カテゴリ:京阪バスグループ > 京阪バス【寝屋川西部・門真・守口・吹田 / タウンくる】


2024年3月末に廃止が決まった京阪バス寝屋川市内線の3路線6系統。以下の路線系統が該当します。

【50】萱島駅~黒原旭町~萱島駅
【51】寝屋川市駅~萱島駅~河北~深北緑地
【52】池の里市民交流センター~萱島駅~河北~深北緑地
【53】萱島駅~河北
【54】京阪香里園~点野~京阪香里園
【55】京阪香里園~点野~石津元町~寝屋川市駅


上記6系統について、寝屋川市は代替措置として直営の乗り合いバス(定員10人)を導入すると発表しました。運賃(大人230円、小児120円)は据え置くとのこと。市がワンボックスカーを7台購入し、業務委託で運転手を確保する予定です。

市は今年度(2023年度)、路線維持費などの負担金を京阪バスに約9700万円支払っており、運賃収入で賄えない直営バスの委託費の赤字を従来の負担金以内に抑えたいとしています。担当者は「利用状況によっては直営バスの減便、廃止もあり得る。積極的に利用してほしい」と呼びかけています。

最近、住民と関係者以外の利用ができないデマンドタクシーといったものも各地で広がってきているようですが、寝屋川市では住民以外の誰でも利用できる乗り合いバスになるようですね。ICカードが利用可能なのかも気になるところです。

寝屋川市「乗り合いバス」、ワンボックスカー7台で…京阪バス一部廃止受け(読売新聞)
https://www.yomiuri.co.jp/local/kansai/news/20240117-OYO1T50000/




乗務員不足や運送業界2024年問題を控え、京阪バスでも16路線廃止が発表されました。
https://www.keihanbus.jp/pdf/t2023/infoscheduledbus20231101.pdf

寝屋川市内旧・タウンくる路線6路線

【50】萱島駅~黒川旭町~萱島駅
【51】寝屋川市駅~萱島駅~河北~深北緑地
【52】池の里市民交流センター~萱島駅~河北~深北緑地
【53】萱島駅~河北
【54】京阪香里園~点野~京阪香里園
【55】京阪香里園~点野~石津元町~寝屋川市駅


も、上記対象に含まれます。これら6路線は2024年春に廃止される予定です。

旧タウンくる路線はもともとコミュニティバスのカテゴリーで、バス空白地帯だった狭隘路を走行するため、小型車で運用。運賃も当初1乗車150円だったが、通常の一般路線と同様に系統番号が導入され、同時に運賃も230円に値上げされました。

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深北緑地バス停(「タウンくる」時代のもの)
寝屋川市最南端にあたる 緑地敷地内は大東市と寝屋川市に跨る

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寝屋川市駅(東口)で発車を待つ京阪香里園行き(点野経由)
淀川河川公園へのアクセスに便利だったが・・・

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淀川河川公園バス停



既にメディアでも報じられている通り、2023年12月に京阪バス守口上新庄線(【9A】号経路)が廃止されることになりました。すなわち、土居~豊里大橋~JR吹田間の運行がなくなり、大阪市東淀川区・吹田市から京阪バスが撤退します。

守口上新庄線は京阪守口市駅から淀川対岸の東淀川区・吹田市を連絡する路線として、そこそこ利用客もあると思いますが、例によって運転士不足が深刻なようで廃止に踏み切ったとのこと。近年では、【9A】号経路を守口市駅からさらに大日駅を経て摂南大学(寝屋川市)まで延長運行していましたが、【9】(京阪守口市駅~摂南大学)に代替する形で廃止となります。

【9A】号経路の廃止後、京阪沿線からの代替交通手段として、滝井駅で大阪シティバス【86】号系統に乗り換え、または関目駅で大阪メトロ今里筋線乗り換えとなります。大阪シティバスの京阪守口市駅乗り入れが望まれるところですが・・・。

むしろ、野江でJRおおさか東線乗り換えのほうが便利でしょう。吹田市内へは南吹田駅下車、または新大阪経由(JR京都線に乗り換え)吹田駅という移動ルートが可能です。

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JR吹田に停車中の京阪バス【9A】号経路・摂南大学行き(2018年)


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京阪バス【19】号経路・<京阪守口市駅~鶴見緑地>。

当路線系統は、京阪守口市駅から守口市南部(東光町・寺方・ 東郷通地区)および大阪市鶴見区の焼野を経て、鶴見緑地(大阪メトロ鶴見緑地駅)を結んでいます。大阪市内に乗り入れる数少ない京阪バス路線です。

主な停留所は、

京阪守口市駅~大枝公園前~東光町~西郷通~寺方本通1丁目~東郷通~錦通住宅~焼野~鶴見緑地

当路線系統は1985年4月開設。京阪守口市駅から鶴見緑地へのアクセス機能を持ち合わせ、「花と緑の博覧会」(1990年)開催時には会場へのアクセスとして重宝されたことでしょう(守口市駅から花博会場へのシャトルバスも頻発運行)。その後、守口市駅と鶴見緑地を結ぶ路線として、一時期【29】(寺方小学校前、寺方元町経由)および【39】(松下町・寺方経由)も設定されるが、現在【19】号経路が唯一鶴見緑地に乗り入れる路線となっています。

東郷通~焼野間は大阪府道2号【中央環状線】旧道を走行します。かつて同区間に吹田八尾線のバスが通っていました。焼野バス停には、大阪シティバス【46】号系統(天満橋~焼野)も乗り入れており、シティバスのほうが発着本数も多いです。

【19】号経路は「守口南部線」。2023年現在、守口南部線として運行される路線は、

【19】京阪守口市駅~東郷通~錦通住宅~鶴見緑地(守口市駅~東郷通区間便あり)
【29】京阪守口市駅~寺方元町~錦通住宅~東郷通~京阪守口市駅(循環)
【30】京阪守口市駅~東郷通~錦通住宅~世木公園


【19】【30】の2系統を基本に、平日夕方時間帯には【29】が加わります。【29】は、もともと先述の通り鶴見緑地発着だったが、京阪守口市駅~寺方元町~錦通住宅を残して【19】ルートとの合成により循環化され現在に至ります。

2023年現在の運行ダイヤは、

平日 60分間隔
土休日 120分間隔(【30】と交互運行、毎時合計1本)


で、土休日の運行本数が激減しています。

担当営業所は寝屋川営業所。運行開始当初は門真営業所の管轄だったが、2009年以降寝屋川営業所が担当しています。

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【19】号経路運行マップ(青色)
緑色は【29】号経路、紫色は大阪シティバス【46】号系統



ららぽーと門真&MOP大阪門真のグランドオープンに伴い、京阪バスの新路線系統が2023年4月24日より運行開始しました。該当系統は、次の2系統です。

【3】地下鉄門真南~免許試験場前~ららぽーと門真・MOP大阪門真~京阪門真市駅
【3A】地下鉄門真南~免許試験場前~ららぽーと門真・MOP大阪門真


【3】号経路は、以前から免許維持路線として有名で、平日1往復だけの運行でした。今回、「ららぽーと門真・MOP大阪門真」経由に経路変更されたものの、残念ながら運行本数は変わらず。増強の主体は【3A】号経路で、地下鉄門真南との連絡が重視され、運行本数も平日毎時1~2本、土休日毎時2本。

門真市駅(京阪、大阪モノレール)からららぽーと門真へは徒歩可能圏内という判断からか、門真市駅発着系統の増便を見合わせものと思われます。今回新設された【3A】号経路も、今後の利用状況によっては減便の可能性も考えられます。

ららぽーと門真のオープンに伴う近隣商業施設(門真・守口市内)、特に大日駅前のイオン、京阪百貨店守口本店への影響も気になるところです。既にイオン大日から撤退するテナントも発生しているようです。大日駅から免許試験場前へのバス新設も望みたいところだが、駅前周辺の道路渋滞などもあって難しいのかもしれません。

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京阪バス・古川橋駅(北口)見たまま。

当停留所に発着する路線系統のうち、門真市内線(【7】【7A】号経路)が2023年3月31日の運行をもって廃止されます。
https://www.keihanbus.jp/pdf/t2022/kadoma_route_discontinued.pdf

画像の車両(F-3046)は、寝屋川営業所所属であることから、【8】号経路(大日駅経由京阪守口市駅行き) でしょう。

なお、ららぽーと門真オープン(2023年4月17日)に合わせ、新路線が設定されるそうです。門真市内路線の再編が楽しみですね。

古川橋駅の南口(ロータリー)からは、【5】号経路(試験場前方面行き)が発着します。


京阪バス寝屋川営業所管内のレア系統を一つ。

【2】号経路・<仁和寺~京阪守口市駅>。

運行経路は、旧・国道1号線(京都守口線)と国道1号線をひたすら直進するという単純なものですが、意外に本数が少ないです。 主な停留所は、

仁和寺~金田~佐太二番~大日駅~パナソニック前~地下鉄守口~京阪本通~京阪守口市駅

仁和寺発守口行きのみの片道運行、運行本数は平日3本(仁和寺16:38、17:09、17:42発)。

【2】号経路は、もともと寝屋川市駅~対馬江~仁和寺~京阪守口市駅として運行され、【1】と【4】の「合いの子」のような経路でした(運行本数は昔から少なかったようです)。大日駅折り返しが基本的となっている現在では、希少価値の高い路線系統と言えます。



