カテゴリ: 京都・滋賀周辺の地理・文化ほか


枚方市と滋賀県信楽(甲賀市)は国道307号線により京田辺市や宇治田原町経由で最短で結ばれています。

ただし、国道307号線の枚方市内区間は随所で渋滞しやすく、特に第二京阪とクロスする「津田北町3丁目」から「杉1丁目」にかけては、複雑な交差点ゆえ長い渋滞に巻き込まれることも多く、あまり快適とは言えません。

枚方から信楽へはもう一つの迂回路があります。
それは、国道168号(磐船街道)~国道163号~京都・滋賀県道5号
少しだけ奈良県(生駒市)に踏み入れたのち、木津川市や宇治茶の里・和束を経て、信楽に到達します。
交野市私市までは、168号線よりも山之上~香里団地~東香里新町~星田北~妙見坂経由のほうが走りやすいかもしれません。国道170号(外環状線)経由四條畷市から163号に入って清滝TNを抜けるのも悪くないでしょう。
また、木津町~加茂町間は、素直に泉大橋を渡るよりも、対岸の府道47号<天理加茂木津線>・JR加茂駅経由のほうが快適です。

距離は307号経由よりも少し長いが、渋滞が少ない分、所要時間はさほど変わりません。



2014年、台風の影響による川の増水で中止に追い込まれた宇治川花火大会。
以降、福知山の露店爆発事故の影響もあって3年連続で中止が続いています。

本年8月に(規模を大幅縮小しながら)ようやく復活すると期待されていましたが、警備上の理由により土壇場で断念することになりました。来年以降も再開も困難なようです。

京都・宇治川花火、来年以降も困難 警備などめど立たず(京都新聞)
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170728-00000022-kyt-l26



京都府北部の丹後半島を拠点とする丹海バスの写真を見て、ふと思った。

丹海バスの「京都ナンバー」を見るや、やはり丹後半島が京都府であることに違和感を覚える。

「京都府が日本海に面している」ことを知らない人も多いのは納得。
そもそも綾部・福知山・舞鶴以北の丹後半島地域は、あまり「京都」という実感がないだろう。
「海の京都」という言葉も秘かに流行っているが、やはり違和感は拭えない。

位置関係からして、どちらかといえば兵庫県だと思われやすいところだが、兵庫県にしてもやはり違和感はある。むしろ、但馬と一体化して独立した一つの県を作ったほうがよいかと思う。

北西から南東に細長く伸びる京都府だが、「京都府」を実感できるのは、せいぜい美山町(南丹市)および京丹波町あたりより南側の地域ではないだろうかと思う。

丹後半島よりは、むしろ東側の福井県若狭地方のほうが、物理的にも歴史的に京都との親近感が強い。位置的にも京都市の真北にあたり、古来から複数の「鯖街道」によって若狭小浜と京都が結ばれ、交流は盛んだった。

ただし、京都と小浜を結ぶ列車は現在運転されていない。
京都と丹後半島を結ぶ列車は、同じ県内ということもあって、「タンゴエクスプローラー」などが1日数本運転されているが、府県境を越えるとやはり難しいのかな。せっかく小浜線も電化されているので、特急「まいづる」を小浜まで延長することは現実的可能性として考えられるんだが(一時期、臨時で延長運転が行われたこともあるが、やめてしまった)。非電化時代は急行「丹後」が小浜線内普通列車、あるいは「わかさ」として敦賀まで乗り入れていた。



京・洛西の奥座敷、湯の花温泉 。

亀岡市の中心部から国道372号線で西へおよそ7kmのところ、静かな山あいのところにある。

湯の花温泉は、戦国時代、傷ついた武将たちが刀傷を癒したとの伝説で知られる。
京阪神をはじめ、全国的にもかなり有名な温泉郷だ。
春は山菜、夏は鮎、秋は松茸、冬はぼたんなべなど、自然の恵みが存分に味わえる。
周辺の観光名所として、保津川下りとトロッコ列車(嵯峨野観光鉄道)、嵐山・嵯峨野、るり渓、能勢妙見山などがある。車で少し足を伸ばせば美山・かやぶきの里や篠山などへも到達可能だ。

湯の花温泉への便利な交通ルート(車)として、

(京都市内から) R9+京都縦貫道+R372
(京田辺・奈良方面から) 第二京阪または京奈和+京都縦貫道+R372
(高槻・枚方方面から) r6(枚方亀岡線)+R372
(茨木・寝屋川方面から) r46(茨木亀岡線)+r407+R372
(大阪市内方面から) 阪神高速池田線+R173+R477号(能勢町経由) / R423号(新御堂筋、箕面有料道路含む)+r407+R372
(神戸方面から) 六甲北有料道+舞鶴若狭道+R372(篠山経由)

が挙げられる。

また、JR亀岡駅から京阪京都交通バス【40】系統が発着しているほか、運動公園ターミナル発着のふるさとバス広野・土ヶ畑行きも湯の花温泉を経由する。

能勢電の終点・妙見口から湯の花温泉への直通バスがあればよいと思うんだが・・・。
かつて、京都交通バスが本梅から能勢町および豊能町の妙見口まで乗り入れていた(しかも兵庫県川西市にも越境)。

湯の花温泉は、三重県四日市市の湯の山温泉と間違いやすい。
しかも、「湯の山温泉」と「湯の花温泉」は、両方とも国道477号線沿線にある。
477号線は四日市市を起点に、湯の山温泉から鈴鹿山脈を越えて滋賀県に入り(鈴鹿スカイライン)、土山・竜王・野洲など湖南地域を巡って琵琶湖大橋を渡ったのち、今度は京都北山・丹波高地(大原、百井、花背、京北)をジグザグ回って亀岡盆地に抜け、湯の花温泉付近を経て能勢町に入って能勢妙見山登山口を通り、兵庫県川西市内で173号線と合流して終点・池田市に至る。



京都市内から宇治方面への道路といえば、国道24号線、または府道7号線がメインルートだろう。
第二京阪(油小路通)経由久御山町から宇治市へ抜けることも可能だ。

しかし、メインルートは渋滞しやすく、あまり走りやすいとは言えない。
特に府道7号の六地蔵付近は大型商業施設が集積しているため、渋滞が発生しやすい。

宇治へは宇治川左岸の築堤を通る府道241号<向島宇治線>が快適な抜け道としておススメ。
観月橋南詰を左折し、そのまま道なりに進むと、宇治橋西詰に至る。
交通量が少ないため、途中信号は1箇所しかなく、心地良い川の風を浴びながらの走行は何よりだ。
JR奈良線の踏切を跨いで宇治橋西詰に到達する。

宇治から城陽市へは、府道15号線<宇治淀線>(→JR新田駅踏切付近で渋滞)よりも、琵琶台・宇治市植物公園・立命館宇治高へ回るほうがよいだろう。

そういえば、宇治川花火大会は2014年の台風で中止になって以来、去年まで河川水没などによる安全確保を理由に中止が続いていたが、今年は3年ぶりに再開する見通しがついたそうだ。開催日程は従来の8月10日よりも早めて8月5日ごろの方向で進んでいるらしい。

折りしも2013年の福知山花火大会では爆発事故で死傷者が出たため無期限休止となり、京都府下の大規模な花火大会が消えて意気消沈としていたが、今年の宇治川の再開に期待したい。


一般国道の指定区間(主に近畿圏)を例えば次のように変更したらどうか、と思っています。

【308号】
(現行)大阪市(心斎橋)~東大阪市~暗峠~奈良市
(変更)大阪市(心斎橋)~東大阪市~暗峠~奈良市~<奈良・京都府道44号>~加茂町~和束町~信楽町中野~<307号重複>~信楽IC~<滋賀県道53号>~湖南市~<滋賀県道13号>~<477号重複>~<滋賀県道13号>~八日市市街~<滋賀県道52号>~<8号重複>~彦根市

【422号】
(現行)大津市~紀伊長島町→全区間指定解除

【368号】
(現行)伊賀市(上野市街地)~名張市~美杉村(津市)~飯南町~勢和多気
(変更)大津市~<旧422号>~信楽町~<旧422号>~伊賀市~名張市~美杉村~飯南町~勢和多気~<三重県道13号>~<三重県道37号>~伊勢市街地~伊勢IC

【173号】
(現行)池田市~川西市~能勢町~京丹波町~綾部市
(変更)大阪市西淀川区(歌島橋)~<大阪府道10号>~大阪空港~中国池田IC~池田市街地~川西市~能勢町~京丹波町~綾部市~<27号重複>~山家~<京都・福井県道1号>~若狭本郷~<27号重複>~小浜市

【426号】
(現行)福知山市~出石町~豊岡市
(変更)大阪市(本町)~<中央大通>~深江橋~<479号重複>~花博記念公園西口~<花博通>~門真JCT~<1号バイパス>~<油小路通>~<堀川通>~御薗橋~<京都府道38号>~鞍馬~<477号重複>~花背~<京都府道38号>~佐々里峠~<京都府道38号>~美山町~<京都府道12号>~和知(京丹波町)~<27号重複>~綾部市~<京都府道8号>~福知山市街地~<9号重複>~登尾TN~出石町~豊岡市

