カテゴリ: 京都・滋賀周辺の話題ほか


以前、枚方・交野~敦賀間の快適な「ドライブ」ルートについての記事を投稿しました。

ここで、小型二輪(125cc以下)でも通行可能な最短ルートを改めて検討したいと思います。関西~敦賀間の移動は基本的に琵琶湖西岸経由が最短ルートとなるが、以下の問題点があります。

1)国道161号線バイパス(大津市北小松以南)は125cc以下の二輪が通行不可
2)161号旧道(滋賀県道558号線)の大津市内区間(特に琵琶湖大橋以南)は渋滞が多発しやすい
3)国道161号線は関西~北陸を最短で結ぶ幹線道路ゆえ、全線にわたって交通量が多い


これらをなるべく回避すべく、次の2ルートが実用的かつ景色を楽しめて快適ではないか、と考えます。

【ルート1】(近江舞子経由)
~京都市~【R367】~途中~【R477】~【滋賀r311】~【滋賀r558】~【R161】~敦賀市
(主な見どころ)大原、琵琶湖、白髭神社

【ルート2】(朽木経由)
~京都市~【R367】~高島市今津町~【R303】~【R161】~敦賀市
(主な見どころ)大原、鯖街道の面影、安曇川渓谷と里山風景


2つとも京都市街地を北上し国道367号線(鯖街道)・大原へ回るのがポイントで、途中峠までは共通。湖岸を楽しむなら【ルート1】、比良山系西側・安曇川渓谷の山道を堪能するなら【ルート2】というふうに使い分けるとよいでしょう。

やや遠回りとなるが、次の美山経由も面白いと思います。

【ルート3】(高雄・京北・美山・小浜経由)
~京都市~【R162】~小浜市~【R27】~敦賀市

【ルート4】(亀岡・園部・美山・小浜経由)
~高槻市~【大阪/京都r6】~亀岡市~【京都r25】~【京都r19】~南丹市(美山町)~【R162】~小浜市~【R27】~敦賀市

【ルート4】では、亀岡市内の渋滞回避が課題です。渋滞しやすい国道9号線は避けたいところ。園部町まで次の茨木市&国道372号経由もかなり快適です。

【ルート4a】
~茨木市~【大阪/京都r46】~【京都r407】~【R372】~【R477】~南丹市(園部町)~【京都r19】~南丹市(美山町)~【R162】~小浜市~【R27】~敦賀市



イオンスタイル大津京(大津市)が2024年1月10日閉店するとの情報を入手しました。

イオンスタイル大津京はJR湖西線・大津京駅前にある大型商業施設。1996年にジャスコ西大津店として開業しました。滋賀県では数少ないジャスコでした。その後、イオンを経て現在のイオンスタイルに変わりました。さほど古い店舗ではなく、洗練された外観となっているにもかかわらず、まさかの閉店とはショックです。

JR大津京駅は元は「西大津」駅でした。京阪石山坂本線「皇子山」駅と接続しており、大津市の西の玄関口と位置づけられているようで、かつて特急【雷鳥】なども一部停車していました。当駅は大津市役所最寄りのJR駅です(京阪は「大津市役所前」駅が最寄)。古くこの地に天智天皇が近江大津宮という都を造営した歴史が年々明らかになってきて、「大津京」への駅名改称をめざす市民運動も生まれ、2008年「大津京」駅に変わりました。京阪「皇子山」駅も、JRに10年遅れて「京阪大津京」に改称。

イオンスタイル大津京の跡地にはマンションを建て、そこにイオンが再出店するとのこと。近隣のイオン店舗はイオンモール草津(近江大橋東詰)があります。


大津京のイオン、建て替えで一時休業へ
跡地にマンションの見方も(朝日新聞)

https://www.asahi.com/articles/ASRCK66BKRC6PTJB00G.html

大津市の「イオンスタイル大津京」跡地にマンション建設へ
一部にイオンが再出店(京都新聞)

https://www.kyoto-np.co.jp/articles/-/1173824



25年以上昔の話ですが、買ったばかりのバイク(100ccのスクーター)で岐阜県大垣市まで日帰り往復したことがありました。

走行ルートは国道1・8・21号線の単純な往復だったと思います。特に国道8号線の滋賀県区間は基本的に両側2車線で所々で渋滞に嵌りやすく、正直疲労感だけが残ったような感じでした。今から思えば、国道307号線ほか、もっといろんな快適な経路選択の工夫はできたはずなのに、なぜか生真面目に1・2桁国道を選択してしまいました。

当日の目的は、名阪近鉄バスの元京阪中古車(日野K-RC301)を拝むことでした。どこからか、大垣市と周辺をカバーする名阪近鉄バスに元京阪の中古車がいると知り、原付二種で日帰り可能圏ということで、関ヶ原を跨いで大垣まで足を運んだ次第です。

岐阜県は天下分け目の関ヶ原と言われるように、よく西日本(関西)と東日本(関東)との分岐点とされているようです。うどん・そばのつゆの濃さ(関西風の薄口、関東風の濃口)も関ヶ原付近で分かれ、関ヶ原町には薄口・濃口両方のうどんが食べれるお店もあるようです。ちなみに、JR名古屋駅ホームの「きしめん」のつゆも濃口でしたね。

大垣市を中心とする岐阜県西濃エリアは、滋賀県や三重県に近いこともあって、関西との結びつきが強く、近鉄グループの勢力下にあります。大垣に乗り入れる養老鉄道も、もとは近鉄養老線でした。また、名阪近鉄バスのルーツは大垣自動車だが、養老線(→養老鉄道)ともども近鉄グループの傘下に加わり、名神高速開通後、名神ハイウェイバスの運行を展開してきました。


関ヶ原と藤古川
https://amanogalaxy.livedoor.blog/archives/21484156.html



京都駅八条口の大型商業施設「京都アバンティ」。

京都アバンティは1984年開業。京都市による初の再開発事業で、京都市バス八条営業所の跡地です。商業棟とホテル棟があり、ホテル棟はホテル京阪京都、商業棟は阪急商業開発がそれぞれ運営管理しています(ホテル棟にはバスターミナルも入居)。アバンティといえば、(商業棟)6階大型書店の思い出があります。その書店が2024年1月に閉店すると発表しました。

「大学のまち京都」にもかかわらず、残念ながら京都市街地(四条河原町周辺)の大型書店の閉店が相次いでいます。ジュンク堂もなくなったし。さらに、アバンティの書店も閉店とはショックです。

昔(30年ほど前)、一時期アバンティの書店によく出入りしていました。専門書から鉄道趣味の本まで何でも揃い、売り場も広くゆったりで、なかなかお気に入りでした。当時、イズミヤがアバンティ(商業棟)の核店舗で、書店もイズミヤの直営だったと思います。本のほかに、アバンティのイズミヤの売り場で衣類を購入したことがあります。

アバンティからの帰りには、市バス【81】号系統に中書島まで乗る、というのが半ば習慣でした。


再開発の進むJR奈良線・山城多賀駅西口(京都府井手町)。山城多賀駅西口に食料品スーパー・フレッシュバザールなどが入る商業施設が、2024年夏にオープンする予定です。

「フレッシュバザール」は、京都府福知山市に本社を置く「さとう」が経営。北近畿エリア(京都・兵庫北部、福井県西部)を中心に店舗網を展開してきましたが、ここ10年の間、人口の多い京阪神エリア(大阪府、京都府南部、兵庫県南部)へ徐々に進出してきています。京都府南部(京都市以南)では、長岡京・城陽市に続き、山城多賀(井手町)で3店舗目となります。

山城多賀店(仮称)の商圏は、井手町・城陽市南部・宇治田原町・木津川市(旧・山城町)となるでしょう。

2024年夏、JR山城多賀駅前にスーパー「フレッシュバザール」などが入る商業施設がオープン予定!愛称は「イデフル」【京都府井手町】
https://alco-uj.com/kaiten-ide20231116/



(その1)
http://katanogawara.blog.jp/archives/42917541.html

7、学業(勉強)面では、「英単語を覚える」を最優先
中学・高校を通して英語は得意科目の一つでした。ただ、高1・3学期の実力テストでは英語の点数が急落でショックを受け、焦りまくることに。それがゆえに、数学・国語その他の科目まで(受験)勉強路線を誤ったり手を抜いてしまい、大学受験は正直苦戦気味でした(勉強も部活も学校行事も遊びも何もかも、結局中途半端に)。大学受験英語を制するには、高校入学が決まった瞬間から、毎日短時間でも英単語をひたすら覚えまくるほうが良いようです(もちろん、英語の語感・発音を身につけるためにも、日ごろの授業でリーディングと文法を真面目に覚えることが第一)。単語力が弱ければ、それだけ長文読解・英作文で苦しむことになりますね。

8、雨・天候不順や体調不良で計画がままならないとき
雨の多い天候不順やら風邪で寝込んだりで、自転車旅行の計画がままならないと、腐ってしまうこともしばしばでした。しかし、現実は自分の思うように物事が進まないのは、むしろ普通でしょう(社会人になればなおさら)。気候の快適な時季に延期かつ理想的なプランを実行する、他の楽しみを見つける(料理、部活、鉄道・バスに乗り回る、可能ならバイトする、ほか)。風邪や体調不良のときは、基本的に学校・仕事を休み、しっかり療養する。「皆勤賞狙い」に固執するのも、他の人に感染を広げるなど迷惑になりそうで、良いのか悪いのか、難しいところ。

9、体育は「苦手なりに一生懸命やる」こと
自分は体育が苦手で、授業態度が今ひとつ不真面目で体育の先生を怒らせたこともありました。また、夏休み前には数学の発展コースを受講予定だったところ、体育(水泳)の補習が入ってしまったために、やむなくキャンセルする羽目に。そもそも体育をはじめ、いわゆる「副教科」の成績など、大学入試への直接の影響は大きくないでしょう(もちろんスポーツや健康科学を専門とする学部などは別。なお、推薦入試を狙う、あるいは高卒で就職の場合、影響は小さくないかもしれません)。ただ、先生を怒らせてしまったことには今でも心残りがあります。ここは「苦手なりに一生懸命授業を受ける」ことで誠実さを見せる、授業の準備・後片付けの手伝いを買って出ること、などを通じて印象アップを図るのが何よりだと思います。そうすれば女子にモテるようにもなるかもしれません。小学校のとき、運動会(組み立て体操)の練習がいやで、半ば仮病使って早退したことを後ろめたく思うのなら、(皆勤賞にこだわるよりも)日ごろの体育の授業を一生懸命やるほうが、自然で感じ良さそうですね。

10、社会科の自由研究:枚方市の戦争遺跡めぐり、行基ゆかりの北河内寺院めぐり、
  大陸文化と関係のある枚方史跡めぐり、
東大寺大仏建立と都の変遷をめぐる旅、ほか
上の研究テーマと兼ねて自転車でもバスでも乗り回って3倍楽しむ方法もありました。枚方市内においても、百済寺跡、伝王仁墓、樟葉宮跡、禁野火薬庫跡と中宮平和ロード、香里製造所跡ほか、「日本史」あるいは「現代社会」の研究テーマとして価値の高い材料が豊富に存在します。地元の郷土史にもっと関心を持てばよかったと思います。


不幸に陥る人は、自分のことだけを考えている(アドラー)
https://amanogalaxy.livedoor.blog/archives/21910538.html





兵庫県丹波篠山市の「2つ隣の市町村」を挙げてみました。

まず、丹波篠山市に隣接する市町村をリストアップしましょう。

(兵庫県)
猪名川町、三田市、加東市、西脇市、丹波市

(大阪府)
能勢町

(京都府)
南丹市、京丹波町、福知山市


したがって、解答は以下の通りとなります。

(兵庫県)
川西市、宝塚市、神戸市(北区、西区)、三木市、稲美町、加古川市、小野市、加西市、多可町、朝来市、豊岡市

(大阪府)
豊能町

(京都府)
亀岡市、京都市(右京区、左京区)、綾部市、舞鶴市、与謝野町、宮津市

(滋賀県)
高島市

(福井県)
おおい町


丹波篠山市は兵庫県北東部の一角に位置し、東西に長く伸びています。その結果、「2つ隣の市町村」は兵庫県東部の大半、阪神地域の川西市・宝塚市、播磨地域東部の加古川市・小野市・加西市、さらに日本海側(但馬)の豊岡市までをカバーすることに。豊岡市は京都府福知山市を挟んだ向かい側に位置します。惜しくも、明石市・姫路市はあと一歩で及ばず。三木市と丹波篠山市が隣同士でないのも、ちょっと意外でした。

他府県を見ると、大阪府は豊能町だけですね(大阪府能勢町に隣接する府内の市町村は豊能町のみ)。一方、京都府では京都市・綾部市・舞鶴市・与謝野町に及び、さらに滋賀県・福井県の市町村もリストに挙がっていることは驚きです。それなのに、同じ県内で距離も近い西宮市や伊丹市、また大阪府内の市が一つも挙がっていないのは意外です。

兵庫県の市町村で、「2つ隣の市町村」が滋賀県・福井県に及ぶのは、丹波篠山市が唯一です。これも、隣の京都府南丹市が大阪・兵庫・滋賀・福井4府県に隣接している結果です。


