カテゴリ:京阪バスグループ > 京阪バス【直Q・高速・リムジン・定期観光ほか】


伊予鉄バスと京阪バスが共同運行の高速バス京都松山線。 

2002年10月運行開始で、高速バスとしてはかなりの老舗です。運行区間は京都駅八条口~松山市駅・松山室町営業所間。走行ルートは名神~中国道~山陽道~明石海峡~鳴門大橋~徳島道~松山道経由。本州内では途中、名神大山崎・名神高槻に停車します。

京阪バスの四国方面高速バスとしては、このほか枚方~徳島線なども新たに加わるが、枚方徳島線は2016年廃止。松山線が細々と運行を継続するが、2024年1月9日より京阪バス担当便は運行休止となりました。現在、伊予鉄バス1往復(午前:京都行き、午後:松山行き)が運行中です。

https://www.keihanbus.jp/news/sysimg/01322/link_meQcy.pdf



大阪空港リムジンバス枚方津田線が2024年1月1日をもって廃止されました。

https://www.okkbus.co.jp/uploads/AdminNews/439/body_pdf/20240101_itm-tda_Route-Abolished.pdf

枚方津田線は2019年10月に新設されました。京阪バスと阪急観光バス(旧・大阪空港交通)との共同運行でした。走行経路は、

大阪国際(伊丹)空港~(中国道・名神)~名神高槻~(名神・京都縦貫道・第二京阪)~高速京田辺~津田駅

でした。空港から津田駅までの所要時間は約60分、運賃1,200円。運行本数は阪急観光バス1往復、京阪バス7往復でした。

高速道を使うとはいえ、やや遠回りルートであり、果たして需要があるのか、正直疑問でした。一方、それ以前に大阪空港~枚方市駅・松井山手線(近畿道、国道1号寝屋川バイパス経由)が運行されたこともあり、結構需要があるものと思いきや、わずか数年の短命に終わったのは意外でした。

枚方津田線が実際に運行されたのは、2020年4月までのわずか半年のみ。その後、新型コロナ感染拡大という非常事態に伴い、運休。そして、一度も運行再開することなく廃止に。

津田駅・長尾駅・松井山手駅から大阪空港への交通ルートは、

~(JR学研都市線)~放出~(JRおおさか東線)~新大阪~(リムジンバス)~大阪空港

が便利でしょう。

運行開始のプレスリリーフ(2019年、大阪空港交通)
https://www.okkbus.co.jp/uploads/AdminNews/119/body_pdf/20190924135110.pdf

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津田駅に乗り入れていた大阪空港交通
この光景が見れたのもわずか半年

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津田駅 大阪空港行きバスのりば
穂谷・天王方面行きと共用



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京阪バス直Q京都号・京都交野なんば線の路線再編が実施される予定です。実施予定日は2023年12月16日。

京都交野なんば線は、京阪交野交野市駅~星田駅・なんば(OCAT)間の運行が廃止となります。京都駅八条口~京阪交野市駅間のみの運行となります。また、10時~13時帯の運行をとりやめます。なお、河内磐船駅~京阪交野市駅間には、「さくら丘住宅」バス停が新設されます。

なお、京都松井山手線はむしろ増強されるようです。

https://www.keihanbus.jp/pdf/unyb/dia/20231216/local_20231216_kyoutanabe_rakunan.pdf


「直Q京都号」は、京都市内(京都駅前ほか)と京阪間郊外を第二京阪経由で結ぶ急行バスの総称。鉄道での行き来の不便なエリアをカバーしているのが売りです。第1弾として、京都駅八条口~松井山手・大阪国際大学系統が2009年デビュー。翌年2010年、第二京阪が全面開通し、京都市内~大阪市内間が1本の高速道で結ばれます。これに伴い、京都~関西空港リムジンバスなどが第二京阪を経由するようになり、最近では観光シーズンに京都~高野山直通バスも運行されています。

直Q京都号第1弾は大好評で、第2弾として2012年春に京都交野なんば線が新たに登場。京都駅と大阪ミナミを交野市経由で結び、京阪間直通の新しいルートとして期待されました。その後、USJ行きの便なども設定されます。しかし、ここ数年の間、なんば乗り入れ減便(京都駅~京阪交野市駅間に短縮)が続いていました。なんば減便の代わりに、2022年5月星田駅発着便が新設されました。JR星田駅前の再開発事業が進み、今後の増便も期待されるところだが、星田駅からの直Qの利用状況は期待ほど伸びなかったようで、わずか1年半で撤退することになりました。

「さくら丘」バス停は、一般路線(【18】田原線)廃止以来3ヶ月ぶりの復活です。

イズミヤ交野店の2024年1月完全閉店が決まり、イズミヤの入っていた「じゃんぼスクエア」専門店も閉店セールのところが多く、京阪交野市駅前の空洞化が心配ですね。


2023年9月9日、京阪バス交野・洛南営業所のダイヤ改正が実施されます。今度のダイヤ改正では、田原線【18】号経路(交野)の廃止のニュースが大きな話題になっているが、直Q京都号の洛南担当便にも変更があります。

今回、直Q京都号のうち、京都駅八条口~ホテル京阪ユニバーサル・タワー系統(洛南担当)の2往復が減便(現在運休中)。このうちの1往復は、枚方車庫・枚方市駅南口・藤田川停留所経由ですが、今度の減便に伴い、枚方車庫・枚方市駅南口・藤田川3停留所の直Q乗り入れは廃止となります。枚方市駅・藤田川経由便は、以前枚方営業所が担当しており、その後ほぼ同ルートを走る釈尊寺団地線【10】号経路が枚方担当となって、何かの由縁でしょうか? ちなみに、枚方車庫(枚方営業所)は来年あたり、出屋敷のほうに移転の予定ですね。

洛南営業所管内では、ステーション・ループバス【300】号経路の経路も再編されます。昨年、京都駅八条口・大石橋(九条駅)・十条京都ユウベホテルへの延伸を開始したものの、わずか1年で廃止となります。以降、ステーション・ループバスは、七条京阪前~京都駅(ザ・サウザンド・京都)~七条壬生川~梅小路・ホテルエミオン京都系統のみとなります。
 
https://www.keihanbus.jp/pdf/unyb/dia/20230909/local_20230909_rakunan.pdf



交野市内を走る京阪バス。周辺他市に比べて路線規模は限定的で本数も少なく、 「1Dayチケット」を利用するときも、正直あまり交野市内へ積極的に乗車することは少ないです。

しかし、昨年秋に交野市内路線再編が行われ、また直Q京都号+京都市内方面などと組み合わせの工夫次第で、なかなか面白い乗車ルートになりそうだと思いました。幾つかのプラン例を挙げたいと思います。

【ルート1】(星田から寝屋川市駅・守口・茨木・吹田方面)
京阪交野市駅    → 南星台地区  (【20】号経路)
南星台地区     → 星田駅    (【50】号経路)

星田駅       → 寝屋川市駅  (【41B】号経路ほか)
(または)
星田駅       → 寝屋川公園駅 (【41B】号経路ほか)
寝屋川公園駅    → 寝屋川市駅  (【36】号経路ほか)