【427号】
(現行)明石市~<175号重複>~西脇市~青垣町~朝来市
(変更)神戸市長田区~<兵庫県道22号>~神戸西IC~<兵庫県道22号>~三木市街地~<兵庫県道22号>~<175号重複>~西脇市~青垣町~朝来市(山東町)~<9号重複>~<兵庫県道10号>~出石町~<426号重複>~<312号重複>~<兵庫県道3号>~城崎温泉~<兵庫県道11号>~竹野町~<兵庫県道11号>~香住町

【166号】
(現行)羽曳野市~大和高田市~桜井市~東吉野村~松阪市
(変更)堺市街地(26号と接続)~<大阪府道12号>~松原市~<大阪府道12号>~藤井寺市~<170号旧道と重複>~羽曳野市(古市)~大和高田市~桜井市~東吉野村~松阪市



枚方企業団地内にあるソフトクリームの日世工場が閉鎖されたとの記事を投稿するや、小学校時代の社会科見学の思い出を書き綴ってみたくなった。

小学校の校外学習といえば、毎年春・秋の遠足や林間学校(5年)、修学旅行(6年)のほか、適宜「社会科見学」などもある。「社会科見学」は、大きく

A)日常の時間割の1~数コマ分を割いて徒歩で近くの工場や田畑、商店などを見学する
B)丸一日分を割り当てて電車・バスで移動して弁当持参

のスタイルに分けられる。

A)については、社会科以外に理科の自然観察や図工の写生など、いわゆる野外学習というものがある(体育のマラソンも校外近辺を走るので一応校外学習と言えなくもない)。

B)については、遠足のようなもので、遠足と一まとめにする場合もあるし、遠足の前後に別途社会科見学を実施する場合もある。ただし、午前中もしくは午後のみ、給食は通常通り(弁当不要)ということもある。社会科見学と遠足との違いは、「おやつ」があるかないか、だったように思う。遠足のおやつは確か給食費の一部から出ているはず。

さて、私の小学校のときの社会科見学だが、まず2年のときには、牛乳工場、消防署、郵便局、駅などを見学に行ったと記憶している。本当は製パン工場に行くはずだったが、事情があって牛乳工場に変更になった。私個人的には甘~くておいしいパン工場のほうが楽しそうだったが。ただしYパン(一番近いところで宇治市に工場がある)は添加物まみれでまずく敬遠したほうがよさそうだ。そういえば、「パン屋」から「和菓子屋」に変えた教科書について、SNSなどで騒がれているが・・・。和菓子関係といえば、長尾家具町に製餡工場がある。
駅の見学は確か片町線の津田駅だったはず。津田駅への交通手段は貸切バスだったような(徒歩ではあまりに距離があるので)。

3年では、一学期に校区見学(徒歩)、二学期にはバスで枚方市内巡検だった。枚方市内巡検では、穂谷の畜産団地、王仁公園の農業研究所(→ここは確かなくなったかな)と昼食(弁当)、そして企業団地のダイコロ(アルバム製造)の順に回ったことは覚えている。

4年になると、いろんな校外学習があった。

まず、春には近くの田んぼで写生スケッチ。絵の具用の水は水筒に入れて持参するので、少し遠足気分が味わえた。

遠足の前にはバスで枚方市内巡検。穂谷川清掃工場、山田池公園(弁当)、村野浄水場の順に見学する。前回3年は地場の商工業・農業が主眼だったのに対し、今回は公共インフラが主役であり、前年に比べて楽しさはさほど感じなかったように記憶している。しかし、公共インフラは人間の生存権にかかわる重大な問題で、琵琶湖が汚染されたら、枚方市をはじめ、近畿全体の人々の生存にどれだけ深刻な影響を及ぼすのか、という非常に大事なことを学んだ。森友学園問題・共謀罪・北朝鮮問題の裏側で今国会で水道民営化法案(そして種子法廃止法案)をコソコソ通し、人間の生存権を外資に売り渡すというトンデモ愚行を許すわけにはいかない。

そして、秋の遠足は社会科見学を兼ねたものであり、今度は枚方市内から大阪府下全域に視野を広げて、堺泉北工業地帯、浜寺公園(弁当)、そして弁天町の交通科学博物館を見学。堺の産業といえば、重工業もさることながら、自転車や刃物も忘れてはならないだろう。




北陸新幹線の京都-新大阪間延伸ルートが「南回り」に決まり、中間地点の松井山手付近に新駅を設置することで大筋合意となりそうだ。松井山手は首都代替機能を持つ関西学研都市の最寄であり、京都府南部への経済波及効果が高いとされている。京都府側は第二京阪とほぼ並行した形となりそうだが、大阪府側は枚方→寝屋川→守口→淀川というルートだろうか?

北陸新幹線の京都・新大阪延伸は、米原経由のほうが建設費が一番安くて実現可能性が高いと思うんだが、東海道新幹線がJR東海、北陸新幹線がJR西日本で折り合いがつかず、これも国鉄分割民営化の弊害だろう。しかし何よりも、小浜~京都間は丹波高地を突き通して京都市街地に入るわけで、京都北山や丹波の豊かな自然環境・景観への影響が心配だ。

JR発足から30周年。
国鉄分割民営化がもたらした弊害を洗い出し、反省する必要がありそうだ。
近い将来、これまでの自民党政治と本質的に違う、新しい政権への変化が迫られることになろう。
北陸新幹線の京都・新大阪延伸の実現はまだ40年も先のことなので、この機に国鉄の復活なども視野に入れて計画を変更しても遅くない。



30~40代以上の大人のために、私が推薦できる関西のデニム(ジーンズ)ショップを、いくつか挙げてみたいと思います。

REX ONE(吹田市)
http://www.rakuten.ne.jp/gold/rex-2nd/

地下鉄・北大阪急行江坂駅から中央環状線(R479号)を西へ徒歩10分程度のところにある。
店舗は作業着売り場のような雰囲気だが、Levi's・EDWIN・Leeなど主要ブランドの商品は一通り揃っている。ここの店員は「付かず離れず」の対応で、親身になって相談に応じてもらうことができ、好感を持てる。楽天市場で購入することも可能だが、買う前に一度このお店に行って試着することをおススメする。サイズ切れなどの場合も再入荷・取り寄せをしてもらえそうだ。


JXT-DESIGN(尼崎市ほか)
http://www.jxt-design.com/index2.htm

尼崎市および大阪市に数店舗ある。本店は武庫之荘店(阪急武庫之荘駅から南へ徒歩10分程度 / 阪神バス尼崎市内線「南武庫之荘4」下車すぐ)。店舗の外観が大人の落ち着いた雰囲気で好感が持てる。駐車場も整備されている。主要ブランドの商品は概ね揃っており、実は昨年、この店でLevi'sのデニムを買いに行った。楽天市場にも出品されており、レビューからお店に対する満足度の高いことが伺える。


JEANS FACTORY くずはモール店(枚方市)
http://www.jeansfactory.jp/

高知市に本社があり、中国・四国地方に店舗網を持つ。今月、くずはモールに関西初出店する予定。各店舗の外観・内装は落ち着いた大人の雰囲気があって地域住民に好評のようだ。くずはモールのリニュアルが進行中、ほかにメンズファッションやシューズの店も初出店する予定で、ファッション分野でのレベルアップが期待できる。


千本三信(京都市中京区)
http://www.rakuten.co.jp/sanshin/

千本通沿いにある。二条駅から北へ徒歩5分ほどのところ、千本丸太町に近い。
昔ながらのジーンズショップの雰囲気で、楽天市場からの購入も可能だ。私個人的には、少々敷居が高いように感じているが、Leeのウエスターナやホワイトデニムなども購入できる数少ない店だと思う。


M's SANSHIN(宇治・城陽・京田辺市ほか)
http://www.msjeans.jp/toppage1.html

宇治市小倉を拠点に京都府南部に店舗網を有する。MOMOテラスやアルプラザ城陽・京田辺などにも店舗がある。


CLEVER-HEADS(京田辺市)

http://www.rakuten.ne.jp/gold/clever/

京田辺市大住ヶ丘の山手幹線沿いにある。上のM's SANSHINが経営しているが、ロサンゼルス製など世界の高級ブランド品が中心でやや高級路線を取っているようだ。


三井アウトレット大阪鶴見
http://www.31op.com/osaka/

三井アウトレットのLevi'sおよびEDWIN直営店も一見の価値がある。特にLevi'sのデニム・シャツを安く購入するなら、三井アウトレットで見て買うのもよいだろう。また、EDWINショップにはLeeの製品もある。三井アウトレット大阪鶴見へは京阪守口市駅から無料バスが便利だ。