大体、次に挙げる通りですね。

1、(自転車旅行1)門真・守口・大阪市内方面
2、(自転車旅行2)南山城・宇治・京都市内・大津方面
3、(自転車旅行3)冷涼な秋・冬のほうが快適に行動しやすい / 手づくり弁当を持参する 
4、祖父母(親戚)の家に泊めてもらうとき
5、文化祭は裏方中心に働く形で参加
6、京阪バス・京阪宇治交通をいっぱい乗り回る
7、学業(勉強)面では、「英単語を覚える」を最優先
8、雨・天候不順や体調不良で計画がままならないとき
9、社会科の自由研究:枚方市の戦争遺跡めぐり、行基ゆかりの北河内寺院めぐり、
  東大寺大仏建立と都の変遷をめぐる旅、ほか



1、(自転車旅行1)門真・守口・大阪市内方面
高槻~亀岡~能勢ルートをはじめ北摂・丹波の山道を攻略し、さらに丹後半島遠征の野心をもって距離を延ばすのも良いが、平坦な地形で都会的なエリアを細やかに回るのも楽しいのでは、と思いました。枚方・交野から比較的行きやすいエリアの一つに、まず門真・守口・大阪市内方面が挙げられます。鶴見緑地、城北公園、赤川鉄橋、千林商店街、京橋、桜ノ宮、大阪天満宮、大阪城公園、天満橋ほか、京阪電車に近いエリアをカバーするのは、時間的・体力的に比較的容易でしょう。

2、(自転車旅行2)南山城・宇治・京都市内・大津方面
1と正反対の京都府・滋賀県エリアでは、南山城・宇治・京都市内(主に伏見・東山・山科)および大津方面を優先的に回るべきでしたね。上津屋の流れ橋(八幡市)、一休寺(京田辺市)、宇治川ライン、三室戸寺(宇治市)、和束町の茶畑、伏見の酒蔵めぐり、大手筋商店街、祇園・円山公園・知恩院、平安神宮・岡崎エリア、琵琶湖疏水、三井寺・石山寺・近江神宮・坂本(大津市)・・・。この機会に、廃止の決まった京阪京津線併用区間(三条-御陵間)の撮影もしておくべきでした。

3、(自転車旅行3)冷涼な秋・冬のほうが快適に行動しやすい / 手づくり弁当を持参する
真夏の蒸し暑い炎天下での長距離遠征は正直無茶でした(「愚かしい自慰的行為」だと揶揄されそうでもある)。気候の冷涼な秋・冬のほうが快適活発に動きやすいです。これをもっと早く学習すべきでした。それから、時々自分で弁当を作って持って行ってもよかった(→要は家事を覚えて自立しようとがんばっている姿を親・家族に見せること。そうすると、周りの理解を得やすくなり、手を差し伸べてくれただろう)。

4、祖父母(親戚)の家に泊めてもらうとき
自らお手伝いを買って出るようにしたいです。買い物・料理づくり・後片付け・掃除、そして祖父と将棋対戦するなど、できることいっぱいあるはずです。家族(特に兄弟姉妹、従兄弟)揃って泊まるとき、皆と一緒に楽しむほうがよいでしょう。翌日、自分だけ自転車旅行とか別行動で遠出しようということでは、祖父母は寂しがる(もしかしたら怒るかも)でしょう。もちろん行動の頻度や内容・程度にもよるし、家族・親類だからといって何でも無理に合わせる義理はないが、単に泊めてもらってるだけの空気な人間、付き合いが悪いなどと陰口をたたかれないよう、考えて立ち回りたいところ。祖父母の家が居心地良くないと思うのなら、「泊まりに行かない」選択肢を取ることだってできます。

5、文化祭は裏方中心に働く形で参加
「文化祭の積極的参加」は、何も実行委員会に入ること、劇でメジャーな役を演じるなど、目立つポジションに就くことだけではありません。テーマ決定は他の人に任せ(ただし、投票権は積極的に行使しよう)、材料収集、小道具づくり、会場・ステージ設営、脇役を演じる、たこ焼き・焼きそばを焼く、掃除・後片付けという地味な役割を買って出るという参加方法もあります。要は、縁の下の力持ち。地味ながらとても重要な役割を担っていることに、自信と誇りを持つべきですね。テーマ・内容はさほど重要ではなく、最後までやり遂げ、信頼を築くことが大切。それを通じて友だち・仲間も自然に得られるでしょう。

6、京阪バス・京阪宇治交通をいっぱい乗り回る
以下の路線にぜひ乗っておくべきでした。

【12】(枚方市駅~穂谷・天王~新田辺)
【22】快速(枚方市駅~藤阪ハイツ)
【16】(枚方市駅~寝屋川市駅)
吹田八尾線(吹田~八戸ノ里)
【1】(寝屋川市駅~京阪京橋)
【13】(寝屋川市駅~古川橋駅)
【18】(京阪交野市駅~大和田駅)
【17】(樟葉駅~宇治)
向島~宇治、桃山~宇治、宇治~石山、京都奈良線ほか


関西でおなじみの食料品スーパー・万代。

株式会社万代は大阪府東大阪市に本社を構え、大阪府下を中心に兵庫・奈良・京都・三重の2府3県に店舗を展開(三重県は名張市1店舗のみ)。 もちろん地元枚方・交野・寝屋川市にも多くの店舗を有します。

さっそくですが、京都府南部地域(特に八幡市・城陽市以南)に万代の新店舗出店の余地がありそうだと思いました。

京都府内では、2023年5月現在、京都市・宇治市・長岡京市に合計9個の万代店舗が営業中です。隣の奈良県では13店舗があるのに、両者エリアの中間に位置する京都府八幡・城陽市以南のエリアでは、万代の店舗はゼロです。

特に八幡市は枚方市と生活圏が事実上一体化しており、八幡市に万代の店舗があっても良さそうだと思うことがあります。八幡市男山団地周辺で食料品スーパーは意外に少ないのは、気になります。男山エリアでは、ライフ、業務スーパー、ナカガワ、京都生協、そして坂を下ってフレンドマートくずは店(枚方市)、京阪橋本駅近くの枚方市楠葉中之芝に近年開業のマツモト、そして枚方市高野道に最寄りの万代があります。東側(樟葉方面と反対方向)へ坂道を下ったところには、イズミヤ、コノミヤ、フレンドマートがあるが、バスの本数は少なく、車がないと買い物は不便だと思われます。できれば、男山団地の徒歩15分圏内に、地域一番の売り場面積の食料品スーパー、あるいは万代の店舗が欲しいところですが・・・。

奈良県に近い京田辺市・精華町・木津川市にも、万代の出店余地はありそうです。


ここ1週間の間、電子マネー等に関して、どうも自分は呪われているんじゃないか、という気がしています。

一つは京都府内のファミマにて。P*決済をお願いしたんだけど、「カードが使えない」と言われ、仕方なく他の電子マネーで決済。 確か、ファミマでは近畿2府4県(大阪・兵庫・京都・滋賀・奈良・和歌山)の全店舗、および三重・愛知県の一部の店舗でP*利用が可能のはずですが、なぜか使えないと文句言われました。おそらく、店員さんがICOCAと間違えて処理したものだとは思いますが、その度に説明するのも手間で、少し損した気分でした。

2・3日後、行きつけのコカコーラ自動販売機で電子マネー決済でコーヒーを買おうとしたとき。いつも電子マネーで購入しているのだが、その日はなぜか全然使えず。たまたまドライバーの方が商品補充・点検に居合わせたので尋ねてみたけど、どうもICカードリーダーが故障しているらしかったです。

ほかにも、

行きつけのドラッグストアで買い物するとき、スマホを家に忘れてきたため、アプリのクーポンを使いそびれる(→ ポイント5倍のチャンスを逃す → ポイントが貯まらず200ポイントに満たないためポイントが使えない)

せっかく電子マネー対応の飲料自販機なのに、P*だけが使えない

といったこともありました。

どうも、P*は冷遇されているみたいですね。


高校 社会科の授業のこと
http://katanogawara.blog.jp/archives/cat_402554.html
について、その後の自分の興味関心とつながる話を思い出しました。

それは、「日本史」の授業でのこと。実は奈良時代(8世紀)に日本の都(首都)が何度も転々としていた、と初めて知ったのは、確か高2の日本史の授業だったと記憶しています。当時は授業を聞いて頭の片隅にインプットするだけだったが、後年あることをきっかけに、このあたりのことに興味を持ち、少し詳しく噛り付いた時期もありました。

奈良時代の都といえば、平城京。現在の奈良市に平城京が置かれたのは710年(和銅3年)。同じ大和国の藤原京(奈良県橿原市・明日香村近辺)からの遷都でした。平城京は唐の都・長安を模倣して建造されたものと言われています。現在残っている平城宮跡公園には、近鉄奈良線が平面上をぶった切っており、ユニークな撮り鉄スポットにもなっていますね。

平城京から平安京に遷都されるまでの84年間、一貫して奈良が都だったわけではありません。聖武天皇の天平年間、疫病や飢饉が度重なる社会不安に襲われ、藤原広嗣の乱(740年)などを引き金に、災いから脱却すべく平城京を捨てて恭仁京(京都府木津川市加茂町)→難波宮(大阪市)→紫香楽宮(滋賀県甲賀市信楽町)と短期間で目まぐるしく遷都が進められるも、最終的にはもとの平城京に復帰、東大寺の大仏開眼(752年)へと落ち着く激動の時代でした。

高2の夏休みの自由研究課題で、自転車に乗って東大寺の大仏を見学に行きました。特に深い理由があったわけでもなく、小学校の遠足で訪れて以来の単純なリピートだったが、上述の遷都史に結び付けて調べることができてたら、もっと魅力的なレポートが書けたかもしれません。大仏は国家安寧を求めて、もともと紫香楽宮にて鋳造着手されたが、紫香楽宮の廃都で頓挫し、奈良・東大寺が引き継いで完成されたものですね。

国鉄・JRバス近城線は、奈良(平城京)~加茂(恭仁京)~信楽(紫香楽宮)を結んでいた路線バスで、天平年間の社会不安の時代に思いを馳せながら旅するのも一興だったでしょう。

平安京建造(794年)の10年前、桓武天皇の勅命で長岡京という都が山城国乙訓郡(現在の京都府長岡京市・向日市)に造営されたということも、日本史の授業で初めて知ったものと思います。


大阪府高槻市の「2つ隣の市区町村」リストを作ってみました。

(大阪府)
交野市、四條畷市、大東市、門真市、守口市、能勢町、豊能町、箕面市、吹田市、大阪市(東淀川区)

(京都府)
南丹市、京都市(右京区、南区)、向日市、長岡京市、大山崎町、八幡市、京田辺市

(奈良県)
生駒市


続いて「3つ隣の市区町村」もいきましょう。

(大阪府)
池田市、豊中市、大阪市(淀川区、北区、都島区、旭区、鶴見区)、東大阪市

(兵庫県)
丹波篠山市、猪名川町、川西市

(京都府)
綾部市、京丹波町、京都市(左京区、北区、中京区、下京区、東山区、伏見区)、久御山町、城陽市、井手町、精華町

(福井県)
おおい町

(滋賀県)
高島市

(奈良県)
平群町、斑鳩町、大和郡山市、奈良市


「3つ隣」だと、兵庫・福井・滋賀・奈良の4県にも及びます。京都府綾部市、福井県おおい町、滋賀県高島市、奈良県奈良市・大和郡山市、大阪府東大阪市、兵庫県川西市・丹波篠山市まで、近畿北東部のかなりな部分をカバーしていることになり、改めて驚きです。これも京都府南丹市が兵庫・大阪・福井・滋賀の4府県に隣接している効果と言えます。

* * * *

各政令都市の区割りを無視した場合はどうでしょうか?

【2つ隣】
(大阪府)
交野市、四條畷市、大東市、門真市、守口市、能勢町、豊能町、箕面市、吹田市、大阪市

(京都府)
南丹市、向日市、長岡京市、大山崎町、八幡市、京田辺市、久御山町、宇治市

(滋賀県)
大津市、高島市


(奈良県)
生駒市

【3つ隣】
(大阪府)
池田市、豊中市、東大阪市、八尾市、松原市、堺市

(兵庫県)
丹波篠山市、猪名川町、川西市、尼崎市

(京都府)
綾部市、京丹波町、城陽市、井手町、精華町、宇治田原町

(福井県)
おおい町、小浜市、若狭町、美浜町、敦賀市

(滋賀県)
守山市、草津市、栗東市、甲賀市、長浜市

(奈良県)
平群町、斑鳩町、大和郡山市、奈良市

「区割り無視の3つ隣」にすると、北側は滋賀県の多くの市、福井県西部(敦賀市以西)のほぼ全域、南側は大阪府八尾・松原・堺市、兵庫県尼崎市までをカバーしていることになります。



京都府宇治市・城陽市の境界付近の旧24号線沿いにあるイズミヤ大久保店。 

イズミヤ大久保店は2023年春に閉店することが決まりました。同店は1971年の開店で、51年間営業をされてきました。昭和の総合スーパー・ショッピングセンターがまた一つ消えることになります。建物の老朽化が進んでいるようで、閉店後の跡地がどのようになるのか気になります。

宇治市大久保周辺といえば、数年前にイオンが閉店しましたね。大久保のイオンは、元はマイカルグループのニチイで1979年の開店だったようです。大久保からイオンもイズミヤもなくなるとなれば、近隣住民の方はアルプラザ城陽もしくはイオンモール久御山へ行くことになるでしょう。なお、2024年度以降に、城陽市の新名神(未開通)沿いにアウトレットモールが開業する予定です。


来春閉店を利用者に通知 / イズミヤ大久保店(洛タイ新報)
https://rakutai.jp/2022/11/10/izumiyaokuboheiten/

城陽にできるアウトレットモールの開業時期が遅れるみたい(枚方つーしん)
https://www.hira2.jp/open-close/outlet-20220503.html