寝屋川市駅     → JR茨木東口 (【12】号経路)
(または)
寝屋川市駅     → 大日駅    (【1】【6】号経路ほか)
大日駅       → JR吹田   (【9A】号経路)

【ルート2】(星田から京都市内へ)
京阪香里園     → 星田駅    (【15】号経路)
星田駅       → 十条駅    (直Q京都号)
十条駅       → 醍醐寺    (【301】号経路)
醍醐新町      → 醍醐バスターミナル
醍醐バスターミナル → 中書島    (【6】号経路)     

【ルート3】(河内磐船から京都市内へ)
京阪交野市駅    → 京阪交野市駅 (【20】号経路)
京阪交野市駅    → 河内磐船駅(【19】号経路、住吉神社前経由)
(平日11:47、13:47発、土休日11:47、12:47、13:47発のみ)
星田駅       → 十条駅    (直Q京都号)
十条駅       → 醍醐寺    (【301】号経路)
醍醐新町      → 醍醐バスターミナル
醍醐バスターミナル → 中書島    (【6】号経路)

【ルート4】(河内磐船・松井山手・久御山・中書島方面)
京阪交野市駅    → 南星台地区  (【20】号経路)
南星台地区     → 星田駅    (【50】号経路)
星田        → 松井山手   (JR学研都市線)
松井山手駅     → まちの駅イオン久御山
                   (京都京阪バス【17】【17A】)
まちの駅イオン久御山 → 西大手筋  (京都京阪バス【25】)
西大手筋       → 醍醐バスターミナル (【6】号経路)
醍醐バスターミナル  → 四条河原町

【ルート5】(住道・萱島方面)
京阪交野市駅    → 星田駅    (【15】号経路 または 直Q)
星田        → 住道     (JR学研都市線)
JR住道      → 萱島     (近鉄バス【39】【44】番)
萱島        → 香里園    (京阪電車)
京阪香里園     → 津田駅    (【14】号経路)
津田駅       → 穂谷口    (【72】号経路ほか)
穂谷口       → 近鉄新田辺  (【89】号経路ほか)


もちろん、直Q京都号や鉄道、他社バスで京阪バス「1Dayチケット」の利用は不可ですが、心ばかりの追加出費で思いも寄らぬ行動ルートの範囲が広がるものです。


2022年5月28日に京阪バス直Q京都号・京都交野なんば線のダイヤ改正が実施される予定です。

星田駅発着便(京都駅八条口~星田駅)が新設されます。 星田駅の発車時刻は、以下の通りです。

【京都駅八条口行き(京阪交野市駅・河内磐船駅・高速京田辺経由)】
(平日)10:55 11:55 12:55 13:55 14:55 15:55
(土・休日) 12:55 13:55 14:55 15:55


これと引き換えに、なんば(OCAT)発着便は減便されます。なんばの発車時刻は、

【京都駅八条口行き(京阪交野市駅・河内磐船駅・高速京田辺経由)】
(平日)07:10 08:25 09:25 17:25 18:25 19:25 20:25 21:25
(土・休日)08:25 09:25 10:25 11:25 17:25 18:25 19:20※ 20:25
※京阪交野市駅・河内磐船駅・松井山手駅~京田辺市役所行き 

で、朝と夕方~夜のみの運行となります(土・休日は午前中いっぱい)。

https://www.keihanbus.jp/news/sysimg/01074/link_Czris.pdf



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関西空港リムジンバス京阪守口市駅発着便が2022年3月31日で廃止されるようです。

情報源は広報もりぐち2022年(令和4年)4月号(32ページ)。

守口線は1994年関空開港当初から28年にわたって運行されてきました。しかし、徐々に枚方・寝屋川発着系統に立て替えられ、守口発着便は減便傾向に。新型コロナ感染拡大のもと、昨年2月から運休中ですが、本年4月以降は廃止とのことです。


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高速バス枚方徳島線。

枚方・寝屋川と徳島を結び、2003~2016年に運行されていました。京阪バス・徳島バスの共同運行でした。

京阪沿線と四国を最短で結ぶ高速バスとして重宝されてきましたが、大阪・京都市内発着路線ほどの需要はなかったのか、運行取りやめとなりました。末期には南茨木駅経由の便も設定されるが、旅客吸収には及ばなかったようです。


2021年3月13日ダイヤ改定後の直Q京都号・京都交野なんば線について。

なんば(OCAT)~京阪交野市駅間は平日ダイヤ日中時間帯に大幅減便されました。

平日10時~16時のなんば~京都間直通の便は

(なんば発)
10:25、13:25、16:25

(京都駅八条口発)
11:45、14:45、15:45


しかありません。

改正前は毎時1本なんば~京阪交野市駅~京都駅が設定されていたが、平日ダイヤ日中の大半の便が京阪交野市駅~京都駅間に短縮されました。土休日は改定前とほぼ変わりません。

なんば~交野間では特に平日日中はあまり乗っていないようですね。やはり、OCATの場所の悪さ(JR難波駅の地上にあり繁華街から離れて不便)が理由なのかもしれません。しかし、交野から大阪市内へ出かけるとすれば、基本的にキタの梅田志向でしょう。JR学研都市線の電車で梅田付近まで一本で行けるわけですし。

ただ、なんば~京都間直通の着席需要はそれなりにありそうで、現状では直Qなんば線がほぼ唯一の交通手段でしょう(JR難波→奈良→京都直通列車も朝の時間帯に少しだけあるが)。土休日のなんば直通便の本数が毎時1本確保されているのは、その利用状況を反映してのことと思われます。

私個人的に、直Qなんば線をむしろ堺まで延長したらどうだろうかと思っています。堺市は南大阪を代表する政令都市で、堺・京都間の潜在的旅客需要もかなりのものと思いますが・・・。


南海高速バスにこんな路線があっても良さそうだと思いました。

1)和泉中央・泉北NT~枚方津田~京都(京阪バスと共同)
南海岸和田~JR和泉府中~和泉中央~光明池~栂・美木多~泉ヶ丘~【阪和・近畿・第二京阪】~津田駅~高速京田辺~京都駅八条口

2)なんば・梅田~亀岡・南丹美山(阪急バス・京阪京都交通と共同)
なんば(OCAT)~大阪駅前・梅田~【阪神高速池田線・名神・京都縦貫道】~西山天王山~JR亀岡駅前~【京都縦貫道】~JR園部駅西口~【京都r19】~美山

3)新大阪・梅田~かつらぎ~五條(奈良交通と共同)
新大阪駅北口~大阪駅前・梅田~【阪神高速松原線・阪和道】~(岸和田和泉IC)~【R480】~かつらぎ町~【京奈和道】~橋本駅~五条駅~五條バスセンター


1)京都と南大阪(主に泉州)を結ぶ高速バス(関空リムジンは別)はあってもよさそうだと思います。既に京都~東大阪・八尾系統(近鉄バス、大阪バス)が運行されており、同様に鉄道利用だと乗り換えが多くて不便な泉州方面から京都への観光・ビジネス等の需要ポテンシャルは小さくないでしょう。同じ大阪府内でも南部と北部の間の行き来はあまり便利とは言えず、中間の枚方市や交野市を経由するルートも欲しいところ。岸和田だんじり祭りのときには、京都方面からも利用しやすいよう増便すればよいでしょう。