京阪バス門真市内【7】【7A】号経路が2023年3月末までに廃止されることが決まりました。

【7】【7A】号経路は、門真市内のコミュニティバス路線で、運行ルートは

門真市役所~古川橋駅~(健康福祉センター)~古川町~南部市民センター~門真団地~三島団地前~地下鉄門真南駅

当路線は2011年から門真市が補助金を出し、バス空白地帯をカバーすべく、小型車で運用されてきました。門真営業所が担当しています。

新型コロナ災禍前までは徐々に乗客が増え、2019年度には約7万6千人超の利用客を集めていましたが、コロナ禍で大幅減少したとのこと。既に2022年4月1日より、補助金が減額されたことから減便されました。地下鉄門真南に乗り入れるほぼ唯一の京阪バス路線で、廃止後は免許維持路線の【3】号経路のみになりそうです。門真市内の路線バス全体が今後どうなるのか、気になります。

代替手段として、「小規模乗合型輸送システム」と呼ぶ事前予約制の”乗合タクシー”のようなものになるそうです。

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【7】【7A】で使用される小型車(門真団地にて)

門真市のコミバス路線、京阪「7・7A系統」が来春までに廃止へ(Kadoma Online)
https://kadoma.online/2022/09/24/bus-2/



バス乗り継ぎシリーズ、今回は天王寺(阿部野橋)~吹田間を考えてみました。

意外に難しくないようです。

【ルート1】
あべの橋      ~ 天満橋     (大阪シティバス【62】)
天満橋       ~ 守口車庫前   (大阪シティバス【10】)
土居        ~ JR吹田    (京阪バス【9A】)

【ルート2】
あべの橋      ~ 布施駅前    (大阪シティバス【12】)
布施駅前      ~ 豊里 ほか   (大阪シティバス【86】)
豊里        ~ JR吹田    (京阪バス【9A】)

【ルート3】
あべの橋      ~ 杭全      (大阪シティバス【1】【5】【6】)
杭全        ~ 守口車庫前   (大阪シティバス【35】)
土居        ~ JR吹田    (京阪バス【9A】)


【ルート1】(天満橋経由)が本数も比較的多く、最速だと思われます。また、布施(東大阪市)経由でも3本乗り継ぎで吹田まで行けるのは意外です。

やや遠回りだが、以下も面白いでしょう。

【ルート4】
あべの橋      ~ 大阪駅前    (大阪シティバス【62】)
梅田        ~ 日出町     (阪急バス【11】)
日出町       ~ JR吹田    (阪急バス【24】)


【ルート5】
あべの橋      ~ 天満橋     (大阪シティバス【62】)
天満橋       ~ 焼野      (大阪シティバス【46】)
焼野        ~ 京阪守口市駅  (京阪バス【19】【29】)
京阪守口市駅    ~ JR吹田    (京阪バス【9A】)


かつて、次の吹田八尾線経由も可能でした。

あべの橋~(大阪市営バス【9A】ほか)~近鉄八尾駅~(近鉄バス)~千里丘~(阪急・京阪バス)~JR吹田

あべの橋~(大阪市営バス【9A】ほか)~近鉄八尾駅~(近鉄バス)~八戸ノ里~(京阪バス)~JR吹田


久しぶりのバス乗り継ぎルートシリーズです。

今回は大阪梅田~池田間を検討してみました。阪急宝塚線の電車で一直線ですが、鉄道のようにストレートというわけにいかず、意外に難しいようです。

【ルート1】 
大阪駅前      → 三国本町   (大阪シティバス【69】系統)
(または)
梅田        → 三国本町   (阪急バス【11】系統)
三国本町      → 阪急豊中駅  (阪急バス【50】系統)
阪急豊中駅     → 千里中央   (阪急バス 系統多数)
千里中央      → 呉羽の里   (阪急バス【81】【82】【83】)
呉羽の里      → 池田     (阪急バス 系統多数、経路複数)

【ルート2】
大阪駅前      → 上新庄    (大阪シティバス【37】系統)
上新庄       → JR吹田   (京阪バス【9A】号経路)
JR吹田      → 千里中央   (阪急バス【2】【12】系統)
千里中央      → 呉羽の里   (阪急バス【81】【82】【83】)
呉羽の里      → 池田     (阪急バス 系統多数、経路複数)

カギは千里中央を通ることでしょう。千里中央は北摂第一のバスターミナルなので、ここを通るようにすれば、プランを立てやすいと思います。

吹田経由の場合、京阪バス(守口上新庄線)を含むのも意外です。少し遠回りですが、次の守口経由も可能です。

【ルート3】
大阪駅前      → 守口車庫前  (大阪シティバス【34】【78】系統)
土居        → JR吹田   (京阪バス【9A】号経路)
JR吹田      → 千里中央   (阪急バス【2】【12】系統)
千里中央      → 呉羽の里   (阪急バス【81】【82】【83】)
呉羽の里      → 池田     (阪急バス 系統多数、経路複数)


平日限定で次のルートも可能です。

【ルート4】
大阪駅前      → 三国本町   (大阪シティバス【69】系統)
(または)
梅田        → 三国本町   (阪急バス【11】系統)
三国本町      → 箕面市役所前 (阪急バス【50】系統) 
          ※新大阪18:00→三国本町18:15→箕面行き
           箕面07:36→箕面市役所前07:40→新大阪行き のみの1往復
箕面市役所前    → 呉羽の里   (阪急バス【81】【82】【83】)
呉羽の里      → 池田     (阪急バス 系統多数、経路複数)


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京阪寝屋川市駅~枚方市駅間のバス乗り継ぎルートを、改めて検討してみたいと思いました。

京阪バス「1Dayチケット」などを使いこなしている方なら、手慣れたものかもしれませんが、まず次の2ルートが最速で定番でしょう。

(ルート1)
寝屋川市駅   ~ 京阪香里園  
              (京阪バス【22】号経路:成田山不動尊経由)
京阪香里園   ~ 枚方市駅   (京阪バス【1】または【9A】号経路)

(ルート2)
寝屋川市駅   ~ 京阪香里園(西口)
              (京阪バス・音羽町線【26】【26A】号経路)
京阪香里園   ~ 枚方市駅   (京阪バス【1】または【9A】号経路)


運行本数も概ね20分間隔(音羽町線は30分間隔)で、比較的やさしいルートです。

もう少し凝ったルートだと、以下も可能です。

(ルート3)
寝屋川市駅   ~ 京阪香里園(西口) (京阪バス【55】号経路:点野経由)
京阪香里園   ~ 枚方市駅   (京阪バス【1】または【9A】号経路)

(ルート4)
寝屋川市駅   ~ 高田1丁目(京阪バス【21A】号経路:寝屋川団地経由)
高田1丁目   ~ 高田   (徒歩)
高田      ~ 枚方市駅 (京阪バス【9A】号経路)

(ルート5)
寝屋川市駅   ~ 阪急茨木南口 (京阪バス【12】号経路)
阪急茨木    ~ 枚方市駅   (京阪バス【7】号経路ほか)


(ルート3)は(ルート2)と似ているが、【55】号経路の運行本数は2時間に1本なので、少々難しいでしょう。

(ルート4)も、【21A】号経路の運行本数は少ない(昼間帯80分間隔)ですが、良いタイミングでこれに当たれば、高田1丁目~高田間の徒歩連絡の手間はあるものの、香里園経由の(ルート1)と所要時間はほぼ同じぐらいです(うまくいけば先回りできるかもしれません)。

少し大回りですが、淀川を渡って茨木経由のルートも可能です。

かつて、寝屋川市駅と枚方市駅を結ぶ【16】号経路(旧1号線経由)が運行され、また比較的最近まで星田駅経由の乗り継ぎルートも可能でした。

さらにもう少し面白そうな例を挙げてみたいと思います。

(ルート6)
寝屋川市駅   ~ 淀川河川公園※ (京阪バス【55】号経路)
(または)
寝屋川市駅   ~ 太間公園   (京阪バス【11】号経路)
太間公園~淀川河川公園~伊加賀小学校 (淀川河川敷ウォーキング)
伊加賀小学校  ~ 枚方市駅   (京阪バス【16】号経路)