大学のまち・京都市内の大型書店などについて、思いつくままに書いてみました。

昔、 よく河原町三条の駸々堂(しんしんどう)というお店によく立ち寄っていました。確か、書店の上の階は映画館だったと思います。今はミーナ京都というファッションビルに変わっているようです。確か1990年代末までそのままだったと思います。

「シンシン堂」は気づいた頃には、ブックファーストに変わるが、これもいつしか消えてしまいました。駸々堂は京都に本社を構えていたが、元から経営状況が悪かったようで、2000年に倒産。模擬テスト事業は、大阪の五ツ木書房に引き継がれたそうです。

なお、京都には、同じ読み方の「進々堂」という老舗パン屋さんがあります。一昔前、京都周辺のスーパーや大学生協なんかで、進々堂の包装パンが並んでいたと記憶しているが、今はどうなんでしょうか? 私個人的に、白あん入りのメロンパンがお気に入りでした。


私がほかによく訪れていた書店は、京都駅八条口のアバンティ6階(アバンティ・ブックセンター)ですね。

アバンティは、京都市バス八条営業所跡地の再開発事業として1984年にオープンした商業施設。もともとイズミヤを主体としつつ、京阪ホテルや京阪高速バスターミナル(待合室)なども入り、期待のスポットだったが、JR・近鉄京都駅改札口と離れて場所があまり良くないのが残念。京阪沿線からアバンティへ行くときは、中書島から京都市バス【81】系統に乗るほうがラクでしょう(京阪七条からステーションループバスも使えそうだ)。


京都には中規模書店の大垣書店もあり、京都府下を中心に滋賀・岐阜・大阪・兵庫、さらに広島・静岡・東京・北海道にも店舗網を展開。自分に一番身近な店は高槻店(アクトモール内)ですね。


このほか、京大周辺(百万遍)の古書店で昔の時刻表を買ったこともあります。ちなみに百万遍知恩寺では、秋に古本市が開催されていますね。


先日、枚方~敦賀間の一般道走行ルートについての記事
http://katanogawara.blog.jp/archives/40585331.html
を投稿しましたが、言葉足らずから誤解を招いたこともあって、多くの批判コメントが寄せられました。

ネックとなるのは、琵琶湖の西側を通る国道161号線。これをうまく回避すべく、実用性はさておいて、原付や小型二輪(125cc以下)も通行可能な面白いルートを複数選んだつもりですが・・・。

国道161号線(湖西道路ほか)は、小型二輪(125cc以下)の通れる区間と通れない区間があり、非常にややこしいです。かといって湖岸寄りの旧道(滋賀県道558号線)の堅田以南は市街地が続き、なおかつ両側2車線ゆえ渋滞は日常茶飯事で、小型二輪で琵琶湖の西側を通る際は本当に頭が痛いですね。

琵琶湖の西側を125cc小型二輪で抜ける件に関する良い記事を見つけました。国道161号線における通行可否一覧が明示されているので、以下の通り引用させていただきます。

1)西大津バイパス(国道1号線分岐点~下阪本ランプ) 通行可能
         (北行き)藤尾北ランプ→下阪本ランプ間
         (南行き)下阪本ランプ→近江神宮ランプ間 は規制速度70km/h

2)湖西道路・志賀バイパス(下阪本ランプ~旧道合流点) 通行不可能
3)バイパス・旧道合流点(北小松南交差点)以北 通行可能

※原付一種(50cc以下)は藤尾北ランプ~北小松南交差点間通行禁止

上のように覚えておけば便利でしょう。原付一種・自転車・歩行者は上記1)2)区間はほぼ通行不可ということで、国道1号~(浜大津)~滋賀県道558号ほかへ回るしかありません。

いずれにせよ、京阪沿線から一般道のみで福井県~北陸を目指すのなら、国道367号線(鯖街道)などを使うのが、渋滞も少なく(ただし観光シーズンの大原付近は要注意)、安曇川渓谷の景色がとても綺麗なので、ストレスも少なく快適だと思います(鯖街道経由はかなり定番だと思うのですが)。志賀町や比良・近江舞子方面の湖岸を訪れる場合も、国道367号~477号~滋賀県道311~558号の抜け道がおススメですね。

ちなみに、国道161号線ルートの絶景ポイントは、琵琶湖に浮かぶ白髭神社の大鳥居でしょう。

【参考資料】
琵琶湖の西側を125cc小型二輪で抜けるには(青ポスの部屋)

https://bluepost69.hatenablog.com/entry/2017/09/27/235749

国道161号線の通行方法(滋賀県警察)
https://www.pref.shiga.lg.jp/file/attachment/5328305.pdf


(2022.9.4 追記)
原付一種(50cc以下)・自転車・歩行者の通行可否区間を一部見落としていたので、付け加えました。該当車種は藤尾北ランプ~北小松南交差点間通行不可なので注意。


奈良県生駒市の「3つ隣の市区町村」を挙げてみました。

正解は以下です。

(奈良県)
香芝市、広陵町、三宅町、田原本町、橿原市、明日香村、吉野町、東吉野村、曽爾村

(大阪府)
 柏原市、藤井寺市、松原市、大阪市(東住吉区、阿倍野区、天王寺区、中央区、都島区、旭区)、守口市、摂津市、茨木市

(京都府)
和束町、宇治田原町、宇治市、久御山町、京都市(伏見区、西京区)、大山崎町、長岡京市、亀岡市

(三重県)
名張市、津市、亀山市

(滋賀県)
甲賀市


奈良県北部の大半の市町村を中心に、大阪市中央区から三重県津市・亀山市、滋賀県(甲賀市)、さらに京都市や亀岡市までの広域に及んでいることに驚きました。

各政令都市(大阪・京都・堺市)の区割りを無視した場合、以下が新たに加わります。

(大阪府)
堺市、吹田市、豊中市

(兵庫県)
尼崎市

(京都府)
京都市


兵庫県の市が入るのは驚きです。


大阪府北河内(枚方・交野市など)から福井県敦賀市への快適な一般道ルートを考えてみました。これを制すれば、北陸方面へのドライブ、ツーリングも快適にこなせるでしょう。

私個人的に、以下のルートがお奨めできると思います。

【ルート1】(R367・鯖街道経由)
枚方市・交野市~【R1(第二京阪バイパス含む)】~京都市伏見区~【R24】~七条河原町~川端七条~【川端通】~高野橋東詰~【R367】~高島市(保坂交差点)~【R303】~高島市(弘川交差点)~【R161】~敦賀市

【ルート2】(高槻・亀岡・南丹美山経由)
枚方市・交野市~【R170】~八丁畷~別所~日吉台口~浦堂~【大阪/京都r6】~亀岡市~【京都r25】~南丹市園部~【京都r19】~南丹市美山~【R162】~小浜市~【R162】~若狭町(三方)~【R27】~敦賀市


滋賀県(琵琶湖)を経由するときのポイントは、京都市および大津市街地の渋滞をうまく回避することでしょう。国道367号線(鯖街道)は山の景色がきれいで快適なのでおススメです。京都市内では鴨川沿いの「川端通り」が一番快適でしょう。

【ルート2】(高槻・亀岡経由)の課題は、亀岡市内の渋滞を回避すること。特にr6・R9交点(下矢田交差点)付近で渋滞しやすいので、抜け道をうまく見つけたいところです。

やや遠回りかもしれないが、湖岸(湖東)経由の快適ルートも挙げてみたいと思います。

【ルート3】(湖東経由)
枚方市・交野市~【R307】~宇治田原町~【京都/滋賀r783】~大津市大石~【R422】~南郷洗堰~【滋賀r29(夕照の道)】~【滋賀r559(湖岸道路)】~近江八幡市(長命寺)~【滋賀r25(湖岸道路)】~彦根市~【滋賀r2】~長浜市~【R8】~敦賀市


【ルート3】でさらに福井・金沢方面へ足を伸ばす場合、長浜市からR365を使って敦賀市をショートカットするのもよいかもしれません。あるいは長浜市木ノ本からR303を東に向かい、岐阜県(揖斐川町)へ抜けるのも面白いでしょう。さらにR417冠山トンネル全通後、揖斐川町から福井県へ抜ける新しいルートを楽しめることにもなり、工事完成が待たれるところですね。



滋賀県大津市のイズミヤ堅田店が2022年内に閉店するようです。

イズミヤ堅田店は滋賀県唯一のイズミヤ店舗。2015年12月、遊園地「びわこタワー」跡地にてオープンしました。 比較的新しい店舗と思いきや、今年で17年目を迎えるんですね。

閉店に至った理由として、建物の老朽化、大型スーパー「バロー」(本社:岐阜県多治見市)の滋賀県への相次ぐ進出、新型コロナの影響に伴う外出自粛、などが指摘されます。

バローは東海地方を拠点とし、近年北陸・信州や近畿での店舗網をじわじわ広げてきています。大阪府内においても、既に3店舗(寝屋川市、高槻市、東淀川区)が営業中。

イズミヤは既に近畿以外から撤退しており、堅田店の閉店後、京阪神エリアへの集約をさらに強めることになりそうです。同じH2Oグループの関西スーパー(兵庫県伊丹市)との経営統合とともに、今後が気になりますね。

堅田店跡地にはマンションが出来ると噂されています。

かつて、堅田駅前には滋賀県では珍しいダイエーがありました。近江八幡にもダイエーがあったが、閉店後アルプラザ近江八幡(平和堂)に変わりました。

(参考資料)
スーパーセンターイズミヤ堅田店、2022年冬閉店(都市商業研究所)

https://toshoken.com/news/24581

イズミヤ堅田店閉店理由はなぜ?跡地は何が出来る?(情報ナビゲーター)
https://new-next-life.com/archives/4886



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かつて、近鉄京都線(旧・奈良電鉄)の木津川橋梁南詰(富野荘-新田辺間)に「木津川」駅という臨時駅がありました(現存する「木津川台」駅とは場所も異なるので注意!)。 開業は1929年(昭和4年)。

木津川橋梁の下に、およそ3.3万㎡(京セラドーム大阪に匹敵!)に及ぶ水泳場が設けられ、白砂の広がる美しい浜だったようです。海から遠い京都市近郊の水泳場ということで、琵琶湖とともに人気を集めたそうです(京都府北部・丹後半島に日本海・若狭湾があるが、国鉄の列車で数時間の距離だった)。この水泳場開設に合わせ、仮設の「木津川」駅が置かれ、水泳場へのアクセス機能を果たしました。最盛期の1955年(昭和30年)には、17万人もの電車利用があったそうです。

しかし、高度経済成長に伴う開発と環境悪化、プール施設の普及などに伴い、木津川水泳場の利用は減少。1965年(昭和40年)に水泳場が閉鎖されるとともに、木津川駅の営業も休止(正式廃止は1974年)。水泳場の跡地は木津川運動公園として再整備されています。

奈良電鉄は1963年(昭和38年)近畿日本鉄道と合併し、路線名も近鉄京都線となりました。したがって、「木津川」駅の近鉄直営時代はわずか2年だったことになります。

「木津川」駅があった当時、奈良電(→近鉄)と京阪は丹波橋駅で相互乗り入れし、京阪三条・四条から奈良までの直通列車もありました(運用車両は奈良電→近鉄車のみを使用)。「木津川」駅休止から3年後、近鉄京都線(および奈良・橿原・天理線など)の架線電圧1500Vへの昇圧工事が完成、600Vのままだった京阪との相互乗り入れは廃止されました。


6年前に投稿した記事

枚方・交野から名古屋への近道
http://katanogawara.blog.jp/archives/6386711.html

について、再検討してみました。

一般道のみを走行の場合、R307+R421経由が最も快適だろうという結論に、大きな変更はありません。ただ、三重県いなべ市付近から名古屋市までのルートについて、見直しの余地があると思いました。例えば、次のルートは木曽三川公園の景色の良いところを楽しめるので、魅力的かもしれません。

枚方市・交野市~【R307】~東近江市~【R421】~いなべ市~【三重r5】~桑名市(多度)~【三重/岐阜r23】~長良川大橋~立田大橋~【愛知r125】~【愛知r40】~名古屋市(中川区)~・・・

揖斐川と長良川に挟まれたごくわずかな距離だけ岐阜県(海津市)を通過します。愛知県道40号線は東名阪の真下を通るので、わかりやすいと思います。

なお、有料道を使わない最速ルートとして、次のルートが挙げられます。

枚方市・交野市~【R168】~生駒市(北田原)~【R163】~伊賀市~【名阪国道】~亀山市~【R1・R25】~四日市市~【R23】~名古屋市

もちろん、R1(旧・東海道)をそのまま走行して名古屋市に到達することは可能ですが、両側2車線で渋滞しやすいようなので、海岸寄りのR23に回るほうが早いでしょう。あるいは、亀山市から先、鈴鹿山麓ルート(R306)と最初のルートの一部と組み合わせて、

