カテゴリ: 近鉄バス


P3190019


大阪市内と三重県伊賀市を結ぶ高速バス<忍者ライナー>。

大阪・伊賀市(伊賀上野)間は西名阪+名阪国道で直結しているが、鉄道利用だと意外に不便だ。

鉄道では近鉄大阪線+伊賀鉄道(伊賀線)、またはJR関西本線(大和路快速+気動車:加茂乗り換え)が最短経路だが、途中で乗り換える必要がある。伊賀鉄道線は元・近鉄伊賀線だが、同じ近鉄線にもかかわらず大阪線と伊賀線は軌間が異なるため直通運転は不可能だ。関西本線利用の場合、伊賀上野駅は旧・上野市街地と離れているため、ここから伊賀鉄道線に乗り換えなければならない。伊賀鉄道線の軌間はJRと同じなので、関西本線と伊賀鉄道線の直通運転も考えられるが・・・。

上のような事情から大阪と伊賀上野を直通する高速バス設定の要望が望まれ、2005年に近鉄バス(布施営業所)との共同運行で新設される。運行経路は、

新大阪駅北口~大阪駅前(地下鉄東梅田)~<西名阪、名阪国道>~桑町~銀座4丁目~上野市駅~三交上野車庫

で、大阪キタと直結。名阪国道区間上では針インター・国道山添・国道大内の3停留所がある。名阪国道(天理~関)は自動車専用道だが国道25号線バイパスと位置づけられ、一般道の扱いだ(無料)。同じ区間を並行する旧道は「非名阪」と呼ばれ、2桁国道を名乗りながら実態は「酷道」そのもの。

実は1960~70年代にも大阪・伊賀間の路線バス(近鉄バス)が運行されていた。その馴れの果てとして、大阪阿部野橋駅~天理駅間の路線となって、毎月26日のみの運行で1980年代末まで残る(その後、阿部野橋~志紀車庫前に短縮され、やがて跡形もなく消滅)。私も阿部野橋で天理行きバスを見たような記憶がある。末期は一般路線用中型車(日野レインボー)が西名阪をかっ飛ばしていたという。

天理~上野市間は最近まで三重交通と奈良交通が名阪国道経由で運行していたが、末期は三重交通単独で土曜・休日のみの運転、昨年9月末に廃止される。

伊賀大阪高速線のほうは最盛期は6往復設定されていたが、2014年2月末に近鉄バスが撤退、現在(2017年8月1日ダイヤ改正)では平日2往復、土休日4往復の運行となっている。

やはり利用状況はさほど多くはなさそうだ。そもそも伊賀地域の観光地としての集客力は今一つ及ばず、大阪・奈良方面から伊勢志摩および名古屋への通過地点としか認知されていないように思われる。これでは関西本線の電化も望み薄だろう。


大阪市営地下鉄谷町線(2号線)の終着駅・八尾南。

大阪市営交通でありながら、八尾南駅の所在地は八尾市だが、大阪市平野区との境界にあたるところ。

「大阪市じゃないのに八尾南に駅ができた」理由について、興味深い記事が本日アップされている。
http://osaka-subway.com/yaominami/

それによると、車庫(検車場)の設置とのトレードオフとのこと。
すなわち、「車庫用地が欲しい大阪市」と「都心直結の地下鉄が欲しい八尾市」との利害が一致したことがその理由。

同様の例は、同じ谷町線の北端部がある。
2駅が守口市に越境しており、現在の起点となっている大日駅は、八尾南と同様に検車場があるためだ。
大日駅からこの先、寝屋川を経て高槻まで延伸する構想もあったが、棚上げ状態となっている。

大日駅は大阪モノレールも乗り入れるようになって、イオンモールなども設置され守口市の玄関として発展しているのとは対照的に、他の鉄道線との接続のない南の八尾南駅は閑散としているようだ。過去に何度か所用で一つ手前の長吉に伺った機会に、少しばかり歩いて八尾南から乗って帰ったこともあるが、駅前に発着するバスの本数も多くなく、物寂しげな印象だった。