(ルート7)
寝屋川市駅   ~ 上鳥飼北   (京阪バス【12】号経路)
上鳥飼北    ~ 柱本団地   (徒歩)
柱本団地    ~ JR高槻駅南 (高槻市営バス)
JR高槻    ~ 枚方市駅   (京阪バス【1】号経路ほか)


(ルート6)は淀川河川敷ウォーキングを兼ねてのもので、健康づくりにもよいでしょう。かつての前出【16】号経路に最も近いルートとなります。寝屋川市駅からは、【11】号経路(太間公園行き)のほうが本数も多く、距離も短いです。

上鳥飼北~柱本団地~高槻まわりも、試す価値はありそうですね。

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※「淀川河川公園」バス停は京阪香里園行きのみ停車



実は寝屋川市と尼崎市の間をバス2本の乗り継ぎで行き来することが可能です。

それは以下の乗車ルートとなります。

摂南大学     → JR吹田   (京阪バス【9A】号経路)
JR吹田     → 阪急園田   (阪急バス【24】系統)


両者とも、比較的近年に設定された路線系統。

特に京阪バス【9A】号経路は、同社大阪地区では屈指の長距離路線で、所要時間はおよそ80分。仁和寺・大日駅・京阪守口市駅を経由。全区間の運賃は3区290円で、大阪シティバス・阪急バスとの競合区間もあるため、「整理券コマ数の多さ」も見どころの一つでしょう。

阪急バス【24】系統は、JR南吹田・江坂駅前・庄内駅前を経由、終点・園田付近(猪名川以西)のみ兵庫県に越境します(他は吹田市・豊中市)。京阪バスからは「田中町」「(吹田)簡易裁判所前」での乗り換えも可能です。JR吹田~阪急園田間の運賃は240円。

両路線系統とも運行本数は毎時1本。摂南大学発吹田行きの時刻は毎時52分(平日9~15時帯、土休日8~16時帯)です。

阪急園田から先、阪神バス(尼崎市内線)に乗り継いで、JR尼崎・阪神尼崎・園田競馬場方面へたどり着くことができます。



京阪バス寝屋川・門真の2営業所を仮に統合するとなったことを考えてみました。

2019年現在、寝屋川車庫には51台、門真車庫には41台の車両が所属。両営業所は需要の低下や狭隘区間が多いことから中・小型車の比率が他営業所よりも高い一方、大学輸送や運転免許試験場の需要が旺盛で大型車もそこそこ配置されているのが特徴。 特に摂南大学直通便では、寝屋川だけでは足りず交野や高槻の大型車も出動します。さらに寝屋川茨木線(【12】)および太間公園線(【11】)では、高槻営業所と共同管轄(平日ダイヤのみ)。現・寝屋川営業所は敷地拡張の余地はないと見られ、門真との統合・移転が必要かもしれません。

統合移転となったとき、まず問題は収容台数と回送経路の最適化でしょう。

収容台数は少なくとも100台は欲しいところ。

回送経路については、寝屋川市駅・摂南大学・四条畷駅・電通大四條畷・大和田駅・大日駅・古川橋駅・京阪守口市駅になるべく近いことが条件でしょう。ある意味、かつて守口市内に乗り入れていた頃の門真営業所運用の復活とも言えます。

問題は四條畷市コミュニティバス(主に田原地区)が遠くなることだが、必要なら交野営業所に移管すればよいでしょう(交野車庫からの場合、磐船街道経由で田原地区への回送も可能)。これと引き換えに、太秦住宅・寝屋川公園・忍ヶ丘駅方面(高宮四条畷線)の寝屋川(新)移管による適正化も考えられます。

寝屋川市内路線は、香里園・三井団地・寝屋川団地・星田方面(主に北東部地域)は交野営業所、他は主に寝屋川(新)営業所という分担にすればよいでしょう。香里園西口発着のコミュニティバス(旧・タウンくる)各路線も寝屋川営業所が最適でしょう。

四条畷駅乗り入れ運用については、道路状況の関係上、中型車の限定運用になっているようです(ただ近鉄バスは大型車が乗り入れている。かつて、京阪バスも大型車RE・RC・MPが四条畷駅へごく普通に行き来していたはずだが)。先日のダイヤ改正で寝屋川市駅~イオンモール四條畷~四条畷駅直通系統が大幅増となったが、中型車ばかりで混雑率が気になります。

寝屋川茨木線の高槻車運用は、摂南大学通学利用が多く大型車運用を補うための措置ですが、今後見直しの余地はあるかもしれません。さすがに【11】号経路の高槻車遠隔運用は気になるところ(R1バイパス+枚方大橋経由での回送は遠いわけではないが)。

自動車試験場線の門真市駅発着便大増発も望みたいところ。現行・古川橋駅発着(【5】)を隣の門真市駅まで延長するのは容易いと思うのですが。できれば大日駅まで乗り入れてほしいところだが、問題は駅前周辺の交通渋滞。

* * * *

参考までに交野営業所の管轄見直しについて少し。

四條畷市内路線は田原線(【18】)および前出の四條畷市コミュニティバスを交野担当、他は寝屋川(新)担当とする。

津田サイエンス線の小型車運用は、枚方市北東部路線の変更内容次第で京田辺または枚方営業所に再移管。

逆に釈尊寺団地線(【10】)の交野復帰も現実的に考えられます(ただし、ダイヤサイクルの都合、他の香里団地方面路線とは基本的に独立運用となるでしょう)。

* * * *

枚方出口線の香里園(西口)への延伸も望みたいところ。同路線は高槻営業所担当ですが、香里園駅西口への乗り入れと同時に運用車両を適正化、小型車運用が現実的でしょう。問題は担当営業所ですが、やはり寝屋川が最適でしょうか。


京阪バス門真営業所管内では、四條畷市方面に加え、門真市内線でもダイヤ変更が実施される予定です。

門真市内線【7】【7A】(門真市役所~古川橋駅~門真団地~地下鉄門真南)について、特に門真南発着便は大幅減便されます。 地下鉄門真南の発車時刻は以下のように変わります。

【地下鉄門真南 発車時刻表(京阪バス7・7A号経路)】
(平日)
07:58(7A、福祉センター経由門真市役所)
08:38(7、門真市役所)
09:18(7、門真団地)
09:58(7、門真市役所)
11:18(7、門真団地)
11:58(7A、福祉センター経由門真市役所)
13:18(7A、福祉センター経由門真市役所)
13:58(7、門真市役所)
15:18(7、門真市役所)
15:58(7A、福祉センター経由門真市役所)
17:18(7、古川橋駅)
18:03(7、古川橋駅)
19:28(7、古川橋駅)


(土・日・休日)
09:18(7、門真団地)
09:58(7、古川橋駅)
11:18(7、門真団地)
11:58(7、古川橋駅)
13:18(7、古川橋駅)
13:58(7、古川橋駅)
15:18(7、古川橋駅)
15:58(7、古川橋駅)
17:18(7、古川橋駅)
17:58(7、古川橋駅)


地下鉄門真南発着系統の京阪バスは、このほか【3】(免許試験場経由門真市駅行き)が平日09:11の1便があります。門真南発着のバスは京阪バスのほか、大阪シティバス(【36】大阪駅前行き)が発着。かつては鴻池新田方面への近鉄バスも乗り入れていたが、撤退。京阪バスも全体的に減便色が濃く、【7】【7A】は小型車運用のみです。

古川橋駅の【7】【7A】【8】のりばは、北口からの発車(免許試験場方面行きと異なる)なので注意。


京阪バス【9A】号経路・<摂南大学~京阪守口市駅~JR吹田>に関するレポートは、これまで何度か投稿しましたが、ここでその歴史を纏め直したいと思いました。

当路線系統は「守口上新庄線」。もともと、【9】号経路・<京阪守口市駅~上新庄駅前>として運行されていました。JR(国鉄)吹田駅前乗り入れは1978年と比較的新しく、系統番号も【9A】に変更されました。

吹田駅前にはそれ以前から、吹田八尾線として京阪バスも乗り入れていました。吹田八尾線は国鉄・阪急・近鉄・京阪4社の共同運行でした。

守口上新庄線は寝屋川営業所、吹田八尾線は門真営業所の担当でした。 

守口~吹田間のバスには、中央環状線経由(吹田八尾線)と内環状線経由(守口上新庄線)の2ルートが存在する時期がありました。

吹田八尾線のほうは、路線縮小・減便が相次ぎ、大阪モノレール門真市開業(1997年)までに全面休止に。国鉄バスは国鉄終了とともに撤退(阪急バスに代替)、京阪・阪急は八戸ノ里(東大阪市)以南廃止、そして守口・門真以南廃止を経て最終的に全線運行休止に。阪急バスは一時期、JR吹田から吹田八尾線として京阪守口市駅に乗り入れていました。近鉄バスの吹田乗り入れは早くも廃止、末期は千里丘以南のみの運行でした(ただし、中央環状線沿線の摂津市内に鳥飼営業所があり、茨木・摂津地区の路線をカバー)。