~【R306】~いなべ市~【R421】~【三重r5】~桑名市(多度)~【三重/岐阜r23】~長良川大橋~立田大橋~【愛知r125】~【愛知r40】

でも良いでしょう。


大阪府枚方市の「隣の隣の市町村」を挙げてみました。

正解は、

(大阪府)
守口市、門真市、四條畷市、大東市、東大阪市、摂津市、茨木市

(京都府)
精華町、井手町、城陽市、久御山町、京都市(伏見区、西京区)、大山崎町、長岡京市、亀岡市

(奈良県)
平群町、斑鳩町、大和郡山市、奈良市


上記のうち、(大阪府)については地元民にはほぼ常識でしょうが、大東市・東大阪市も含まれていることは意外に感じました。大東市・東大阪市との位置関係は、

枚方市→寝屋川市→大東市
枚方市→生駒市→東大阪市

となります(実は寝屋川市と大東市は隣接している)。

そもそも、枚方市と生駒市が隣接していることは意外な「盲点」で、穂谷からくろんど池(生駒市)に通じる抜け道を通る時に初めて知ったという人も多いようです。

京都府・奈良県の該当市町村については、以下の位置関係となります。

枚方市→京田辺市 または 生駒市 →精華町
枚方市→京田辺市→井手町
枚方市→京田辺市 または 八幡市 →城陽市
枚方市→八幡市→久御山町
枚方市→八幡市→京都市伏見区
枚方市→八幡市 または 島本町 →大山崎町
枚方市→島本町→長岡京市
枚方市→高槻市 または 島本町→京都市西京区
枚方市→高槻市→亀岡市
枚方市→生駒市→平群町
枚方市→生駒市→斑鳩町
枚方市→生駒市→大和郡山市
枚方市→生駒市→奈良市

* * * *

参考までに、枚方市の「3つ隣の市区町村」を挙げてみましょう。

(大阪府)
大阪市(東淀川区、旭区、鶴見区、城東区、東成区、生野区、平野区)、八尾市、吹田市、箕面市、豊能町、能勢町

(京都府)
木津川市、和束町、笠置町、南山城村、宇治田原町、宇治市、京都市(山科区、東山区、南区、右京区)、向日市、南丹市

(奈良県)
三郷町、王寺町、河合町、安堵町、川西町、天理市、桜井市、宇陀市、山添村

(滋賀県)
大津市

(三重県)
伊賀市


「3つ隣」になってようやく大阪市がリストインします。

大阪府最北端の能勢町、滋賀県大津市のほか、大阪市生野区・平野区、奈良県桜井市・宇陀市、はたまた三重県伊賀市まで含まれるのは驚きです。その「からくり」は、

枚方市→高槻市→亀岡市→能勢町、豊能町、南丹市、京都市右京区(旧・京北町含む)
枚方市→八幡市→京都市伏見区→大津市
枚方市→生駒市→奈良市→桜井市、宇陀市、木津川市、笠置町、南山城村、伊賀市
枚方市→生駒市→東大阪市→大阪市鶴見区、城東区、東成区、生野区、平野区

奈良市と桜井市・宇陀市・伊賀市が隣接していること自体驚きで、これも平成の市町村合併ゆえのものですね。

一方、滋賀県が(京都市伏見区を介して)大津市だけというのも意外でした。なお、京都市伏見区と大津市の間を直接行き来することは困難です(首の皮1枚で府県道782号線でつながっているが、醍醐寺境内は車両通行止なので)。


京都府福知山市を拠点に北近畿(京都府・兵庫県北部)最大の流通業、さとう。 

年々北近畿の人口減少に悩まされる中、近年さとうは京都府南部・兵庫県南部そして大阪府北部、すなわち京阪神エリアへの店舗展開を少しずつ進めています。

大阪府では枚方市への1号店(2013年開店、フレッシュバザール山田池)出店を皮切りに、2022年4月現在

枚方市 2店舗
高槻市 1店舗
吹田市 1店舗
寝屋川市 1店舗

が営業中。

兵庫県では北部の但馬地域はもとより、中部の丹波地域から播州平野東部へ徐々に南下してドミナンスを高めているが、今後人口最大の神戸市や阪神エリアへの進出が課題でしょう。

京都府では京丹波町以南の中部・南部は店舗数が多くなく、少し前まで南丹市・亀岡市が限界だったが、近年は長岡京市・城陽市に1店舗ずつ出店。亀岡市内でも昨年27年ぶりに2号店がオープンしました。

さとうグループの京阪神エリアでの今後の新規出店地域候補を私なりに予想してみました。

【京都府】
京都市(西京区、南区、伏見区)、向日市、八幡市、久御山町、宇治市、京田辺市、精華町、木津川市

【大阪府】
茨木市、摂津市、箕面市、池田市、豊能町、交野市、四條畷市、門真市、守口市

【兵庫県】
三田市、猪名川町、宝塚市、川西市、伊丹市、尼崎市、神戸市(北区、西区ほか)、明石市


予想の根拠の一つは高速道路網に沿った展開ですね。京都府では京都縦貫道から国道171号線(南区、伏見区、向日市)、京滋バイパス(久御山町、宇治市)、京奈和道(京田辺市、精華町、木津川市)に沿った進出ルートが現実的でしょう。さすがに奈良県への進出はなさそうですね。

大阪府では丹波地域に近接の北摂エリア(豊能町、池田市、箕面市、茨木市ほか)、あるいは名神・第二京阪ルートに沿った南下ルート(摂津市、交野市、四條畷市、門真市、守口市)が考えられます。さらに大阪市内へ出店するなら、北部地域(東淀川・淀川・西淀川・旭・鶴見区など)が主体となりそうです。東大阪市以南への進出は、オークワがカバーしているエリアでもあることから、考えにくいでしょう。

兵庫県については、まず丹波篠山市に隣接する三田市・猪名川町、あるいは三木市の隣の神戸市北区・西区への進出が望まれるでしょう。そこから、さらに阪神エリア南部をめざす。

私個人的に、廃止された京阪バス香里団地車庫跡地(枚方市)に、食品スーパーができたらどうだろうか、と思っています。そのとき、平和堂(フレンドマート)、さとう(フレッシュバザール)、関西スーパーが出店したら面白いでしょう。

(参考資料)
さとう 京都・亀岡市に出店 広域集客見込む(食品新聞 2021年5月5日)

https://shokuhin.net/43023/2021/05/05/ryutu/kouri/



今から20数年ほど昔、私が休日に京都を逍遥したときに撮った写真などを並べてみました。

kamogawa1998-1

kamogawa1998-2

kamogawa1998-3
初夏の賀茂川

kamigamo1998-6
上賀茂神社

kitayamadori1998-1
北山通 松ヶ崎あたり

kyoto-shinomiya1998-5
新大宮商店街

demachi1997-1

demachi1997-2
出町商店街

yoshidayama1997-5

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吉田神社・吉田山

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哲学の道

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立命館大学衣笠

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花背の里


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2019年12月末で販売終了となった、老舗・萩の家の「御料理折詰」。

京阪三条・出町柳駅のコンビニ(アンスリー)で販売されていた「駅弁」です。値段は500円(税抜き)。経木の容器を使い、正方形の紙で包んで、紙紐で結ばれる、昔ながらのスタイルでした。今時の駅弁にして地味な、いわゆる幕の内弁当だったが、隠れたファンも多く、私も事あるごとに時々購入していました。高野豆腐と玉子焼き、焼き魚、メンチカツが特に美味しかったですね。

萩の家さんはかつての京都駅弁の業者。京風の上品な感じの和風弁当を中心に、サンドイッチやランチボックスなど洋風な弁当にも手がけていました。京都駅のほか、京阪三条・出町柳や梅小路博物館の売店にも出張販売していました。 

しかし、近年、多数の新規業者(大阪・神戸の業者も)が相次いで京都駅の駅弁販売に参入してきて、現代的感覚にマッチする京都(おばんざい)風の弁当商品がどんどん売り出されるようになります。加えて、関西ばかりか全国各地の駅弁まで並ぶ始末。古色蒼然たる印象の強い萩の家さんの立場は苦しくなり、十数年ほど前、京都駅構内からの撤退を強いられたようです。

その後も駅近くの本店での販売(要予約)は続けるが、京阪三条での販売もやめてしまい、今はどうなっているんでしょうか?


京都・滋賀エリアに絞って #名称は違うが簡単に徒歩連絡出来る駅  を挙げてみました。

桂川(JR東海道本線)    ~ 洛西口(阪急京都線)
山崎(JR東海道本線)    ~ 大山崎(阪急京都線)
祇園四条(京阪)       ~ 京都河原町(阪急京都線)
四条(地下鉄)        ~ 烏丸(阪急京都線)
三条(京阪)         ~ 三条京阪(地下鉄)
伏見稲荷、深草龍谷大前(京阪)~ 稲荷(JR奈良線)
伏見桃山(京阪)       ~ 桃山御陵前(近鉄)   ~ 桃山(JR奈良線)
東寺(近鉄)         ~ 九条(地下鉄)
大久保(近鉄)        ~ 新田(JR奈良線)
新田辺(近鉄)        ~ 京田辺(JR片町線)
新祝園(近鉄)        ~ 祝園(JR片町線)
帷子ノ辻(京福=嵐電)    ~ 太秦(JR山陰本線)
嵐電嵯峨(京福=嵐電)    ~ 嵯峨嵐山(JR山陰本線、保津川トロッコ)
宝ヶ池(叡山電車)      ~ 国際会館(地下鉄)
八幡前、岩倉(叡山電車)   ~ 国際会館(地下鉄)
大津京(JR湖西線)     ~ 京阪大津京(京阪)
坂本比叡山口(京阪)     ~ 比叡山坂本(JR湖西線)


「京阪大津京」駅は2018年まで「皇子山」駅でした。一方、JR湖西線の「大津京」は2008年まで「西大津」。もともと京阪・JRの公式乗換駅だったことから、JRに合わせて「大津京」に統一されました。

近鉄京都線(旧・奈良電鉄)「新田辺」「新祝園」は、先に開業していた国鉄片町線に対応して、「新」を冠したもの。片町線の「京田辺」は旧・「田辺」駅だったが、京田辺市誕生に合わせ現在の駅名に改称されました。

地下鉄「四条」と阪急「烏丸」は、「四条烏丸」などに統一してほしいところ。

京阪と近鉄との公式乗換駅は丹波橋ですが、隣の「伏見桃山」「桃山御陵前」でも徒歩連絡は簡単です。むしろそちらのほうが伏見区最大の繁華街・大手筋商店街に近く、買い物などに便利ですね(ただし特急は止まりません)。


京都府内各市の人口について調べてみました。2021年4月1日現在の人口は上位から並べて次の通りです。

京都市      1,464,890
宇治市         179,783
亀岡市           86,197
長岡京市          80,694
舞鶴市           80,383
木津川市          77,960
福知山市          77,349
城陽市           74,643
京田辺市          73,777
八幡市           70,479
向日市           56,882
京丹後市          50,867
綾部市           31,878
南丹市           31,650
宮津市           16,769

(出典:https://uub.jp/cty/kyoto.html

人口上位順に並べてみると、もちろん平成の市町村合併の影響もあるが、意外なことに2つ気づかされ驚きを感じました

(1)舞鶴市は京都府北部そして北近畿を代表する港湾都市として栄え、一昔前(30年ほど前)は京都市・宇治市に次いで3位だったようです。

それが最新の統計によると亀岡市が3位にランクイン。8万5千人を超え、9万の大台も射程範囲でしょう。

亀岡市は京都市の西に位置する盆地の地形で、なおかつ大阪府北摂山間部エリア(高槻市・茨木市・豊能町・能勢町)に隣接する立地条件にあり、ここ30数年の間JR山陰本線複線電化および京都縦貫道の開通整備と合わせ、京都市および大阪のベッドタウンとして発展してきました。かつて明智光秀ゆかりの城下町として栄えた地で、保津川下りや湯の花温泉などの観光名所を抱え、また2020年には亀岡駅北口にサンガスタジアムが開業しました。

舞鶴市の人口は長岡京市にも抜かれ、5位に転落しています。府北部の過疎化と京阪神都市圏への人口集中の流れを感じます。

(2)八幡市と京田辺市の順位関係が意外でした。両者はともに府南部の木津川西岸下流域にあってお隣同士でもあるが、京田辺市が八幡市に20年遅れて(1997年に)市制化されたのに、人口が八幡市を超えていることに驚きました。京田辺市の人口は対岸の城陽市といい勝負で、府北部の福知山市を追い抜くポテンシャルさえ感じられます。

京田辺市は京都・大阪・奈良3都市のちょうど中間に位置しており、「京阪奈」エリアの中核都市です。同市の人口増加の要因として、松井山手地区(京阪東ローズタウン)の開発、同志社大学キャンパスの開校、JR片町線(学研都市線)の電化・輸送改善などが挙げられます。京田辺市は一休さんと高級茶・玉露で有名です。

八幡市は京都市(平安京)の南西の鬼門かつ三川(木津川・宇治川・桂川→淀川)合流地点にあたり、男山に鎮座する石清水八幡宮の門前町として栄えました。同市は高度経済成長期の1970年代に大阪府枚方市との境界付近に男山団地をはじめ大規模住宅地の開発が進められ、人口が急増した結果、1977年に市制化されました。その後、一時は枚方市との越境合併をめざす住民運動も盛り上がったようです(生活圏としては枚方市樟葉地区と一体化)。1990年代以降、京田辺市と一体で松井山手地区の宅地開発が進んだものの、人口は減少傾向にあります。


「田辺五郎」という名前はご存知でしょうか?