枚方・交野・寝屋川を中心とする京阪沿線周辺で大人のためのデニムショップなら、くずはモールのJEANS FACTORY、アルプラザ城陽・京田辺のM's SANSHIN、もしくは三井アウトレット大阪鶴見あたりを探して回るほうがよいかと思われます。また、ホワイトデニムを探すなら、少々遠いが吹田・江坂のREX ONEもぜひおススメしたいと思います。以前は枚方のビオルネなどにも良いジーンズショップがありましたが・・・。

もっとも、最近のユニクロのデニムは良くできており、こちらもおススメです。普段着のカジュアルとしてなら、ユニクロのデニムで十分なぐらいです。私個人としてもユニクロのデニムはとても気に入っています。


京都府内の鉄道電化は近畿の他府県に比べて遅れていたほうだ。
大動脈・東海道本線は1950年代までに全線電化完成するが、他の国鉄線はどこも非電化路線ばかりだった。それでも1970年代から少しずつ電化路線が広がる。

まず、1964年の東海道新幹線が開業(新幹線は別か?)。
10年後の1974年には、関西と北陸・日本海縦貫の短絡線として湖西線(山科-近江塩津)が開通。湖西線はその名の通り、琵琶湖湖岸に西側に伸びて大半が滋賀県だが、起点・山科駅からわずかな区間だけが京都府(京都市山科区)だ。同じ滋賀県内の東海道本線や草津線沿線の湖東・湖南方面から湖西線沿線へJRのみで移動する場合、一旦トンネルを抜けて京都市に越境することになる。同様に、滋賀県西部から新幹線で東京方面へ向かう場合、京都駅に出向いて乗り換える人が多い(県内に米原駅があるが、停車本数が少なく不便なので)。

京都府内で電化路線が本格的に広がるのは1980年代半ば以降だ。

既に1970年代後半から山陰本線京都-園部間の電化工事が始まり、1980年代前半に完成する予定だったが、保津峡付近の複線化と新線付け替え工事が遅れていたため、電化開業はずれ込んだようだ。

山陰本線よりも先に、府南部の奈良線(京都-木津)が1984年10月に電化された。合わせて関西本線木津-奈良間も電化される。JR奈良線の正式区間は京都府内の京都-木津間で奈良県に至っていないことで有名だ(ただし電車は全て奈良駅まで乗り入れる)。

その後、1988年3月には関西本線加茂-木津間、翌年1989年には片町線木津-長尾間(→全線)が電化され、府南部の電化が進捗する。ただ、その後も関西本線加茂以東は非電化のままだ。

1984年奈良線電化の時点で奈良県、1989年片町線全線電化で大阪府内の鉄道電化率100%をそれぞれ達成する(大阪府内については旅客線のみ)。

電化の遅れていた府北部(日本海側)も、1980年代後半以降、少しずつ電化工事が進む。まず1986年11月の福知山線~山陰本線(宝塚-福知山-城崎間)が電化される。京都-園部間よりも福知山以西の電化が先だったのは意外だ。なお、福知山線は大部分が兵庫県内で福知山駅の手前付近のみ京都府だ。

その後、1990年3月にようやく山陰本線京都-園部間電化が完成する。前年の1989年に保津峡付近の新線に切り替わり同区間のみ複線化となるが、京都-園部間複線化を達成するのは20年後の2010年。この電化により、山陰本線京都口から客車普通列車が姿を消す。

1990年代になって府北部の電化も進捗する。
まず、1995年4月に山陰本線綾部-福知山間。園部-綾部間は電化工事中だったが、複線区間の綾部-福知山間の電化を先行開業させた。翌年1996年3月に園部-綾部間が電化され、山陰本線の京都-城崎(現・城崎温泉)間は電化区間で一本につながる。合わせて、北近畿タンゴ鉄道(→京都丹後鉄道)の福知山から宮福線経由天橋立まで電化され、大阪・京都駅から特急電車が乗り入れるようになる。
この電化により、急行「丹後」(キハ58系)と特急「あさしお」(キハ181系)がファンに惜しまれながら廃止される。

その後、京都府北部を代表する都市、舞鶴市が非電化のままでは、ということで、舞鶴線電化の要望が高まる。実際、園部-福知山間電化後、京都駅と舞鶴市を直通する定期列車が廃止され、舞鶴市の求心力低下が心配された。3年後の1999年、舞鶴線がようやく電化され、京都駅から特急「まいづる」が終日運転されるようになる。

そして小浜線(敦賀-東舞鶴)も2003年に電化。
これにより、京都府内のJRは関西本線加茂以東を除いて電化されたことになる。
なお、北近畿タンゴ鉄道→京都丹後鉄道に転換された宮津線は宮津-天橋立間を除いて非電化のままだ。

昭和の頃に比べて鉄道の電化区間は大きく広がったが、鉄道全体往時に比べて華がなく、むしろ非電化時代のほうが賑やかだったようだ。


先日、京都市の行政区全面的に再編したほうがよいのでは、という記事をエントリーした。

http://katanogawara.blog.jp/archives/12551534.html


京都府全体についても、やはり市町村再編が望まれるのではないか(他の都道府県についても同様だが)。

まず、大きなポイントは

◎綾部市以北の中丹・丹後地域を兵庫県但馬地方と合わせて、「豊岡県」をつくる

明治初期の廃藩置県の頃、北近畿一帯が一つの「豊岡県」だった時期がある。現在の福知山市・舞鶴市以北の丹後半島および兵庫県北部の丹波・但馬地方全体で「豊岡県」を構成していた。当時、綾部市(旧・何鹿郡)以南の現在の京都府にあたる地域が、「京都府」だった。

新・「豊岡県」は基本的には明治初期の豊岡県と同じものでよいと思うが、篠山市・丹波市の加古川流域については、むしろそのまま兵庫県のほうが理にかなっている(丹波市の旧・春日町と市島町を豊岡県にすればよい)。明治初期の京都府がなぜ「綾部市以南」までだったのかは少し気になる。また、「京丹後市」はもちろん名称の変更が必要だし、やはりいくつかの町単位に分けるほうが、住民生活者の目線で理想的だろう。「京都丹後鉄道」も当然のことながら、元の「北近畿丹後鉄道」などに改称する必要がある。また、福知山市も豊岡市もとにかく広くなりすぎたので、ここもやはり住民目線での再編が必要だろう(観光地のネームバリューを高めるべく、大江・出石・城崎の町名復活も望まれる)。

ついでに兵庫県も、南東部・猪名川流域の尼崎・伊丹・川西市および猪名川町は大阪府に編入するほうが自然ではないかと思う(現に市外局番は大阪府扱い)。


新・「京都府」は、現在の船井郡京丹波町および南丹市以南とする。

まず、南丹市の再編が必要だろう。中央分水嶺をまたいで日本海側と瀬戸内海側の両側の地域を抱える南丹市だが、やはり

(旧)八木町・園部町・日吉町(+亀岡市の一部縁辺部) → 新・園部市
(旧)美山町 → 新・美山町

あたりが、地理的条件からして一番自然だろう。

京都市の縁辺部については、先の記事でコメントしたように、

伏見区醍醐一ノ切町~三ノ切町(郵便番号520の地域) → 滋賀県大津市
伏見区桂川右岸 → 向日市、長岡京市
伏見区淀 → 久御山町 または 新・淀町
伏見区向島 → 久御山町 または 宇治市
南区桂川右岸 → 向日市
西京区府道6号線付近 → 大阪府高槻市
右京区嵯峨堀畑 → 亀岡市
右京区京北町 & 左京区花背・広河原 → 新・京北町
左京区久多 → 滋賀県新・朽木町(旧・朽木村と合併)

ぐらいが、地域的つながりの観点から自然だろうと思われる。

八幡市の男山丘陵西側の地域は、典型的な大阪のベッドタウン住宅街であって大阪府枚方市樟葉(くずは)の生活圏にあたり、枚方市(ただ、これだと枚方市が広くなりすぎるので、枚方市北部と一体で「くずは市」もあり)に越境編入するほうがまとまりがよいだろう。実際、八幡市制化(1977年)直後の1980年代、枚方市との越境合併を求める住民運動が活発だったという。ただし、石清水八幡宮のある男山山上は、地形的に京都盆地の縁辺部にあたり、「平安京を裏鬼門から守る」ための神社としての歴史的文脈からして、京都府のままのほうがよいだろう。

一方、淀川・桂川対岸の大阪府島本町は、京都府(大山崎町)に越境編入しても違和感はなさそうだ(市外局番、郵便番号とも京都府扱い)。

「平成の大合併」が一段落する頃に誕生した木津川市(相楽郡木津・山城・加茂町を合併)については、やはり不自然さは拭えない。(旧)木津町と精華町を合併して一つの市を構成するのならともかく(精華町は結局合併に参加せず)、木津川対岸の山城町までを巻き込むのはいかがなものか。山城町は井手町(綴喜郡)と合併するほうが良かった。浄瑠璃寺・岩船寺などのある東側の加茂町も単独のままのほうがよかったように思う(あるいは相楽郡東部の笠置・南山城と合併するほうがまだよい)。

