝屋川市駅   ~ 京阪香里園(西口)
              (京阪バス・音羽町線【26】【26A】号経路)
京阪香里園   ~ 枚方市駅   (京阪バス【1】または【9A】号経路)


運行本数も概ね20分間隔(音羽町線は30分間隔)で、比較的やさしいルートです。

もう少し凝ったルートだと、以下も可能です。

(ルート3)
寝屋川市駅   ~ 京阪香里園(西口) (京阪バス【55】号経路:点野経由)
京阪香里園   ~ 枚方市駅   (京阪バス【1】または【9A】号経路)

(ルート4)
寝屋川市駅   ~ 高田1丁目(京阪バス【21A】号経路:寝屋川団地経由)
高田1丁目   ~ 高田   (徒歩)
高田      ~ 枚方市駅 (京阪バス【9A】号経路)

(ルート5)
寝屋川市駅   ~ 阪急茨木南口 (京阪バス【12】号経路)
阪急茨木    ~ 枚方市駅   (京阪バス【7】号経路ほか)


(ルート3)は(ルート2)と似ているが、【55】号経路の運行本数は2時間に1本なので、少々難しいでしょう。

(ルート4)も、【21A】号経路の運行本数は少ない(昼間帯80分間隔)ですが、良いタイミングでこれに当たれば、高田1丁目~高田間の徒歩連絡の手間はあるものの、香里園経由の(ルート1)と所要時間はほぼ同じぐらいです(うまくいけば先回りできるかもしれません)。

少し大回りですが、淀川を渡って茨木経由のルートも可能です。

かつて、寝屋川市駅と枚方市駅を結ぶ【16】号経路(旧1号線経由)が運行され、また比較的最近まで星田駅経由の乗り継ぎルートも可能でした。

さらにもう少し面白そうな例を挙げてみたいと思います。

(ルート6)
寝屋川市駅   ~ 淀川河川公園※ (京阪バス【55】号経路)
(または)
寝屋川市駅   ~ 太間公園   (京阪バス【11】号経路)
太間公園~淀川河川公園~伊加賀小学校 (淀川河川敷ウォーキング)
伊加賀小学校  ~ 枚方市駅   (京阪バス【16】号経路)

(ルート7)
寝屋川市駅   ~ 上鳥飼北   (京阪バス【12】号経路)
上鳥飼北    ~ 柱本団地   (徒歩)
柱本団地    ~ JR高槻駅南 (高槻市営バス)
JR高槻    ~ 枚方市駅   (京阪バス【1】号経路ほか)


(ルート6)は淀川河川敷ウォーキングを兼ねてのもので、健康づくりにもよいでしょう。かつての前出【16】号経路に最も近いルートとなります。寝屋川市駅からは、【11】号経路(太間公園行き)のほうが本数も多く、距離も短いです。

上鳥飼北~柱本団地~高槻まわりも、試す価値はありそうですね。

neyagawa-hirakata-bus

※「淀川河川公園」バス停は京阪香里園行きのみ停車



京阪香里園とJR星田駅を結ぶバスは、京阪バス【15】号経路が昼間時間帯を中心に運行されています。 【15】号経路は高田・京阪交野市駅・星田北5丁目経由で、やや遠回りのルートを取っています。

実は2本のバスを乗り継いで近道ルートをたどることができます。次の2ルートがそれです。

(ルート1)
京阪香里園   → 三井団地  (京阪バス【22】【25】【25B】)
三井団地    → 寝屋川団地 (徒歩)
寝屋川団地   → 星田駅   (京阪バス【40】【45B】)

(ルート2)
京阪香里園    → ビバモール寝屋川 (京阪バス【25B】)
ビバモール寝屋川 → 星田駅      (京阪バス【41B】【45B】【47B】)


香里園~三井団地間は【22】号経路が20分間隔で最も本数が多いです。三井団地~寝屋川団地間は徒歩での通り抜けが可能です。寝屋川団地~星田駅方面の【45B】号経路(ビバモール経由)は1時間に1~2本(等間隔ダイヤではありません)。【40】号経路(朝・夜のみ)はビバモールを通りません。

P2120022
寝屋川団地 バスのりば

【25B】(香里園~ビバモール)は毎時1本、ビバモール~星田駅間は前出【45B】を含めて毎時1~3本ですが、ビバモールののりばは離れているので注意(【25B】のみ西のりば)。一つ手前の「三井秦団地」で乗り継ぐことも可能です。【41B】【47B】号経路にそのまま乗車して寝屋川公園駅まで行くこともできます。

なお、【15】号経路(交野市駅経由)は40分間隔の運行です。もし乗り遅れた場合、上記の乗り継ぎルートを使うのも手です。この乗り継ぎルートは、星田駅(JR学研都市線)から成田山不動尊へ参詣するときにも活用すればよいかもしれません。

korien-hoshida



10syakusonji


京阪バス釈尊寺団地線【10】号経路。

枚方市駅(南口)から香里橋・茄子作住宅を経て釈尊寺団地を結びます。主な停留所は、

枚方市駅南口~田宮~香里橋~藤田川~茄子作住宅~釈尊寺団地

で、全区間枚方市内。運行開始は1977年、公団釈尊寺団地入居開始時でした。当初香里団地営業所(廃止)の管轄で、運行経路も現在と異なり、

~藤田川~高田~春日宮ノ前~釈尊寺団地

という迂回ルートだったようです。

当路線は1978年交野営業所開設以降、 一貫して同営業所の管轄でした。運行ダイヤも昼間時間帯は20分ヘッドが基本。

2022年4月1日ダイヤ改正で、釈尊寺団地線には大きな転機が訪れました。前日を最後に香里団地営業所(藤田川バス停前)が閉所され、香里団地エリアの路線は一部を除いて交野営業所の担当となりました。「一部を除く」というのは、交野(営)担当だった当・釈尊寺団地線のこと。釈尊寺団地線は枚方営業所に移管されるとともに、運行ダイヤも20分ヘッドから30分ヘッドに減便。

釈尊寺団地線が枚方営業所に移管されるのは、寝耳に水でしたね。枚方(営)に移管された理由として、次のことが推察できます。

1)枚方車庫から釈尊寺団地への回送経路がほぼ大阪府道18号線の一本道
2)交野営業所の運用が大幅増
3)香里団地方面の他系統(20分ヘッド)とダイヤサイクルが異なる


釈尊寺団地線は距離的に交野車庫が最寄で最適だろうと思いきや、交野営業所の香里団地エリア運用が大幅に増えることから、余裕のある枚方営業所に移管しようということなのかもしれません。

しかし、それ以上に重要と考えられるのはダイヤサイクル。香里団地エリアの路線系統は各20分ヘッドが基本ですが、釈尊寺団地線が30分ヘッドに変更される以上、むしろ枚方営業所管轄のほうが効率的だろう、と。実際、枚方市駅南口発着の枚方尊延寺線(津田・長尾・穂谷方面)は30分ヘッドが基本なので、共通運用を組みやすいでしょう。

ただ、今後の香里団地エリアの運用数次第で、【10】号経路の交野復帰(あるいは香里団地他系統の枚方移管)の可能性も考えられます。

keihanbus-syakusonji-10
釈尊寺団地線【10】号経路と車庫への回送推定経路

交野営業所開設前、枚方営業所は香里団地や交野・寝屋川・四條畷市方面の路線も受け持っていました。星田線【41】【43】号経路、寝屋川団地線【21】号経路、田原線【18】号経路です(いずれも交野に移管)。今回、枚方営業所の香里団地エリア乗り入れは、1978年以来44年ぶりということになります。

しかし、釈尊寺団地線の経路を枚方車が営業走行するのは、実は今回が初めてではありません。比較的最近の話ですが、直Q京都号・【京都交野なんば線】のうち、釈尊寺団地線のルートで藤田川・枚方市駅南口に乗り入れる便が1往復だけ設定されており、当該便は枚方受け持ちだった時期があります(→現在は洛南営業所の担当)。


P2130004a

京阪バス香里団地営業所が2022年3月31日で閉鎖すると発表されました。4月1日より、香里団地担当路線は交野営業所に移管するとのことです。同日ダイヤ改正も実施されます。
https://www.keihanbus.jp/news/sysimg/01051/link_hM68M.pdf