それは京都盆地付近で発生する積乱雲の一種であり、京都府南山城地方に豪雨を見舞う主因として新たな注目を集めています。本日、京都の高校のサイエンス部の「田辺五郎」に関する研究活動が京都新聞に掲載されました。

「田辺五郎」とは、大阪湾から淀川沿いに北東へ進み、京都府京田辺市付近の丘陵地帯(男山丘陵~甘南備山付近)を越えた後、急発達して豪雨をもたらす積乱雲のこと。 過去に起きた南山城水害(1953年)や京都南部豪雨(2012年8月)も、この「田辺五郎」が原因ではないかとも推測されています(詳しい発生条件などは未解明)。

京都市内で発生する積乱雲は発生地域にちなんで、昔から「丹波太郎」「山城次郎」「比叡三郎」などと呼ばれてきました。近年では伏見区付近で発達する新しい「桃山四郎」が同サイエンス部の研究で確認され(2005年)、これに「田辺五郎」が続くといいます。

最新の研究成果によると、今年田辺五郎が5~7月に複数回出現、大阪から積乱雲を運ぶ南西風と、奈良方面からの南風などが京田辺市付近で収束した際、上昇気流が起こり田辺五郎が発達することがわかってきたとのこと。京都盆地の大型立体地形図を製作し、ドライアイスを使って気流の動向を再現する模型実験にも取り組まれているといいます。


京都を襲う積乱雲「田辺五郎」の研究、高校生が挑む
京田辺の急速発達の仕組みとは(京都新聞)

https://www.kyoto-np.co.jp/articles/-/624087



私は基本的に一人旅のほうが好きです。

中学・高校時代の古い話ですが、「一人旅」か「仲間・家族と出かける」かで葛藤に駆られることもしばしばでした。 

家族とお出かけして大喜びだったのは、小学校を卒業する頃までだったと思います。中学以降、私はどちらかといえば一人で電車・バスを乗り回したり、自転車で遠征に挑むことのほうを強く好むようになります。一般論的に、中高生になれば家族・親類よりも「他人」の友達と出かけるほうが楽しい、と思う年頃でしょう。恋愛感情も芽生える年頃でしょうし(私は恋愛と全く無縁ですが)。

私は友達(というより「仲間」と言うほうが的確か?)にあまり恵まれず、「ぼっち」を好んでいました。修学旅行やキャンプ合宿のときなども、私は仲間と盛り上がるのは得意ではなかったですね。ただ、中3のときはなぜかクラスメートの2つのグループ集団と関わりを持つようになりました。泊りがけの卒業旅行、あるいは映画鑑賞に誘われることもあったが、やはり「ぼっち」好きな私にはどちらも気乗りがせず、下手な嘘を言って断ってしまいました。その嘘も今思い出せば爆笑モノで、もう少し知恵を働かせて穏便に断れなかったものかと、恥ずかしくなるばかり。それなら、むしろ「俺、一人のほうが好きだから」とはっきり断っても良かったと思っています(「ぼっち」=「負け組」という世間の呪縛が強く、そこまで言うのは難しいかもしれないが)。

修学旅行のときも、同じ部屋の輩が寄って集ってきやがり、正直ウザかったです。個室での寝泊りが可能ならと思ったほどです(集団行動を重んじる学校行事としての旅行で、それは「無いものねだり」か)。

* * * *

家族・親戚とのお出かけについては、嫌がらずに積極的に参加すれば良かったと思います。集団行動なので必ずしも自分の希望通りになるわけでないのは当たり前のこと。蟠りもあると思うが心のうちに留め、みんなで楽しむことが礼儀でしょう。父母や祖父母もいつまで元気なのかはわかりません。両親および兄弟姉妹とともに暮らしている間に楽しい思い出を作って一つの親孝行をしておけばよかった、と後悔しています(数年前祖母が亡くなった頃からか、そのことを思うようになる)。

家族旅行と一人旅を共存させてもよいでしょう。鉄道・バス利用の場合は現地集合とし、目的地まで各自自由行動にするということもあり得ますね。車で移動する場合も、車酔いしやすい人は鉄道等での別行動も認められしかるべきでしょう。

higashihama1996-3



1998年某日の午後、京都洛西へ現実逃避の旅に出ました。

乗車ルートは、

~河原町~(阪急京都線?)~四条大宮~(京福嵐山本線)~帷子ノ辻~(京福北野線)~龍安寺

だったと思います。もしかしたら京都駅前から四条大宮までバスだったかもしれません。なぜこのルートを選択したのか覚えていません。

確か龍安寺駅で下車したようです。龍安寺駅前の一角に豆腐屋さんがあり、何気に寄ってみたいと感じました。ここから東へ向かって立命館大学衣笠キャンパスまで歩いたものと思います。あの当時、よく立命館衣笠周辺を徘徊したものです。

北野線の「等持院」駅は2019年「等持院・立命館大学衣笠キャンパス前」に改称され、読み仮名26文字にものぼり、日本最長の駅名として一躍有名になりましたね。しかし、2021年1月に富山地方鉄道軌道線に「トヨタモビリティ富山 Gスクエア五福前」という新しい駅名(読み32文字・表記26文字)にトップの座を譲ることになりました。ただし、路面電車の停留所を除けば、当駅が引き続き日本一長い駅名となっています。

立命館衣笠キャンパスは北区。北区は一般的に「洛北」に分類されるが、西大路通沿線の北野白梅町・大将軍・平野・衣笠・金閣寺一帯は、右京区との結びつきが強く(もともと同じ旧・葛野郡だった)、どちらかといえば「洛西」として扱われるようです。

立命館大学から三条京阪まで市バスに乗車したと思います。

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北野線103号 帷子ノ辻駅にて

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ここ龍安寺駅で下車したと思う

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たぶん龍安寺駅前だったかと

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墓地の背後には立命館のキャンパス
 



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私の学生時代の自転車旅行1件について、思いつくままに書いてみました。

京都北山・丹波高原遠征です。

確か2回生の6月半ばの日曜日でした。 梅雨の中休みだったが、曇り空のすっきりしない空模様だったと記憶しています。不器用な私にあれこれ余計なことを思い悩み、心ももやもやで、かなりヤバかったです。

さっそく当日の行動ですが、朝枚方を出発、淀川に沿って旧国道1号線を全力疾走。樟葉~八幡・御幸橋までの間は信号もなく、川風が心地良くて快適に走りやすいですね。ちょうど木津・宇治・桂川三川から淀川への合流地点です。御幸橋(木津・宇治川)の対岸、桜の名所・背割堤から桂川自転車道を走りました。

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桂川・宇治川・木津川三川合流地点付近 天王山と男山に挟まれた地峡

桂川および木津川自転車道(京都八幡木津自転車道)は、先日「京奈和自転車道」に名称が変わりました。文字通り京都・奈良・和歌山を結ぶ自転車専用道路として統合整備が進められ今春開通、嵐山から和歌山港まで全長180kmに及びます。

自転車で周山街道(国道162号線)を走るのは2回目でした。前回訪れたときは嵐山まで桂川自転車道を走り、清滝経由で高雄に抜けようとしたが、高雄・嵐山ドライブウェイ(有料)は自転車走行不可のため、広沢池・山越へ迂回させられました。

今回、周山街道への最短経路をとるべく、確か西京極総合運動公園前(五条天神川)から国道162号線を北上したものと思います。西京極といえば、サッカーの京都サンガで有名でしょう。

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西京極にて(嵐山・愛宕の山並みを背景に桂川を渡る阪急電車)

周山街道は比較的なだらかな山道で、自転車でもさほど苦ではなかったと思います。このあたりは北山杉が一つの見どころで、川端康成『古都』の舞台にもなっています。

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周山街道を走るJRバス

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北山杉のある風景

かつて、笠トンネルの先は北桑田郡京北町だったが、市町村合併に伴い、京都市右京区に編入されました。トンネルの北坑口前には確かラーメン屋さんがあったようです(バイクで一度寄ったことがあると記憶)。ここから少し先、栗尾峠の難所に差し掛かって、少しだるかったようです。現在、長い京北トンネルで一気に京北町の市街地・周山に抜けられるが、JRバス(高雄・京北線)は旧道の栗尾峠を走ります。

周山といえば、「バスの駅」で有名でしょう。京都駅・四条大宮からやってきたJRバスはここが終点で、京北町各方面および美山町への支線系統(現在は公営バスで運行)に乗り継ぐことができます(以前、JRバスはさらに先の美山町までロングランだった便もある)。旧・京都交通も日吉町から周山まで乗り入れていました。

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京北町周山の町並み

昼食はどこで食べたのか全然覚えていません(周山のスーパーで弁当を買ったのかな・・・)。

前回は周山から国道477号線を西進して八木・亀岡・能勢を回って帰路につきました。今回、162号線をそのまま北(小浜方面)へ進んで、美山町(南丹市)まで走ってみました。

深見トンネルは右京区京北町と南丹市美山町との境界であり、なおかつ中央分水嶺でもあります。美山町はかつて京北町と同じ北桑田郡だったが、平成の市町村合併で八木・園部などと同じ南丹市に編入。美山町は若狭湾に流れ込む由良川水系の流域に属しています(南丹市の他の旧町域は京北町と同様、淀川水系・桂川の流域)。

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美山を流れる由良川

美山といえば「かやぶきの里」で人気ですね。近年、京都縦貫道の開通および府道(19号線)の整備改良に伴い、京阪神各地からのアクセスが改善され、京都市内および京阪沿線と美山を結ぶ観光バス(京阪京都交通)が運行されるようになっています。

美山町から先、京都r12→R27を走り園部・亀岡へ抜けました。R27・R9の合流地点(京丹波町)、ドライブイン「やまがた屋」で休憩。「やまがた屋」は残念ながら昨年閉店しました。

亀岡からは京都/大阪r6で高槻へ抜けました。中学・高校時代、よくこの道を走り、亀岡を中心に北摂・丹波の山々を必死で遠征していたものです。

走行距離全長160kmだったと思います。一日でこれだけの距離を走れるとは、我ながらすごいと思いました。その後、夏の終わりには、なぜか無理して福知山まで往復遠征(200kmを少し超えました)。

* * * *

私の自転車遠征旅行もこの頃が丁度ピークのようでした(体力的にもピークだったようだ)。翌年(3回生)は忙しさにあれこれ呑まれたこともあり、意欲も急激に減退してしまい、以降自転車旅行から足が遠のく一方。すると風邪をひきやすく体力低下を嘆く始末。

3回生になった自分は2回生までと比べて明るく意欲的な活動をしたつもりですが、今から振り返ればかなり滅茶苦茶でもあったようです。結局のところ、勉強も部活もバイトも遊びも何もかも中途半端、そればかりか「間違ったこと」にエネルギーを浪費していたゆえだろう、とても後悔しています。

いくら自由な時間が多い学生とはいえ、あれもこれもと欲張っていては、消化不良に終わってしまうリスクがあるということ。「選択と集中」で力を入れることを絞り込んで、時間を有効に使うほうが良さそうです(学生の本業は勉強ということは忘れてはいけません)。当時の私は、旅行するのなら北海道を訪れる計画を立て、その資金を作ることを目標にバイトで稼ぎまくるべきだったようです。


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京都市南西部郊外の「西山」または「西山・乙訓」と呼ばれる地域、西京区(桂・洛西ニュータウン・大原野ほか)および向日・長岡京市・大山崎町(+南区・伏見区の一部)。

このエリアは大阪府北摂および兵庫県阪神エリアに連なる阪急京都線・JR東海道本線・国道171号線沿線ということもあって、京都府でありながら大阪梅田を中心とする北摂・阪神エリアの雰囲気も感じらる特色のある地域で、共通点も多く見出されます。西山・乙訓地域は京都・北摂・阪神文化の融合エリアと言うほうが的確でしょうか。それゆえなのか、西山・乙訓エリアは京都観光のスポットとしてはやや地味な印象を受けます。

西山・乙訓エリアと北摂・阪神エリアとの類似点を思いつくままに挙げてみました。

○勝竜寺(長岡京市)と勝尾寺(茨木市)→ともに国道171号線で見かける地名
○光風台(長岡京市、豊能町)
○洛西ニュータウンを走る阪急バスは千里ニュータウンの雰囲気を感じさせる
○全国屈指の酒どころ(伏見、伊丹、灘)がある 大山崎・長岡京にはウィスキー・ビールの工場が集積
○三菱電機の製作所(長岡京市)などを核とする工業エリアのあたりは尼崎や伊丹に似ている
○「北ノ口」バス停(向日市物集女、伊丹市)
○京都競馬場(伏見区淀)、園田競馬場(尼崎市)、阪神競馬場(宝塚市)
○大山崎にダイハツ京都工場がある(本社・池田市)
○阪急沿線屈指の紅葉の名所が点在(嵐山、光明寺、善峯寺、箕面、ほか)
○阪急嵐山・箕面・宝塚駅はともに観光地内の終着駅

伏見区(および南区)は基本的に桂川東岸の京阪・近鉄沿線のイメージでしょう。しかし同区は桂川両岸域を跨いで東西に伸びており、西山・乙訓地域とは近接の位置で(阪急バスも伏見区に乗り入れている)、広義の阪急駅勢圏と見なすこともできます。実は国道171号線もわずかながら伏見区を掠っています。京都競馬開催時にはJR山崎・阪急西山天王山駅から桂川対岸の競馬場へシャトルバス(京阪バス)が運行されます(現在、改装工事等のため運休中)。伏見は酒どころという意味で伊丹・灘と共通していますね。