木津川市や相楽郡など、奈良に近い最南端の地域は、奈良県と思われやすく、いっそのこと奈良に編入したほうがよいかと思いきや、地形的には京都盆地の南縁辺部であり、微妙なところだ。


京都市の行政区を見ると、地域的まとまりの実態と合わない例が目立つようだ。

特に東西方向に広がりすぎている伏見区。
伏見区の分区構想は昔からいろいろあるようだが、まず東山丘陵の東側、山科盆地の醍醐・小栗栖地区は地形的・文化的に山科区とのつながりが強く、あの地域は山科区に編入するほうが自然だろう。ほかに、宇治川左岸の向島地区、桂川右岸の久我・羽束師地区などは隣の市・町に編入するほうがまとまりが良さそうだ。

とにかく京都市は、縁辺部を中心に近隣市町村、地域によっては他府県へ越境編入するなど、行政区の再編が必要のようだ。市の境界が直線・直角を描いているところも目立つが、やはり人工的な不自然さを感じる。行政区の数と名称自体は現状のままとして、例えば、


伏見区醍醐・小栗栖地区→山科区に編入
伏見区醍醐一ノ切町~三ノ切町→滋賀県大津市に編入
伏見区向島地区→宇治市または久御山町に編入
伏見区淀地区→久御山町に編入、または新「淀町」に(八幡市飛び地も吸収合併)
伏見区久我地区→向日市に編入
伏見区羽束師地区&淀地区の一部(桂川右岸)→長岡京市に編入

南区久世地区→向日市に編入
南区吉祥院地区の一部(JR東海道本線より北側)→下京区に編入

中京区西ノ京地区→右京区に編入

北区杉坂・中川・小野地区→右京区に編入

右京区京北町&左京区花背・広河原地区→新「京北町」に
右京区嵯峨堀畑地区→亀岡市に編入

西京区大野原出灰地区→大阪府高槻市に編入

左京区岡崎・南禅寺地区→東山区に編入
左京区久多地区→滋賀県大津市に編入、または旧・朽木村と合わせて新「朽木町」に


京都市の現在の行政区構成が確立したのは、山科区・西京区の誕生した1976年(昭和51年)のこと。1970年代までの京都府・市政は非自民の共産党系が与党で、80年代以降全国的に広がった自民党中心の「オール与党」体制、そして現在の大阪府・市のなんでも「民営化」に熱心な維新系よりは、住民の立場に立って暮らし・教育・福祉に力を入れてはるかにマシだったかと思いきや(70年代は京都だけでなく大阪・東京など大都市圏を中心にいわば「革新自治体」が広がった。しかし、今では大都市圏ほど「保守化」傾向が顕著だ)、昭和の市町村合併の歴史を見ると、果たして昔からの地域的つながりの実情を重視していたかどうか疑問だ(平成の市町村合併はそれ以上に問題だらけの杜撰さが目立つ)。その中で、亀岡の南側、旧・南桑田郡樫田村の大阪府高槻市への越境編入は、京都における市町村再編の数少ない良い例だろう(あの故・蜷川虎三知事のもとにあって、京都市に近くて遠い陸の孤島状態の樫田村は芥川の大水害で苦しんでも満足な救援施策が得られず、村民全員高槻との合併を望んだことのようだ。もっとも当時の蜷川知事だけに責任を押し付けるのは酷で、明治期の廃藩置県にまで遡る必要がある)。あと、1980年代ごろ、八幡市の大阪府枚方市への越境合併を望む住民運動も熱心だったようだが・・・。


ちなみに、南丹市に吸収された美山町は、やはり茅葺の里・美山ブランドを守るべく「美山町」として独立するほうが理想的だろう。同じ丹波国・亀岡市の北側に位置してて「南丹市」というのも違和感がある。似たような地名・町名のある兵庫県側(「丹南篠山口」はドライバーに有名)も困惑していることだろう。南丹市の再編も望まれるところだ。やはり、

旧園部町・八木町→園部市
旧日吉町→日吉町
旧美山町→美山町

ぐらいが一番自然ではないか? あるいは、日吉町を新・京北町(旧・京北町+左京区花背・広河原)と合併するなら、同じ桂川上流域でつながっているので、まだ悪くないだろう。






昔懐かしの動画を見つけました。
京阪三条-七条間の地下開通前日(1987年5月22日)のときに撮影されたとのこと。

京阪三条駅の非・自動改札、更新工事進行中の1900系、方向板使用の2400系、五条の踏切音、
モノコックの市バスほか、昭和の懐かしいカットがいっぱい詰まっています。

後半部分は未更新車1900系7連の普通・淀屋橋行き車内から地上時代最後の記録が残されています。
七条-東福寺間ではJR113系電車がオーバークロス。
1900系・113系ともに過去のものとなりました。
最終日ゆえ駅・ホームにはカメラ姿のファンたちの姿も目立ちます。


先日、京阪沿線から新幹線東京方面行きを利用するとき、京都駅または新大阪駅のどちらから乗るか、ということについて記事をエントリーした。
http://katanogawara.blog.jp/archives/11636260.html

今回は、京阪沿線からJRで北近畿・山陰方面へ旅行するときの経路について、考察を加えてみたい。
この場合も、京都駅・大阪駅両方からのスタートが可能だが、実用的な目的(「青春18きっぷ」での鉄道旅行とかではなく)での場合についてのみを検討する。

実用的な場合、すなわちビジネス・出張・その他用務、あるいはグループ・団体での旅行の場合、もちろん特急利用中心のプランを立てることになるだろう。その場合、次の経路が現実的に可能だ。

(1)福知山・舞鶴・丹後半島・豊岡・城崎方面
A)京都駅から山陰本線「きのさき」「まいづる」「はしだて」
B)大阪・尼崎駅から福知山線経由「こうのとり」
C)大阪駅から播但線経由「はまかぜ」

(2)鳥取・倉吉周辺
D)京都・大阪駅から智頭急行経由「はくと」

(3)米子・松江・出雲
E)新幹線~(岡山)~伯備線経由「やくも」

舞鶴市を訪れる場合、京都駅から山陰本線経由のほうが早い。福知山線経由だと、福知山駅で普通列車に乗り換える必要があり、やや不便だろう(かつては大阪-舞鶴直通の優等列車もあったが)。高槻・茨木方面からの場合、また大阪市内からJRに乗車する場合も、JR京都線に乗って京都駅経由山陰本線に入るほうが、距離が短く、早くて安い。

天橋立および丹後半島の峰山・網野・久美浜方面(京都丹後鉄道)へも、どちらかといえば京都駅から直通の「はしだて」に乗るほうが便利だろう(福知山線経由の場合も、福知山駅でうまく接続するダイヤとなっているが)。

京阪電車各駅から山陰本線京都口へは、三条京阪・地下鉄東西線経由二条で乗り換えることも可能だが、三条京阪での地下鉄への乗り換えの手間は煩わしい。(丹波橋または東福寺乗り換えで)始発の京都駅から乗るほうが無難だろう。

JR学研都市線沿線から北近畿へは、JR東西線経由尼崎で福知山線に乗り換えるルートが一般的だろう。尼崎には「こうのとり」など福知山線の特急列車が全て停車する。直Q京都号+(京都駅)+山陰本線経由も可能で、特に舞鶴方面へは京都駅経由のほうが早い。

神戸・姫路から播但線経由の「はまかぜ」は、本数が少ない上に所要時間もかかるが(尼崎は通過)、ちょっと寄り道してみたいときにはおススメだ。気動車で運転のため、城崎から先、香住・浜坂そして鳥取まで足を伸ばす。普段は閑散としているようだが、カニシーズンやGW・お盆・正月のときなどは混みやすい。最近では、竹田城への観光利用も目立つようだ。学研都市線方面から「はまかぜ」を利用する場合、三ノ宮から乗車すればよい(三ノ宮へは普通電車1本で到達可能だが、尼崎で快速・新快速に乗り換えるほうが早い)。

鳥取・倉吉方面へは、かつては京都駅から山陰本線、大阪駅から福知山線または播但線経由の優等列車が多く運転されていたが、智頭急行開通後、京阪神と鳥取が高速で結ばれるようになり、智頭急行経由「はくと」利用が一般的だ。「青春18きっぷ」使用の場合も、智頭急行をワープに重宝することが多い。



大阪府内の市外局番は、大阪市内と周辺の摂津・吹田・豊中・門真・守口市そして兵庫県尼崎市は06、他の郊外は072-xxxであることはよく知られている。

しかし、一部に例外がある。
まず、一つに三島郡島本町。高槻市の東に隣接しているが、京都府大山崎町などにも近く、市外局番は京都の075である。実際、島本町と大山崎町との越境合併の話も出たぐらいで、仮に実現したとすれば大山崎町に編入されるだろう。なお、島本町は実は淀川・桂川を隔てて枚方市・八幡市とも隣接している。