既に香里団地営業所の窓口閉鎖が発表されており、同営業所の路線を交野または枚方営業所に移管するとの見方が有力になっていました。大方の予想通り、交野営業所への移管が決まりました。関西医大病院行き(【1A】号経路)も交野が担当することになると、枚方市駅北口ロータリーを交野車が通過することにもなりますね。

ここで一つ気になるのは、交野担当の【10】号経路・釈尊寺団地線。1977年の開通から1年間だけ香里団地営業所の担当だったが、交野営業所の新設以降、一貫して交野管轄です(交野移管前後に一部運行経路も変更されました)。最近、釈尊寺団地方面に枚方営業所の教習車が入っているのを何度か見かけたので、釈尊寺団地線は枚方に移管されるシグナルなのでしょうか? 回送距離などを考えたら現行の交野担当が最適だと思うのですが、香里団地線を挙って交野に移管することで運用数が大幅増加するため、比較的余裕のある枚方営業所に回そうということなのかもしれません。枚方車庫からの回送ルートは、府道18号線(枚方交野寝屋川線)を走るのでしょう(→かつての【14】号経路・村野浄水場循環を彷彿とさせますね)。
 



P2130005a

仮に京阪バス香里団地営業所が枚方・交野の両営業所へ移管するとなれば、それぞれの管轄路線はどうなるのか、とても気になります。

私個人的に、次の分担が現実的であるように思います。

【香里団地線】(1・1A・2・3・4・5・6・8)
枚方営業所(1号経路の一部、交野営業所持ちもあり)

【津田香里線・釈尊寺団地線・星田線】(9A・10・43A)
交野営業所

【東中振線・山之上線】(い・ろ・13)
交野営業所 または 枚方営業所


釈尊寺団地線(10)・星田線(43A)は全便交野営業所管轄です。交野営業所開設は1978年と比較的新しく、同営業所設置前、星田線(枚方市駅~四條畷)は枚方営業所、釈尊寺団地線は香里団地営業所の担当でした(釈尊寺団地線の開通は1977年。したがって設定当初1年間だけ香里団地が担当)。仮に香里団地営業所が閉鎖となれば、ある意味、交野営業所開設以前の運用体制に戻ると言えるかもしれません。ちなみに、寝屋川団地線(21)や田原線(18)なども、枚方営業所が広域担当していました。

交野管内については、京阪交野市駅の空洞化や津田サイエンス・南星台地区の大幅減便が気になるところ。かつて香里園~津田駅系統(9)の通っていた住吉神社や交野農協前も、今や【19】(交野市駅~河内磐船駅)が2時間に1本しか来なくなりました。一方、星田駅前の再開発に伴う活性化が期待され、直Qの乗り入れも望まれるところでしょう。今一つつかみどころのない【15】(香里園~交野市駅~星田駅)や【21A】(寝屋川市駅~寝屋川団地~高田1丁目)も、星田駅前再開発を見越しての布石と言えるかもしれません。

イオンモール四條畷系統(30・35号経路)は、全面的に門真営業所に移管ということも考えられそうです(四條畷電通大発着系統30Aは全便門真担当)。

枚方営業所が香里団地エリアを全面的に受け持つとなれば、同じ枚方市駅南口発着の枚方尊延寺線(津田・長尾・穂谷方面)との共通運用も設定されるかもしれません。この場合、尊延寺線は穂谷発着系統を中心に、再び京田辺営業所との分担になることも、私個人的に期待しています。あるいは、尊延寺線を全面的に京田辺移管するとか? 

津田サイエンス関連では、枚方市駅からの乗り入れが欲しいところ。【65】(枚方市駅~大阪国際大学)あたりを津田サイエンス経由にできないものでしょうか?


京阪バス香里団地営業所の窓口業務(定期券・乗車券販売、案内業務)が2022年3月31日に終了する予定です。

今後、定期券の購入は、

枚方市駅案内所、京阪香里園案内所、交野営業所窓口

などを利用することになります。

https://www.keihanbus.jp/news/sysimg/01016/link_z71yx.pdf


ここ2年の間、小型車運用の山之上線・東中振線が交野営業所に移管されたり、車内掲示の路線図・運賃表が香里団地・交野営業所の1枚に統合されるなどの動きがあり、今後が気になります。


DSCN8793a

京阪バス交野営業所所属のJ-BUS・ブルーリボンⅡ(N-3217)。

もともと、交野営業所にはブルーリボンⅡが結構な数だけ配置されていたが、2020年減便ダイヤに伴う転属で、地味に数を減らしています。現在、同営業所に配置されているブルーリボンⅡ・エルガⅡは、

N-3217、3218、6204、6205、3291、3292

の合計6台だけだったかな。N-3291は最近までイオン四條畷ラッピング車でした。



DSCN8702

寝屋川市のJR学研都市線(寝屋川公園-星田)沿線にあった大阪府結核予防会「大阪病院」。寝屋川支援学校の東隣でした。

2021年7月より、寝屋川市打上高塚町に移転と合わせ、「大阪複十字病院」に改称されました。JR寝屋川公園駅から西へ400mの場所(明和小学校北)です。

府道20号線を走る京阪バスに「大阪病院前」(寝屋川市大谷町 / 交野市星田6丁目)があるが、2021年9月のダイヤ改正で改称されるようです(by 寝屋川市広報)。「大谷町」に改称されます。

「大阪病院」といえば、京阪バス交野営業所車両の広告看板でお馴染みでした。
 
a-3028

(注1)下のHR(A-3028)の画像の出典は、『バスジャパン・ハンドブック 17』(1993)です。


DSC_0073

京阪バス「星田北六丁目」バス停(交野市)。

交野営業所に近く「交野車庫」停留所の隣。当停留所には入出庫系統が1日合計2本が発着するのみです(土休日運休)。該当系統は、

(北行き)
 【43A】交野車庫発枚方市駅行き(06:41発)

(南行き)
【9(深夜バス)】京阪香里園発交野車庫行き(24:07発)


京阪香里園発の【9】号経路は「深夜バス」で運賃倍額なので注意。

以前は、枚方市駅と星田駅・四條畷を結ぶ【43A】号経路が1日数本発着していましたが、周辺はもともと工場や田畑のみで民家が少ないこともあり、利用客はほぼゼロの状態でしょう。


n-1099

DSC_0065

京阪バス香里団地営業所に1台だけ残るエアロミディ10.5m車、N-1099(KK-MK27MA)。

N-1099は2004年納車の最古参となりました。

香里団地営業所には2003~04年にかけて、同形式車両が5台(N-1082・1083・1084・1085・1099)配置されました。当初、香里団地でのエアロミディには驚かされたものですが、ノンステップ化促進の立役者として、同営業所生え抜きで重宝されていました。N-1082~1085の4台は既に引退しています。

一時期、京阪バス大阪地区において相当の勢力を保っていた形式ですが、大型ノンステップ車(ブルーリボン、エルガ)の相次ぐ投入に押され、今では3台(N-1099、1101、1105)残るのみとなりました。

全廃も秒読み段階ですが、2021年7月現在もまだ3台が残っているのは奇跡的です。特に香里団地のN-1099は管内エリアが狭いこともあって遭遇する確率が高いです。そして先日、枚方のN-1101を招提線【38】号経路の運用で見かけました。


京阪バス星田線【45B】号経路。

寝屋川団地と星田駅方面をビバモール寝屋川経由で結ぶ路線系統です。主な停留所は、

寝屋川団地~寝屋~ビバモール寝屋川~星田駅~南旭町~星の森~星田山手~コモンシティ星田

京阪電車との接続はなく、JR片町線(学研都市線)のみに接続します。

寝屋川団地~星田駅方面の路線系統関連の沿革は、2002年の【40】号経路(寝屋川団地~星田駅)新設に始まります。【40】号経路は星田駅快速停車に合わせ、寝屋川市寝屋川団地・寝屋地区住民のJR利用増を見込んで運行開始。JR東西線開通(1997年)以降、学研都市線から尼崎・神戸・宝塚方面へ一本の電車で結ばれるようになって利便性が飛躍的アップ、京阪電車(本線・交野線)からJRへの旅客移転も相当量あったものと思われます。