八尾南駅前には近鉄バス【70】【71】番<近鉄八尾駅前~JR八尾駅前~藤井寺駅>が発着している。本年3月までは久宝寺駅方面、および沼・太田循環が発着していたが、休止となっている。大阪市営地下鉄の駅にもかかわらず、大阪市営バスは乗り入れていない(大阪市外の布施駅や近鉄八尾へは足を伸ばしているのに→八尾市への直通は廃止)。

八尾南駅前付近には八尾空港がある。

八尾南から谷町線を藤井寺・富田林方面へ延伸する構想も上がっているが、北側の寝屋川・高槻延伸と同様、やはり実現の目処は立っていない。


久しぶりに京阪バス寝屋川営業所管内の路線を一つレポートする。

今回は【14】号経路・<寝屋川市駅~京阪大和田駅>

運行経路は、

寝屋川市駅(西口)~寝屋川車庫~高柳住宅前~中神田~京阪萱島駅前~天辻工場前~京阪大和田駅

で大阪府道149号<木屋門真線>を経由する比較的短距離の系統である。寝屋川市南部の高柳・神田・萱島地区住民の足としての役割を担っているものの、利用状況は多くなく、近年毎時1本に減便されている。京阪萱島駅前の北側手前には近鉄バス「萱島」バス停があり(京阪バスのりばとは離れているので注意)、ここから住道駅前・荒本駅前・近鉄八尾駅方面へのバス(近鉄八尾まで2時間以上かかることもある)が発着している。萱島駅前はちょうど寝屋川市と門真市との境界にあたる。

私個人的にこの【14】号経路を(近鉄バス萱島線と同じ経路で)JR住道駅前まで延伸できないものか、と思っている。具体的には、(門真)【2】号経路・<京阪大和田駅~江端~御領~門真団地>と一本化の上、もう少しがんばって住道まで延ばす、という形が現実的に考えられよう。住道駅前は大東市の中心部であり、京阪百貨店も出店している。ただ、行政区分上は枚方・寝屋川などと同じ北河内地域の扱いでありながら、大東市だけは近鉄バスの勢力下にあるゆえ、他の北河内地域とは雰囲気が少し異なり、東大阪市以南と同じ近鉄沿線の色が濃い。

【14】号経路は現在、寝屋川営業所の担当だが、以前門真営業所が受け持っていた時期もある。

なお、高柳・萱島地区には、コミュニティバス「タウンくる」も小まめに運行されている。「タウンくる」の萱島駅ののりばは【14】号経路と場所が異なるので注意。



久しぶりに近鉄バス関連の記事をでっちあげることにする。

今回は、近鉄奈良線瓢箪山駅前とJR学研都市線を国道170号線旧道(東高野街道)経由で結ぶ四条畷線。

四条畷線は、主に次の2系統をベースにして運行されている:

【40】瓢箪山駅前~枚岡車庫~新石切駅前~石切神社前~産業大学前~野崎観音前~四条畷
【30】瓢箪山駅前~枚岡車庫~新石切駅前~石切神社前~産業大学前~大東市役所前~住道駅前


基本的に【40】【30】番が各15分間隔で運転されており(他に幾つかの区間系統あり)、瓢箪山駅前~産業大学前間は2系統合わせて毎時8本の運転となり、近鉄バス一般路線では数少ないドル箱路線だ。大阪産業大学への通学のほか、石切神社・野崎観音・四條畷神社などへの参詣にも便利だ。

四条畷線は、戦前に大阪電気軌道(→近畿日本鉄道)が買収した四条畷-柏原間の一部であり、近鉄の歴史を語る上で欠かせない由緒あるバス路線と言える。

四条畷線は枚岡営業所が担当している。利用客の多い主幹系統ゆえ、基本的に大型車で運用されている。

瓢箪山駅付近では、大阪外環状線(170号線)を少しだけ走行する(170号線旧道の瓢箪山駅付近は商店街アーケードのため深夜時間帯を除いて自転車・歩行者専用道という「酷道」区間で有名)。
新石切駅前では近鉄けいはんな線(・地下鉄中央線)に接続する。新石切駅前は枚岡車庫に近く、運転士の交代が行われる。
170号線旧道は片側1車線ずつあるが、道幅が狭く、大型車では運転に苦労しているようだ。さらに起終点の瓢箪山駅前・四条畷とも手狭で、折り返しにも一苦労。