西山・乙訓エリアにおいて「京都らしさ」を感じるものといえば、竹林でしょうか。かつては大阪千里丘陵においても竹林が多かったようですが。

なお、西京区と北隣の右京区エリアを合わせた京都市西部エリアを「洛西」とカテゴライズされることも多く、主に太秦・嵯峨野・嵐山エリアとして語られることが一般的です(西京区の「洛西ニュータウン」は、観光ガイド等の意味する「洛西」エリアとはやや離れているように思われる)。西京区はもともと右京区の一部だったが、桂川を境目に分区され現在に至ります。「嵐山」駅は桂川両岸の阪急・京福(嵐電)に存在するが、町名としての「嵐山」は西京区(阪急側)のほうですね。右京区の四条通には三菱自動車や日新電機などの工場が集積しており、場所柄北摂・阪神エリアとの類似を感じられなくもありません。

西京区は意外なことに大阪府島本町・高槻市に隣接しており、高槻市営バスもわずか1kmだけ西京区の山間部(大阪/京都r6)を走行します。


今年の夏ですが、新型コロナ感染拡大、さらに長梅雨とその後の酷暑に伴い、あまり満足に遠出もできず、やはり欲求不満が残っています。 

バイクでなるべく近場を回るぐらいで、あの異常な酷暑に堪えられず遠乗りは半ばギブアップでしたね。

とりあえず、この夏何とか出会えた風景をアップしました。

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亀岡 保津川下り

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近鉄京都線 木津川橋梁

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翠香園公園のひまわり(枚方市翠香園町)

東京の1日の感染者数が800を超え、医療崩壊が緊迫する事態のもと、この年末年始は大晦日~元旦終夜運転も結局軒並み取りやめ、クリスマスや正月の行事イベント、忘年会・新年会も中止で、我慢を強いられるばかりですね。


2019年8月閉店した平和堂米原店。

平和堂米原店は米原駅前に1986年開業。新幹線・東海道本線・北陸本線の接続する交通の要衝であり、関西・東海・北陸の緩衝地帯である米原駅前のランドマークとして、33年間営業を続けてきました。

建物の老朽化やGMS(総合スーパー)そのものの陳腐化などの影響で2018年閉店する予定でしたが、地域住民の反対により閉店は一旦延期。その後、店舗規模を縮小しながら営業を続けるも、2019年8月に閉店という経緯です。

閉店後、建物を取り壊し、食品スーパー特化型の「フレンドマート」を2021年に再出店する予定でした。しかし、予定を繰り上げ、2020年11月にフレンドマート米原駅前店を開店しました。米原市民にとって貴重なスーパーが戻ってきたことで、朗報ですね。

米原市内には、このほかフレンドマート山東店があります。

なお、大津市の平和堂石山店も生まれ変わって、「平和堂石山」が開店したばかりです。


平和堂「フレンドマート米原駅前店」開店のお知らせ(平和堂プレスリリーフ)
https://www.heiwado.jp/news/2020/1118_maibara.html

平和堂米原店 2019年8月20日閉店(当ブログ)
http://katanogawara.blog.jp/archives/32881333.html



SNS上で

あと少しなのになぜそこが終点? 「ムカつく電車の行き先」はどこか
https://trafficnews.jp/post/101705

ネタが盛り上がりを見せているようです。例えば大阪メトロ御堂筋線だと、「中津行き」「新金岡行き」がその代表的なものでしょう。

このネタに便乗して、「加茂乗り換え問題」を考察してみたいと思います。

京都府木津川市加茂町のJR関西本線(大和路線)加茂駅。関西本線は名古屋から四日市・亀山・奈良を経て大阪のJR難波を結ぶ名阪間の「本線」ですが、途中亀山(三重県)と加茂で列車系統が分断されており、名阪間を通して直通する旅客列車はありません。加茂駅は関西本線電化区間と非電化区間の境界であり、加茂以西奈良・天王寺・大阪方面は電化区間で「大和路線」と称され、反対方向の名古屋側、伊賀上野方面亀山までは単線非電化でワンマンのキハ120形気動車が行き来するだけのローカル線。

かつて、名古屋・亀山方面から加茂を跨いで奈良・大阪方面へ直通する列車が当然の如く存在したが、加茂-木津間電化後、(基本的に)加茂での乗り換えとなり、現在に至ります。

確かに、加茂駅から天王寺・大阪まで【大和路快速】1本で直通していること自体は便利でしょう(加茂電化以前は奈良駅での乗り換えが必要だった)。

反面、亀山方面から気動車に乗車する場合、加茂以西へは「大和路線」の電車に乗り継ぐ必要があります。特に面倒だと思うのは、加茂から一つ先の木津で奈良線・学研都市線(片町線)に乗り換える場合木津で奈良線・学研都市線に接続しているんだから、気動車を木津・奈良まで直通できないものか、と歯がゆい思いをされる方もいることでしょう。

私自身も同様のことを思うこともあります。ただ、木津駅での配線構造や木津-奈良間は奈良線の電車も乗り入れている関係上、気動車の加速性の問題もあって物理的に難しいのかもしれません(2006年まで名古屋から急行【かすが】がキハ75系で奈良まで乗り入れていたが)。

加茂乗り換えが、結果的に京都府南部・南山城地域全体の公共交通網分断をもたらしていることは、深刻な問題と言えるかもしれません。

京都府内関西本線非電化区間の笠置町・南山城村から、京都市内はおろか、同じ京都府南山城地域内近隣の奈良線・学研都市線沿線(精華町および京田辺・城陽・宇治市方面)へ鉄道で行き来することさえ、加茂・木津で2回の乗り換えが必要なのです。かつて近鉄山田川と伊賀上野を国道163号線経由で結ぶバスもあったけど、過疎化が進み廃止。特に南山城村は京都市とのつながりよりも、隣の三重県伊賀市の生活経済圏に含まれるようですね。


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京都競馬場(京都市伏見区)が本格的な改修工事に入るため、2020年11月1日開催のレースを最後に休場となります。

工事期間は2年半。再開は2023年4月の予定で、「春の天皇賞」「菊花賞」をはじめ休止期間中のレースは、阪神競馬場など全国の競馬場で開催されるとのこと。

休場期間中、京阪電車の淀駅臨時停車や競馬シャトルバス(JR山崎・阪急西山天王山~京都競馬場)も休止となります。


京都競馬場 休止前最後の開催(NHK)
https://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20201101/2000036723.html



今春閉店となった四条河原町・京都マルイの跡に、商業施設「京都河原町ガーデン」が来春開業すると発表されました。

「京都河原町ガーデン」は、家電量販店「エディオン」を核店舗にするとのこと。京都住友ビルのリニュアルを施し、来春開業の予定です。「ガーデン」は東京・有明にあるが、関西は初めて。ネット通販が浸透する中、体感や体験を伴った消費の創出を目指すといいます。リニュアル期間中も、7・8階レストラン街は営業中とのことです。

京都マルイは2011年開業。しかし、髙島屋や大丸に比べて売り場面積が小さいことも災いし、業績は冴えなかったようです。2020年春、新型コロナ感染拡大の中、予定を早めて10年の幕を閉じました。マルイが入る前は阪急百貨店でした。


京都マルイ跡に「エディオン」核店舗の商業施設 来春リニュアル開業へ(京都新聞)
https://www.kyoto-np.co.jp/articles/-/379870

京都マルイの後継にエディオンなど 住友不動産が誘致(日経)
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO64945860T11C20A0LKA000/


(その3)
http://katanogawara.blog.jp/archives/35959961.html

伊勢市から先のルートは、R23~R163~R24~R307経由で枚方に帰りました。

さっそくJR参宮線・近鉄山田線の踏切を渡り、R23(南勢バイパス)へ抜けます。R23を走行中、距離標識に「名古屋」の文字が視野に入り、名古屋市までの射程圏に入ったことを実感。早朝未明に兵庫の川西・伊丹を発ち、大阪市内(十三・中之島・なにわ筋・西成・平野ほか)を経て、R309で吉野路天川・上北山(行者還林道)、和歌山県の飛び地(北山村)、そして熊野・尾鷲・南伊勢を大回りしながら、はるばる事実上の東海地方まで到達したことに、ある種の感慨深さのようなものを覚えました。

途中、松阪市街地に寄って、あら竹さんの松阪牛名物駅弁も味わえたら最高でしたね。R23当該走行区間のうち、松阪市まではR42との重複区間です(R42目線としては先ほど走った方向とは逆に、尾鷲・新宮・和歌山方面を目指すことになる。R42の起点は静岡県浜松市、伊良湖~鳥羽間は海上区間、鳥羽から紀伊半島を一周して和歌山市に至る)。

本当はR23~R306を走り、亀山からR1に入って鈴鹿峠から滋賀および京都市内にも寄りたかったが、あまりに疲れたので、最短経路のR163を走り、伊賀を経て木津川・京田辺に抜けました。もし実際に滋賀県入りを成した場合、できれば湖南から野洲へ抜け、琵琶湖大橋~大原・宝ヶ池・北山通(もちろん奈良南部や和歌山県の「北山」とは違いますよ)へ迂回(R477~R367)、あるいは少なくともR1の単純トレースで草津・大津を経て山科に抜けるルートを走りたかったですね。

伊賀市の旧・上野市街地まで来ると、「道の駅 お茶の京都・みなみやましろ村」の案内標識も見かけるようになります。そして枚方・交野・寝屋川ナンバーのバイク集団に出くわし、伊賀は意外に大阪北河内に近いことを改めて実感。程なくして京都府に入り、府内唯一の村・南山城村を通過。当日、大阪・和歌山・京都3府県唯一の村を巡ったことも何気に興味深いですね。また、R307京都・大阪府境は大阪府最東端地点(枚方市尊延寺)です。

* * * *

(2020.11.4追記:当日の道順)
枚方市→守口市(大日)→【大阪中央環状線~R176バイパス】→川西市→【兵庫r13】→伊丹市(北村)→【r13~兵庫/大阪r41】→淀川区(十三)→北区(中津浜)→【r41・なにわ筋】→西成区(岸里)→【松虫通】→平野区→【R309】→美原区→【R309】→富田林市→【R309】→御所市→【R309】→下市町→【R309】→天川村→【R309・行者還林道】→上北山村(天ヶ瀬)→【R169】→下北山村(下桑原)→【奈良r229】→不動トンネル→北山村(和歌山県)→【三重r40~r34】→熊野市駅

→【R42】→尾鷲市(大曽根浦駅~尾鷲市街地)→【R42】→紀北町(紀伊長島)→【R260】→南伊勢町(南島町西方)→【三重r22】→伊勢市(外宮、伊勢市駅前)→【R23・中勢バイパス】→津市→【R163】→伊賀市→【R163】→木津川市→【R24】→山城大橋→【R307】→枚方市


京都府では、新型コロナ感染拡大の影響で利用客が減少している府内の公共交通の活性化を図り、観光需要を喚起するため、「もう一つの京都」キャンペーンを展開中。2020年8月29日より、お得な「もうひとつの京都 周遊パス」の発売が開始されます。発売期間は2021年3月31日まで(売切れ次第 販売終了)。

周遊パスには以下4種類があります。

1)「海の京都エリア」 1日乗車券 大人2,200円 2日乗車券 大人3,000円
(利用範囲)京都丹後鉄道、丹後海陸交通、京都交通バス

2)「森の京都エリア 亀岡・南丹版」 大人1,500円(小児運賃の設定なし)
(利用範囲)京阪京都交通、南丹市営バス(有効期間内に限り、各社路線でそれぞれ1日ずつ利用可能)

3)「森の京都エリア 美山京北バスたびきっぷ」 大人2,300円
(利用範囲)西日本ジェイアールバス(京都駅前~周山)、京北ふるさとバス、南丹市営バス

4)「お茶の京都エリア」 大人1,000円(小児運賃の設定なし)
(利用範囲)京都京阪バス、京阪バス、奈良交通(和束木津線、JR加茂駅~岩船寺・浄瑠璃寺間)


詳細は下記のページをご覧いただければ幸いです。
http://www.pref.kyoto.jp/ktr/news/20200801.html



建て替え中の平和堂石山店(大津市)が2020年11月中旬に開業する予定です。

平和堂石山店は平和堂4番目の店舗として1970年9月開業の老舗店舗(5階建て)、デパートのような風格を感じられる姿でした。1970年代当時、地方都市の総合スーパーといえば、デパート(百貨店)と同格のランドマークというべき存在で、よそゆき感のある「特別な空間」だったようです。石山店の5階には当時流行のボウリング場もあったみたいですね。

しかし、建物老朽化や耐震などへの対応から建て替えが必要となり、2018年8月閉店。その後、近隣で仮設店舗として営業を続けてきましたが、2020年8月16日に閉店する予定です。11月開業の新店舗「平和堂石山」オープンに向けた最終準備のためとのこと。新店舗は4階建てで旧店舗に比べて売り場面積は縮小するが、総合スーパー(GMS)形態を維持。平和堂直営の食料品・生活関連品・衣料品を中心に、眼鏡店、100円均一、飲食店の専門店で構成するようです。

建て替え後の店舗名がそのまま「平和堂石山」とは意外でした。近年の平和堂の新店舗あるいは建て替え店舗は、食料品中心の「フレンドマート」「フレンドタウン」と称して出店する例が多いので。10年ほど前までは、GMS形態として「アルプラザ」での新規出店もしばしば見られたが。今回の例だと「アルプラザ石山」でも良いのではと思いましたが、旧店舗と同じ「平和堂」の名前をそのまま掲げるのは、近年では稀な建て替えケースでびっくりでした(仮に「アルプラザ」とするなら、「アルプラザ堅田」以来となる)。地元民には、長年慣れ親しんだ「平和堂石山」のほうが愛着があるでしょう。