2)大阪~亀岡・南丹(京都府)については、以前何度か書いてきました。大阪市内はせっかくなので梅田に加えてなんばまで乗り入れて欲しいところ。大阪~亀岡間は国道423号線(新御堂筋)が最短経路ですが、府県境の山間部区間は急カーブも多くて道路の状態が意外に良いとは言えず、やはり高速(名神・京都縦貫道)を走るほうが所要時間が短くなりそうです。

3)和歌山県紀北(かつらぎ町・橋本市)および奈良県五條市から大阪市内(特にキタ)へは、鉄道利用だと(JR和歌山線はあるが)遠回りを強いられて不便なので、高速バスのポテンシャルがありそうです。京奈和道(国道24号線)の五條-和歌山市間、および国道480号線鍋谷トンネルの開通で大阪と和歌山県紀北(紀ノ川沿岸)への往来がしやすくなったので、高速バスの新設も期待されるところでしょう。


新型コロナ感染拡大に伴い、運休中の東京ミッドナイトエクスプレス京都号(新宿・渋谷~京都・樟葉・枚方)。

2020年12月25日より運行再開の予定でしたが、感染の急速再拡大に伴い、緊急事態宣言再発令も視野に入る中、延期されることになりました。

https://www.kanto-bus.co.jp/notice/detail.php?id=292JLGW

 


枚方~奈良を結ぶバスがあればどうか、と考えてみました。

枚方から奈良方面へは、距離的には近い位置関係だが。鉄道利用だと丹波橋(京都市伏見区)で京阪→近鉄に乗り換えが定番ルートで大回りです。枚方市東部(津田・藤阪・長尾)や交野市からだと、JR学研都市線経由で木津乗り換え、奈良まで最短ルートで結ばれており、京田辺や祝園で近鉄に乗り換えることも可能ですが、いずれにせよ乗り換えが多くてあまり便利とは言えませんね。

もし枚方と奈良市を結ぶバスが運行されるとすれば、以下の経路が最適・最速でしょう:

JR高槻~阪急高槻~枚方市駅南口~【国道307号線】~(田辺IC)~【京奈和道】~(木津IC)~【国道24号線】~JR奈良駅~近鉄奈良駅~東大寺大仏殿~春日大社本殿

磐船街道(国道168号線)経由ももちろん考えられるが、やはり高速道を使うほうが早いでしょう。どうせなら、高槻からも利用しやすいようにしましょう。高槻からの場合、JR京都線で京都駅まで出て近鉄またはJR奈良線乗り換えが最短ルートだが、やはり観光地まで乗り換え無しの直通バスがあるほうが便利でしょう。

近い将来、新名神高槻~城陽間が開通すれば、枚方市駅始発として

枚方市駅北口~阪急高槻~JR高槻~(高槻IC)~【新名神】~(城陽JCT)~【京奈和道】~奈良方面

という経路設定も考えられそうです。


京阪バス【みつひでライナー】(亀岡行き)を枚方市駅で捕まえることができました。

トップドア車H-3244に特別ラッピングが施されています。

午後の便ですが、乗客は1人ぐらいだったと思います。

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2020年4月~12月にかけて運行中の京阪バス「みつひでライナー」。枚方・高槻・長岡京と光秀公のまち・亀岡を結んでいます。

停留所は

枚方市駅(北口)~JR高槻~高速長岡京(阪急西山天王山駅)~JR亀岡駅北口

で、1日2往復の運行(枚方市駅8:00・14:30発、JR亀岡9:50・16:30発)、所要時間は75分程度。運賃は枚方~亀岡間1,000円、高槻~亀岡間800円、長岡京~亀岡間700円。名神~京都縦貫道経由です。

運用担当は高槻営業所で、トップドア車(H-3208、3244)を充当。

折りしも亀岡駅北側にサンガスタジアムが開業したばかりであり、また保津川下りなどの観光利用を見込んで、4月に運行開始するも、すぐさま新型コロナ感染拡大に伴う緊急事態宣言が発令され、7月中旬まで運休。その後、運行再開するが、やはり感染拡大が続くもと旅行自粛が続き、利用状況は芳しくないようです。

みつひでライナーを利用すると、京阪京都交通「光秀公のまち亀岡一日乗車券(亀岡市内版)(1,000円)を100円割引で購入できます。

* * * * 

かつて、高槻と亀岡を結ぶ高槻市営バスが府道【枚方亀岡線】経由で運行されていました。ただし、高槻市内側は山間部入り口の原大橋発着で、高槻市街地(国鉄高槻駅方面)からだとここで乗り継ぐ必要がありました。亀岡乗り入れ(杉生~亀岡間)は1983年廃止。今度の「みつひでライナー」運行により、高槻・亀岡間を結ぶ路線バスが37年ぶりに復活したことになります。距離的には府道経由のほうが短いが、高速道を走る「みつひでライナー」のほうが早いでしょう。

「みつひでライナー」の現状は厳しいものがあると思われるが、大阪と亀岡を結ぶ短距離高速バスは望まれるところでしょう(鉄道利用だと京都駅乗り換えで遠回り)。千里中央と亀岡を箕面グリーン道路・国道423号経由で結ぶ路線が一番現実的であろうと思われ、鉄道の通らない希望が丘など豊能町山間部の住宅地にも立ち寄るようにすれば、豊能町から大阪・京都両方へ便利になるでしょう。



部分運休中の直Q京都号・京都交野なんば線が、6月27日(土)より全面再開となります。

https://www.keihanbus.jp/news/sysimg/00749/link_mPRzL.pdf


 


新型コロナ感染拡大のため、京阪バス直Q京都号【京都交野なんば線】の部分運休が2020年4月29日から続いています。

運休の対象便・区間は

○「ホテル京阪ユニバーサル・タワー」発着便(全便)

○京都駅八条口・京田辺市役所~なんば(OCAT)系統の京阪交野市駅~なんば間

(京都・京田辺~交野間のみの運行)

https://www.keihanbus.jp/news/sysimg/00724/link_mNdw0.pdf

です。USJ(ユニバーサル・スタジオ・ジャパン)・なんば・枚方市駅発着の直Q京都号は全便運休となっています。

先月下旬、緊急事態宣言が解除された後も、上記運休が継続中です。

なお、臨時閉園の続くUSJは、6月19日に再開すると発表されました。当面の間、関西2府4県在住の人に入場限定するとのことなので、注意。


2008年7月の京都駅前です。

京阪バスの臨時便が運行されていたようで、山科所属の一般車が数台待機していました。

HDに眠ったままのA-3635の画像が見つかり、何気に貴重な1枚だと思いました。ここにアップさせていただきます。

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下の画像は上と同じ車両でしょうか? 上の画像は後方向幕の縁が灰白色なのでP代ブルーリボンと思っていましたが、下の画像はU代ですね・・・。