守口上新庄線は吹田駅前延伸以降、大きな変化はなく30年以上経過。しかし、2016年大日駅~京阪守口市駅~JR吹田に延長され、さらに2018年には寝屋川市の摂南大学からJR吹田までのロングラン路線が成立しました。今では京阪バス有数の長距離路線です(全区間の運賃は3区間280円)。

現在、JR吹田発着のバスは、寝屋川市から豊中市や兵庫県尼崎市までをカバーしています。

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1978年当時の京阪バス守口上新庄線・吹田八尾線路線マップ



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寝屋川市駅西口周辺の風景も大きく変わりそうです。

画像左の建物は旧・長崎屋ですが、いよいよ解体工事が始まりました。この建物の南に面するバス通り(府道18号)も拡幅工事が進んでいますね。

かつて、寝屋川市駅からのバスは西口のみでした。香里園・寝屋川東部・星田・四條畷方面発着のバスも、京阪の踏切を跨いで西口まで乗り入れていました(東口ロータリーの供用は1986年)。京阪本線の高架化工事が始まる前ですが、踏切前後の渋滞に悩まされながら、うまい具合に周辺の道路交通を捌けていたもので感心。


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京阪百貨店本店のある京阪守口市駅前。京阪百貨店は京阪電車守口車庫跡地で、1985年に開業しました。守口市駅には急行・快速急行が停車します。

さて、少し昔の守口市駅発着のバスなどについて、思いつくままに挙げてみました。

平成の中ごろ(2001年前後)まで、守口市駅には面白いバス路線がいろいろ乗り入れていました。

◎エキスポランド行き直行バス(京阪バス)

◎花博会場シャトルバス(京阪バス)

◎吹田八尾線(京阪バス【52】号経路、阪急バス)

◎関西空港リムジンバス(京阪バス、関西空港交通)

◎新幹線シャトル・新大阪行き(京阪バス、西日本JRバス)


エキスポランド直行バスは1995年に廃止されました。 あの悲惨な事件でエキスポランドもなくなり、エキスポシティに生まれ変わりました。

京阪守口市駅にJR吹田から阪急バスが乗り入れていたのは驚きです。吹田八尾線の一つの系統で、京阪バス【52】号経路と共同運行でした。阪急バス担当便は急行運転だったようです。現在も運行中の【9A】号経路(太子橋・上新庄経由)とはルートが異なり、中央環状線~千里丘~大阪府道14号経由でした。吹田八尾線は大阪モノレール門真市開通(1997年)までに全廃。阪急バスの守口市駅乗り入れは1993年ごろ廃止のようです。

1990年「国際花と緑の博覧会」(花博)開催時には、会場の鶴見緑地までシャトルバスを運行。守口市駅は会場への最寄ターミナルの一つとして重宝されていました。現在も、守口市駅から鶴見緑地行き【19】号経路が運行中です。

守口市駅には関西空港リムジンバスも発着していました。関西空港開業以来、運行本数も多く設定されていたが、のちに寝屋川・枚方・樟葉発着に切り替わり、守口からはほぼ撤退。担当営業所も門真から枚方に変わりました。

守口市駅~新大阪駅を結ぶ「新幹線シャトルバス」は2001年4~9月の半年間試験的に運行され、このまま定着するものと思いきや、あっさり撤退しました。せっかく京阪沿線から新大阪駅への最短快適ルート(御堂筋線の混雑ラッシュを回避できる)として期待が高まっていたのに、勿体無いと感じました。しかしJRおおさか東線が新大阪まで開通した今では、このような路線復活は望み薄かもしれません。

このほか、四條畷・清滝団地方面や門真団地方面へのバスもあったが、全廃されてしまいました。

今では昼間時間帯は寝屋川市駅行きすらなく(大日駅止まり)、発着総本数も減ってしまいました。守口市の中心ターミナルが、地下鉄谷町線・大阪モノレールの接続する大日駅に変わっているようですね。



かつて京阪香里園から寝屋川市駅を経て仁和寺まで直通していた【22】号経路。

当【22】号経路は、2016年12月ダイヤ改正で(京阪香里園~三井団地~寝屋川市駅)と(寝屋川市駅~寝屋川車庫前~仁和寺)に完全分割されてしまいました。担当営業所も前者(東側)は交野営業所(寝屋川市駅東口発着)、後者(西側)は寝屋川営業所(同西口発着)。なお、香里園~仁和寺直通系統は交野営業所の担当で、仁和寺行き(西行き)のみ寝屋川市駅西口で乗降扱いでした。

西側の【22】号経路は、事実上の【1】【1A】【6】【10】号経路の区間便です。

現在の運行ダイヤは朝と夕方のみで、仁和寺行き(西行き)は平日夕方時間帯に毎時2本設定されているものの、土・休日は非常に本数が少ないです。




寝屋川市池田西町にある寝屋川市立総合センター。

この館内には中央図書館などが入っていましたが、2018年大阪北部地震の被害を受けたため閉鎖。結局解体されることになり、中央図書館は寝屋川市駅前のアドバンスねやがわ1号館(イズミヤ)にて移転オープンしました。また、総合センターの機能は、西へ300mの場所(池の里市民交流センター)に移転しました。

市立総合センターには「タウンくる」(→【52】号経路)が1日1便だけ乗り入れていましたが、閉鎖に伴う経路変更でバス停も廃止。

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今まで、大阪~京都間バス乗り継ぎルートに関する記事について、何度か投稿させていただきました。

今回、その中間の大阪~寝屋川間について、現在可能な幾つかのルートを考察したいと思います。

まず、基本的な3ルートを挙げます。

【ルート1】
大阪駅前   → 守口車庫前   (大阪シティバス【34】または【78】系統)
土居     → 大日駅     (京阪バス【9A】号経路)
大日駅    → 寝屋川市駅   (京阪バス【1A】【5】【6】号経路ほか)

(または)
大阪駅前   → 守口車庫前   (大阪シティバス【34】または【78】系統)
(徒歩)
京阪本通   → 大日駅     (京阪バス【8】【9A】号経路ほか)
大日駅    → 寝屋川市駅   (京阪バス【1A】【5】【6】号経路ほか)

【ルート2】
大阪駅前   → 地下鉄門真南  (大阪シティバス【36】系統)
地下鉄門真南 → 門真団地    (京阪バス【7】【7A】号経路)
門真団地   → 京阪大和田駅  (京阪バス【1】【2】号経路ほか)
京阪大和田駅 → 寝屋川市駅   (京阪バス【14】号経路)

【ルート3】
大阪駅前   → 天満橋     (大阪シティバス【62】系統)
天満橋    → 焼野      (大阪シティバス【46】系統)
焼野     → 京阪守口市駅  (京阪バス【19】号経路)
京阪守口市駅 → 大日駅     (京阪バス【8】【9A】号経路ほか)
大日駅    → 寝屋川市駅   (京阪バス【1A】【5】【6】号経路ほか)


【ルート1】(守口車庫経由)は最短経路で初心者向けでしょう。「守口車庫前」と京阪バス「土居」バス停は同じ場所です。ただ、「土居」には毎時1本しかバスが来ないので(昼間毎時40分発)、乗り継ぎ時間が合わなければ国道1号線(京阪国道)を北へおよそ1km歩き、「京阪本通」からの乗車となります。

以前は守口市駅~寝屋川市駅系統が多く運行され比較的楽勝だったが、昼間を中心に大日駅で系統分割されたため、守口~大日間は本数が少なく、難易度も上がっています。【8】号経路については小型車での運用です。

【ルート2】(門真南・大和田経由)も、大阪シティバスを除いて基本的に毎時1本で、しかも乗り換え回数が多いので、あまり楽ではないかもしれません。【7】【7A】号経路は小型車運用です。

今回、新しく天満橋乗り継ぎルート(【ルート3】)を挙げてみました。大阪シティバス【62】【46】系統を乗り継ぐものですが、シティバスではICカード利用だと2本目の運賃は無料(乗り継ぎ割引)となるのでお得です。

天満橋乗継では、次のルートも面白いでしょう。

【ルート4】
大阪駅前   → 天満橋    (大阪シティバス【62】系統)
天満橋    → 守口車庫前  (大阪シティバス【10】系統)
(徒歩)
京阪本通   → 大日駅    (京阪バス【8】【9A】号経路ほか)
大日駅    → 寝屋川市駅  (京阪バス【1A】【5】【6】号経路ほか


門真南経由は次の乗り継ぎルートも可能です。

【ルート5】
大阪駅前   → 地下鉄門真南 (大阪シティバス【36】系統)
地下鉄門真南 → 古川橋駅   (京阪バス【7】【7A】号経路)
古川橋駅   → 大久保    (京阪バス【8】号経路)
大久保    → 寝屋川市駅  (京阪バス【1】【1A】【6】号経路)