四条畷からは清滝団地・四條畷電通大方面への路線系統(稲田営業所)も発着している。
また、京阪バス(大和田・寝屋川方面 / 四條畷市コミュニティバスで田原地区)に乗り継ぐことも可能だ。
京阪バスはかつてここから交野・枚方への路線も運行していた。

四條畷市内はどちらかといえば京阪バス(門真・交野営業所)の存在感が大きいが、狭隘区間も多いゆえ中型車での運用が多い。

ちなみにJR四条畷駅の所在地は大東市である。四條畷市役所へは、四条畷駅よりも一つ木津寄りの忍ヶ丘駅からのほうが便利だ(京阪バスも市役所前を通る)。


先日、京阪バスの吹田八尾線【52】号経路についての記事を投稿した。
http://katanogawara.blog.jp/archives/15581227.html

吹田八尾線は国鉄・阪急・近鉄・京阪の4社で運行され、上の記事では主に京阪バスと阪急バスについてコメントしたが、ここでは近鉄バスの動き(主に1980年代以降)についてレポートを書く。

1984年に京阪・阪急は八戸ノ里駅前~国鉄八尾駅前間を廃止、八尾直通は近鉄バス単独となる。
一方、近鉄バスは吹田市への乗り入れが廃止、国鉄(JR)千里丘駅以南の運転となった。
1980年代初めまでは国鉄吹田のほか地下鉄守口発着便も存在した。

近鉄バスは東大阪・八尾市内のほか、茨木・摂津市にも路線を有しており、摂津市内の沿線に鳥飼営業所もあるが、吹田八尾線については八尾営業所が担当していたようだ。

1987年の国鉄→JR移行に合わせ、国鉄バス<国鉄吹田~松下厨房器前>は撤退、<JR吹田~門真市駅>(京阪・阪急)に代替された。

近鉄バスは1987年当時、【90】<JR千里丘~JR八尾駅前>と【96】<鴻池新田駅~JR八尾駅前>が運行されていた。しかし、1993年には阪急バスの門真市以南を休止、1996年12月に近鉄バスの運行が廃止される。京阪バス【52】号も1996年12月に吹田乗り入れから後退、JR千里丘発着に変更され、翌年1997年の大阪モノレール開業時には吹田八尾線の路線バスは跡形もなく完全に撤退する。

近鉄バスの吹田八尾線撤退により、鳥飼営業所管内(茨木・摂津・吹田市)と近鉄バスの他路線(東大阪・八尾市ほか)が分離されることになる。

また、布施駅からエキスポランドまでの直通バス(臨時)も運転されていたが、こちらもやはり廃止される。
なお、エキスポランドを改めエキスポシティへは、JR茨木から阪急バスと近鉄バスの共同運行で2015年に乗り入れが復活する。



来月4月1日より運行取り止めとなる近鉄バス路線系統の一つ、【33】番・<南茨木駅~野々宮>。

運行経路は、

阪急南茨木駅前~沢良宜東町~真砂二丁目~北摂つばさ高校前~玉島小学校前~野々宮

で、2012年に設定された新しい路線だ。

しかし、運転士不足などを理由に、大幅な路線縮小を打ち出し、利用状況が堅調だと思われていた老舗の阪奈生駒線(梅田~稲田車庫・住道)さえもバッサリ切る凄まじさで、この新しい野々宮線【33】番もリストラの対象となる。

【33】番は2016年10月より土曜のみ1本だけの運行となり、これも今月限りで取り止めとなる。

この路線が設定されたとき、近い将来、サントリー工場跡地に立命館大学茨木キャンパス開校を見込んで京阪バス寝屋川茨木線【12】号経路を一部経路変更し、近鉄バス野々宮線と同じ経路で南茨木駅へ乗り入れしたらどうか、と思っていた。京阪バスの南茨木駅乗り入れは立命館キャンパス開校(2015年)と同時に実現、枚方市駅からJR茨木東口経由(【8】【9】号経路)で運行されることになった。ただし、近鉄バスとのりばは離れており、近鉄バスが阪急電車東側なのに対して、京阪バスは西側から発着する。