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ついでに定期観光バスの画像も。
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2020年5月10日、京阪バス関空リムジン系統のダイヤ改定が実施されます。

変更内容は、

○寝屋川・枚方系統の京阪バス担当便撤退と樟葉駅乗り入れ休止(枚方市折り返し)

○京都系統の堀川五条~四条烏丸~烏丸御池~京都市役所前間休止

○枚方・寝屋川系統および守口・天満橋系統でICカード取り扱い開始(関西空港交通便のみ)


です。

新型コロナ感染拡大に伴う旅行需要減少の影響ももちろん大きいものと思われるが、寝屋川・枚方系統が大幅減便で、京阪バス担当便が撤退するとは衝撃的です。

改定後の枚方・寝屋川系統のダイヤは

(枚方市→関空)
枚方市発          4:48、5:48、6:31、10:30、17:00
関空(第2ターミナル)発  7:40(第1ターミナル発)、13:52、17:47、19:17、21:17、22:47

のみとなります。

寝屋川・枚方系統大幅減便のもう一つの理由に、京橋・天満橋系統への代替も考えられそうです。本年4月より運行開始(京阪、関空、大阪シティバス3社共同)したばかりで、京阪沿線から関空へは天満橋駅からリムジンバスに乗り換えるほうが、最も便利になりそうです。京橋・天満橋系統については、2往復だけ京阪守口市駅発着です。

天満橋~関空系統については、過去に京阪バスが運行していた時期もあるが、今回、大阪城公園経由のルートで、大阪シティバスも参入していることがポイントでしょう。


枚方京都新宿線と大阪空港リムジンバス枚方津田線の運休が決まっています。


枚方京都新宿線(東京ミッドナイトエクスプレス京都号)4月7日~22日
https://www.keihanbus.jp/news/sysimg/00709/link_Ls8bg.pdf

大阪空港~津田駅のリムジンバスは15日より当面運休します
https://www.keihanbus.jp/news/sysimg/00714/link_r4A2f.pdf



2020年4月4日より、枚方・高槻・長岡京~亀岡を結ぶ高速路線バス「枚方亀岡京都スタジアム線(みつひでライナー)」 が運行開始の予定です。

運行会社は京阪バス。運行経路は

枚方市駅北口~JR高槻~高速長岡京~JR亀岡駅北口

で、高槻ICから名神&京都縦貫道を走行するものと見当がつきます。運行本数は1日2往復、運賃は枚方市駅~亀岡間片道1,000円です。

運行期間は2020年12月6日まで。

「みつひでライナー」は、京阪間主要都市から亀岡への観光客利用が見込まれています。亀岡市はNHK大河ドラマ『麒麟がくる』の主人公・明智光秀ゆかりの地であり、また今年2月に「サンガスタジアム by KYOCERA」が完成したばかり。保津川下りや湯の花温泉などの観光資源にも恵まれており、どれだけの利用があるのか注目されるところです。大阪市内方面からも、JR高槻または高速長岡京(阪急西山天王山駅)乗り換えで利用可能です。

使用車両は、トップドア車で、京都けいはんな線(洛南営業所管轄)で使用のもの(H-3208?)を高槻営業所へ転属するそうです。トップドア車は、当初京田辺営業所に配属され、直Q京都号の予備に充当されるものの、ほどなくして山科営業所へ転じて醍醐香里園急行バスに使用されたり、廃止後は適切な用途が見つからず持て余し気味、そして現在は京都けいはんな線で運用されるなど、数奇な生涯を送っています。

https://www.keihanbus.jp/pdf/t2019/20200227_kbus.pdf



京阪高速バス過去の路線を一つレポートしたいと思います。

高速バス枚方~東京(新宿)系統には、京都駅・三条京阪経由のほか、もう一つのルートが存在しました。 それは、枚方~京田辺(学研都市)~宇治~新宿系統。平成初期~前半頃に運行され、私も何度か乗車したことがあります。運行経路の詳細は、

枚方車庫~枚方市駅北口~(大阪r139・国道307号経由)~近鉄新田辺~(京奈和道・新木津川橋)~(国道24号バイパス)~近鉄大久保~京阪宇治~(京滋バイパス・名神・東名)~新宿

だったはず。枚方市~新田辺間はほぼ枚方尊延寺線のルートであり、津田駅や穂谷口からの乗降扱いがあっても良かったように思います。近鉄新田辺駅(学研都市京田辺)を発車後、田辺ICから城陽ICまでの短距離ながら、京奈和道を走行ののち、近鉄大久保・JR宇治・京阪宇治に停車し、京滋バイパスに入って一路東京へ。京田辺から東京への高速バスは、奈良交通【やまと号】(奈良~学研都市京田辺~東京・千葉)も設定されていたが、こちらも廃止されました。


京阪バス直Q京都号のレアな路線系統を一つ紹介したいと思います。

田ノ口(枚方市)発着の便です。

この便の特徴は、JR長尾駅に乗り入れる数少ない便でもあり、運行経路は、

田ノ口~田ノ口中央~ 出屋敷~既製服団地~長尾駅~松井山手駅~京都駅八条口

で、田ノ口~長尾駅間は一般路線バスの停留所全てに停車します。

ダイヤは

(平日)
田ノ口発    5:50、6:57、10:16、16:01、16:49
京都駅八条口発 8:05、11:20、12:50、20:15、22:10


(土休日)
田ノ口発    6:00、16:01
京都駅八条口発 13:10、22:30


長尾駅からの直Q京都号がもっとあってもよさそうですが、現在のところ田ノ口発着便のみとなっています。また、田ノ口発着にするのなら、枚方市駅まで乗り入れても良さそうな感じはするが、枚方車庫への入出庫という意味合いが強いように見えます(田ノ口発着便は枚方営業所担当)。なお、田ノ口~松井山手間のみの乗降は可能です。

枚方営業所担当便の直Qは、このほか、

ホテルUSJ~藤田川~枚方市駅(南口)~枚方車庫~高速京田辺~京都駅八条口
ホテルUSJ~高速京田辺~京都駅八条口~四条大宮(交野・河内磐船経由なし)

などがあります。


2019年10月1日より、枚方市のJR津田駅と大阪国際空港(伊丹)を結ぶリムジンバスが運行開始すると発表されました。運行会社は京阪バスと大阪空港交通。運行経路は、

JR津田駅~高速京田辺~【第二京阪・京滋バイパス・名神】~名神高槻~大阪国際空港

で、一旦京都府に入る遠回りルートのように見えるが、高速道を走行するので所要時間は約60分です。

今回の津田大阪空港線のニュースには驚かされました。まず、なぜ枚方市駅や樟葉駅、長尾駅、松井山手でもなく津田駅が選ばれたのかが気になります。過去に枚方市駅・樟葉駅・松井山手と伊丹空港を結ぶリムジンバスが運行されたこともあるが、惜しくも短命に終わりました(当時は京滋バイパス久御山~大山崎間開通前だったので、R1枚方バイパス~近畿道経由)。津田駅発着となった理由として、まずJR学研都市線沿線からの集客は容易に推測できます。ほかに、駅前周辺の道路環境が比較的良いということでしょうか。すなわち、津田駅前は長尾駅前ほどの渋滞は起こりにくく、高速道に入るまでのルート(倉治から回って学研枚方南IC)も比較的短いと。近隣の交野市内からの利用も意識しているものと思われ、京阪交野市駅までの延伸も視野に入れているのかもしれません。また、近い将来、新名神高槻~八幡京田辺間が開通すれば、そちらに経路変更することは想像に難くありません。

https://www.keihanbus.jp/news/sysimg/00580/link_QOc9K.pdf


2019年9月20日~11月24日の期間限定(毎日運行)で、高速バス京都高野山線が新たに運行されることになりました。運行会社は京阪バスと南海りんかんバス。

運行本数は午前・午後各1往復、所要時間は2時間40分。停留所は、

京都駅八条口
高速京田辺
奥の院前(高野山)