2006年8月、【45】号経路(寝屋川市駅~寝屋川団地~ビバモール寝屋川)を新設。 【21】【40】【51】号経路を1本につなげた路線系統でした(寝屋川団地手前の「寝屋」に運賃区間境界がある関係上、整理券番号と運賃の逆転現象が見られた)。しかし、【45】号経路は2011年ビバモール寝屋川開業に伴うダイヤ改正で、現【45B】号経路に短縮再編され、およそ5年の短命に終わりました。

現行ダイヤでは【45B】号経路は概ね90分間隔の運転です。星田駅~コモンシティ星田の区間便として、【51】号経路が終日運行されています。なお、【40】号経路は朝夕時間帯のみの運行です(【40】号はビバモール寝屋川を通りません)。

ローカル線からせっかく大出世マジックを遂げた学研都市線も、ここ10年ほど、昼間時間帯の快速を尼崎・塚口折り返し、および四条畷以東各駅停車の「区間快速」にして減便するなど、後退傾向が続いています。一方、東寝屋川駅前の再開発事業と合わせ「寝屋川公園」駅に改称したり、また交野市星田北地区の土地区画整理事業も進行中で星田駅周辺の発展が見込まれ、沿線の再活性化が期待されます。これに合わせ星田地区のバスも大きく変わるようです。


京阪バス交野営業所管内の希少価値路線、【23】号経路<三井団地→寝屋川市駅>

本路線系統は【22】号経路<京阪香里園~三井団地~寝屋川市駅>の区間便で、平日ダイヤに片道1本のみ(三井団地6:36発)設定されています。途中の主な停留所は、

三井団地→三井→同志社香里→田井→寝屋川警察署前→秦北口→初町→寝屋川市駅(東口)

以前は逆方向の便もあったが、2010年の時点では片道運行(西行き)となっていました。寝屋川市駅付近の運行経路も現在と異なり、

~寝屋川警察署前~寝屋川市役所前~八坂本通(西行き)/ 八坂神社前(東行き)~寝屋川市駅

で、【22】号経路もこれと同じルートでした(ちなみに寝屋川団地線【21】号経路は【22】【23】と違って「八坂本通」は通らず、少し複雑)。



京阪バス津田サイエンス線。

枚方市津田山手・くにみ坂・サイエンスヒルズへのバス路線が開通したのは2005年でした。住宅地開発が進み地域の人口増加が見込めることから、津田駅東口を拠点に、循環路線が小型車で運用開始。津田山手には天然温泉スパバレイ枚方南もオープンし、人気スポットとなります。運行開始当初、枚方営業所の担当だったが、2009年京田辺営業所に移管されました。

その後、第二京阪学研枚方東-門真間開通および周辺道路の整備に伴い、また津田サイエンスにおける府立北大阪技術専門校の開校に合わせ、津田サイエンス線に梃入れが行われます。

2013年春、交野市の河内磐船駅を起点に津田サイエンス地区への路線を拡充(その下準備として2012年6月、交野警察署開署に合わせ交野市青山地区への乗り入れ開始。【9C】香里園~交野市駅~倉治~交野警察署前~河内磐船駅系統を新設)。京田辺に加え交野営業所の大型車も充当されるようになります(該当系統は【4】【4A】【5】号経路)。なお、津田駅東口経由の便については小型車の限定運用であり、土休日は全て小型車での運用でした(土休日ダイヤは全便京田辺管轄)。

従来交野営業所の担当だった【17A】号経路(津田駅~交野市駅~河内磐船駅)のうち、平日朝1便の河内磐船行きのみ京田辺の担当に変更され、津田サイエンス線の回送を兼ねていました。

このダイヤ改正と同時に、津田駅・河内磐船駅を中心エリアとする「津田・磐船地区」定期が新設され、津田サイエンスも範囲に含まれています。

2013~14年が津田サイエンス線の「最盛期」だったと言えるでしょう。

転機は2014年9月。京田辺営業所の津田サイエンス線での大型車運用は撤退、以降小型車のみに(京田辺・交野両管内において部分的に路線ダイヤ変更が実施され、津田サイエンス線のほか、淀長岡京線の時刻変更、および香里団地線【13】号経路の新設などを実施。京田辺担当の【17A】号経路は交野に復帰)。京田辺の小型車は2014年当時、津田サイエンス線や松井山手・東ローズ線に加え、京阪シティバス(廃止)から復帰して迎えた淀山崎線・京都南部線などの運用も持ち、遠く淀・大山崎・京都駅八条口まで足を伸ばし、緑色の京阪宇治交通引継車(U-1151)も所属していました。

津田サイエンス線は以降、年々減便を重ねるようになり、特に土休日は2時間以上バスが来ない時間帯も発生。

そして2018年春、関西外大穂谷キャンパス閉校に伴う路線再編などに合わせ、津田サイエンス線は小型車運用を含め全便交野営業所に移管されました。寝屋川音羽町線(「タウンくる」)も同時に寝屋川営業所から交野に移管され、津田サイエンス線と共通の小型車運用に。バス空白地帯の枚方市春日地区へ試験的に【11】号(京阪交野市駅~津田駅)も新設され、サイエンス線の回送も兼ねて小型車で運用されるが、利用状況は芳しくなく1年余りで廃止に。

2020年10月ダイヤ改定では、津田サイエンス線は土休日運休になりました。東中振線・山之上線(香里団地営業所管轄)まで交野営業所に移管され、津田サイエンス線・寝屋川音羽町線と共通で使用されています。

私個人的に、枚方市駅~大阪国際大学・穂谷方面行き系統を津田山手地区に乗り入れることはできないものかと思っています。


2020年10月京阪バス交野営業所管内ダイヤ改正で、枚方市駅発着の星田線【43】【43A】号経路は大幅減便が行われました。

【43】【43A】号経路は、もともと枚方市駅~四条畷駅間のロングラン系統だったが、2006年8月、枚方市駅~星田駅間に短縮。合わせて平日ダイヤのみの運行に減便されました。以降、14年間ほぼそのままの運行体制を維持。2015年に東香里新町~野口間の経路変更が行われました(「高田」バス停をショートカット)。

現在、【43】【43A】号経路は、以下のダイヤで運行されます。

(平日)
【43A】交野車庫 06:40発 → 枚方市駅   07:01

(土休日)
【43】   交野車庫 15:40発 → 京阪交野市駅 15:50


いずれも交野車庫発の片道運行で、明らかに入庫を兼ねたものですね。土休日の【43】京阪交野市駅行きの便は、【18】田原台一丁目行き(京阪交野市駅16:00発)に化けます。

平日の【43A】枚方市駅行きの折り返しは回送と推定されます。

現在、枚方市駅発の交野営業所担当系統は、実質的に【10】号経路・釈尊寺団地線と【ろ】山之上線の2系統のみ(ほかの【1】【9A】の間合いはあるかな?)。【ろ】は香里団地営業所から移管され、専用の小型車で運用されます。

【43A】号経路・<枚方市駅~交野車庫>が新設されたのは1990年秋だったようです。当初、交野車庫発枚方市駅行きの片道1便のみだったのが、翌年1991年春より昼間時間帯に数本増発。しかし、1999~2000年ごろより減便傾向が続き、現ダイヤでは1990年新設当初と同じ片道1便のみの運行です。


京阪バス香里団地・交野・門真営業所(四條畷市コミュニティバス含む)管内のダイヤ改正が2020年10月9日(金)に実施される予定です。 

(香里団地営業所)
https://www.keihanbus.jp/pdf/t2020/local_20201009_kouri.pdf
(交野営業所)
https://www.keihanbus.jp/pdf/t2020/local_20201009_katano.pdf
(門真営業所)
https://www.keihanbus.jp/pdf/t2020/local_20201009_kadoma.pdf
(四條畷市コミュニティバス)
https://www.city.shijonawate.lg.jp/uploaded/attachment/11837.pdf

今度のダイヤ改正は、朝と夜~深夜時間帯を中心に減便される系統が多いです。特に注目すべき変更点は、

○【7】<京阪香里園~開成小学校・藤田川循環>廃止

○津田サイエンス線土休日運休

○星田線【43】【43A】は、交野車庫→枚方市駅(平日)と交野車庫→京阪交野市駅(土休日)の各1便を除いて廃止

○東中振線・山之上線(【い】【ろ】)は香里団地営業所から交野営業所に移管

○【19】<京阪交野市駅~住吉神社前~河内磐船駅>は概ね2時間毎に減便

○【30】<寝屋川市駅~イオンモール寝屋川>は昼前の時間帯に毎時1本に減便(【30A】は毎時2本を維持)