【ルート6】
大阪駅前   → 地下鉄門真南 (大阪シティバス【36】系統)
(徒歩)
三島     → 古川橋駅   (京阪バス【5】号経路)

古川橋駅   → 大久保    (京阪バス【8】号経路)
大久保    → 寝屋川市駅  (京阪バス【1】【1A】【6】号経路)

やや遠回りですが、淀川右岸(淀川3区)から回るルートもあります。

【ルート7】
大阪駅前   → 上新庄駅北口 (大阪シティバス【37】系統)
上新庄駅北口 → 大日駅    (京阪バス【9A】号経路)
大日駅    → 寝屋川市駅  (京阪バス【1A】【5】【6】号経路ほか)


これの変形として、やや無理やりな感じもあるが、阪急バスを追加するのも面白いでしょう。

【ルート8】
大阪駅前   → 江口橋     (大阪シティバス【37】系統)
江口橋    → 上鳥飼     (阪急バス【31】系統)
(徒歩)
上鳥飼北   → 寝屋川市駅  (京阪バス【12】号経路)


 


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15年ほど前の京阪バス寝屋川・門真地区路線図です。

現在と比べて守口市内の路線網が賑やかだということが一目でわかります。大日駅発着の路線は【4】号経路のみでした。

寝屋川市駅~京阪京橋のロングラン【1】号経路は残っており、守口市駅と門真団地を結ぶ【11】号経路もありました。当時、菊水通・東郷通・焼野・鶴見緑地方面路線は門真営業所管轄でした。

守口市駅発着路線としては、京阪高架下を走る【22】【24】号経路(四条畷駅・清滝団地行き)や【15】号経路(梶南口・大久保経由仁和寺行き)などの面白い路線もありました。この道路を走るバスもほぼ皆無。

守口上新庄線【9A】号経路(京阪守口市駅~JR吹田)が、のちに大日駅を経て摂南大学までのロングラン路線に延伸されるとは思いませんでした。

地下鉄門真南も今より発着路線が多く、古川橋駅から【6】号経路(試験場前経由)、京阪大和田駅から【1】号経路(門真団地経由)も乗り入れていました。地味ながら門真車庫入出庫の【9】号経路もありました。

寝屋川市駅周辺では、寝屋川茨木線(【12】号経路)開通前でした。一方、【27】号経路(寝屋川市駅~緑町~太間口)や香里園・三井団地方面から【22】号経路が仁和寺まで運行され、【タウンくる】拡充前夜でした。


京阪バス2021年3月13日ダイヤ改定(寝屋川営業所管内)について。

主な変更点は次の通りです。

1) 【1A】【6】(寝屋川市駅~大日駅)の運行本数を毎時2本(30分間隔)に減便、【1A】【6】毎時各1本。

2)音羽町線【26】【26A】の運行本数を毎時2本(30分間隔)に減便(交野→寝屋川に移管)

3)茨木市役所付近の停留所移設・名称変更(対象系統:寝屋川茨木線【12】)

4)【52】(深北緑地~市立総合センター) 電鉄車庫前~市立総合センター間の各停留所(高柳住宅前、東高柳、高柳、寝屋川車庫、池田府営住宅前、総合センター東口)に停車



「タウンくる」寝屋川市内線は2021年2月に一般路線化(→【50】~【55】)されたばかりですが、今回の改定で【52】号経路は電鉄車庫前~市立総合センター間の各停留所に停車します。

音羽町線は交野営業所管轄から3年ぶりに寝屋川担当に復帰します。減便に伴い運用数に余裕が生じたものと思われます。

寝屋川茨木線等の高槻担当便には変更があるのでしょうか?


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2021年2月1日、京阪バス寝屋川市内線「タウンくる」 および寝屋川音羽町線(【26】【26A】号経路)の運賃が大人230円に統一されます。

これらの路線系統は、2003~06年、寝屋川市内の交通空白地域及び不便地域の解消を目的に新設されたもので、「タウンくる」という愛称が付けられています。狭隘道路にも対応すべく小型車での運用とし、150円という割安な運賃で十数年にわたり運行されてきました。しかし、沿線人口の減少、バス運転士不足、そして新型コロナ感染拡大などの厳しい情勢のもと、バス路線そのものの維持に厳しさが増す状況のようで、収支改善を図るべく、通常の一般路線と同じ230円に改定されることとなりました。既に寝屋川音羽町線では200円に運賃変更されています。

また、寝屋川市内線「タウンくる」に以下の経路番号が新しく設定されます。

【50】 萱島駅~黒原旭町~萱島駅
【51】 寝屋川市駅~萱島駅~河北~深北緑地
【52】 市立総合センター~萱島駅~河北~深北緑地
【53】 萱島駅~蔀屋~河北
【54】 京阪香里園~西コミュニティセンター~太間公園~京阪香里園
【55】 京阪香里園~太間公園~市立総合センター~寝屋川市駅


寝屋川市内線及び寝屋川音羽町線の運賃改定実施について(京阪バス)
https://www.keihanbus.jp/pdf/t2020/local_20210201_neyagawa.pdf




京阪バス寝屋川営業所【3】号経路。

寝屋川市駅と守口市駅を国道1号寝屋川バイパス経由(川岸寄り)で結びますが、運行本数が非常に少なく、ダイヤもやや変則的という点で、希少価値のある路線系統と言えます。

主な停留所は、

寝屋川市駅(西口)~寝屋川車庫~池田~摂南大学~点野~点野団地~仁和寺団地~佐太小学校前~大庭七番~八番~八雲小学校前~八雲~地下鉄守口~京阪本通~京阪守口市駅

運行ダイヤは、

【寝屋川市駅発】
(平日)06:36 06:54 17:21
(土休日) 運休

【京阪守口市駅発】
(平日)18:27 21:32
(土休日) 20:56


で、土休日は京阪守口市駅発の片道1便のみです。

寝屋川市駅~摂南大学~点野団地間には【5】【10】号経路がほぼ同じ経路を走り(【5】号経路のみ「太間口」経由)、仁和寺団地~佐太小学校前間は【3】号経路の単独、大庭七番~京阪守口市駅間は【1】【9A】号経路と共用区間です。

寝屋川~守口間を結ぶ路線系統としては、【1】【4】号経路もあり本数も比較的多いです(ただし、昼間時間帯は寝屋川市駅~大日駅間の区間運行で、大日駅乗り継ぎとなる)。



かつて運行されていた京阪バス門真営業所【6】号経路。

古川橋駅から免許試験場前を経て地下鉄門真南を結ぶ路線系統でした。

現在、古川橋駅(南ターミナル)からは【5】号経路が発着するのみですが、2011年12月まで【6】号経路も乗り入れていました。

運行経路は、

古川橋駅~免許試験場前~三島大橋~三島~南三島~地下鉄門真南

で、 古川橋駅~三島間は【5】号経路(古川橋駅~門真団地)と同一経路でした。

【6】号経路は1997年8月(地下鉄門真南開通)以前は、茨田大宮住宅(大阪市鶴見区)発着だったようです。茨田大宮住宅は地下鉄門真南駅から南東へ400mほどの位置であり、西側には三井アウトレットパーク大阪鶴見と隣接しています。

また、地下鉄門真南には、2011年12月まで

【1】京阪大和田駅~地下鉄門真南
【9】門真車庫前~地下鉄門真南

も発着していたが、以降、ほぼ全て小型バス運用の【7】号経路に代替されました。

大阪メトロ長堀鶴見緑地線方面から門真試験場へは便利な路線系統だったが、現在【3】号経路(門真市駅~地下鉄門真南)が1日1本運行されるのみです。


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2021年2月1日より、寝屋川市内の京阪バス「タウンくる」、および音羽町線【26】【26A】号経路の運賃が変わります。

現在、「タウンくる」(黒原ルート、木田・河北ルート、木屋ルート)が150円、音羽町線は200円ですが、 改定後は他の一般路線と同じ230円に統一されます。


https://www.keihanbus.jp/pdf/t2020/local_20201117_neyagawa.pdf


京阪バス寝屋川営業所・過去の路線です。

【17】号経路<仁和寺~門真市駅>

運行経路は、

仁和寺~大久保~大庭住宅前~地下鉄大日~門真市駅

という、これまた【15】号経路(京阪守口市駅~仁和寺)とは違うルートで、興味深いですね。

「地下鉄大日」は現在の大日駅ロータリーとは異なり、府道上に設置されていたようで、ここから中央環状線を走って門真市駅に至ります。

運行本数は少なかったようで、1995年廃止されたそうです。大阪モノレール開通前ですが、今とは違って面白い路線系統が多かったものですね。門真市駅には吹田八尾線も乗り入れていました。