仮設店舗閉店から新店舗開店までの間、最寄の平和堂「フレンドタウン瀬田川」までの無料買い物バスを運行するとのことです。


平和堂/滋賀県大津市「石山店仮設店舗」閉店、新店舗は11月オープン(流通ニュース)
https://www.ryutsuu.biz/store/m072120.html



(その1)
http://katanogawara.blog.jp/archives/35637842.html

長尾から乗車した気動車はキハ53+キハ47の2両編成。当時、片町線の非電化区間にはキハ58系(キハ28・58)が多かったが(主にキハ35・キハ47との混結)、今回乗り合わせた列車にはキハ28・58が連結されていないのは残念でした。キハ58形に代わりに、同じDMH17H型2エンジンのキハ53が組まれることもありました。しかし、キハ53形は少数派の国鉄気動車形式(キハ23形の2エンジン版)で、今となっては貴重なので、しっかり乗っておけばよかったです。

片町線を走る気動車は、当時亀山機関区(→亀山鉄道部)の管轄で、関西本線非電化区間(亀山-加茂・奈良)と共通運用でした。2年前までの国鉄時代は、三重県下の紀勢本線(亀山-新宮間)や参宮線などの運用もあったが、亀山駅でJR東海とJR西日本に分割されたため、運用範囲は大幅に縮小され寂しくなったものです。

長尾を発車した気動車は、さっそく新しく付け替えられた(合わせて複線化)線路を徐行。大阪・京都府県境にあった片町線唯一の山岳トンネルは明治期建造の貴重な鉄道遺産だったが、新線切り替えで消失しました。

県境を越えて間もなく、建設中の松井山手駅を通過。松井山手駅は電化と同時に開業。京阪電鉄の新しい街づくり事業(京阪東ローズタウン)を展開することから、建設費は京阪の負担で賄われました。かつては雑木林の中ののどかな里山だった一帯も、街開きで大きく変貌を遂げ、将来ここに北陸新幹線が通る計画です。また第二京阪・新名神の全面開通を前に、高速道の要衝(八幡京田辺JCT)として新たな開発が進行中です。松井山手から先、単線区間となります。

車掌さんが車内検札が来てドキッとしました。片町駅から120円区間の乗車券を提示。案の定、不審がられたようだが、「大回りで大阪城公園まで乗ります」と一言説明してやりすごしました。これも、近郊区間大回り乗車など、あまり一般に理解されていなかった当時ならではのエピソードと言えます。それに、今時のローカル線ではワンマン運転が当たり前で、車掌さんが検札・集札すること自体、貴重な光景ですね。

田辺駅(→京田辺駅)は当時木造駅舎だったが、現代的な郊外駅に生まれ変わり、駅前にはアルプラザ(平和堂)も開業。木津行きのりばホームにはC11 324号機が静態保存されていました。京田辺市の観光名所として、一休和尚の「とんち」で知られる一休寺があります。また、京田辺は高級茶・玉露の産地としても有名ですね。

同志社前駅は同志社大学京田辺キャンパス開校に合わせ、2年前に開業。電化後、ここで折り返す列車が新設されるため、折り返し用ホームの増設工事中でした(そのホームは撤去され、今は棒線一面に戻った)。振り返れば、同志社前駅開業は、片町線全線電化を予感させるニュースだったように思います。

進行方向左側に並行する近鉄京都線も、どちらかといえばローカルな雰囲気が色濃かったけど、けいはんな学術文化研究都市開発などを控え、この年に京都市営地下鉄烏丸線と直通運転(北大路-竹田-新田辺間)が始まり、また1990年代にかけて編成増強や高架化工事、新駅開業なども進みました。

近鉄に比べて列車本数の少ない片町線も、今では7両編成の207・321系4ドア電車が全線を走るようになりました。非電化時代とあまり変わらない雰囲気の無人駅に7両編成の電車が止まる光景は、ミスマッチと言えるでしょう。車両のバラエティに関しては、伊勢志摩ライナー、しまかぜ、汎用特急車、京都市交10系ほかが賑やかに行き交う近鉄のほうが楽しいでしょう。

祝園を発車してしばらくすると、近鉄の下を潜り抜けて分かれ、終着駅・木津に到着。

* * * *

関西本線(大和路線)に乗り換え、奈良を経て天王寺に向かいます。奈良までは、おそらく奈良線から直通の電車(105系)だったと思います。木津駅4番ホームには2両編成の気動車(キハ58+キハ47?)が止まっていました。夕方の片町線運用の待機でしょうか。

奈良駅構内の売店で、中華まんじゅうを買って小腹を満たし、快速電車大阪行きに乗り換え。大和路線の快速電車には主に113系赤帯が使用されるが、翌年夏までに早々と221系に置き換えるという快挙を成しました。

天王寺駅で環状線内回りに乗り換え、大阪城公園で下車。公園内を抜けて確か天満橋(もしくはOBPから京阪京橋駅だったかも)まで歩いたと思います。



京都府京丹波町蒲生のドライブイン「丹波の里やまがた屋」が2020年11月末で閉店するそうです。

「丹波の里やまがた屋」は国道9号と27号の交差する要所に立地。すぐ側に京丹波町役場があり、京都府立丹波自然公園も近いです。1960年にトイレを併設した食堂として開店、今年60周年を迎えました。現在は土産物売り場やフードコート、ベーカリーカフェなどが入っています。多くの観光バスや大型トラックの休憩所として親しまれ、またここで一息つくドライバーやライダー、観光客で賑わいを見せてきました。 

私もバイクで丹波・丹後半島方面へ走るときなどは、時々ここで一服しました。

しかし、京都縦貫道の全線開通(2015年)で一般国道(下道)の交通量が激減。私もここ近年、国道9号線の蒲生以西をバイクで走る度に、交通量が少ないと感じますね。また、周辺に道の駅が相次いで開業していることもあって、縦貫道全通後の5年間で売り上げが5割も減ったそうです。今般の新型コロナの影響が売上減に追い討ちをかけ、先行き不透明さが一層深まり、閉店へ踏み切ったとのこと。

閉店後は、代替店舗として道の駅「丹波マーケス」(現店舗より9号線を京都方へ600mほど)などを利用することになります。

周辺の公共交通としてJRバス園福線があります。一昔前は京都交通の長距離快速バス(四条河原町~和知・東舞鶴・天橋立ほか)もここを通っていましたね。


京都の名物ドライブイン「やまがた屋」閉店へ
縦貫道開通で交通量減少、コロナ禍が追い討ち(京都新聞)

https://www.kyoto-np.co.jp/articles/-/305199



自転車で三重県へ遠征したときのことを書いてみようと思いました。

初めて自転車で三重県に踏み入れたのは高3の6月初旬。目的地は伊賀上野(伊賀市)でした。

大阪府民にとって三重県といえば遠いところと感じられると思います。しかし、枚方・交野・寝屋川など北河内から伊賀へは国道163号線で東西一直線に結ばれて意外に近く、大阪府最東端の枚方市尊延寺から伊賀市島ヶ原(京都 / 三重府県境)までの直線距離はわずか20km台ですね。

鉄道利用だと、JR学研都市線+(木津・加茂乗り換え)+関西本線が最短経路にあたります。実はこのルートが大阪・名古屋間の最短距離経路だったりします。

今回、自転車で走ったルートも、学研都市線・関西本線にほぼ沿ったものでした。もう少し詳しく言えば、

R307~大阪/京都r71~京都r65~R24~R163

で、伊賀上野(上野市駅前・上野城)までだと60kmほど。木津川に沿った道のため坂道もさほどきつくなく、意外に快調に走れました。通過府県は大阪・京都・三重の3府県ですが、京都と三重が隣接していることを知らない方も多いようです。もっとも京都府と三重県との境界は南山城村のわずか数キロほどなので、両府県が隣接していることは少々認識されづらいのかもしれませんね(ちなみに三重との隣接府県は北から順に愛知・岐阜・滋賀・京都・奈良・和歌山)。

伊賀地方を流れる木津川・名張川ほかの支流は全て淀川水系に属しています。伊賀盆地・大和高原からの木津川、琵琶湖と繋がる宇治川、および京都丹波高原(京都市左京区広河原に源流)から保津峡・嵐山・嵯峨野を辿る桂川が、八幡・大山崎で集まって淀川となり、大阪湾(瀬戸内海)へ流れます。

三重県は行政・経済の面では基本的に名古屋志向の東海地方ですが、伊賀地方は自然地理的にも文化・経済・通勤の面でも大阪志向(関西圏)です。伊賀地方を通る関西本線(亀山以西)はJR西日本管轄、近鉄は新青山トンネル(伊賀・伊勢国境)が大阪・名古屋管轄部局の境界です。ただし、伊賀地方も名古屋への中距離高速バスが発着するなど、名古屋志向の側面もあるように感じます(大阪・京都~伊賀間の高速バスが運行されたこともあるが、軒並み撤退)。

あの当時、近鉄京都線の山田川駅と上野市駅(近鉄伊賀線→伊賀鉄道)をR163経由で結ぶバス(奈良交通)、また天理から名阪国道を走って上野市までのバス(奈良・三重交通)などがありましたね。

帰りの走行ルートは木津川市までは行きと同じR163で、さらにR163を西へ進み、清滝トンネルをぶち抜いて四條畷市街地を廻りました。

当日の天気は曇り空でした。帰りの精華町~生駒高山あたりを走っている頃に雨が降り出し、ずぶ濡れになったものの、全体的に凌ぎやすい気候でひどく疲れることなく快適でした。


(その1)
http://katanogawara.blog.jp/archives/35145646.html
のつづき。

佐々里峠区間が一段落すると、若狭湾へ流れる由良川の旅となります。

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佐々里峠区間 冬季は通行止


西へ20kmほど走り、茅葺き屋根の民家群が視界に入るようになり、美山まで来たことを実感。

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かやぶきの里 美山

R162(周山街道)との交点(「安掛」交差点)が京都r38の終点です。R162を小浜方面(北行き)へ3kmほど走らせ、「静原」交差点を左折。京都r12を西に進み、由良川の旅は続きます。

京丹波町和知(旧・船井郡和知町)との境界手前には大野ダム。京丹波町の「市場」交差点を右折し、R27を綾部・舞鶴まで走り続けます。

* * * *

問題はこのあと。綾部市に入る手前までは、景色も良くて頗る快調だったが、ここから先、所々で渋滞に巻き込まれ、不快感を喫する「地獄の旅」となってしまいました。

さっそく、綾部市街地へ近づくにつれて、R27は渋滞。綾部市街地を過ぎて舞鶴市内までは流れは普通だったけど、西舞鶴(「大手」交差点)でR178(R175重複)に入り、由良川河口の丹後由良あたりで再び渋滞。そして天橋立付近は大渋滞・・・。さすがにGW中盤とあって当然でしょう。

今から思えば、R27~R178ルートを取ったのは大失敗でした。そもそも舞鶴市に寄る目的・理由などなく、ただ鉄道の走るルート(JR舞鶴線~京都丹後鉄道宮津線)に惑わされただけのようですね。綾部市街地から、引き続き由良川の流れに沿うルートを取る、すなわち府道で福知山市内を経て、R176経由で加悦谷に抜け、宮津市へ回るほうが、風景も良いし渋滞も少なく快適だったでしょう(由良川は福知山市からR175のルートで大江を経て丹後由良へ流路を取る)。京都~宮津・天橋立方面の特急列車も、今では福知山から京都丹後鉄道宮福線経由なので(急行【丹後】の時代は、ご丁寧に西舞鶴から宮津線を回っていた)。京都縦貫道(R478)も、綾部JCTから舞鶴市街地を通らず(舞鶴大江ICは通るが)、宮津・丹後方面へ短絡していますね。

岩滝口(「消防署前」交差点)からR178で丹後半島を周回。

「舟屋の町」で有名な伊根町の「道の駅」で、遅い昼食をとりました。時刻は確か午後2時を回っていたと思います。三条京阪からの走行距離は190km近く、同じ京都府内とはいえ随分遠くまで来たことを実感。というより、わざわざ花背・佐々里峠を大回りしたことが大きいのですがね。あと、伊根町に入る手前あたりは、狭隘区間だったため、渋滞に嵌りました。

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伊根の舟屋

* * * *

今回、かやぶきの里・美山と、舟屋の町・伊根を走行ルートに入れながらの丹後半島周回の目的の一つは、「京都府の魅力」を堪能することだったと思います。京都府は丹後半島から奈良県境にまで及ぶ、南北に細長く伸びる都道府県の一つですが、「京都府」を実感できるのは、せいぜい京丹波町より南側の地域でしょう。綾部・福知山・舞鶴以北の中丹・丹後地域まで「京都」というには、少し違和感があります。このあたりは、隣の兵庫県北部・但馬地方と合わせて一つの県にするほうが、一体感があるように思われます。

* * * *

経が岬を経て、強い西日を浴びながら、網野・久美浜(京丹後市)を通り過ぎ、やっとこさ兵庫県(豊岡市)に越境。三条京阪から兵庫県境までの走行距離は260km程で、京都府の広さを改めて実感。奈良・三重県境の南山城村から走るとすれば、300kmを超えることになるわけですが、それでも京都府の面積はさほど広くありません(面積ランキングは31位)。