○【35】<寝屋川市駅~忍ヶ丘駅~イオンモール四條畷>の昼間時間帯大幅減便(10~14時台の運行無し)

○【21】<京阪大和田駅~四条畷駅>は10~13時台毎時1本に減便

○23時30分以降に発車する便は「深夜バス」(運賃倍額)に変更

○「東小学校北」(四條畷市)を「南野六丁目」に改称

○四條畷市コミュニティバスの経路変更、イオンモール四條畷への乗り入れ開始



最終便が軒並み繰上げとなる中、「深夜バス」の発車時刻も繰上げとなります。香里団地・交野管内では、

【1】京阪香里園(23:38発)→藤田川
【3】枚方市駅(23:34、23:57発)→藤田川
【9】京阪香里園(23:30発)→京阪交野市駅
【9】京阪香里園(23::50)→交野車庫


「深夜バス」として運行されます。釈尊寺団地線【10】号経路の平日最終便(枚方市駅23:46発)はそのまま減便です(枚方市駅23:19発に繰り上げ)。

星田線【43】【43A】号経路は改正前は土休日運休のところ、改正後は土休日の午後、交野車庫(15:40)発京阪交野市駅行きが新設されるのは意外です。交野市駅からは同じく土休日のみ運行の田原線【18】号経路に変わるものと思われます。

東中振線・山之上線が交野営業所に移管されるのは何よりのサプライズで、恐らく小型車運用を交野営業所に集約(津田サイエンス線、音羽町線と共通化)するためと思われます。

【7】号経路の廃止により、香里団地の「開成小学校前」には昼間バスが来なくなります。代わりの最寄バス停(「桑ヶ谷」「香里橋」「香里ヶ丘三丁目」)まで徒歩の上、枚方市駅・枚方公園駅前・京阪香里園各方面行きバスに乗車することになります。


京阪バス交野営業所【47B】号経路。

【47B】号経路は、寝屋川市駅~観音橋~三井秦団地~ビバモール寝屋川~星田駅~寝屋川公園駅(旧・東寝屋川駅) を結ぶ路線系統ですが、平日朝・片道1本だけ、同じ系統番号を名乗る、三井秦団地始発忍ヶ丘駅行きの便があります(三井秦団地6:30発)。

この運行経路について、三井秦団地~ビバモール寝屋川~星田駅~寝屋川公園駅間は、他の【47B】号経路と同じルート。ここから先、忍ヶ丘駅まで直通する唯一の便です。寝屋川公園駅からのルートは、

明和小学校前→笠松→西方寺→明和→高倉→正縁寺→忍ヶ丘駅

で、かつて【41】【43】号経路(四条畷駅行き)が走っていた大阪r20旧道(東高野街道)を直進せずに迂回ルートを取っているのもユニークですね。運行経路は一部変わったものの、寝屋川市駅~忍ヶ丘・四條畷まで直通していた時代の【41】号経路の面影をとどめていると言えます。

忍ヶ丘駅到着後、【35】号経路・寝屋川市駅行きに変わるようです。


奈良交通【82】系統<生駒駅北口~北田原>

近鉄生駒駅(北口)から北条・新生駒台北口を経て、国道168号線(磐船街道)を北へ走り、大阪府交野市との境界手前の北田原まで行く路線系統です。

主な停留所は、

生駒駅北口~生駒郵便局~俵口~俵口阪奈中央病院~北条~松美台~新生駒台北口~南田原~出店~山口川~下田原~北田原

で、生駒駅南口発着・田原台(四條畷市)方面行き(【79】【96】【97】系統ほか)と経路は似ているが、俵口阪奈中央病院以北は別ルートとなるので注意。また、生駒駅北口~新生駒台北口~出店間には生駒台循環系統および学研北生駒駅行き(【77】【189】系統)の系統も走っています。

山口川~北田原間には、京阪バス田原線【18】号経路も運行されており(土休日のみ2往復)、京阪私市・交野市駅まで乗り継ぐことも可能です。かつて、京阪私市~東生駒間を磐船街道経由で結ぶ奈良交通【67】系統が運行され、京阪交野線(旧・信貴生駒電鉄枚方線)生駒延伸計画をバスで実現していましたが、2002年廃止。山口川付近の国道では、このほか、四條畷市コミュニティバス(京阪バス)も通るが、コミュニティバスは国道168号線には停車しません。

運行ダイヤは毎時1本。北大和営業所の管轄です。


DSCF0002b


京阪香里園駅前・旧広場です。

狭い広場の中をバス・タクシーが出入りしていましたね。

バスのりばは、府道(r21)東側に移転しました。ここは、今もタクシーループに活用されています。
 


P8120009a

P8120008

京阪バス交野営業所に配置された三菱ふそう・エアロミディ10.5m車(KK-MK27MA)N-1090。

2003年、N-1091とペアで納車され、交野では初めてのノンステップ・エアロミディ10.5m車でした。

同ロットの車は2002~04年にかけて、大阪地区各営業所(寝屋川営業所を除く)に合計24台配置されました。そのトップは、門真のN-1080・1081で、日本で初めて営業運転を開始したエアロミディ10.5m車として知られます。その後、香里団地にN-1082~1085の4台が納車され、従来日野車で統一されていたところにふそうが4台も加わるのは驚きでした。続いて、枚方にN-1086・1087の2台が配置(→京田辺に転属)。門真にN-1088が追加されると同時に、高槻に初めてN-1089、交野のN-1090・1091と続きます。その後は、高槻に集中配置されます(香里団地にN-1099、門真にはN-1106が配置、他はすべて高槻)。

N-1090・1091は、基本的に大型車運用の路線で2016年まで交野営業所生え抜きで活躍するが、なぜか他の同僚仲間よりも先に引退。後釜として高槻からN-1093・1094が交野に転入したり、同じく高槻のN-1089が枚方に転属するなどの動きが見られました。

その後、新エルガLV290などの台頭で、KK代エアロミディ10.5mも徐々に数を減らし、2020年度中には全車引退するものと見られます。

(2020.5.20追記)
N-1090・1091は2017年2月現在、在籍していました。同年5月ごろ、高槻営業所の車両異動があり、N-1093・1094が玉突き転属となったように記憶しています。


1980年代後半当時の京阪バス香里団地・交野営業所管内について、思いつくままに書いてみようと思います。

香里団地・交野管内といえば、私個人的に最も身近なエリアなんだけど、 枚方営業所管内(枚方市北部・東部、八幡市、京田辺市ほか)のように「もっと乗っておいたらよかった」と思う路線は、意外に少ないんですよね。そもそも、あの当時の香里・交野地区路線について、あまり変化に富んでいなかったためだと思うが、それでも、

【28】     ダイエースーパー ~ 香里団地
【9B】     枚方市駅~高田・東香里・新香里循環
【43】     枚方市駅~四条畷駅
【2】     阪急高槻~枚方市駅~香里団地
【18】     京阪交野市駅~田原台地区~京阪大和田駅前
(【2】号経路は高槻営業所担当)

など、なかなか面白い路線もあり、もっと積極的に乗っておいたほうが良かったですね。

ここは、路線そのものというよりも、機会を見つけて当時活躍していた車両に、もっと乗っておいたら良かった、と思っています。香里・交野エリアには、当時日野ブルーリボン大型車(P-HT235)が主力となりつつあり、三菱ふそう車は数を減らしていました(もともと三菱車自体少ないエリアだが)。

路線・観光兼用のBタイプも、香里・交野には三菱MR470(香里B-1344、交野B-1386)が配置され、昼間の【10】号・釈尊寺団地線(交野管轄)の運用に入ることも多かったが、1986年にはいずれもブルーリボンP-HU235に置き換えられました(香里B-3485、交野B-3486)。新しいBタイプ車は2連窓・暖色系シートの観光仕様となり、これに当たったときはお得感がありましたね(前任のふそうBタイプも、座席シートは赤色で特別感のある車両だった)。交野のB-3486は、1991年ごろまで【10】号経路に入ることが多かったです。