(参考記事)
京阪バス【15】号経路・<仁和寺~京阪守口市駅>
http://katanogawara.blog.jp/archives/31746643.html
 


京阪バス門真営業所【5】号経路は、言わずと知れた門真免許試験場ご用達の路線系統。

京阪古川橋駅前(南ロータリー)からの発車で、 主な停留所は

古川橋駅~一番~免許試験場~三島大橋~三島~三島団地前~西御領~門真団地

で、古川橋駅~免許試験場前間の区間系統も多数設定されています。

古川橋駅~免許試験場間の停留所は「一番」のみで、駅から徒歩可能圏(1.2km)の範囲ですが、バスを利用される方も多く、臨時便が運行されます。

試験場線も2020年10月9日ダイヤ改正で減便されます。改正後の日中の運行ダイヤは、

(平日) 古川橋駅発着15分ヘッド、門真団地行きは毎時1本
(土休日)古川橋駅~門真団地 毎時1本(古川橋駅~免許試験場間の臨時便あり)

となります。また、門真団地行きの免許試験場前での乗降扱いについても、バスループ乗り入れが廃止され、府道上の停留所のみの停車となります。

免許試験場へは、かつて門真市駅発着の【3】号経路が多く運行されていたが、古川橋駅前の南ターミナル整備(1984年)に伴い、古川橋発着に変更されました。その後、大阪モノレールが門真市まで開通し、北摂地域(摂津・茨木・吹田・豊中市ほか)から免許試験場へのアクセスは大幅に改善されるものの、門真市駅からのバスの本数が非常に少なく、京阪電車で京都方へ一駅のみ乗車する必要があり、不経済と言えます。門真市駅から臨時便でも良いので試験場へのバスが望まれるところでしょう。



京阪バス寝屋川営業所に新車2台入りました。

N-6336 大阪200か4954
N-6337 大阪200か4959

で、いずれも2PG-LV290N3です。

代替はN-3138・3139(レインボー10.5m車)です。 



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【タウンくる】音羽町線(寝屋川市駅行き)のリエッセ(E-3131)が停車中です。
音羽町線は現在、【26】【26A】号経路となり、他の一般路線と同じ運賃運賃は150円→200円に変更されました。

当時、寝屋川営業所の担当だったが、現在は交野営業所の管轄です(2003年の開通当初、1年間だけ交野営業所が担当)。

香里園駅西口から木屋・出口を経て枚方市駅まで行くバス(出口線の延長)があればと思うのですが・・・。


寝屋川市駅~摂南大学寝屋川キャンパスを結ぶバスは(京阪バス)【11】【12】号経路などに加え、登下校時間帯には直通バスが増発されます。ただし、直通便の運行経路は各停便の【11】【12】号経路とは異なり、八坂神社前から両側2車線の市道(事実上、大阪r18【枚方交野寝屋川線】の一部)を走り、池田本町交差点から先、各停便と同じルート(菅原神社前経由)を直進します。ちなみに各停便は寝屋川車庫・池田府営住宅前を経由します(駅西口から寝屋川車庫・仁和寺方面へのバス通りがr18の指定区間)。

なお、寝屋川市駅は西口からの発着です。

直通便の運用は寝屋川・交野・高槻の3営業所が受け持ちます(各停便について、平日ダイヤにおいては寝屋川茨木線【12】号経路は主に高槻営業所が担当。他は一部を除いて寝屋川営業所の担当)。

摂南大学直通バスは、寝屋川市駅のほか、JR茨木東口・大日駅発着系統も設定されており、阪急・JR京都線沿線や大阪市内方面からの通学の利便が図られています。


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大阪市鶴見区の焼野(やけの)バス停(焼野1丁目)。


大阪府道2号【中央環状線】・旧道上に設置。大阪シティバス【46】系統・<天満橋~焼野>と京阪バス【19】号経路・<京阪守口市駅~鶴見緑地>が発着します。守口市との境界付近であり、シティバス【46】系統はここが終点で折り返すため、バス回転場と併設されています。

バス停の西側は浜5丁目という町名で、鶴見緑地(鶴見新山、日本庭園、ふるさとの森などのあるエリア)と隣接。なぜ、ここに「浜」という町名があるのか、気になりますね。

京阪バス(寝屋川営業所)はもとより、シティバス【46】系統も守口営業所担当のため、焼野に乗り入れるバスは、両社とも「大阪ナンバー」です。


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寝屋川市コミュニティバス「タウンくる」河北線について、レポートを作ってみました。

「タウンくる」は、寝屋川市と京阪バスとの協力で、市内の公共交通空白地域に乗り入れる小型バス。狭隘路の多い住宅地内をきめ細かく巡回するため、走行経路は意外に複雑で、「乗りごたえ」感はかなりのものと言えます。運賃は150円で通常の路線バスよりも安く、利用しやすくなっています。

河北線<寝屋川市駅~河北・深北緑地>も例外ではなく、さらに寝屋川・門真・四條畷・大東4市の境界が複雑に絡み合う地域を走るため、寝屋川市外にはみ出す区間もあります。

河北線の運行経路・主な停留所は、

寝屋川市駅(東口)~寝屋川市役所~秦北口~電通大寝屋川キャンパス~中木田中学校~木田元宮~木田小学校~萱島東~萱島駅~猪鼻橋~堀溝~蔀屋(しとみや)~河北~深北緑地

秦北口(豊野交差点)~電通大寝屋川キャンパス間は国道170号・大阪r21【枚方八尾線】を南進、昭栄町交差点を右折して木田元宮~萱島地区の住宅地を回ります。西側には京阪電車寝屋川車庫が隣接。京阪萱島駅前広場(高柳線【14】号経路や近鉄バス萱島線とのりばが異なるので注意)に立ち寄ったのち、進路を東に転じて、第二京阪のガード(太平ポンプ場前)を越え、門真市との境界手前のところを走ります(寝屋川市駅行きのみ、門真市の「巣本」に停車)。国道163号線を東に進み、堀溝交差点から一旦四條畷市に入ります。蔀屋交差点を右折して国道170号(外環状線)を南下。4つ目の信号で右折して、寝屋川市に戻り、河北バス停(河北中町)。

大半の便は河北で折り返します。ここまでは昼間時間帯毎時1本の運転ですが、平日2本・土休日3本だけ、深北緑地までもう少し足を伸ばします。深北緑地行きは、入って来た道を引き返して、国道(外環状線)をさらに少し南下。国道は深北緑地付近で寝屋川市南端を掠ったのち、大東市に入ります。

河北緑地は治水緑地として開設され、通常時は運動広場や公園として楽しめる憩いの場であり、大雨の時には増水した河川の水を溜める遊水地としての役割を果たします。緑地内の敷地は北側3分の1は寝屋川市、残りの南側は大東市域。西側は門真市との境界もすぐ。バス利用の場合は、門真市・江端バス停(京阪バス【2】号経路ほか、近鉄バス萱島線)から徒歩のほうが本数が多くて便利です。「タウンくる」のバスは河北東町交差点(寝屋川市)を右折し、緑地入口のループ(駐車場前)で乗降扱いが行われます。ここから真東へ数百メートルのところにはJR四条畷駅があります。

河北線は寝屋川営業所の小型車(ポンチョ)で運用されます。


京阪バス寝屋川・守口営業所管内について、 1980年代後半ごろのことを思いつくままに書いてみることにしました。

このエリアは、実を言えば、私個人的にさほど印象の強いところではありません。

一番乗車する機会の多かった系統は、寝屋川【11】号経路ほか摂南大学寝屋川キャンパス関連の路線だったと思います。全国模試などを受けることが目的でした。当時、寝屋川管内では中型車の比率が少しずつ増加しつつあったものの、大型車もまだ多く活躍。三菱ふそう車の姿は見られず(寝屋川名物だったブルドックB-1508・1509は既に大津へ転属)、日野ばかりだったと思います。モノコックのRE・RCもまだ現役でした。摂南大学からの帰り、寝屋川市駅行きでたまに整理券発行のバスに当たったとき、どこから来たやつのか興味がありましたね(たぶん古川橋からの【13】号経路)。

ちなみに、五木模試の会場は大阪電通大寝屋川キャンパスが多かったが、寝屋川市駅から徒歩でした(高宮四条畷線のバスが通るが、本数は少なかったはず)。

寝屋川管内の面白い路線系統として、【16】<枚方市駅~寝屋川市駅>などもあったが、これも機会を見つけて乗っておいたほうがよかったですね。枚方市駅北口で時々【16】号経路を見かけることもあり、Bタイプ(B-3461・3487)での運用が多かったように記憶しています。

* * * *

原付免許を取るために初めて門真自動車試験場へ行く時、古川橋駅から試験場前行きのバスは、富士重3EのRCでした。富士重のRCといえば、枚方営業所に1・2台だけの少数派という印象が強く(末期は主に招提線や樟葉長尾線などで運用)、門真(営)にもいるとは知りませんでした。