の3箇所です。

https://www.keihanbus.jp/news/sysimg/00558/link_1PD0m.pdf

京阪神から高野山への交通は、鉄道(南海高野線)が主ですが、高野山まで直通する列車は少なく不便です。高速バスがあってもよさそうですが、やはり道路の整備が遅れていたために、なかなか実現に踏み切れなかったものと思われます。

今回新設される京都高野山線は、京都・高野山の2大観光地を結ぶため、双方を移動する観光客の需要は当然見込めるでしょう。新幹線から高野山への直通利用も考えられます(新幹線からの場合、新大阪・なんばで乗り換えが必要、さらに南海の高野山直通列車は少ない)。

走行ルートも気になるところ。おそらく、

第二京阪~近畿道~南阪奈・大和高田BP~京奈和道~国道480号

と予想できます。下界から高野山へ分け入る国道はR370・371・480の3本があるが、R371は狭隘酷道のため選択肢から外されるでしょう。


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枚方市杉4丁目・長尾台3丁目にある「大阪国際大学」バス停。

長尾と杉・尊延寺方面を長尾台住宅・杉山手経由で短絡する府道17号沿いに面しています。この付近には、国際大学のほか、杉中学校、菅原東小学校もあり、学校が密集しています(ただし、大阪国際大学枚方キャンパスは、守口キャンパスに移転する予定)。また、枚方公済病院にも近く、漢字博士で知られる王仁博士の墓(伝王仁墓)もあります(「長尾台住宅」バス停のほうが近い)。

もともと、この府道を通るバスが開通したのは比較的遅く、1986年に初めて出屋敷線【25】号経路・<枚方市駅北口-長尾台住宅>を新設。その後、大阪国際大学枚方キャンパス開校に合わせ、大阪国際大学まで延長しました。同時に、枚方尊延寺線【15】号(→【65】号)・<枚方市駅南口~大阪国際大学>も開通。そして、1999年には、長尾駅と穂谷を大阪国際大学経由で結ぶ【41】号経路(→【75】号)を新設。

現在、大阪国際大学バス停には、

【25】枚方市駅行き(長尾駅・出屋敷経由)
【65】枚方市駅行き(津田西町経由)
【75】【89】【89A】【89B】【89C】松井山手駅行き(長尾駅経由)
【75】【89】【89A】【89B】【89C】穂谷・近鉄新田辺行き
【直Q】京都駅八条口行き

が発着しています。大阪国際大学・終点となるバスは、バスロータリーで折り返します。穂谷・新田辺行きのバスもロータリー内に乗り入れています。(新田辺・穂谷から)松井山手駅行きのりばのみ、府道上に設置されており、ロータリーとは向かい側です。したがって、長尾駅方面行きのバスは、始発の【25】とほか(新田辺・穂谷発)では、のりばが府道を挟んで少し離れており、少々わかりにくい気もします。新田辺からのバスもロータリー内で乗降扱いをできないものでしょうか?

それと、直Q京都号の国際大学折り返しは、今一つ中途半端なように思います。おそらく第二京阪の入口に近く、京田辺営業所への回送も兼ねているのだとは思いますが、津田くにみ坂・津田駅などへの乗り入れが望まれるところでしょう。


意外に地味なニュースですが、本年5月15日より、京阪高速バス「東京ミッドナイトエクスプレス京都号」(枚方・京都~東京)(関東バスと共同運行)が東京駅丸の内・大手町へ延伸しました。

東京駅丸の内・大手町は大手銀行・商社・メディアなどの本部・本社が立地しており、ビジネスワーカーの深夜移動の実現、また東京国際空港へのアクセスも抜群で、インバウンドを含めた観光ほか、さまざまな目的での利便性向上が狙いだとされています。

https://www.keihanbus.jp/pdf/kks/highway/highway_20190509_shibuya_shinjuku_tokyo_otemachi.pdf

今年で枚方新宿線開通30周年を迎えます。 1989年(平成元年)12月でした。京阪沿線から東京都心へ一本の高速バスで結ばれるとは、夢のようでした。当初は京都市中心部への乗り入れはなく、京滋バイパス直行だったが、ほどなく京都駅八条口・三条京阪経由に経路変更。平成初期、これとは別に、京田辺・宇治経由の便も設定されるが、2008年ごろまでに廃止(末期には、京田辺乗り入れを廃止、高槻・樟葉・宇治経由という複雑なルートになる)。京都駅・三条京阪・山科駅経由に一本化されました。

枚方からの高速バスは、このほか福岡・長崎・熊本系統や徳島線(寝屋川市駅経由)も設定されるが、軒並み廃止され、東京ミッドナイトが残るのみとなっています。


京阪バス直Q京都号は、主に

京都駅~松井山手駅・大阪国際大学(京都松井山手線)
京都駅~河内磐船駅~京阪交野市駅~なんばOCAT(京都交野なんば線)

の2系統で運行されていますが、他に摂南大学北口・京田辺市役所・長尾駅・枚方市駅などを経由する便も存在しており、少々複雑になっており、系統番号の導入が必要かもしれません。

ここでは、1往復のみ運行の

京都駅~枚方市駅~ホテル京阪USJ

についてレポートしたいと思います。

この系統の停留所は、

京都駅八条口~大石橋(九条駅)~十条駅~十条油小路~高速京田辺~枚方車庫~枚方市駅南口~藤田川~USJ~ホテル京阪USJ

であり、早朝の大阪行き1本(京都駅6:50、枚方市駅7:45)、夜の京都行き1本(ホテル京阪USJ19:58、枚方市駅21:07)のダイヤとなっています。土曜・休日ダイヤは、

枚方車庫~ホテル京阪USJ

間に運行区間が短縮されます。

この京都駅~枚方市駅~USJ系統は、枚方市駅および香里団地に乗り入れているのが特徴的です。(京都交野なんば線)の扱いとなっているが、河内磐船駅・京阪交野市駅・なんばは通りません。枚方・交野市内区間の一般道走行ルートは、

枚方東IC~(バイパス)~【枚方車庫】~(R1)~(r139)~【枚方市駅南口】~【藤田川】~交野南IC

であり、枚方市駅~交野南IC間の大半は釈尊寺団地線【10】号経路と重複しています。運用担当も枚方営業所となっています(京田辺営業所が基本的だが、一部系統は枚方営業所が担当)。