高槻からの【2】号経路は三菱ふそう車で、特に最新型のエアロスターK(P-MP218)は香里団地界隈では違和感がありました。

星田線【43】号経路は、笠松~正縁寺間の狭隘区間(大阪r20旧道)を走るため、中型車限定、しかも日野レインボー・P-RJ172ばかり。中型車導入当初(1984~85年)、星田線に三菱P-MK116も交じってたが、ほどなく枚方営業所に転属。

田原線【18】号経路も同様。田原線については、1984年まで三菱ふそう大型車のブルドック(A-1459、1466ほか1台)が専用車として使用されていたが、閑散路線ということで中型車に置き換えられました。初めはP-MK116が入っていたが、気がついたらここも日野レインボーばかりに。

それよりも、香里・交野エリアにおいては、むしろごくありふれた日野大型車、特に数を減らしつつあるモノコック車(A-3200番台~3470)こそ、もっと味わって乗っておいたらよかった、と後悔。交野管轄の路線だと、時折三菱ふそう(A-1501、1548、1579)に当たることもあり、こちらはなおさらのこと。A-1548は富士重3E+MP118という、異彩を放つ存在でした。香里・交野には富士重3E+日野(RE121、K-RE121)が一定数在籍しており、こちらのほうにはよく当たりましたが(1990年までに引退済)。K-RC301については、なぜかA-3393・3397・3436・3440~3444・3465(交野)、A-3398・3399・3400・3445・3454・3470(香里)あたりが印象に残っているが、これらももっと味わって乗車しておけばよかった。

星田線については、1990年10月より早朝の1便、【43A】交野車庫発枚方市駅行きを新設。春日小学校(枚方市高田)~交野市星田間の道路が開通した頃でもあり、釈尊寺団地や寝屋川団地・寝屋川市駅からの回送にも、この道路が使われるようになります。翌1991年には昼間時間帯に【43A】号<枚方市駅~交野車庫>が増発されました。交野車庫発着便には大型車が使われることも多く、1992年ごろまでは古参のモノコックが入っているのを時折見かけました。ブルドックA-1579が朝の【43A】に入っているのを見かけたこともあるが、捕まえられなかったのは残念・・・。

交野(営)には1990年、突如エアロスターK(A-1758、1765)が配置されました。もう交野にふそうの新車が来ることはないと思っていただけに、びっくりでしたね。ブルーリボンに混じって津田香里線や釈尊寺団地線、寝屋川北部線などでちょくちょく見かけたけど、結局捕まえられずでした。半年ほどで山科営業所へ転属・・・。

交野市内に1989年ごろ、新路線が一つ開通しました。それは、京阪交野市駅~幾野4丁目~西倉治~倉治~津田駅系統で、津田香里線の【8】号経路として運行開始。西倉治~倉治~津田駅間には枚方【14】号経路(村野浄水場・津田循環)も走っていました。1992年の枚方尊延寺線ダイヤ改正で【8】号経路は穂谷まで延伸、京阪交野市駅~穂谷系統が登場。交野営業所の担当でした(2000年廃止)。交野~穂谷系統は中型車(レインボー)で運用されることが多かったが、関西外大(穂谷外大)の下校時間帯には大型車も使用されました。

香里団地管内では、1991年ごろ「深夜バス」を初めて設定。バブル経済の終焉を前後して、終電後の時間帯に大阪梅田・なんばから郊外各地への深夜急行バスが相次いで登場するが、京阪バスは通常の一般路線を深夜時間帯に、運賃倍額とする路線を取りました。【3】号経路の枚方市駅→香里橋→五本松→公孫樹通→新香里→藤田川で、深夜24時台に1本運行。「深夜バス」は20年後の2011年ごろより、京都・滋賀地区を含め各地で相次いで登場するが、近年バス運転士不足などもあって運行日数を減らしたり取り止めたりするところも発生しています。


2018年2月ダイヤ改正で、交野市内のバスは全面的に路線再編が実施されました。

先日、この改正で新設された【16】号経路<京阪交野市駅~南星台循環> に乗車してみました。【16】号経路の運行経路・主な停留所は、

京阪交野市駅→河内磐船駅→天野が原→私市四丁目→藤が尾二丁目→藤が尾団地→妙見口→星田七丁目→南星台→妙見東二丁目→妙見坂七丁目→妙見口→藤が尾団地→藤が尾二丁目→私市四丁目→天野が原→河内磐船駅→京阪交野市駅

で、坂道の多い南星台・妙見坂地区の住宅地をこまめにカバー。住宅地内の角を何度も右左折するジグザグルートですが、山のかなり高いところを走るので、枚方市街地・男山・天王山・北摂連山・大阪市内など各方面への眺望がすばらしいです。

改正前は南星台・妙見坂経由で交野市駅と星田駅を結ぶ路線系統が運行されていましたが、星田駅乗り入れは平日朝の1便を除いて廃止。妙見口~星田七丁目を短絡する道路には、もともとバスは通っていなかったが、2018年2月改正より【16】号経路が走行するようになります。かなり距離があり、なおかつ住宅が密集するにもかかわらず、この間に停留所が設置されていないのは残念に思いました。


京阪バス「東香里新町」バス停。

所在地は枚方市東香里新町・茄子作1丁目の境界にあたり、

【9A】    枚方市駅~京阪香里園ほか(津田香里線)
【43】【43A】 枚方市駅~交野車庫・星田駅(星田線)

が停車します。




枚方市駅~山之上~藤田川~高田を結ぶバスルート(【9A】号経路の走行ルート)から、春日小学校~星田北~妙見坂~私市への道が鋭角に分岐する地点にあたります。分かれる道は、片町線星田から旧・東京第二陸軍造兵ショウ香里製造所への引込線跡であり、戦時中、香里製造所で作られた火薬が、この引込線~片町線経由で鉄道搬送され、大阪・八軒浜から船に積んで世界中の戦場に運ばれていたそうです。【43】【43A】号経路は、この引き込線跡を辿り、「高田」バス停をショートカットして星田方面を目指します(2015年以前は、【9A】と同様に「高田」経由だった)。引込線跡の道路は、枚方市街地から第二京阪あるいは私市・国道168号へのバイパスでもあり。京阪バス交野車庫から藤田川・枚方市駅方面への回送ルートにも活用されています。

「東香里新町」バス停ですが、かつてはなぜか「香里新町」だったが、いつしか「東香里新町」に変わっていました。現・「香里新町」バス停は、寝屋川市香里新町に設置されており、京阪香里園西口発着の「タウンくる」が停車します。ちなみに、「タウンくる」音羽町線(寝屋川市駅~京阪香里園西口)は、現在交野営業所の管轄です(2003年開通当初から1年間、交野管轄だったが寝屋川(営)に移管)。



京阪バス香里団地営業所管内の希少路線系統、【2】号経路。

枚方市駅を起点に、藤田川→新香里→五本松→香里橋を回って枚方市駅に戻る循環系統です。藤田川始発便もあります。運行ダイヤは、早朝5~6時台に枚方市駅発2便、藤田川始発が3便(土休日2便)設定されているのみです。

一般的に、バスの初発は鉄道に比べて遅い傾向があるが(京阪枚方市駅の初電は淀屋橋行き5:08、出町柳行き5:11)、香里団地においては5時台からの便が複数設定されており、藤田川からの第一便は5:05発の【2】号経路で、かなり早いほうと言えます。ちなみに4時台の始発は、田ノ口からの「早バス」【1】号経路・高槻直通便(枚方営業所管轄)があり、JR高槻駅からの初電に接続しています(運賃は倍額)。

【2】号経路といえば、かつて高槻から香里団地に乗り入れる便もありました。運行経路は、

阪急高槻→枚方市駅(南口)→藤田川→新香里→五本松→香里橋→枚方市駅(北口)→阪急高槻

という、循環形態の運行で、高槻営業所持ちでした。2004年まで運行されていました。


DSCN7349a

今月開通の「高田1丁目」バス停です。大阪r18【枚方交野寝屋川線】の水春前に設置。

【21A】号経路<寝屋川市駅~寝屋川団地~高田1丁目>の終点です。
昼間時間帯毎時1本が発着します。 
高田1丁目での折り返しは、回送となって交野営業所に入庫します。
したがって、北行きの停留所はおりば専用です。