北摂つばさ高校~真砂~沢良宜東町方面のバスの今後は、京阪バス寝屋川茨木線の路線再編などを期待したいところだ。





近鉄バスと奈良交通の共同で竹内街道周遊バスが今月と来月の19日に運行される。
https://www.kintetsu-bus.co.jp/news/detail.php?no=20170214095436

羽曳野市の古市駅と葛城市・尺土駅を竹内街道(国道166号線)経由で結び、大阪・奈良府県境を跨ぐ路線ということで、面白そうだ。1日6往復の運転。

イベント日限定の臨時バスではあるが、近鉄バス一般路線の奈良県乗り入れは久しぶりのことだろう(信貴生駒スカイライン系統は奈良県に跨っているが)。かつての河内国分駅前~王寺系統を彷彿とさせるものがある。

国道166号線は羽曳野市から桜井・大宇陀・東吉野・高見峠経由松阪市を結ぶ国道だが、竹内街道と呼ばれる羽曳野市~大和高田市間は狭隘区間も多く、旧街道の面影を色濃く残していて、一つの「酷道」でもある。




近鉄バスの気になる過去路線について一つレポートする。

枚岡線【60】【61】番。

上本町六丁目と東大阪市(旧・枚岡市)枚岡・石切地区を、近鉄奈良線に並行する形で以下の経路で運行:

上本町六丁目(バスターミナル)~鶴橋~新深江~長栄寺(布施営業所前)~新家~菱江~花園ラグビー場前~枚岡~新石切駅前~石切神社前(【61】番は枚岡止め)


戦前に布施駅~枚岡間にて開設され、近鉄バス(近畿日本鉄道自動車部)の歴史を語る上で重要な路線系統だ。戦後、大阪市内への乗り入れが実現し、上本町六丁目、さらに本町四丁目へ延長。1984年に上本町バスセンターができてからは、そこを起終点とする。上本町バスセンターは現在、大阪空港行きリムジンバス乗り場となっている。

石切神社に参拝する利用客も多く、正月には増便も行われるほどの盛況だったそうだ。花園ラグビー場への利用客も多かったことだろう。1960年代には2階建てバス「ビスタコーチ」も導入され(→近鉄特急「ビスタカー」のバス版)、さらにノンステップバスも活躍するなど、先進的サービスが導入された路線でもある。

しかし、道路渋滞や近鉄奈良線と完全並行していることなどの事情により利用客が減少。ただし、近鉄奈良線と少し離れて並行するけいはんな線(旧・東大阪線)新石切界隈から布施・上本町方面へは便利だっただろう。1990年代前半にはえげつないほどの大幅減便を実施、1997年に休止、2000年に廃止になった。

枚岡線廃止から6年後の2006年、石切線【70】系統・<新石切駅前~石切駅前>が新設される。かつての枚岡線の末端区間を復活させたような形だが、狭隘路を通るため小型車で運用。短距離ではあるものの急な坂道があり、なおかつ住宅地も多いことから旅客需要はあって、毎時2~3本程度運行されてきた。しかし、運転士不足を理由に2016年6月1日より土曜日のみ1往復のみの免許維持路線となった。


大阪府茨木市の地名には興味深いものがある。

まず、県名そのものである地名が複数存在すること。
それは、

奈良、福井

だ。「奈良」は、大阪中央環状線・近畿道沿いにあって、南茨木駅に近いところだ。中央環状線に「奈良」という交差点があり、道路情報の電光表示でも「奈良」の文字を見ることも珍しくなく、知らない人は本家・奈良県のことと間違いやすいだろう。さらに、かつて近鉄バスに「奈良」バス停があって、私もバイクでそのバス停前を通ってふと「あれっ?」とびっくりしたことがある。バス停標識の写真だけを見れば、「なんや、近鉄バスが奈良市を通っているのは当たり前やんか」、と思うだろう(近鉄バスの奈良市内乗り入れは1998年に廃止された)。

「奈良」の地名の由来は、奈良春日大社にあるようだ。
http://blog.livedoor.jp/ahisats3/archives/51625887.html


「福井」は国道171号(西国街道)の北側、北摂山系の麓にある。JR茨木からの阪急バス忍頂寺・余野(豊能町)方面行きが通っているところだ。道なりに「福井」バス停もある。大阪府立「福井高校」があって、地元茨木市周辺以外の人なら、「えっ?大阪に福井高校?」とびっくりするだろう。ちなみに福井高校は京都府亀岡市にある「茨木台」からの越境通学も認められているという。しかし、亀岡市民にとって「福井高校」といえば、普通真北にある福井県のことだと思うのではないだろうか?