次に四條畷市東部の田原地区。清滝峠の東側であり、奈良県生駒市かと思いきや、ここも四條畷市なのだ。この界隈の大阪・奈良府県境はわかりにくいが、地理的には生駒市との結びつきが強く、田原台からのバスは近鉄生駒駅まで運行されており、市外局番は生駒・大和郡山・天理などと同じ0743だ。面白いことに、大和高原を経て遠く離れた京都府の笠置町・南山城村も0743で、四條畷市田原地区から笠置・南山城へも市外局番無しで通話できるという(R163を真っ直ぐ東に進んで精華町・木津川市・和束町の0774区域を挟み、笠置町から三重県境までの区間は再び0743なのだ)。

以上の例とは逆に、隣接する兵庫県で局番が大阪と同じところもある。前述の尼崎市の06のほか、伊丹・川西市と猪名川町は、池田・箕面市や豊能郡と同じ072-7xxである。本来、尼崎市や川西市・猪名川町などは神戸よりも大阪との結びつきが強く、大阪府に編入しても違和感はない。仮にこれらの地域が大阪府だったら、能勢町から大阪府他市町村へ行くのにわざわざ他府県を経由しなくても済むことになる(笑)。


枚方・交野など京阪沿線から快適なドライブ・ツーリングを楽しみやすいエリアを考えてみた。
日帰り可能圏では、以下の3つの地域が挙げられる。

1)滋賀県および三重県北中部(鈴鹿、四日市、桑名)

2)奈良大和路および三重県(伊賀、松阪、伊勢志摩)

3)京都府北部・丹後半島・福井県若狭および兵庫県北東部(丹波・東播・但馬)

以下、それぞれを考察する。

1)滋賀県へは、国道307号線で抜けるのが賢明だ。枚方市内の杉1丁目前後では第二京阪と交差しているため渋滞が発生しやすいが、京田辺市以東は快適に走行しやすい。大津・草津・守山・近江八幡方面へは宇治田原から大石・南郷へ抜ければよいし、湖西の比良・高島方面へも湖岸道路を快走して琵琶湖大橋を渡り、あるいは比良山系に分け入って安曇川の清流を堪能しながらR367号(鯖街道)で若狭・小浜を目指すのもよい。信楽・水口・東近江・彦根・長浜方面へはひたすらR307を走り抜く。
信楽からR422経由で伊賀上野、水口からR1経由で亀山・鈴鹿・四日市、八日市(東近江市)からR421経由でいなべ・桑名へ抜けることが可能だ。なお、三重県へは、R168+R163経由が一番早いだろう。

2)奈良大和路へは、R168(磐船街道)を使うのが一般的だ。天理・桜井・明日香・吉野・宇陀・名張方面へは、北田原大橋からR163+r7で富雄・大和郡山を経て、結崎工業団地からr36を東に進んで、R169(山の辺の道)に入るほうが快適だろう。五條・十津川方面へは素直にR168をひたすら走ることになるが、竜田大橋~大和高田市街地間は、法隆寺前からr5を使うほうが早くて快適だ。R168をずっと先へ行くと和歌山県に入り熊野本宮大社を経て新宮市に到達する。
伊賀上野・津・鈴鹿方面へは、前述のように北田原大橋からR163をひたすら東へ行くのが一番早いだろう。やや遠回りになるが、前述のようにR307の枚方市内での渋滞を回避するため、R168+R163+r5(和束経由)で滋賀県の甲賀・湖東方面へのコースにも応用できる。

3)北近畿・丹後半島方面へも高槻からr6で亀岡へ抜けると、案外遠くはない。高槻市街地および亀岡市街地の渋滞さえクリアすれば、概ね快適なドライブコースだ。福井県若狭地方へは南丹市のr19を経由して美山へ抜け、R162を使えば良い。福知山・天橋立・丹後半島・但馬へは亀岡からR9をひたすら疾走するが、交通量は多くはなく快適に走れる。枚方からだと和歌山市や神戸よりもむしろ行きやすい。丹後半島へは福知山からR176(加悦谷経由)、但馬へはR426(出石経由)が一番快適で走りやすいだろう。
また、亀岡からR372を使えば、兵庫県の篠山・丹波・加東・西脇へも行ける。同じ兵庫県の阪神間や神戸市内よりも、北側の丹波・東播地域のほうが、渋滞に巻き込まれることが少ない分、移動のストレスも小さいだろう。大阪最北端・能勢町への回り道にも応用可能だ。


大阪府北東部の枚方・交野・寝屋川など、いわば京阪沿線にあたり、北河内と呼ばれる地域と他の地域とのつながりについて考えてみた。大阪府の「北河内」とされる地域は、一般的に枚方・交野・寝屋川・門真・守口・四條畷・大東の7市であるが、大阪府下の他地域(大阪市内を除く)よりは、京都南部および滋賀県のほうに親近感が強いようだ。

大阪府内郊外の他地域といえば、東大阪市以南の河内地域(中河内、南河内)、泉州、そして淀川対岸の北側にあたる北摂地域に大別される。南河内や泉州など、大阪府南部の地域(総称して「阪南」地域とも呼ばれる)は京阪沿線住民には、「和歌山に近いところ」という意識が強く、心理的に遠く感じる。一方、淀川対岸の北側、高槻・吹田・豊中・箕面などに代表される北摂地域には、兵庫県の阪神間とともに「住みやすい街」として憧れを持つ人も多いが、隣接している地域にもかかわらず、つながりはさほど強くはない(ただし、枚方と高槻・茨木はバスで結ばれており、それなりのつながりはあるだろう)。

北河内の住民にとって、大阪府下他地域では大阪市内に一番親近感を持っているだろう。ただし、JR学研都市線沿線の大東市は、近鉄バスのエリアということもあって、東大阪市とのつながりが強いようだ。同じ河内地域でも、近鉄・南海沿線はミナミの難波・天王寺志向なのに対して、京阪沿線の北河内はキタの梅田志向が強い。

北河内は前述のように京都府南部・滋賀県との結びつきが強いと見える。隣の八幡市・京田辺市は北河内とのつながりが強い地域であり、北河内の住民には準地元のようなところだ。また、枚方から滋賀県へは京田辺・宇治田原経由の国道307号線で快適に結ばれており、滋賀・琵琶湖方面へのドライブには重宝されている。平和堂の大阪進出の端緒として、アルプラザ枚方(津田)がいち早くオープンしたのも、国道307号によるアクセシビリティのためだと思われる。また、枚方市内の自動車教習所の高速教習では京滋バイパスを走行することになっているようだ。さらに、京阪電車・バスも滋賀県に乗り入れており、かつては京阪電車だけで大津へ行くことも可能だった(現在は三条京阪で地下鉄東西線に乗り換えないといけない)。

北河内地域はこのほか、奈良との親近感もかなり強いだろう。鉄道で奈良方面へ行くとなれば京都府(または大阪市内)に踏み入れることになって大回りだが、枚方・交野・四條畷・大東市は奈良県生駒市と隣接、国道168号(磐船街道)、163号(清滝街道)などによって奈良県と結ばれており、枚方市穂谷に大和棟と言われる民家が残っているように、昔から地域間交流が盛んだったようだ。京阪枚方市駅前にあった近鉄百貨店もさほど違和感はなかった。枚方の近鉄百貨店は京都近鉄と同じ元・丸物だったことに由来するが、京阪交野線は昔、近鉄生駒線と同じ信貴生駒電鉄であって兄弟関係にあるし、丹波橋で乗り換えて奈良・伊勢志摩に行く近鉄の広告塔としての役割もあったようだ。




平和堂のポイントカード、「HOPカード」を作って9年経過する。

HOPカードは、100円あたり1ポイントと還元率が高く、食料品売り場では「エコポイント」5ポイントのサービスもあって、小額の買い物でもポイントが貯まりやすいため、重宝している。毎日平和堂に行くわけでもないが、枚方・交野近辺にも平和堂の店(アルプラザ、フレンドマート)が増えていて、時々寄ることもある。HOPカードは使い勝手が良い。

ただ、最近、どうも総合スーパー・ショッピングセンターの形態をとっている「アルプラザ」には、あまり魅力を感じなくなった。食料品・日用品はともかく、2階以上の衣料品とか文房具など、はっきりいって魅力を感じるモノが見当たらない。特にアルプラザ枚方(津田)。大阪府下での記念すべきアルプラ1号店だが、場所はどうもあまり良くないようだ。近くにアルプラ京田辺・城陽があり、松井山手近辺にも大型量販店がどんどんできてるし、第二京阪を使えば車でイオンモール久御山・四條畷へもすぐのところで、さらにニトリモール枚方(北山1丁目)や枚方市駅前のT-SITEもオープン、ほか津田駅南側の倉治(交野市)に食料品スーパーの関西スーパーや万代もあり、周辺の商業施設に比べてアルプラ枚方は陳腐化している印象を受ける。同じアルプラでも、京田辺や城陽のほうが流行ってて魅力的なように感じる。同じ枚方市でも氷室台・尊延寺・穂谷地域の住民は、杉1丁目付近の渋滞を敬遠、津田よりも府県境を越えて京田辺・城陽さらにはイオンモール高の原まで買い物に出るようだ。私個人的に、本当はアルプラ枚方を敬遠したいところだが、それでもATMを使う都合などから時々買い物することもある。