豊岡市街地に着く頃には、もう日が暮れていました。これから、R312・R9・R427・R176経由で、ひたすら兵庫県を縦断して大阪市内まで走り続けるわけですが、まずR312で渋滞。和田山からR427で丹波市へ抜け、R176を快適に進んだと思えば、三田市内から長い渋滞。西宮北ICから、兵庫r82に脱して市街地へ抜けようとしたところ、またもや渋滞に呑まれるばかり・・・。山道の暗闇の中、方向感覚を失いつつも、何とか山を下りて、高級住宅地の甲陽園・夙川にたどり着きます。阪急電車の走る音が耳に入るや、ようやく大阪に帰ってきたと実感。R2に入り、日付が変わる頃に大阪梅田に着きました。

* * * *

この旅行の感想について一言でいえば、「疲れるだけの旅だった」。

あちこちで渋滞に嵌って苛立ちや焦りを感じながらの旅になったわけですが、仮に綾部~宮津間のルートをR176・加悦谷経由に取れば、もう少し快適だったことでしょう。

ただ、どうも天の神様からは、何かしら叱責を食らったようでもあります。渋滞に遭ってペースを乱されるのも、「天罰」の一つだったのではと勝手に妄想してみたり、後ろめたさは感じましたね。



今から22~23年ほど前のGW、バイク(小型二輪)で丹後半島一周の旅に出ました。

当日の天気は爽やかな五月晴れでした。さっそく、三条京阪に立ち寄り、【川端通り】を北に進みます。朝の鴨川の風が心地良かったです。出町柳駅前の三角合流点のところで、高野川と鴨川(賀茂川)を渡り、賀茂川左岸沿いの【加茂街道】を快走。青々とした若葉に包まれる「緑のトンネル」で、最高の気分(^-^)

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出町柳の三角合流点 右が賀茂川、左は高野川
両河川を挟んで糺の森・下鴨神社がある

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【加茂街道】の「緑のトンネル」

御薗橋(加茂川)を渡り、京都r38(旧道区間含む、別名【鞍馬街道】)を南丹市美山町までひたすらトレース。京都産業大学前を経て、叡山電鉄二軒茶屋駅付近から鞍馬まで、電車と並走。

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叡山電車貴船口付近
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鞍馬の町並み

鞍馬の町並みをゆっくり進んで間もなく、勾配の角度を上げ、本格的な北山の山岳道路に。「百井別れ」からしばらくR477との重複区間となります。この交差点を右折するとR477最大の酷道区間で、百井峠を越えて大原に。R477は途中を経て、琵琶湖大橋を渡り、近江盆地を東に向かって鈴鹿山脈を越え、三重県四日市市に至ります。なお、百井別れ交差点でR477をそのまま道なりに進路を取るなら、鋭角カーブが必要で、初心者ドライバーは避けるほうが無難。

百井別れを過ぎると、花背峠も近く、高度をさらに上げつつ、カーブも連続するようになります。

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花背峠

花背峠も京都市左京区。この先も、まだまだ左京区が続きます。

花背の里には茅葺き屋根も何軒か見られるが、大半はトタン屋根に張り替えられています。やはり茅葺きの手入れが難しく、職人が激減しているためでしょう。
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花背の里

下り坂が一段落し、桂川の谷間にたどり着いたところ(花背大布施町)で、R477が左(西方向)へ別れます。R477は桂川の流路にほぼ沿う形で京北町(右京区)から亀岡・園部を経て、大阪府能勢町・池田市を目指します。

ここから再びr38の単独区間となって、美山(南丹市)方向、すなわち桂川の流路と反対の進路を取り、京都市最果ての山里・広河原に。京都バス【32】系統が出町柳駅から広河原まで、1日3往復運行されています。広河原には京都市唯一のスキー場があり、京都府内有数の豪雪地帯です。

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花背~広河原あたりの風景 中央の川は桂川

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広河原バス停

ここから佐々里峠区間に差し掛かり、急勾配・カーブがしばらく続きます。佐々里峠が中央分水嶺にあたり、太平洋側と日本海側の境目です。峠で京都市(左京区)は終わり、南丹市(美山町)に。

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佐々里峠

佐々里峠を越え、茅葺きの里・美山をのんびり走り続けます。やがて、由良川に出会い、河口のある丹後由良まで、この川に ”五合目ほどまで” 寄り添う旅となります。由良川の源流は、美山町の北東・芦生原生林にあり、滋賀・福井との府県境(丹波・近江・若狭三国境)に近いところです。



私が子どもの頃(小学3年ごろまで)、家族でよく京都市動物園に連れて行ってもらいました。

京都市動物園は、左京区岡崎に立地。琵琶湖疏水の北側、岡崎通を挟んで京都市美術館の向かい側(東)のところで、平安神宮に近いです。

動物園へはよく車で連れて行ってもらったように記憶しているが、小3の秋ごろ、電車で行った時が私個人的に一番楽しかったです。 

枚方から京阪電車で三条まで出るわけですが、三条で京津線に乗り換えて一つ目、「東山三条」下車のルートでした。当時、三条駅は地上ホームで、京阪線と京津線(大津線)はノーラッチで乗り換え可能でした。京阪線と京津線の間の連絡通路には喫茶店や食堂が並び、楽しい「エキナカ」でしたね。東山三条駅は併用軌道の簡易的な電停ホームそのものであり、ステップ付きの各駅停車専用車80形のみが停車(260・500形などを使用する「準急」は通過)。東山三条から徒歩だったのか、バスだったのかは覚えていませんが、平安神宮へつながる【神宮道】を北へ入ると近いです。市バス【5】系統もこのルートで動物園前を通ります。「動物園 岩倉」という方向幕が懐かしいですね。

あれ以来、動物園に行くことはなくなったと思うが、その代わり、向かい側の京都市美術館へ時々連れて行ってもらいました。動物園の時のようなワクワク感はあまりなかったような・・・。小さい子どもたちには、やはり動物園がいかに人気があるか、納得です。小中学生だった私自身に西洋美術は難しかったこともあるでしょう。正直、美術館にはあまり関心がなかったけど、美術館にもさまざまなスタイルがあり、今になって地方の美術館ほどむしろ面白いと思っています。それも抽象的な西洋芸術より、各地方土着の民芸品や民衆の生活から生まれた芸術も多く、理解しやすく親しみやすそうなので。


京奈和自動車道(E24)の城陽IC~田辺北IC間にかかる新木津川橋。

新木津川橋は自動車道にもかかわらず、例外的に歩行者・自転車および125cc以下の二輪が通行可能となっています。

というのも、木津川を挟んで京田辺市と城陽市を結ぶ道路であり、付近に木津川に架かる他の橋がないため(木津川上流側に国道307号線山城大橋はあるが遠回り)、生活道路としても重要とされているためです。もっとも、歩行者・自転車・125cc以下二輪車は、そのまま本線車道を通行することはできません。新木津川橋・本線車道の両端に125cc以下二輪車・自転車・歩行者専用の通行帯が併設され、両岸間の往来が可能にしています。2017年以前は、二輪車のみ(125cc以下含む)本線車道の通行が可能だったが、本線車道と自転車・歩行者専用道の間に二輪車通行帯が新設されました。

城陽IC~田辺北IC間の通行料金は、普通車・軽自動車等とも100円の特定料金であり、125cc以下の二輪車および自転車は10円。このため、100円橋とも呼ばれています。

実を言うと、城陽IC~田辺北IC間は125cc以下の二輪が通行できることは知りませんでした。京田辺・枚方方面から新木津川橋経由で城陽市や宇治市への移動が便利ということになりますね。

城陽ICは京奈和道の起点であり、2017年には新名神八幡京田辺IC~城陽IC間が暫定開通しました。京都・奈良間の車での移動は、第二京阪~新名神~京奈和道経由が定番ルートになりつつあります。京都市内~けいはんな学研都市を結ぶバス(京阪バス・奈良交通の共同運行)も、基本的にこのルートを取ります。


京都市山科区の鏡山循環バスへの住民の取り組みが先日、京都新聞に掲載されました。

もともと、鏡山学区の渋谷街道沿いに京阪バスが走っていたが、1997年地下鉄東西線開通時に廃止。撤退直前当時の該当する路線は【20B】号経路で、大宅(山科営業所前)を起点に、

→蚊ヶ瀬→東野→山階校前→(渋谷街道)→北花山→御陵→国道山科南詰→竹鼻→山階校前→東野→蚊ヶ瀬→大宅

を巡る循環路線でした。当時の山科駅付近(国道山科交差点)の道路事情の都合上、山科駅に立ち寄らないルートとして設定されていたが、これが住民のニーズに合っていなかったようで利用客は減少、廃止に追い込まれました。

しかし、鏡山学区へのバス路線復活への要望は強く、自治連合会が中心となって署名集めに取り組み、復活を要望。その結果、2013年に山科駅を起点とする「鏡山循環バス」が小型車にて運行開始となります。

循環バス運行当初は1日2便で、乗客数は1便当たり平均10名程度だったといいます。しかし、地域の足の確保や高齢者の外出の後押し、CO2排出削減などを謳って、自治連をはじめ地域が一丸となって、住民にバス利用をPR。この地域ぐるみの取り組みが実り、2017年には1日3便に増発、乗客数も2019年9月に1便平均で約27人を記録したとのこと。

地元の小学校でも、昨年夏、総合学習でバスの役割や意義を学び、体験乗車したといいます。その後も、「バスに乗ってもらおう作戦!」を展開し、年末の餅つき大会で手作りのチラシやグッズを配布したり、学習成果を発表されたそうです。こういう継続的かつユニークな取り組みが、利用客増加の効果を上げているものと思われます。

以上の鏡山循環バスの取り組みは、このほど国土交通省の「交通関係環境保全優良事業者等表彰」に受賞しました。

現行の「鏡山循環バス」の運行経路は、

山科駅→外環三条→地蔵寺→今屋敷→岸ノ下町→中道町→北花山→御陵駅→京都薬科大学→五条別→外環三条→山科駅

にて設定されています。


廃止の路線バス復活、住民ぐるみで利用声掛け 平均乗客10人→27人、
小学生にも自治会がPR(京都新聞)

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200209-00248683-kyt-l26



トロッコ嵯峨駅前(JR嵯峨嵐山駅)に展示されているD51 51号機蒸気機関車が、老朽化により来年1月から解体される予定です。展示は年内のトロッコ運行日のみで、12月29日が見納めとなります。

D51 51号機は1937年製造。東海道・山陽本線などで活躍し、1971年引退。その後、枚方市の「くずはモール」で展示されるが、リニュアル工事により、2004年に現在の嵯峨嵐山に移されました。

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1972~2004年のくずはモールとD51

屋外展示のため風雨の影響を受けやすく、傷みが目立つようになっていたそうです。 

枚方市民にとっても思い出のある車両だけに、このまま解体されてしまうのは残念ですが、引退した鉄道車両の保存・維持には相当な手間と費用(税金)がかかるものです。丹後地方の加悦SL広場が閉園するとのニュースが飛び込んできたばかりであり、車両保存活動の厳しさを理解していただければ幸いです。

嵯峨嵐山のD51、解体へ 屋外展示で老朽化(京都新聞)
https://www.kyoto-np.co.jp/articles/-/105487




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四条河原町の京都マルイが来年5月末で撤退することになりました。

京都マルイは、2010年閉店した四条河原町阪急の後継店舗。住友不動産が所有するファッションビルの地下1階~地上6階に入居。四条河原町という京都一の繁華街にもかかわらず、近隣の高島屋や大丸など、店舗間競争の激化で売り上げが伸び悩む一方でした。住友不動産との契約満了のタイミングで撤退を決めたとのことです。

阪急百貨店時代も、四条河原町近辺の百貨店としては後発ということや、売り場面積が狭いということもあって、苦戦気味だったようです。京都マルイに何度か入ったこともあるが、百貨店(デパート)というには中途半端な感じで、イマイチ冴えない印象でしたね。

閉店後も、7・8階レストラン街は営業継続するとのことですが、先が読めませんな。


京都マルイ、来年5月で撤退 四条河原町の商業施設 「阪急」後継ぐも・・・
https://www.kyoto-np.co.jp/articles/-/62430



そごう神戸店と西武高槻が阪急百貨店に生まれ変わった矢先、そごう・西武が2021年2月までにさらなる店舗網大幅リストラ計画を発表しました。

その中には、大津西武、西神そごう、徳島そごうなどが入っています。これにより、関西からはそごう・西武が消滅することになります。

西武大津の閉店後、滋賀県県庁所在地である大津市からは百貨店が消えることになり、近鉄百貨店草津店が県内唯一の百貨店ということに・・・。県内の百貨店が近鉄百貨店だけという点では、奈良・和歌山・三重と同じになりますね。滋賀県は西武発祥の地であるだけに、西武大津は創業者の意地で存続させたかったのかもしれませんが、さすがに郊外や地方の百貨店が軒並み閉鎖される時代の流れには抗しがたいでしょう。

しかし、「百貨店は時代遅れのビジネスモデル」なのかもしれないが、ここまで軒並み閉店リストラに乗り切る百貨店業界は、聞いたことがないと思います。そごうはバブル経済の頃は、奈良や呉、福山、加古川、高松など地方都市に無鉄砲とも思えるほどの出店攻勢だが、バブルがはじけたあと、後発店舗はおろか、大阪心斎橋のような老舗店舗でさえも軒並み大鉈を振るうとは、経営方針の荒っぽさを印象付けますね。

一方で、京阪百貨店や阪神百貨店のように、食料品中心の庶民派路線で健闘しているところもあります。京阪百貨店は百貨店としては後発でありながら、守口の本店はそごう神戸店などを上回る売上高で郊外型では日本一のようです。

そごう・西武、2021年2月までに店舗網大幅縮小(都市商業研究所)
https://toshoken.com/news/16881

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