ここから「高田」バス停へ徒歩10~15分ほどで乗り継ぐことも可能です。


京阪バス交野営業所管内のダイヤ改正が2019年12月1日(日)に実施される予定です。

主な変更点は、

1)【21A】号経路・<寝屋川市駅~寝屋川団地~高田1丁目>と「東香里南町」「高田1丁目」バス停新設

2)【11】号経路・<京阪交野市駅~春日神社前~津田駅>と「春日西」「春日神社前」「春日東」「春日自治会館前」バス停廃止

3)「東寝屋川駅」→「寝屋川公園駅」、「打上新町」→「打上新町西」に改称


1)【21A】号の新設は、現【21】号の一部便を寝屋川団地から、r18【枚方交野寝屋川線】を北上、枚方市東香里南町・高田1丁目へ延伸するもので、昼間時概ね60分間隔の運行となります。人口の多い住宅地にもかかわらずバス空白地帯の東香里南町だが、寝屋川市駅と結ぶ形でバスが乗り入れることになります。寝屋川団地から交野営業所への回送ルートを旅客営業としたものです。「高田1丁目」は水春前に設置されるようです。折り返しは、適切なバス回転スペースが見当たらないので、回送で交野営業所への入出庫という形になるものと思われます。星田駅北~高田の再開発事業を控え、近い将来、星田駅へ延伸することも考えられそうですね。

2)【11】号経路の廃止はやむを得ないでしょう。2018年4月より、バス空白地帯だった枚方市春日地区への試験運行という意味合いが強く、小型車を使用して1日2往復のダイヤで運行されているが、ほぼ空気輸送のようです。津田サイエンス線への回送を兼ねていることもあって、運行時間帯も中途半端なものと言えます。

3)本年3月、JR東寝屋川駅が「寝屋川公園」駅に改称されました。寝屋川公園駅西口では再開発事業が進んでおり、寝屋川公園通り経由のバス路線新設も期待されるところ。今度のバス停名改称も、その伏線と言えそうです。

上記3点のほか、寝屋川市駅発着系統【21】【31】【35】の深夜時間帯減便、【タウンくる】(寝屋川市駅~音羽町~香里園)の土休日夜時間帯の減便、津田サイエンス線の減便などが実施される予定です。

https://www.keihanbus.jp/news/sysimg/00618/link_JA0ys.pdf


京阪バス寝屋川市東部の循環路線を一つ紹介したいと思います。

【31A】号経路で、運行経路は

寝屋川市駅(東口)→寝屋川市役所前→秦北口→秦公民館前→太秦東口→太秦住宅→高宮→東小学校前→寝屋川市民会館前→秦北口→寝屋川市役所前→寝屋川市駅

と、走行距離は短い(5.5km、乗車時間25分)が、実はなかなか面白い路線系統だと思いました。

秦北口~秦公民館前は星田線【41B】号と同じ大阪r18・旧道(市道)を通り、太秦・高宮地区の住宅地内を時計回りに巡ったのち、狭隘路のR170旧道を北へ進路を取って、秦北口へ戻るルートとなっています。r18・旧道とR170旧道の両方を通り、車窓の風景も意外と変化に富むため、所要時間の割りに乗り応えはあると思います。

DSCN1759
「秦公民館前」バス停

P4080024
「東小学校前」バス停
R170旧道にもしっかり「おにぎり」は立っているが・・・

運行ダイヤは9時~16時台に毎時3本。交野営業所の中型車が充当されています。太秦住宅方面へは、【31A】号経路のほか、【36】号<寝屋川市駅~初町~太秦住宅~東寝屋川駅>が9時~16時台に毎時1本の運転です。朝と夕方以降の時間帯では、【31】号<寝屋川市駅~初町~太秦住宅・太秦東口>が毎時2~3本の運行となっています。もともと太秦住宅方面へは【31】号経路が主体系統で、離合困難なR170旧道を通るにもかかわらず、大型車中心の運用が続いていました。近年の路線・ダイヤ見直しで、昼間時間帯は中型車使用の【31A】【36】に変更されるが、現在も【31】号経路には大型車が充当されていると思います。

【31】と【31A】【36】では、寝屋川市駅付近の経路が異なるので注意。


交野市の京阪バス「星田4丁目」バス停。

主要地方道・大阪r20に設置されています。2013年までは「星田」バス停でした。この停留所には、もともと星田線【43】【43A】号経路<枚方市駅~星田駅>が1日数本しか来なかったが、2018年2月より、津田香里線【15】号経路<京阪香里園~星田駅>が加わり、日中時間帯40分間隔で発着しています。

【15】【43】号経路から星田駅でJRに乗り換えるとき、実は一つ手前の「星田4丁目」で下車して駅まで徒歩のほうが、バスより少しだけ早く到着します。バスは、「大谷橋」交差点を右折、大阪r154に入ってJRの下を潜ったところでまた右折、JRの線路に沿って直進し、星田駅ロータリーに着きます。大谷橋交差点付近は市街地の中で道幅が狭くて渋滞が発生しやすく、遅延の心配があります。そのため、道路が混雑しているときは「星田4丁目」下車がおススメです。



 「星田4丁目」で下車するもう一つのメリットは、運賃。枚方市駅・京阪香里園~星田駅間を通しての運賃は2区260円だが、一つ手前の「星田4丁目」で下車すれば1区230円とお得です。逆に、星田駅からの運賃は、枚方市駅・香里園方面へ行くと、広野以遠2区260円と、距離の割に高くなります。


久しぶりの京阪バス交野営業所管内路線レポートです。

【19】号経路・<京阪交野市駅~河内磐船駅>

2018年2月に新設された路線系統で、運行経路は、

京阪交野市駅~住吉神社前~交野農協前~交野警察署前~いきいきランド交野前~交野高校前~河内磐船駅

【9】<京阪香里園~京阪交野市駅~住吉神社前~津田駅>の廃止代替として新設されました。従来、【9】号経路として、大型車が住吉神社前付近の狭隘路・直角カーブを通っていたが、安全性の問題や京阪交野市駅以東の利用客が少ないこともあり、香里園~津田駅直通系統は、幾野四丁目経由の【14】号経路(=旧【9C】号経路、2012年6月廃止以来の復活)に変更。【19】号経路には中型車が使用されます。運行ダイヤは毎時1本です。

私個人的に、【19】号経路は、星田駅~星田北5丁目~京阪交野市駅~河内磐船駅に一本化、【15】号経路<京阪香里園~京阪交野市駅~星田駅>を代替するほうが(すなわち、京阪香里園~京阪交野市駅間に短縮)、中型車運用で効率化が図れるように感じます。

香里園と星田駅を結ぶ路線なら、三井団地・寝屋川団地経由のほうが距離が短く、利用客ももう少し見込めるように思われます。そもそも、京阪香里園と星田駅は同じ「寝屋川地区」定期のエリアに含まれるにもかかわらず、【15】号経路を全区間乗り通すと2区運賃(260円)と割高です。これを三井団地経由にすれば、1区運賃での香里園~星田駅間の利用が可能となるはずです。



京阪バス・関西医大附属病院(旧・関西医大枚方病院)バス停です。

香里団地【1】号経路・京阪香里園行き(枚方市駅南口経由)が毎時1本発車します。
逆方向の関西医大附属病院行きは、アルファベット付き系統番号の【1A】号経路として運行されます。【1A】号経路は、枚方市駅では南口5番のりばでの乗降扱いをしたのち、北口ロータリーを通り抜けてゆきます。

関西医大枚方病院バス停新設当初(2006年)、ここから枚方営業所管内(枚方尊延寺線、出屋敷線)の穂谷・松井山手・くずは方面行きも乗り入れていましたが、2010年9月以降、香里団地【1】【1A】号経路が発着するのみとなっています。


P1130029

P1130027

 


枚方市駅北口に続き、南口発着の系統番号についても考察したいと思います。

南口からのバスの発着本数は北口に比べて少なく、路線系統の数も多くはありません。南口からの路線系統は、大きく

香里団地方面
津田・長尾・穂谷方面(枚方尊延寺線)

の2つに分けることができます。

割り当てられている系統番号として、

【香里団地方面】   1~6、8~10、43、ろ  (南2・3番のりば)
【枚方尊延寺線ほか】 16、61~65、70、72、78 (南1・4番のりば)