総合スーパーそのものが今の時代に合わないのか、最近、平和堂の新規店舗は「アルプラザ」ではなく、食料品スーパー「フレンドマート」の形で出店している例が多い。アルプラザ枚方は閉店して(近くにアルプラ京田辺・城陽があるので)、近辺の津田・藤阪・長尾界隈(例えば津田山手・サイエンスヒルズ)にフレンドマートで代替出店するほうが良いかもしれない。アルプラ枚方跡地は、例えばバスターミナル&道の駅(もちろん建て替えてフレンドマートの併設でもよい)として整備するのはどうだろうか? 枚方市駅・長尾駅・穂谷・津田サイエンスおよび交野・香里園からのバスをこのターミナルに乗り入れ、各方面へのバス同士を乗り継げるようにする。


京都市営地下鉄東西線(太秦天神川-六地蔵)は、残念ながら成功しているとは言えない。

確かに山科・醍醐から京都市役所・二条駅方面へは便利になったが、繁華街の四条河原町から外れていて使い勝手は悪く、京阪京津線のドル箱区間だった三条-御陵間を巻き込んで廃止(→京津線の東西線への乗り入れという形で代替)に追いやるばかりか、せっかくJRから乗り換えやすくて立地条件の良い京阪山科が割増運賃だけのために敬遠されたり(→三条方面への利用客であっても、わざわざ地下道を歩いて地下鉄山科駅から乗る。ただし、四条河原町・烏丸から離れているので、どっちにせよ不便なことにはちがいない)で、京都市当局の京阪に対する陰謀みたいなものを感じる。

さて、東西線はもともと、洛西ニュータウン、そして長岡京へ延伸する構想があった。1997年の開業当初は二条-醍醐間だったが、その後醍醐-六地蔵間と二条から西側へ太秦天神川までそれぞれ延伸される。太秦天神川からさらに洛西方面へ伸びることにはなっているが、バブル崩壊後の景気低迷もあって、その目処は立っていない。

洛西NTは鉄道では不便なところにあり、阪急桂・洛西口、またはJR桂川駅からバスに乗らなければならず、「陸の孤島」だ。そこへ地下鉄が来たら、確かに京都市中心部へは便利になるが、京都駅・四条河原町から離れていて、利用客が見込めるかどうかはわからない。

金のかかる地下鉄よりはLRTのほうが安くて利用しやすいだろう。例えば、京都駅前~大石橋~上鳥羽口~久世橋~JR桂川~阪急洛西口~洛西NTをLRTで結ぶのはどうだろうか?


先日書いた「主要地方道枚方亀岡線」
http://katanogawara.blog.jp/archives/6525769.html
で、枚方・高槻と亀岡を結ぶ大阪府道6号は、枚方・交野など大阪北東部から京都府北部・福井県若狭地方、さらにはR372号とコラボで兵庫県南西部への快適ドライブコースとしての利用価値があるということを書いた。これについて、もう少し詳しく考察を加えたい。

明石・加古川・姫路・相生・赤穂など、兵庫県南西部、さらには岡山・広島方面へのドライブコースは、125cc以下の自動二輪でも可能なように自動車専用道を使わないなら、大阪市内からひたすら国道2号線(明石からは海岸寄りのR250も)を西へ進むことがまず容易に思い浮かぶだろう。しかし、阪神および神戸市内の都市部が連続してさすがの大動脈だけあって交通量の多いゆえ、随所で渋滞しやすく、所要時間もかかって疲れるだろう。宝塚から六甲山・有馬を回ってということも可能だが、やはり宝塚までは渋滞しやすいし、この先の六甲山方面も山岳道路で急カーブが連続するのが難点だ。

そこで、やや遠回りになるが、亀岡から篠山・加東を経て姫路に至るR372を走るほうが一番快適だろうと思う。国道372号は、かつては狭隘区間も多いローカル国道だったが、阪神大震災のとき東海道~山陽の迂回ルートに活用され、以降新バイパスの建設が進んで走りやすい国道に改良される。京都・兵庫府県境の酷道区間、天引峠も新トンネルで結ばれ、走りやすくなった。今では基本的に渋滞に巻き込まれることの少ない快走国道として、利用価値は十分だ。京都方面から渋滞で名高い西宮北IC付近を避けて山陽道・中国道へのバイパスとしても十分使える。

ここで少し問題なのは、亀岡市街地の渋滞回避をどうするかということだ。
府道6号でそのまま亀岡市街地に入れば、一度R9を通ることになるが、両側二車線で渋滞しやすい区間で、R372に入るまで少し苦労する。
茨木からの府道46号だと、東掛というところから府道407号で抜け道すればよい(かつてこのあたりまで阪急バスが乗り入れていた。東掛から亀岡市内方面へは京阪京都交通バスがある)。曽我部小学校・穴太寺を経て亀岡運動公園からR372に入り込むことが可能だ。



30~40代以上の大人のために、私が推薦できる関西のデニム(ジーンズ)ショップを、いくつか挙げてみたい。

REX ONE(吹田市)
http://www.rakuten.ne.jp/gold/rex-2nd/

地下鉄・北大阪急行江坂駅から中央環状線(R479号)を西へ徒歩10分程度のところにある。
お店は作業着売り場のような雰囲気だが、Levi's・EDWIN・Leeなど主要ブランドの商品は一通り揃っている。ここの店員は「付かず離れず」の対応で、親身になって相談に応じてもらうことができ、好感を持てる。楽天市場で購入することも可能だが、買う前に一度このお店に行って試着することをおススメする。サイズ切れなどの場合も再入荷・取り寄せをしてもらえそうだ。


JXT-DESIGN(尼崎市ほか)
http://www.jxt-design.com/index2.htm

尼崎市および大阪市に数店舗ある。本店は武庫之荘店(阪急武庫之荘駅から南へ徒歩10分程度 / 阪神バス尼崎市内線「南武庫之荘4」下車すぐ)。店舗の外観が大人の落ち着いた雰囲気で好感が持てる。駐車場も整備されている。主要ブランドの商品は概ね揃っており、実は先日、この店でLevi'sのデニムを買いに行った。楽天市場にも出品されており、レビューからサービスの満足度の高いことが伺える。


千本三信(京都市中京区)
http://www.rakuten.co.jp/sanshin/

千本通沿いにある。二条駅から北へ徒歩5分ほどのところ、千本丸太町に近い。
昔ながらのジーンズショップの雰囲気で、楽天市場でも購入可能だ。私個人的には、少々敷居が高いように感じているが、Leeのウエスターナやホワイトデニムなども購入できる数少ない店だと思う。


M's SANSHIN(宇治・城陽・京田辺市、久御山町ほか)
http://www.msjeans.jp/toppage1.html

宇治市小倉を拠点に京都府南部に店舗網を有する。MOMOテラスやイオンモール久御山、アルプラザ城陽・京田辺などにも店舗がある。


CLEVER-HEADS(京田辺市)

http://www.rakuten.ne.jp/gold/clever/

京田辺市大住ヶ丘の山手幹線沿いにある。上のM's SANSHINが経営しているが、ロサンゼルス製など世界の高級ブランド品が中心でやや高級路線を取っているようだ。




枚方・交野・寝屋川近辺で大人のためのデニムショップなら、まずイオンモール久御山、アルプラザ城陽・京田辺のM's SANSHIN、もしくは大住ヶ丘のCLEVER-HEADSあたりを探して回るほうがよさそうだ。少々遠いが吹田・江坂のREX ONEもぜひおススメしたい。



2年前の話になるが、久御山町にあるコカコーラ京都工場へ知人と社会科見学をしてきた。

京阪中書島駅に集合、京都京阪バス【25】号経路・近鉄大久保行きに乗車。第二京阪副道を疾走し、「まちの駅イオン久御山前」を経由、「新タマキ」で下車する。枚方・寝屋川方面からは国道1号線(枚方バイパス)でほぼ一直線のところだが、電車・バスだと遠回りとなる。少し昔なら、樟葉駅から【17】【52】号経路で久御山町まで出ていた。

久御山町は鉄道の通らない町だが、高速道のジャンクションがあり、多くの工場が立地する町ゆえ税収が多いと聞く。昭和初期まで、伏見区向島~久御山町北部にわたって広大な巨椋(おぐら)池があったが(「湖」と呼ぶほうがふさわしい規模だった)、干拓事業が進められ、近郊農業地帯が広がる。京都と奈良を結ぶJR奈良線が桃山~新田間で東寄りに大きく迂回しているのも、観光都市・宇治への利便を図ることもあろうが、巨椋池があったのが最大の理由だ。今の近鉄京都線にあたる奈良電気鉄道の開通は昭和初期と古くはない。奈良電は元々京阪資本下であり、現在の第二京阪に沿う形で伏見~東大阪~大阪を結ぶ路線を作る構想もあったようだ。