香里団地乗り入れの直Q京都号がもっとあってもよさそうですが、以前、山科急行線の<醍醐寺~京都駅八条口~京阪香里園・新香里>が運行(季節臨時)されていました。藤田川バス停は、一時期直Q京都号と山科急行線の両方が止まるバス停となっていました。
 


既報の通り、本年4月1日より京阪バス八幡・京田辺地区(旧・京阪宇治交通エリア)の運賃改定が実施されます。合わせて、直Q京都号の運賃も変更(値上げ)されます。

https://www.keihanbus.jp/pdf/t2019/local_20190311.pdf

男山・京田辺営業所管内運賃(4月1日より)
https://www.keihanbus.jp/local/pdf/fare_otokoyama_tanabe_20190401.pdf

枚方営業所管内運賃(4月1日より)
https://www.keihanbus.jp/local/pdf/fare_hirakata_20190401.pdf

主な変更点は、

○樟葉・男山地区運賃220円を大阪地区1区230円に統合

○八幡市・京田辺市内対キロ制運賃を大阪地区区間制運賃に変更
(特区200円、1区230円、2区260円、3区280円)

○地区定期券に「樟葉地区」「八幡地区」「松井山手地区」「京田辺大住地区」プランを新設

○「スーパーワイドプラン」(大阪・京都・滋賀地区、直Qが利用可能)新設
https://www.keihanbus.jp/local/ic/pdf/pitapa_area10_20190401.pdf

です。旧・京阪宇治交通エリアにおける短距離の運賃は、初乗りが200円または230円に値上げとなる反面、長距離の利用では、例えば

樟葉駅~松井山手駅  260円
樟葉駅~近鉄新田辺  280円
京阪八幡~近鉄新田辺 280円

のように、値下げとなります。

ほかに気づいた点として、

○【89】号 <近鉄新田辺~穂谷口~松井山手駅> の全区間通しは1区230円
(新田辺~長尾駅間は2区260円)

○【32】号 <樟葉駅~京阪八幡>の運賃は全区間1区230円(「樟葉地区」定期の範囲は、樟葉駅を中心に京阪八幡・本郷・長尾駅・田ノ口団地・北片鉾・三栗までをカバー)

○招提線【87】号<樟葉駅~北片鉾>に「牧野本町」バス停新設

○「東寝屋川駅」バス停の名称がそのまま

などが挙げられます。



2016年より試験運行の京都けいはんな線(京阪バス、奈良交通の共同運行)ですが、10月1日より本格運行することになりました。

本格運行開始後のダイヤは、現行と同じ平日の朝・夕それぞれ4便の運行です。経路も第二京阪~新名神~京奈和道経由と変化はありません。


けいはんな-京都駅 直通バスが10月から本格運行、最速46分
https://www.sankei.com/west/news/180828/wst1808280014-n1.html


一昔前までは「京都ナンバー」の京阪バスは大阪府内であまり見ることはありませんでした。各営業所に貸切専用として常駐していたCタイプ車、枚方営業所に常駐していた復活ボンネットバス(C-5001)および枚方発着の高速バスぐらいだったかと思います。

しかし、京阪宇治交通と合併後、大阪府内においても京都ナンバーの京阪バスがごく当たり前の光景となりました。旧京阪宇治交通の男山・京田辺営業所の一般路線車運用範囲は、枚方市北部・東部の樟葉・藤阪・長尾などに及んでいます。特に京田辺営業所については、枚方市駅・津田駅・穂谷のほか、津田サイエンス線で交野市内の河内磐船駅まで顔を出しており、間合いで一時期交野管轄【17A】号・<津田駅→京阪交野市駅→河内磐船駅>を担当したこともあります。

京田辺営業所は一般路線のほか、第二京阪を走行する直Q京都号も主力路線であり、松井山手・大阪国際大学・交野に加え、近畿道~阪神高速東大阪線経由大阪市内のなんばOCATやUSJまで日常的に乗り入れています。

男山営業所の特定車B-3998(京都200か2353)は枚方市総合福祉センターのバスとして使用され、枚方公園や香里団地にも姿を見せており、香里団地車庫で待機したこともあるようです。

なお、枚方営業所の担当だった樟葉中書島線(廃止)の開通当初(1983年)、山科営業所所属の車両が京都ナンバーのまま運用に就き、樟葉駅まで顔を出すという謎の記録も報告されています。樟葉駅では藤阪ハイツ行きの方向幕も出しており、枚方営業所への貸出の可能性が強いと思われます。
http://katanogawara.blog.jp/archives/23776714.html



京阪バス・阪急バスが共同で高速バス<京都~有馬温泉>系統を2月25日より運行開始する予定です。

https://www.keihanbus.jp/news/sysimg/00310/link_lkG1n.pdf

運行経路は

京都駅八条口~名神高槻~(名神・中国道・阪神高速)~有馬温泉

で、運行本数は京阪・阪急とも各4往復。

今春、新名神が神戸JCTまで開通する予定で、開通後新名神~六甲北有料道に経路変更することも考えられそうです。



京都駅とけいはんな学研都市を結ぶバス(京阪バス、奈良交通)ですが、10月2日より新名神高速経由に変更となる予定です。

https://www.keihanbus.jp/announcement/detail.html?news_id=248

第二京阪~八幡京田辺JCT~<新名神>~城陽JCT~学研都市という経路に変わります。

これにより所要時間は約5分の短縮、運賃は据え置きです。

新しい共通回数券も発売(9月15日より)、来年9月30日まで利用可能です。



京阪バス枚方営業所は車庫の規模(収容台数)が最も大きく、一般路線のほか関西空港リムジン専用車も配置されている。また、枚方発着高速バス(東京方面)の終点でもあり、関東方面からやってきた高速車は日中、枚方車庫で休む。

一般路線バスでは、現在枚方市駅を拠点として枚方市北部・東部を中心に担当している。

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枚方市駅北口からは出屋敷・長尾・くずは・牧野方面の路線が発着

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枚方市駅南口からは津田・長尾・穂谷方面系統が発着
ほかに「100円バス」や直Q京都号、クボタ送迎バスも乗り入れる

かつては枚方尊延寺線で新田辺とか(京阪宇治交通の樟葉・男山・八幡進出以前、八幡田辺線の運用にも入っていた)、樟葉駅から八幡・中書島方面、さらに一時期洛南営業所が担当していた淀・宇治・山崎・竹田方面の路線も広域運用をこなしていたし、交野営業所開設(1978年)以前は【16】・<枚方市駅~寝屋川市駅>や星田・四條畷方面、そして私市~田原地区~大和田など、やはり広範囲の運用を受け持っていた。

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かつては八幡地区の路線も担当していた

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新田辺で発車を待つ【81】天王・穂谷行き(W-3850)
現在、京田辺営業所が担当