門真営業所には1985年ごろまで、四條畷市清滝地区運用の関係上、三菱ふそう車も3割近く所属していたようだが、枚方・高槻および京滋地区へ転出、日野ブルーリボンHT(大型車)やレインボーHR(中型車)に置き換えられました。

あと、門真管内で実際に乗車した面白い路線として、吹田八尾線【52】号経路があります。JR吹田~京阪守口市駅間で、寝屋川管轄【9A】号経路とは運行経路が異なり、千里丘から摂津市役所を経て、中央環状線・鳥飼大橋を渡り、大日から守口市駅に至るルートでした。阪急バスとの共同運行でした。


京阪バス・タウンくる【寝屋川音羽町線】が2020年4月1日より、運賃改定されます。

運賃は150円→200円

合わせて、路線名称も

【26】号経路  寝屋川市駅~音羽町~京阪香里園(西口)
【26A】号経路 寝屋川市駅~寝屋川市役所~音羽町~京阪香里園(西口)


に変更となります。



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京阪バス・タウンくる「深北緑地」バス停。

深北緑地は寝屋川市河北中町と大東市深野北に跨る広い治水緑地。平常時は運動広場や公園として利用され、大雨の時には増水した河川の水を一時貯留することによって、洪水被害を防ぐ遊水地の役目を担っています。

深野緑地付近は、四條畷市と合わせて3市の境界が複雑に入り組んでおり、地図マニアには興味深い地点でもあります。

「深北緑地」バス停は寝屋川市。平日2便・土休日3便の発着です。深野緑地へは、門真市の「江端」バス停(京阪大和田駅から【2】号経路などに乗車)下車が便利です(東へ徒歩15分)。また、JR四条畷駅からも意外に近いです(西へ徒歩15分)。



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京阪バス寝屋川地区の過去路線、【27】号経路<寝屋川市駅~太間口>。

運行経路は、

寝屋川市駅~寝屋川市役所~寝屋川警察署前~緑町~石津~太間口

で、 主に国道170号(外環状線)~大阪r19【寝屋川茨木線】をそのまま辿るものでした。

「緑町」といえば、グリーンシティ(ジャスコ→イオン寝屋川)でお馴染みのことでしょう。ちょうど、京阪の線路と交わる地点(寝屋川市と香里園の中間)であるが、ここには駅が設置されていないため、駅からグリーンシティへは不便でした。【27】号経路は、寝屋川市駅とグリーンシティを結ぶ路線という意味合いが強かったように思います。ただ、本数は少なく、決して使いやすいものとは言えませんでした。

寝屋川市駅・香里園駅とグリーンシティへのバス路線新設・増発が望まれる中、【タウンくる】というコミュニティバスの形で2003年、寝屋川市駅~音羽町~京阪香里園西口系統(音羽町線)が開通。運賃は音羽町線が150円と安く、小型車使用ながら利用状況も安定していると見られます。そうなると、【27】号経路の存在意義が薄まる一方。

終点・「太間口」は淀川新橋に近く、r19をそのまま直進すると摂津市を経て茨木に至ります。かつて、【27】号経路を茨木まで延伸できないものかと妄想したこともあるが、寝屋川と茨木を結ぶ路線が【12】号経路(摂南大学経由)で実現するとは思いませんでした。

【27】号経路は2008年廃止。同経路を通る路線は、【タウンくる】(寝屋川市駅~石津地区~点野~淀川河川公園~京阪香里園西口ほか)に代替されました。

グリーンシティも2016年8月末で建て替えのため一時閉店に。閉店後の建物解体・建替工事もあまり捗っていないようですが、どうなることでしょうか?

運用担当は寝屋川営業所だったが、交野営業所が受け持っていた時期もあります。


京阪バス門真営業所管内過去の路線を一つ紹介したいと思います。

【11】号経路<京阪守口市駅~門真団地>

運行経路・主な停留所は、

京阪守口市駅~覚仁寺~市民プール前~東光町~西郷通~西郷通南~寺方本通1丁目~寺方府営住宅~寺方東~東郷通~西桑才~桑才~三島~東三島~三島団地前~西御領~門真団地

でした。「西郷通南」バス停(廃止)は、樟風中学校西側付近に設置されてものと推定できます。寺方本通1丁目からは大阪r161を東へ辿り、「桑才新町」交差点(近畿道&中央環状線交点)を経て、「御領西」交差点を左折、終点・門真団地に至ります。

2009年10月に廃止されました。廃止前は、守口南部線【19】【29】号経路なども門真営業所が管轄していたが、守口市駅への門真営業所運用は撤退。守口市駅から門真市南部(桑才・三島・門真団地)へのバス路線は消滅、残った【19】【29】号経路などは寝屋川営業所に移管されました。その後、守口市駅発着のバス全体が大幅減便され(寝屋川方面からのバスは大半が大日駅折り返しに)、寂しくなったものです。


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京阪バス「淀川河川公園」(寝屋川市木屋元町)です。

【タウンくる】<木屋ルート>・<寝屋川市駅~京阪香里園>が発着します。
「淀川河川公園」バス停には、道路状況の関係なのか、香里園行きのみが停車します。 
香里園行きは、この道を東へ直進ののち、「木屋」交差点(香里自動車教習所前)をR170へ右折し、「木屋南」交差点を左折で旧R170に入るルートを取ります。

寝屋川市駅行きは、「太間公園」から乗車すると便利でしょう。
「太間公園」からは、【11】号経路も発着しています。

「木屋」は「こや」と読みます。

意外に枚方市(出口、南中振)との境界もすぐそこですが、市の境界を跨ぐバスがないのは・・・。昔、【16】号・<枚方市駅~寝屋川市駅>がR170木屋付近を通っていましたが。


毎年、お彼岸とお盆・年末年始に運行される臨時バス・飯盛霊園線。

四條畷市東部の飯盛霊園へは、四条畷駅から四條畷市コミュニティバス【田原6】が定期路線として存在するが、臨時路線として、

京阪守口市駅~飯盛霊園
京阪大和田駅~飯盛霊園


の2系統が運行されます。

本記事では、守口市~飯盛霊園系統についてレポートしたいと思います。

守口~飯盛霊園系統は、かつての守口~四条畷・清滝系統と同様に、京阪電車沿いの府道を通って京阪大和田駅を経由するものと思っていました。実は、大和田発着系統とは経路が異なります。守口発着系統については、門真営業所管内運賃表によると

京阪守口市駅~西郷通~農協会館前~一番~巣本~国道中野~四條畷市役所~四條畷小学校西詰~飯盛霊園

であり(臨時線なので路線系統図への記載が無く、停留所の詳細は不明)、国道163号線をひたすら走行するというもので、なかなか面白いです。

「農協会館前」(門真市)バス停は、普段は免許維持路線の【3】号経路<京阪門真市駅~地下鉄門真南>が発着するのみとなっているが、飯盛霊園線の臨時バスも停車することに驚きです。守口市駅~門真市内の路線が全廃され、事実上のバス空白地帯となっており、飯盛霊園臨時線が唯一となっています。

巣本以東は(飯盛霊園臨時線)大和田駅発着系統と共通ルートになります。

全区間の運賃は300円。「1Dayチケット」で乗車することも可能です。

飯盛霊園の近くに「田原台1丁目」バス停があり、田原線【18】号<京阪交野市駅~田原台1丁目>に乗り継ぐルートは面白いが、いずれも本数は少ないので、事前に時刻を調べるほうが良いでしょう。


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寝屋川営業所所属のN-6250です。
2016年新造の納車時は高槻営業所の配置だったが、翌年京田辺営業所に転出。
その後、2018年4月ダイヤ改正で大日駅~摂南大学系統増便を目的に、寝屋川営業所に転属、再び大阪ナンバーの登録となっています。現在、上の写真のように後面ラッピング中です。

高槻所属時代には【12】寝屋川茨木線の運用に入り、寝屋川への転属後、高槻と共同管轄の寝屋川茨木線でも再び姿を見せるようになるとは、何かしらの縁でしょうか?