さて、コカコーラ工場の件だが、一番印象に残ったのは1960年代のCMかな・・・。「世界のお飲み物 コカコーラ」を宣伝、BGMは当時の「うたごえ喫茶」を連想させる音楽だ。



ペットボトルよりも瓶入りコーラのほうが高級感があって、氷で冷やした瓶は清涼感をいっそう引き立たせる。ペットボトルが普及したのは輸送コストを引き下げるためだが、瓶よりも安っぽく見えてしまう。そういえば、当時の国鉄の車両(165・455系電車、キハ58系、ほか)には窓のテーブルの下に「センヌキ」があった。今年岡山で登場したキハ47の観光列車「ノスタルジー」は、昭和のローカル用気動車の雰囲気に改造され、テーブルとセンヌキも特別に取り付けられ、津山線を中心に運用されている。これに合わせて岡山駅・津山駅ホームには瓶ジュースの自販機も特設されている。



大津市瀬田の瀬田川沿いにある「膳所(ぜぜ)自動車教習所」。
私が普通免許を取るときにお世話になったことから、思い出のある場所ということで、レポートを書く。

JR東海道本線(琵琶湖線)の膳所駅が大津駅のすぐ隣にあるが、教習所はこことは全然違うところにある。最寄り駅は、石山駅から近江鉄道バスまたは帝産湖南交通バスだ。なぜ「膳所教習所」かといえば、もともと膳所にあったものがそのまま瀬田に移転したらしい。

膳所自動車教習所は近江鉄道グループなので、石山駅から教習所までの近江鉄道バス(野郷原線)が特別に運行されてきたが、教習所発着のバスは平日のみの片道1本に激減。運行経路は、

ぜぜ自動車教習所→瀬田ゴルフ場→西武大津グリーンハイツ入口→瀬田バスストップ→野郷原→瀬田高校前→橋本→唐橋前→松原→石山駅

である。西武大津グリーンハイツという住宅街を通っていることから、いかにも近江鉄道らしい路線系統だ。20年前は教習所行きのバスが毎時1~2本発着していたように記憶しているが、教習所へは帝産バスのほか、無料送迎バス(石山駅から毎時1本)もあるので、教習所までの直通は必要なしということで免許維持化されたものと思う。

帝産バスは、「自動車教習所前」で下車。石山駅からは田上車庫・アルプス登山口方面行きのバスに乗る。毎時3本程度の本数がある。

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石山駅ロータリーで待機中の「ぜぜ自動車教習所」行き(2007年)



京都東ICから国道1号を少し東へ進んで滋賀県大津市に入ったところで、161号西大津バイパスが分岐する。西大津バイパスは、自動車専用道の「湖西道路」(現在、無料化されている)につながり、比叡山・比良山の山麓をたどって北小松(大津市志賀町)あたりまで続く。湖岸沿いのR161大津市内の渋滞を緩和し、京都・大阪と高島・敦賀方面を短時間で結ぶ機能を有している。

西大津バイパスの坂本北IC以南は一般道の扱いとなっていて、最近まで原付(50cc以下)・自転車も通行できたが、去年から最高速度70km/hとなったため、それらが通行禁止となったようだ。京都市内から大津市北部への抜け道として重宝されていたが、原付・自転車・歩行者はR1逢坂越~浜大津を回るしかない。なお、湖西道路は自動車専用道なので125cc以下のバイクも通行できない。

西大津バイパスには京都市内と大津京を結ぶ京阪バスが通っている。かつては四条大宮~西大津駅(現・大津京駅)・琵琶湖大橋方面系統が通っていたが、現在、主に山科駅~藤尾・小金塚系統で、長等トンネルを抜けて大津京駅を結ぶバスは平日1往復だけとなった。



近鉄百貨店グループは、近畿・東海2府4県をカバーする近鉄沿線はもちろんのこと、近鉄沿線から少し離れた枚方・和歌山、さらに東京都内および山口県など、太平洋ベルトの広範囲にまたがって店舗網を展開していた。しかし、近年、長引く景気低迷および大阪百貨店「2011年問題」の影響を受け、遠隔地の店舗を軒並み閉店、阿倍野本店の大改装(→あべのパスカル)に投資資金を回す。旧・丸物系列の京都・岐阜・枚方店は全て閉店、京都府内にあった近鉄百貨店(西京都店、桃山店)も完全撤退した。

そんな動きの中にあって、なぜか滋賀県内に近鉄百貨店が一つ残っている。それは草津店。
草津店の開業は実はそれほど古くはなく、バブル崩壊後の1998年ごろ、中部近鉄百貨店の分店としてオープンする。中部近鉄百貨店は愛知・三重の近鉄沿線に店舗(名古屋、四日市)を有していたが、会社再編により本家の近鉄百貨店直属となる。

岐阜にも近鉄百貨店があったが、旧・丸物ゆえ中部近鉄ではなく京都近鉄百貨店の支店だった(岐阜店閉店後、京都近鉄は本家の近鉄百貨店支店となる)。

さて、滋賀県にはもちろんのこと近鉄電車は通っていない。
しかし、もう一つの「近鉄」がある。それは近江鉄道。
近江鉄道は西武グループであり、鉄道のほかバス事業も運営している。草津駅前にも近江鉄道バスが乗り入れている。もちろん、近鉄百貨店草津店と近江鉄道とは無関係だ。

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近江鉄道バス 「ライオンズカラー」と呼ばれている

もう一つの「近鉄」系百貨店なら、大津市にある。それは言わずもがな、西武大津。
セブン&アイグループでは西武百貨店の大量閉店を発表しており、関西でもかなり閉店に追い込まれ大津・高槻・八尾の3店舗が残るのみとなり、西武八尾は来年閉店予定、高槻店はH2O(阪急阪神百貨店グループ)に譲渡される予定だ。残る大津店はどうなるのか??

なお、滋賀県内の百貨店は、西武大津と近鉄百貨店草津店の2つだけだ。

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2007年2月末で閉店した京都近鉄百貨店(近鉄百貨店京都店、プラッツ近鉄)。
京都近鉄百貨店はもともと丸物百貨店の京都本店(京都物産館)だったが、丸物の経営悪化で近鉄百貨店が救済することになり、近鉄百貨店の傘下に置かれる。岐阜にあった丸物も京都近鉄百貨店岐阜店となる(→2000年ごろまでに閉店)。1975年に開業した枚方丸物も同じ流れで商号が枚方近鉄百貨店に変わる(→2012年2月末閉店→跡地にT-SITE)。

京都近鉄にはあまり馴染みがないが、1990年代前半の学生だった頃の一時期、よく京都近鉄に寄っていた。それほど目ぼしいものはなかったと記憶しているが、ごくたまにレストラン街に入ったり、地階食料品売り場をぶらぶらしていた。

1997年のJR京都駅ビル・伊勢丹がオープンして以来、京都近鉄は苦戦が強いられるようになる。伊勢丹に対抗すべく、若年層をターゲットに売り場を全面改装し、「プラッツ近鉄」として再オープンするが、それもかなわず、2005年夏にあっけなく閉店を発表する。

京都近鉄のレトロな建物は取り壊され、跡地はヨドバシ京都となる。

一方、伊勢丹はもともと関西には馴染みがなかったが京都駅前で大成功したことに気をよくして、2011年春にオープンする大阪駅ビルにも出店する。しかし、大阪梅田では阪急・阪神・大丸が圧倒的に強く、伊勢丹は惨敗する。京都の景観破壊だとして地元住民・商工業者の反対の声を押し切って建てられる京都駅ビルに乗り込んだ伊勢丹には、因果応報と言うべきだろうか。とかと言う私も、京都伊勢丹で少し買い物したことはある。

京都駅ビルは四条河原町の百貨店や商店街にももちろん少なからず影響をもたらした。河原町阪急は後発だったこともあってもともと苦戦し撤退に追い込まれたが、高島屋・大丸は何とか持ちこたえている。

近鉄百貨店は、京都では右京区(西京都店)と伏見区(桃山店)にも出店したことがあるが、いずれも撤退した。


京都府福知山市に本社を持つ総合スーパー・さとう

「さとう」グループは、京都・兵庫北部および福井県若狭地方など北近畿一帯に店舗網を広げている。近年、兵庫県南部の三木・加西・姫路市とか京都府南部(亀岡、長岡京)、そして大阪にも新たに進出。大阪府第1号店は、枚方市のフレッシュバザール山田池店。大阪へ進出するのなら、亀岡市や篠山市と隣接する能勢町・豊能町や茨木市・高槻市から始まるものと思っていたが、北河内の枚方市に店舗を構えるのは意外だった。