が挙げられます。

香里団地(枚方公園駅、香里園、釈尊寺団地ほか)方面の路線は、主に香里団地営業所管轄ですが、【10】釈尊寺団地行きと【43】【43A】交野車庫・星田駅行きは交野営業所管轄となっています(【1】【9A】の一部便に交野営業所担当もある)。40番台の数は交野営業所管内の星田線を表しており、枚方市駅においては異色の路線系統です(かつては四条畷までの長距離路線だったが)。【43】【43A】の本数は少なく、土曜・休日は運休です。もう一つ面白いのは山之上線の【ろ】系統・枚方公園駅行き。系統番号がひらがな「い・ろ・は」の「ろ」であるところが特徴ですね。専用の小型車で運用されます(香里団地営業所管轄)。

津田・長尾・穂谷方面(枚方尊延寺線)は枚方営業所管轄で、一時期京田辺営業所も乗り入れていました。2002年以前は11~15まで(そして20)の番号が割り当てられていたが、枚方営業所管内(主に出屋敷線・招提線・樟葉長尾線)の白紙ダイヤ改正に合わせ、尊延寺線を含めて系統番号が変更となりました。2018年3月までは、【66】長尾駅行き(大阪国際大学経由)、【71】穂谷行き(関西外大学研都市C経由)などもあったが廃止。

【16】号経路は、高槻営業所担当の出口線で、伊加賀小学校発の南口経由、官公庁団地からイズミヤ(枚方店)前・禁野口を回って枚方市駅北口行きのユニークな路線系統で、平日1本のみの運行です。南口4番のりばからの発車です(【61】星ヶ丘医療センター行きと同じのりば)。


京阪バス直Q京都号は、主に

京都駅~松井山手駅・大阪国際大学(京都松井山手線)
京都駅~河内磐船駅~京阪交野市駅~なんばOCAT(京都交野なんば線)

の2系統で運行されていますが、他に摂南大学北口・京田辺市役所・長尾駅・枚方市駅などを経由する便も存在しており、少々複雑になっており、系統番号の導入が必要かもしれません。

ここでは、1往復のみ運行の

京都駅~枚方市駅~ホテル京阪USJ

についてレポートしたいと思います。

この系統の停留所は、

京都駅八条口~大石橋(九条駅)~十条駅~十条油小路~高速京田辺~枚方車庫~枚方市駅南口~藤田川~USJ~ホテル京阪USJ

であり、早朝の大阪行き1本(京都駅6:50、枚方市駅7:45)、夜の京都行き1本(ホテル京阪USJ19:58、枚方市駅21:07)のダイヤとなっています。土曜・休日ダイヤは、

枚方車庫~ホテル京阪USJ

間に運行区間が短縮されます。

この京都駅~枚方市駅~USJ系統は、枚方市駅および香里団地に乗り入れているのが特徴的です。(京都交野なんば線)の扱いとなっているが、河内磐船駅・京阪交野市駅・なんばは通りません。枚方・交野市内区間の一般道走行ルートは、

枚方東IC~(バイパス)~【枚方車庫】~(R1)~(r139)~【枚方市駅南口】~【藤田川】~交野南IC

であり、枚方市駅~交野南IC間の大半は釈尊寺団地線【10】号経路と重複しています。運用担当も枚方営業所となっています(京田辺営業所が基本的だが、一部系統は枚方営業所が担当)。

香里団地乗り入れの直Q京都号がもっとあってもよさそうですが、以前、山科急行線の<醍醐寺~京都駅八条口~京阪香里園・新香里>が運行(季節臨時)されていました。藤田川バス停は、一時期直Q京都号と山科急行線の両方が止まるバス停となっていました。
 


京阪バス交野営業所開設(1978年)前の路線管轄について。

コメントや他ブログの情報等からの情報を総合すると、以下のようになります。

(津田香里線)
【9A】<枚方市駅~高田~京阪香里園>
【9B】<枚方市駅~高田~東香里~新香里~枚方市駅>
(以上、香里団地営業所)

【9】<京阪香里園~京阪交野><京阪香里園~津田駅>
(枚方営業所?)

(交野南部線)
【17】<京阪交野~藤が尾団地>
【19】<京阪香里園~京阪交野~藤が尾団地>
(以上、枚方営業所?)

(釈尊寺団地線)
【10】<枚方市駅~釈尊寺団地> 香里団地営業所

(星田線)
【41】<寝屋川市駅~星田~四条畷駅>
【43】<枚方市駅~四条畷駅>
(以上、枚方営業所)

(寝屋川団地線)
【21】<寝屋川市駅~寝屋川団地> 枚方営業所

(田原線)
<京阪私市~一ノ坪 八の坪>
一ノ坪 八の坪~京阪大和田駅前>
(以上、枚方営業所)

(寝屋川北部線)
【22】<寝屋川市駅~京阪香里園~仁和寺>
【25】<寝屋川市駅~三井団地>
(以上、寝屋川営業所)

(高宮四条畷線)
【31】<寝屋川市駅~太秦住宅>
【32】<寝屋川市駅~巣本~四条畷駅>
【33】<寝屋川市駅~砂~四条畷駅>
(以上、寝屋川営業所?)


【21】寝屋川団地線が枚方営業所担当だったことは驚きです。寝屋川団地へは、枚方車庫からr18<枚方交野寝屋川線>経由で回送していたものと推測できます。星田線【41】【43】は笠松~正縁寺間の狭隘区間対応に短尺車(A-1005、A-3001~3004)限定だったが、間合いで【21】号に入った可能性はありそうです。また、1970年代後半の一時期、枚方寝屋川線【16】号経路も枚方営業所が担当、やはり星田線・寝屋川団地線の送り込みを兼ねていた可能性があります。

【10】釈尊寺団地線は1977年に開設。当初、香里団地営業所の担当、経由地が現在と異なり、東香里新町・高田を経てr18を北上するという(茄子作住宅の道路は未開通だった)、迂回ルートでした。

津田香里線の香里園~交野方面路線は、枚方営業所または香里団地営業所の管内だったと思われます。

寝屋川管轄だった【22】【25】については、長距離路線【15】<京阪香里園~仁和寺~京阪守口市駅>で送り込みも兼ねていたようです。

交野営業所開設当初、寝屋川市駅からの【2】【4】号経路が同営業所担当だったとの情報もありますが、如何に。これが事実だとすれば、交野営業所は守口市駅・土居まで足を伸ばしていたことになりますね。


京阪バス交野営業所【14】号経路(津田香里線)。

運行経路は、

京阪香里園~東香里~高田~京阪交野市駅~幾野4丁目~西倉治~倉治~津田駅

で 、かつての【9C】号経路と全く同じルートとなっています。

【9C】号経路は、もともと現【14】号経路そのものだったが(2008年新設)、2012年6月末のダイヤ改正で、

京阪香里園~京阪交野市駅~幾野4丁目~西倉治~交野警察署前~河内磐船駅

に変更。京阪香里園~津田駅系統は、

【9】 京阪香里園~京阪交野市駅~住吉神社前~大仏町~倉治~津田駅

に一本化されました。

2018年2月ダイヤ改正で、上記【9】号経路と新【9C】号経路は廃止、旧【9C】号経路をそのまま復活する形で、当該【14】号経路が登場しました。交野市駅~住吉神社前方面の路線系統については、

【19】京阪交野市駅~住吉神社前~大仏町~交野警察署前~河内磐船駅

に再編され、住吉神社前付近の狭隘路対応も兼ねて、中型車での運用となっています。


【14】号経路に話を戻しましょう。【14】号経路について、一つ面白いことに気づきました。それは、西倉治~倉治~津田駅間には、かつて同じ【14】号経路<枚方市駅~四辻~村野浄水場~津田駅循環>(枚方尊延寺線)が通っていたこと。旧【14】号経路は枚方営業所の担当。1999年に廃止されました。その名残なのか、西倉治~倉治~津田駅間は交野市内でありながら、「出屋敷招提地区定期」の範囲に含まれています。

西倉治~津田駅間には、交野南部線【17A】号経路<津田駅~京阪交野市駅~河内磐船駅>(廃止)のルートでもあり、片道1便のみ京田辺営業所が担当していた時期もあります(津田サイエンス線への送り込みが目的)。2018年4月ダイヤ改正では、枚方市駅・津田駅および津田サイエンス線の京田辺営業所乗り入れが廃止されました(津田サイエンス線は全便交野営業所に移管、枚方尊延寺線の枚方市駅・津田駅関係便は枚方営業所担当に統一)。