しかし、現在の枚方営業所の一般路線運用範囲はさほど広くはなく、枚方市駅発着路線が主力となっている。
以前、八幡・中書島・京都南部方面の路線を受け持っていたときは中型車(三菱エアロミディ)も多く配置されていたが、現在大型車(ノンステップ)が大部分を占めている。大型車は旅客需要の高い枚方市駅北口発着の出屋敷線(関西外大・北片鉾・藤阪ハイツ・長尾駅・くずは方面)、および南口発着の尊延寺線(星ヶ丘病院・津田・長尾・穂谷方面)で主に運用されている。尊延寺線は以前、全て枚方営業所が受け持っていたが、津田駅・長尾駅以東~新田辺系統については基本的に京田辺営業所の担当となっている。

異色の路線系統として、早バス・<長尾口→枚方市駅→阪急・JR高槻>と折り返しの【1A】・<JR高槻→枚方市駅>がある。また、ユニークな「100円バス」(枚方市駅~田宮~星ヶ丘病院~ひらかた市民病院~枚方市駅)の運用にも入る。このほか、毎年正月3が日のみ運行の臨時・八幡山崎線もBタイプ車運用により担当している。

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【臨時】八幡山崎線も担当(B-1236)

中型車(10.5m長尺車を含む)は、主に枚方市駅北口・樟葉駅から牧野・招提方面系統(【38】【87】)で使用されている。以前は樟葉長尾線と共通運用だったが、こちらも大半の便は京田辺営業所に移管されている。長尺10.5m車はたまに尊延寺線や出屋敷線の運用に入ることもある。

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招提線【38】号経路の運用を担当するレインボー・ロング
(枚方市駅北口にて)

小型車も配置されており、樟葉駅発着なみき・招提・牧野方面(【84】【87】)系統にて使用されている。以前は津田サイエンス線も担当していたが、やはり京田辺営業所に移管されている。また、車両需給の関係で、時々香里団地営業所管内【い】【ろ】系統に貸し出されることもある(【い】【ろ】の行先表示コマも入っている)。

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【87】号の運用に入るエアロミディ(N-1144)
小型車と共通で運用されている

関空リムジンでは寝屋川・枚方線を担当している。今月28日のダイヤ改正より守口線も門真営業所から移管される模様だ。

さらに直Q京都号の一部便も補完している。入出庫を兼ねた田ノ口~長尾駅経由の便と、USJ~香里団地~枚方市駅~枚方車庫~京都駅系統、そして京都市中心部の四条河原町・四条大宮・二条駅発着便は、枚方営業所の担当だ。


今月28日に、京阪沿線発着関空リムジンバスのダイヤ改正が実施されます。
改正後のダイヤが京阪バス公式ページで発表されています:

https://www.keihanbus.jp/limousine/

ざっと見たところ、守口系統では門真団地発着の廃止、枚方・寝屋川系統では増便される一方で樟葉駅乗り入れの大幅減便、などが実施されるようです。

門真団地発着が運行されるようになったのは、一昨年2015年で、門真車庫への入出庫を兼ねてのものだと思われるが、やはり利用客が少なかったのでしょうか?

それよりも、樟葉駅乗り入れの減便が気になりました。現在、樟葉駅発は3本、同駅着は5本の運行ですが、改正後は樟葉駅発2本、同駅行きは1本のみとなります。

枚方市からのリムジンバスは、京阪枚方市駅から少し離れたラポール枚方前に発着しているが、大きな荷物を抱えて歩かされるのは問題でしょう。南口4番のりばからの発車も不可能ではないと思うのですが・・・。


京阪バス枚方営業所にH-3304、3305の2台が納車されました。
H-3304は立命館大学線(茨木~衣笠)、H-3305は関空リムジン枚方線で使用されているとのことです。



一時期、枚方市内から大阪(伊丹)空港へのリムジンバスが運行されていた。
運行経路は、

松井山手駅~樟葉駅~枚方市駅(ラポール枚方)~大阪空港

で、2004年に運行開始、京阪バスと大阪空港交通との共同運行だった。2004年当時の時刻表が「SEA HAWKのページ」に残っている。
http://motor.geocities.jp/seahawk_bus/infor10.htm

毎時1本あたり運転されていて便利だったが、2008年12月、運転取り止めとなる。

京阪沿線から伊丹空港へは、門真市から大阪モノレールに乗るのが一番早い。準急の門真市停車を望む意見も多いが、そのためにはホームを島式に改造するなど大掛かりな工事が必要となろう。普通(各駅停車)の半数は萱島折り返しで、寝屋川市以北から門真市駅へ1本の電車で行くのは少々難しいダイヤとなっている。

大阪モノレールは、近い将来、門真市から南側、東大阪市まで延伸して近鉄奈良線と接続する計画がある。


枚方から関東への夜行高速バスといえば、まず枚方市駅北口~新宿線(京阪バス、関東バス)がある。運行経路は、

枚方車庫~枚方市駅北口~樟葉駅~京都駅八条口~三条京阪~山科駅~渋谷マークシティ~バスタ新宿

で、1989年の登場以来、経由地変更などを繰り返しながら今まで継続している。以前は、これと別に京田辺・近鉄大久保・宇治を経由する便もあったが、その後、枚方車庫~阪急・JR高槻~枚方市駅~樟葉駅~宇治~新宿という少し複雑な路線に代わるも、短命に終わる。阪急・JR高槻から関東への夜行バスは現在運転されていない。

実は、京阪の枚方新宿線と別に、東京ディズニーランドへの路線も枚方市駅北口から発着している。ただし、それはWILLER TRAVELによる運行、運行経路は

枚方市駅北口~京都駅八条口~草津駅東口~彦根駅西口~川崎駅~東京駅~TDR

である。

http://www.hira2.jp/quiz/bus-20161021.html


第二京阪の京田辺パーキングエリアに「高速京田辺」バス停がある。
高速京田辺へはJR学研都市線の松井山手駅から約350mのところにある(駅から徒歩またはバス)。

高速京田辺には、京阪バス直Q京都号(京都交野なんば線)、京都東大阪特急(大阪バス)のほか、名古屋・静岡・長野・新潟・関東および南紀白浜方面への高速バスも停車し、学研都市線沿線から全国各地への高速バス利用者の便宜を図っている。高速バスの運行事業者は、西日本JRバス、南海バス、明光バス、大阪バスなど。特に南海高速バスの大半が第二京阪経由で京田辺バスストップに停車するのは意外だ(阪急・近鉄は名神経由)。あと、東京~京都・奈良・王寺系統(西日本JRバス)も高速京田辺に停車する。

京阪バス直Q京都号でも、松井山手駅・大阪国際大学発着系統は「高速京田辺」に止まらないので注意。そもそも、「高速京田辺」という名称では、間違いやすいのではないか。京田辺市街地とはかなり離れており、学研都市線の京田辺駅で降りたらえらいことになる。副名称に「松井山手」ぐらい入れたほうが良いだろう。

「高速京田辺」へは、一般路線バス利用で「高速京田辺前」下車。近鉄新田辺・松井山手駅から【66A】【66B】号経路などに乗車する。


第二京阪を経由して京都駅方面を短絡する京阪バス直Q京都号は、基本的に

京都駅八条口~松井山手~大阪国際大学 <京都松井山手線>
京都駅八条口~河内磐船・京阪交野市駅~なんば(OCAT) <京都交野なんば線>


の2系統が運行されている。このバリエーションとして、京田辺市役所・田ノ口・関西外大学研都市発着があり、京都市内では四条河原町・四条大宮・二条駅発着、大阪市内ではUSJまで乗り入れる便もある。本記事では、香里団地・枚方市駅を経由する便について簡単レポートする。