なぜ枚方市が選ばれたのかということだが、これは流通ルートと関係していると思われる。すなわち、京都縦貫道+京滋バイパス+第二京阪によって枚方市と京都府北部が短時間で結ばれるようになったためではないだろうか。実際、長尾口バス停付近で時々「さとう」のトラックを見かけるが、第二京阪の枚方東ICを経由しているものと推測できる。

そして、今年夏には同じ枚方市に大阪府2号店がオープン。フレッシュバザール松ヶ丘店で、中宮病院(宮之阪3丁目交差点)の東側にある。なぜ2つとも枚方なのかが気になるが、第二京阪に沿ったドミナント戦略を取っているんだろうか。そうすると今後は交野市や四條畷市、京田辺市への進出も考えられそうだ。

月ヶ瀬といえば梅で有名なところだ。

奈良市東部の山あいの渓谷にあり(かつては月ヶ瀬村だったが奈良市と合併)、奈良・三重・京都3府県の境界付近にあたる。梅の見ごろにはJR・近鉄奈良駅およびJR月ヶ瀬口駅から臨時バスが運転される。JR関西本線の月ヶ瀬口駅は京都府南山城村にある(月ヶ瀬口駅からの臨時バスは三重交通)。月ヶ瀬村へは駅からかなり距離があって、高山ダムを経由して徒歩2時間以上かかる。

さて、問題の月ヶ瀬カントリークラブだが、このゴルフ場の所在地は意外にも京都府南山城村。
京都府にありながら、大阪方面からは西名阪+名阪国道、、もしくは近鉄大阪線名張駅からタクシーと案内されているのが興味深い。

http://www.tsukigase.co.jp/info.html


つまり、大阪上本町から伊勢志摩方面行きの電車に乗って一旦三重県に踏み入れながら、実は現場が京都府だったというオチ。あるいは近鉄京都・丹波橋から賢島行き特急に一時間以上も旅行気分に揺られて名張に着いたはよいが、この先のゴルフ場が同じ京都府だとは・・・。

もっとも、近鉄で遠回りして名張からタクシーという手段を使わなくても、JR月ヶ瀬口駅から送迎バスが発着しているので、JRを使うほうが安い(ただし本数が少ないので事前に時刻表を調べるほうがよい。送迎バスは予約必要)。しかし、何よりもマイカーが渋滞は別として一番安くて早いことにはちがいない。大阪市内からなら無料の阪奈道路+名阪国道経由で行くことも可能だ(そういえば、名阪国道+阪奈道路が名古屋-大阪間割安ルートのため、奈良公園付近がトラックで渋滞しやすいことでニュースになった)。


宇治市北部の玄関、六地蔵。

山科川を挟んで京都市伏見区との境界にあたり、京阪宇治線とJR奈良線、京都市営地下鉄東西線の接続する交通の要衝でもある。京阪六地蔵駅は伏見区、JR・地下鉄の六地蔵駅は宇治市にそれぞれ所在し(京都市営地下鉄の駅なのに宇治市にあるとは面白い)、少し離れている。京阪六地蔵駅から醍醐、山科、御蔵山方面へのバス(京阪バス、京都京阪バス)が発着している。もともと京阪六地蔵駅しかなかったが、1992年にJR六地蔵駅が開業、そして2004年には地下鉄東西線が六地蔵まで延伸、JRと地下鉄は直接乗り換えが可能となる。JRは快速も停車するようになり、JR・地下鉄の駅のほうが賑わっているようだ。

六地蔵周辺には大型商業施設が3つあって競合している。イズミヤ、momoテラス、イトーヨーカドー。
しかし、周辺の人口規模の割には供給過剰なように思われる。もともとイズミヤ一つだけだったが、1997~98年にmomoテラス、イトーヨーカドーが相次いでオープン、イズミヤもこれに対抗すべく増床。momoテラスには近鉄百貨店桃山店も入る。ただでさえ渋滞しやすいところだが、これら3つの商業施設のためにさらに渋滞しやすい道路環境となっている。

しかし、2014年にmomoテラスから近鉄百貨店が撤退、そして来年2月ごろイトーヨーカドーも閉店予定となる。
私も時々バイクでこの付近に寄ることもあるが、イトーヨーカドーはあまり流行っているようには見えなかった。紳士衣料品についてはイズミヤ・ダイエー・イオンのものよりはもう少し洗練されていると個人的に感じているが、あえてここで買うほどでもない。momoには行ったことはないが、地元・枚方の近鉄百貨店も閉店するぐらいだし、桃山店も苦しかったことだろう(→京都からは近鉄百貨店は完全撤退)。衣料品を買うなら、京都駅もしくは四条河原町まで行くだろう。

1988年ごろのGWに、どういうわけか「ふれあいスポーツDAIGO」の迷路へ家族連れで行った。京阪六地蔵駅から徒歩、そこは現在momoテラスの入っているところ。迷路で遊んだ後、イズミヤのフードコートで昼食を取って帰宅。実はこの年のGWには運悪く、風邪の下痢で寝込むことになって遠出ができず、体調の回復するGWの終盤に六地蔵へ行くだけだった。でも、せっかく六地蔵を訪れたのなら、当時の京阪バス・京阪宇治交通(→京都京阪バス)も味わっておきたかった。

枚方・交野など京阪沿線から名古屋市方面へのドライブコースといえば、高速道路(名神または新名神)、または国道1号線経由が思い浮かぶだろう。しかし、高速道路を使わない、より快適なドライブコースがある。それは、


枚方→[R307]→東近江市→[R421]→桑名市→[R23]→名古屋

カギは、国道421号線。
国道421号線は、滋賀県東近江市から、永源寺を経て鈴鹿山脈を越え、三重県桑名市にいたる一般国道。
県境にあたる石榑峠(いしぐれとうげ)付近が幅員狭小の「酷道」状態であるほかはほぼ快適な一般国道だったが、2011年にトンネルのバイパスが開通し、全区間にわたって快適にドライブできるようになった。

もちろんひたすら国道1号線をたどって行くことは可能だが、距離的に遠回りな上に、終日混雑しやすく疲れそうなので、できれば避けたいところ。
国道307号線で京田辺、宇治田原、信楽を経て、水口から1号線に入って鈴鹿峠、というのはいい線と言えるが(鈴鹿スカイラインこと477号線を使って四日市に抜けることも可能だが、運転に自信のない人は避けたほうが無難)、水口からさらに307号線を北東へ進み、421号線を使って桑名へ抜けるのが一番快適で時間的にも早いだろう。ただし、R421の滋賀県側では道幅の狭い区間があるので運転に注意が必要だ。

ちなみに、石榑峠は、名古屋急行電鉄がトンネルを建設する計画があったところで、実は京阪電鉄とも縁がある。
名古屋急行電鉄は、現在の阪急京都線西向日付近から分岐して伏見、大津などを経て鈴鹿山脈を突き通し、名古屋に至る鉄道線建設を目的に、戦前に設立された もの。阪急京都線の前身・新京阪鉄道は、名阪間を結ぶ遠大な計画を持っていたが、昭和大恐慌の影響で頓挫。
結局、名阪間直結は、戦後になって現在の近鉄大阪線・名古屋線がその役を担うことになった。

それと、伊賀上野から名阪国道・東名阪を使うのもなかなか良いだろう(ただし125cc以下のバイクは不可)。伊賀上野までは、R168(磐船街道)+R163だと渋滞も少なく、快適にドライブできる。R307経由で京田辺市を経て木津川市へ抜けるルートももちろん一般的だが、杉1丁目交差点付近で渋滞しやすいので、R168経由のほうが良いだろう。

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四条河原町の阪急百貨店閉店(2010年8月22日)から6年。
実はこの日、「3Dayチケット」で大阪・奈良近辺を回っていたが、ふと四条河原町阪急の閉店日だったことを思い出し、せっかくなので閉店間際の様子を見届けようと竹田から地下鉄烏丸線経由四条烏丸まで少し急ぎ足で駆けつけました。

四条河原町の阪急百貨店は河原町通り向かいの高島屋に比べて売り場面積が狭く、集客力は今一つという印象でした。しかし阪急ブランドだけあって、入口の豪華な装飾は圧巻でしたね。阪急百貨店の建物にはその後マルイが入りましたが、やはり高島屋に比べてチープな印象を受けます。

京都駅前にJR伊勢丹が開業して京都の百貨店に大きな影響をもたらしました。京都近鉄百貨店(旧・丸物)はJR伊勢丹の影響をモロに受け、2007年に閉店、その後建物は取り壊されてヨドバシカメラがオープン。もともと売り場面積の狭かった四条河原町阪急も苦戦気味だったでしょう。これに対して高島屋と大丸は売り場面積を広げ、四条河原町の繁華街という地の利を生かして、何とか凌いでいます。

四条河原町阪急に続き、神戸阪急(ハーバーランド)も閉店しました。神戸のハーバーランドの商業施設はどうも苦戦しているようで、先日イズミヤも撤退したばかりです。

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