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寝屋川市仁和寺交差点。

大阪府道r13・r15・r18(旧道)などの交わる複雑な六差路交差点をしています。

この交差点について、一つ気になったのは、r18に向けられた案内標識(写真)。ヘキサ「15」(r15【八尾茨木線】)の「Hiejima」という難しい漢字の地名ですが、どこの市にあるのかを地図で調べたら、門真自動車試験場前からさらに南へ進み、第二京阪門真IC北側のところ(「桑才」交差点)です。慣れない人にはわかりにくいと思います。市名である「門真」のほうがわかりやすいと思いますが・・・。

この交差点には、京阪バス「仁和寺」バス停があります。のりばが5箇所に分散されており、少しわかりづらくなっています。上の標識の案内に従って、r15には、【1】【1A】【6】号経路(黒原経由大日駅・守口行き)が通ります。

ちなみに、標識の下に映りこんでいるバスのりばは、r13を北(すなわち、標識の「大阪」とは反対方向)へ直進する【4】寝屋川市駅行きと【9A】摂南大学行き用です。寝屋川市駅行きは経路の異なる他系統が複数存在しており、別の2ヶ所から発着しています(最も本数が多いのは、r18東行きのりばで吉野家の隣にある)。





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少し見づらい写真ですが、近鉄バス萱島回転場(寝屋川市下神田町)です。
京阪萱島駅北側、大阪r149に面しています。
京阪バス【14】号経路・寝屋川市駅行きの車内より撮影。

京阪電車萱島駅前より住道・荒本・八尾方面への近鉄バスが発着しています。京阪バス【14】号経路<寝屋川市駅~京阪大和田駅>と競合しているが、京阪バスと近鉄バスではのりばが異なり、バス停名も京阪バスは「京阪萱島駅前」、近鉄バスは「萱島」とバラバラです。このほか、京阪バス「タウンくる」も萱島駅に乗り入れているが、これまた【14】号経路とはのりばが異なり、駅前ロータリーからの発着で、少しわかりづらいです。

せっかくなので、近鉄バスも萱島からもう少し伸ばして寝屋川市駅まで乗り入れできないものかと思いました。


今春のJRおおさか東線新大阪開通により、吹田市内の阪急バス路線・ダイヤに大きな変更がありました。その特徴の一つに、JR南吹田駅に乗り入れる路線が新設されたことが挙げられます。 該当路線は【85】系統・<JR吹田~江坂~阪急曽根>

【85】系統の運行経路は、

JR吹田~田中町~吹田簡易裁判所~南清和園~JR南吹田~南小学校前~広芝町~江坂駅前~小曾根~服部~豊中四中前~曽根東~阪急曽根

で、JR吹田~吹田簡易裁判所間は京阪バス【9A】号経路(京阪守口市駅行き)と共通経路、江坂~小曾根間は内環状線(R479)、服部~曽根東間はR176を走行。吹田簡易裁判所バス停は、従来京阪バス(「簡易裁判所前」)のみの発着だったかと思うが、今回阪急バスも停車するようになったのは少し驚きです。JR南吹田駅は、吹田市に所在しますが、両隣の駅(新大阪、JR淡路)が大阪市内のため、「大阪市内の駅」に指定されています。阪急宝塚線の「服部」駅は「服部天神」駅に改称されました(バス停は「服部」)。

【85】系統は吹田営業所管轄、運行ダイヤは60~120分に1本となっています。一部の便はJR吹田~江坂駅前間の区間運行です。


京阪バス寝屋川営業所管内の過去の路線について、一つレポートさせていただきます。

【15】号経路<仁和寺~京阪守口市駅>。

運行経路がこれまた面白く、大阪府道15号<八尾茨木線>経由で古川橋駅(旧【13】号経路と同じルート)を通るのかと思いきや、

仁和寺~大久保~大庭住宅前~梶南口~門真北小学校~門真市役所西詰~門真市駅~西三荘~京阪守口市駅

で、今ではバス空白地帯となった大庭住宅前~梶南口~門真市役所西詰~京阪守口市駅をカバーしていました。

2008年10月廃止。京阪守口市駅から古川橋・大和田駅経由四條畷・清滝団地方面の門真【23】【24】号経路(門真市駅まで【15】号と同じルート)とともに消えました。松下電器(パナソニック)工場通勤者をも意識した路線系統と言えるが、四條畷方面の路線と同時に廃止になるとは、電機産業のまち・守口門真の衰退を示唆するようでした(ちょうど同じ時期に松下電器からパナソニックに社名変更。さらに、守口に本社を持つ三洋電機はパナソニックの子会社化)。

【15】号経路は、かつて京阪香里園~土居までの長距離路線だったようです。香里園~仁和寺間は、おそらく交野【22】号経路と同ルートだったと思われます(香里園からの【22】号経路も仁和寺直通は廃止)。ちなみに、交野営業所開設(1978年)当初、寝屋川市駅からの【2】【4】号経路も交野営業所が担当していたそうですが、実際のところはどうなのでしょうか?  当時、寝屋川市駅から寝屋川団地・星田・太秦・四條畷方面の交野管轄路線系統も、西口から発着していました(東口ロータリーは1986年併用開始)。交野営業所開設前は、星田線・寝屋川団地線は枚方営業所が担当していました(ほかに【16】<寝屋川市駅~枚方市駅>も一時期枚方管轄だった)。


先日、久しぶりに大阪駅から枚方市までバス乗り継ぎの旅をしました。

大阪駅前から大阪シティバス【34】系統・守口車庫前行き(城北通経由)に乗車。

終点・守口車庫前から先、京阪バスに乗り継ぎで、ちょうど同じ場所に京阪バス「土居」バス停があるが、バスは【9A】号・摂南大学行きが1時間に1本だけで時間が合わず、R1(京阪国道)を京都方へ徒歩。次の「守口市役所前」バス停でも毎時1本しかバスがなく、仕方ないので京阪守口市駅前までさらに歩きました。2年前のダイヤ改正で守口市駅から寝屋川方面へのバスも大幅に減っており、昼間時間帯は【9A】と【8】が毎時各1本のみしかありません。両方とも大日駅は通るので小型車運用の【8】号経路(元・タウンくる、八雲北住宅経由)に乗りました。【8】号経路ののりばは京阪百貨店前から離れた4番のりばからの発車で、やや不便だと感じました。守口市駅前全体的に人影は多くなく、寂れた印象でした。とはいえ、やはり寝屋川市駅へ直通するバスは欲しいところ。

以前に比べて、大阪~寝屋川・枚方間バス乗り継ぎは不便になりましたね。「土居」バス停の【9A】号・摂南大学行きは毎時「40分」と覚えておくと便利です。


かつて京阪バスは、京阪守口市駅からエキスポランド(万博記念公園)までシャトルバスとして乗り入れていました。

京阪沿線から万博記念公園方面への需要に応じて設定されていましたが、モノレール門真市延伸(1997)間近の1995年ごろに廃止されたようです。似たような路線系統として京阪・阪急・近鉄バス共同運行の吹田八尾線もあったが、やはりモノレール門真市開通までに跡形もなく消滅しました。近鉄バスにとっては、本家の近鉄沿線である東大阪・八尾市エリアと、茨木・摂津市を管轄する鳥飼営業所管内をつなぐ路線として重要な意味も持っていましたが、鳥飼営業所管内は他の近鉄バスエリアと切り離されてしまいました。

なお、1970年大阪万博開催時には、国鉄茨木駅前から万博会場へ京阪バスもシャトルバスを出していました(京阪バス社史にその旨が記されている)。


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本年4月、京阪バス寝屋川営業所管内にて久しぶりの長距離路線が登場しました。
それは、

【9A】号経路・<摂南大学~JR吹田>

で、運行経路・主な経由地は、

摂南大学~菅原神社前~葛原~仁和寺~金田~大日駅~八番~八雲~地下鉄守口~京阪守口市駅~土居~太子橋~上新庄駅北口~JR吹田

全区間の所要時間は1時間20分程度、運賃は280円(3区)です。

もともと、運行区間は<京阪守口市駅~JR吹田>だったのが、2016年12月ダイヤ改正で大日駅発着に延伸ののち、さらに摂南大学まで延長という経緯です。

先日、JR吹田から摂南大学まで乗り通してみました。大日駅前付近の渋滞を何とか回避できないものか、というのが一つの感想です。大日駅~京阪守口市駅間の経路は距離の短い【4】号経路と同じR1を直進する経路に変更することにより、大日駅前付近での右左折回数を減らせるので、もう少しスムーズに走行することが可能になるはずです。その代わり、【1】号経路の京阪守口市駅直通を復活させる。そもそも、この路線系統が新設(延長)されたのは、大日駅~摂南大学間のバスを確保することが目的であり、JR吹田から1時間20分も乗り通して通学する学生は多くないように思われ(JR京都線沿線からだとJR茨木東口から【12】号経路に乗るほうが早い)、見直しの余地がありそうです。


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京阪バス寝屋川営業所に2台残っていた幕エアロスター(W-1986、1990)が除籍となりました。
代替はブルーリボンN-3222・3223で、同営業所ではブルーリボンシティW-3800以来18年ぶりの日野大型車となります。


【池田】 → 池田本町

【宮垣内】 → 津嶋部神社前

【大庭住宅前】 → 金田南住宅

【五番】 → 大日町三丁目

【八番】 → 八雲北町

【藤田】 → 東部コミュニティセンター

【一番】(門真市) → 門真郵便局

【三島】 → 三ツ島


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