該当する系統は、

ホテル京阪ユニバーサルタワー~USJ~藤田川~枚方市駅南口~枚方車庫~高速京田辺~京都駅八条口

で、早朝の大阪行きと夜の京都行きの1往復だけ運転されている。<京都交野なんば線>の扱いだが、なんばOCATは通らず、枚方市内の走行ルートは、交野南ICでおりて、【10】号・釈尊寺団地線の経路に従って藤田川(香里団地車庫前)に停車、枚方市駅南口では4番のりばから発車、枚方車庫に停車したあと、枚方東ICから再び第二京阪に入って京都方面へ向かう。枚方営業所が運用担当している。

早朝にUSJ行き、夜に京都行きが設定されていることから、京都よりもUSJへの観光・行楽客を意識しているものと考えられるが、利用状況は・・・。

枚方営業所担当の直Qとして、ほかに、

田ノ口~長尾駅~松井山手駅~京都駅・二条駅
ホテル京阪ユニバーサルタワー~USJ~高速京田辺~京都駅八条口(~四条大宮)

がある。田ノ口発着便については、枚方市駅北口まで乗り入れても良さそうだ。

直Q京都号も系統のバリエーションが増えて、少しわかりにくくなっているように思う。一般路線と同様に系統番号を設定したほうがよさそうだ。


2008年の新名神高速・亀山JCT-草津田上IC間開通を機に、京都から三重県方面への京阪高速バスが運行されるようになった。次の3路線系統

京都-伊勢
京都-津
京都-四日市

が新設され、三重交通・近鉄バスと3社で共同運行体制が敷かれる。京都市内では京都駅八条口(ホテル京阪前)と五条京阪に停車する。

京都伊勢線の新設は、近鉄の京伊特急にも大いに影響を与えたものと思われる。2012年の近鉄ダイヤ改正で京伊特急は大幅減便、京奈・京橿特急が大和西大寺まで併結という運行体系となった。しかし、2014年秋、京都「しまかぜ」が新たに設定され、京伊特急復活への布石として期待されている。これとは対照的に、高速バス京都伊勢線は2014年3月に運行終了となった。

京都-津・四日市系統については、鉄道では遠回りでやや不便なこともあって重宝されている。鉄道では遠回りの近鉄よりもむしろJR(関西本線・草津線経由)のほうが多いようだ。所要時間ではJRは普通列車のみで乗り換えは多いが、運賃は近鉄特急利用(大和八木乗り換え)とあまり変わらず、所要時間も距離が短い分、近鉄特急とほぼ互角だ。日帰りも十分可能で、「青春18」シーズンにはJRで往復すると非常にお得だ。

現在、近鉄バスは京都・三重高速線から撤退しており、京阪バスも四日市系統のみを担当している。

かつては、京阪・阪神・近鉄・南海など民営の路線バス(高速バス、深夜バスなどを除く)も大阪市内に乗り入れていた。しかし、慢性的な道路渋滞および地下鉄の郊外延伸などにより、大阪市内から余儀なく撤退することになった例が多い。現在も阪急・近鉄バスが大阪キタの梅田まで乗り入れているが、近鉄バス(阪奈生駒線)は先日のダイヤ改定で本数が減らされ、今年12月からは年1本だけになる予定だ(一方、上本町~あべのパスカルを結ぶ路線が新設され、上本町界隈ではがんばっているようだ)。

さて、京阪バスはどうか。

かつては、本町・天満橋から三条京阪までの京阪急行線があったが、道路渋滞の影響を受けやすいため寝屋川・枚方などで系統分割され、その後跡形も無く廃止されたものも多い。その残滓であろう【1】号経路・<京阪京橋~寝屋川市駅>が近年まで乗り入れていたが、2008年に廃止される。

現在でも大阪市内を通る系統がある。その一つは【9A】号経路・<京阪守口市駅~JR吹田>。淀川両岸の守口市と吹田市を結ぶ郊外都市連絡路線だが、途中大阪市東淀川区をぶった切っている(中央環状線こと国道479号線)。なお、守口市内の「土居」バス停すぐのところに大阪市営バス守口車庫がある(守口車庫所属車両のみ大阪ナンバー)。地下鉄谷町線の守口・大日延伸の影響もあって、守口地区の京阪バス路線はあまり元気がない。

このほか、京阪守口市駅から寺方・鶴見緑地方面への守口南部線【19】【29】【30】号も、大阪市鶴見区と守口市との複雑な境界を掠っている。なお、「鶴見緑地」バス停は地下鉄鶴見緑地駅前に設置されており、もちろん鶴見区にある。

大阪市内を通る京阪バスといえば、北東の郊外縁辺部のみ細々と走る路線系統(全て寝屋川営業所管轄)ばかりだったが、2012年よりなんば(OCAT)やUSJにも堂々と乗り入れるようになった。それは「直Q京都号」であり、使用車両および走行経路からして高速長距離バスの範疇に含めてもよさそうだが、京阪バス当局においては一般路線扱いになっているそうだ(ただし、「1Dayチケット」などは使用できない)。

なんばからの直Q京都号は、第二京阪経由、京阪交野市駅・河内磐船駅・高速京田辺などに停車し、京都駅八条口まで行く(ほかに京田辺市役所発着便もあり)。かつて近鉄特急で難波~京都系統(阪京特急)があったが廃止された。大阪市内からの直Q京都号は、ほかにUSJ発着系統もあり、交野には寄らずに香里団地・枚方市駅・枚方車庫を経由したり、あるいは京都駅からさらに四条烏丸や四条大宮まで行く系統もあったり、バリエーションが増えて少しわかりにくくなっている。運用担当は主力の<なんばOCAT~京都駅>系統は京田辺営業所だが、USJから枚方市駅経由および四条大宮行きなど一部の便は枚方営業所が受け持っている。

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直Q京都号京都交野なんば線
(京阪交野市駅にて)



20080713398

今年3月に廃止された京阪高速バス・枚方徳島線。徳島バスと共同運行でした。
2003年に新設され、去年春には南茨木駅にも停車するようになったが、それでも利用状況は好転しなかったようでした。京阪バス便の運用担当は高槻営業所でした(一時的に枚方営業所が担当していたのかな?)。

そもそもなぜ枚方と徳島なのか今ひとつわかりませんが、夏の阿波おどりを見に行くときに枚方徳島線を利用された京阪沿線住民も少なくないと思います。実は私個人的に、「青春18きっぷ」での高松・さぬきうどん巡りの帰りに、高徳線で徳島まで出て、枚方行きのバスに乗ってみたいと思ったことがあります(単純な瀬戸大橋経由の往復では、相生-岡山間の混雑もあるし、疲れて面白くないので。でも姫路の「えきそば」、岡山の名物駅弁・祭すしなど、B級グルメめぐりの楽しみはある)。




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