PC090002

寝屋川市の京阪バス「電通大駅前キャンパス」バス停。
寝屋川市駅(東口)から一つ目のところですが、このバス停には、【30A】号経路・電通大四條畷キャンパス行きのみしか止まりません。
大阪電通大の両キャンパス間移動を意識したものとなっています。

ちなみに、【30A】号経路は全便門真営業所管轄となっています。
 


京阪バス「宮ノ前橋」バス停。

枚方市山之上4丁目・宮ノ下町、「山田神社口」交差点の前後にあり、枚方市駅~香里団地方面のバス(山之上線【ろ】を含む)が止まります。




「宮ノ前橋」の由来は、山田神社の参道入口にあたるためです。山田神社は、普段は閑散としている、森の中の小さな神社ですが、正月3が日は初詣で大変賑わいます。

P1040015
山田神社前を通る山之上線【ろ】・枚方公園駅前行き(2014年)

この「宮ノ前橋」バス停が設置されたのは、1979年ごろ。設置当初は、なぜか交野管轄の釈尊寺団地線【10】号経路のみの停車でした。香里団地方面へ向かう全系統が停車するようになったのは1982年ごろ。

1982年ごろに香里団地地区のダイヤ改正が実施され、それまで昼間時間帯に運転されていた(快速)【1】<枚方市駅~新香里>(主にB-1344・大阪22あ2277を使用)が廃止されたようです。合わせて、香里団地・けやき通りには深夜時間帯のおりば専用「けやき1番」「けやき2番」設置、【8】号経路<枚方市駅~枚方公園駅前>新設なども行われたと思われます。

宮ノ前橋バス停付近には、旧・大阪京阪タクシーの本社があり、現在「第一タクシー」に変わっています。また、枚方市立南部市民センター・公民館へは、宮ノ前橋下車が便利です(枚方市駅行きは「桑ヶ谷」からのほうが近い)。


1978~80年ごろの枚方市駅南口について。

1975年に開店した枚方丸物は、三越とともに枚方市駅南口のランドマークでした。丸物は1977年、近鉄百貨店に商号を改めました(→2012年閉店→跡地にT-SITE)。

バスのりばの雰囲気自体は大きく変わっていないと思いますが、まず【10】号・釈尊寺団地線は香里団地線(枚方公園、京阪香里園方面ほか)と同じ南2番のりばからの発車だったと記憶しています。ちょうど交野営業所が開設(1978年4月)されて間もない頃で、それまで【10】号経路は香里団地営業所が担当していました。【10】号経路は1977年の開設当初、高田経由だったそうです。南3番のりばは、【9A】【9B】号の高田・東香里方面と【43】号・四条畷駅行きが発車していたように思います。 【43】号経路・星田線は交野営業所開設前は枚方営業所が管轄していました。

1979年ごろに、南口のりばの路線がほぼ現在と同様のものに変更となりました。すなわち、【9A】【9B】は2番のりば、【10】は3番のりばからの発車です。

また、1979~80年ごろ、山之上~桑ヶ谷間に「宮ノ前橋」バス停を開設、当初はなぜか【10】号経路しか停車しなかったそうですが、1982年ごろより香里団地線も含め全系統停車するようになりました。

南1番のりばから発車する枚方尊延寺線(枚方営業所管轄)については、長距離路線の【12】号・新田辺行きとか、【14】号(村野浄水場・倉治・津田循環)、そして【20】号(長尾駅~出屋敷~枚方市駅北口行き)といった特徴ある路線系統も多かったです。

南4番のりばは、1978年当時はなかったと思いますが、1980年代前半ごろ、枚方尊延寺線の星ヶ丘病院行き(【13】→【61】号)、および関西外大穂谷キャンパス(閉校)直行バス用に設置されました。

なお、1982年頃まで、快速【1】号経路・新香里行きもあり、主に香里団地営業所唯一の三菱Bタイプ車(B-1344)で運用されていました。

このほか、高槻から香里団地に直通する【2】号経路もありました。香里団地(新香里)行きは南口2番のりばから発車、折り返して高槻行きのりばは府道139号(京阪踏切前)に設置されていました。


既に発表済みですが、本年3月JRのダイヤ改正で、「東寝屋川」駅は「寝屋川公園」駅に改称される予定です。

東寝屋川駅は1979年10月、学研都市線(片町線)四条畷-長尾間の複線化に合わせて開業。
今年でちょうど40周年を迎えることになります。

東寝屋川駅前は西口再開発事業が進行中で、合わせて「東寝屋川」駅の改称要望が寝屋川市などから出されていました。 3月ダイヤ改正でおおさか東線放出-新大阪間が開通予定で、学研都市線からの新幹線利用(放出乗り換え)が便利になり、東寝屋川駅前周辺の活性化が期待されています。

駅名改称に合わせ、京阪バス寝屋川東部・星田地区の路線・ダイヤ変更実施の可能性もありそうですね。

イズミヤ東寝屋川店は今年5月に完全閉店することになりました。東寝屋川駅開業と同時期に開店しましたが、39年の幕を閉じる予定です。閉店後、再開発ゾーンにイズミヤが再出店することが決まっています。

http://www.neyagawa-np.jp/izumiya/higashi-neyagawa/20190117.html



昨年秋ごろ、京阪バス香里団地営業所にF-3040が納車されました。
ナンバーは「大阪200か4578」。

「4578」といえば、A-3440の「大阪22あ4578」を思い出します。
A-3440は寝屋川営業所に納車されたが、のちに交野に転属、よくこれに出会ったものと記憶しています。
社番の下2桁が「40」で一致していて、香里団地エリアに関係のある車両というのも、
何かの因縁がありそうですね。

 


P9090009

P9090008

本年4月、小型バスで1日2往復設定された【11】号経路・<京阪交野市駅~津田駅>。

運行経路は、

京阪交野市駅~西ノ口~住吉神社前~交野農協前~幾野四丁目~西倉治~春日西~春日神社前~春日自治会館前~津田駅

で、バス空白地帯だった枚方市春日地域に試験的に設定されたもの。住吉神社前の直角カーブ、交野農協前~幾野四丁目間の狭隘区間、および春日地区の住宅地内を通過するため、小型車が使用されます。交野営業所の管轄で、津田サイエンス線と共通運用となっています(同営業所の小型車は、寝屋川市「タウンくる」音羽町線でも使用)。

9月に京阪交野市駅から津田駅まで一度乗車してみましたが、利用客は1~2人、春日地区内では空気輸送だったと思います。

西ノ口~住吉神社前~交野農協前間は、本年2月まで【9】号経路・<京阪香里園~津田駅>が大型車で通っていましたが、住吉神社前付近の狭隘な直角カーブおよび利用状況により、中型車運用の【19】号・<京阪交野市駅~河内磐船駅>に代替されました。


P8200009

P7160001

かつて京阪バス交野営業所管内にて運行されていた【20A】号経路・<三井団地~緑町>

この路線系統は、寝屋川市北東部の三井団地・三井秦団地と、緑町に存在していたショッピングセンター・「グリーンシティ」(ジャスコ寝屋川店→イオン寝屋川店→閉店)を結ぶユニークなものでした。運行経路は、大阪r18<枚方交野寝屋川線>とR170<外環状線>経由、

三井団地~三井秦団地~観音橋~寝屋川警察署前~緑町

でした。1999年1月に廃止。「緑町」バス停はちょうどR170上にあって折り返しのための回転場がなく、どのようにして折り返していたのか気になります。かなり昔、

(循環)【20】三井団地→三井秦団地→漢音橋→緑町→石津元町→(大阪r13)→菅原神社前→市立総合センター前→八坂町→漢音橋→三井秦団地→三井団地

という面白い路線系統もあったようですが・・・。

緑町を通る路線系統には、他に【27】号・<寝屋川市駅~緑町~太間公園>もあったが、現在緑町周辺のバスは軒並み<タウンくる>に転換されています。



PA080004


PA080007

香里団地のエアロミディN-1084です。既にN-1082・1083・1085が除籍されており、残りはN-1084・1099の2台だけとなっています。


↑このページのトップヘ