茨木市・福井の地名の由来は、西福井の新屋坐天照御魂神社(にいやにますあまてるみたまじんじゃ)=福井神社にある。すなわち、福井神(さくいのかあみ)=井水の神(幸福と反映の井戸水の神)が祀られており、これが福井県の由来にもなっているのではないか、ということ。この件についての面白い解説の記事があるので紹介する:
http://ruri87.blog18.fc2.com/blog-entry-1476.html



大阪と福井県西部・若狭地方を結ぶ昼間高速バス「わかさライナー」。

わかさライナーは2003年9月より運行開始する。
2003年といえば、若狭路の交通が大きく変わった年だった。JR小浜線の電化と同時に、舞鶴若狭自動車道の小浜以西が開通。JR小浜線は電化後も特急列車は臨時を除いて運転されることはなく、列車本数も少なくて相変わらず不便だ。やはり延伸する高速道路には叶わないということだろう。

「わかさライナー」は舞鶴若狭道を経由し、近鉄バスと福井鉄道との共同運行の体制がとられた。運行経路は、

なんば(OCAT)-大阪駅前(地下鉄東梅田駅)-大阪国際空港(伊丹空港)-(中国道、舞鶴若狭道)-和田駅前-道の駅・シーサイド高浜-本郷駅前-小浜駅前-道の駅・若狭おばま

で、所要時間約3時間30分程度。近鉄バスの若狭地方への進出は意外だった。当初はあべの橋バスステーション(JR天王寺駅)に乗り入れていたが、のちに廃止される。一方、伊丹空港への乗り入れは2008年に開始。最盛期には1日5往復以上あったが、2013年には4往復に減便され、さらに2016年6月より、近鉄バスが撤退、福井鉄道の単独運行となり、1日2往復に減便される。

福井県若狭地方は事実上関西文化圏にあり、関西電力の原子力発電所が林立しているが、行政関係は名古屋を中心とする中部地方の管轄下で、三重県伊賀地方と同様の立場だ(名鉄グループの福井鉄道バスが若狭地方をもカバーしているのは少し違和感がある)。かつて、名古屋から米原・敦賀経由小浜線に直通する気動車急行「大社」「エメラルド」が運転されていた。

P8280023

P8280024


2016年8月に訪問しました。
バリアフリー化のため、のりばは変わりましたが、阪急・近鉄・京阪3社のバスが賑やかに行き交う光景は変わっていません。

JR茨木駅前の商業施設を何とかして欲しいですね。イズミヤがあるが、建物の老朽化が目立つのが気になります(南へ歩いてイオンモール茨木はあるが)。


P1180038

京都駅から嵐山・嵯峨野を結ぶバスは複数あるが、道路渋滞に巻き込まれやすいため、JR嵯峨野線を利用するほうが圧倒的に早い。来春のJRダイヤ改正では、京都-嵯峨嵐山間の列車を毎時1本増発する予定だ。

京都駅と嵐山を結ぶ市バスに【28】系統がある。
運行経路は、

京都駅~(堀川通)~四条堀川~四条大宮~西大路四条(阪急・嵐電西院駅)~日新電機前~松尾橋~松尾大社前~阪急嵐山駅前~(渡月橋)~嵐山~嵯峨小学校前~大覚寺

であり、四条通を西へ直進し、桂川を渡って西京区の松尾地区・阪急嵐山を経て、もう一度桂川を渡り(渡月橋)嵯峨野を目指す。洛西営業所(近鉄バス委託、以前は阪急バス委託だったが、2014年以降全路線を近鉄バスに委託)が担当している。2014年までは松尾橋以遠は均一運賃区間外だったが、嵐山地区が均一区間内に加わったことにより、全区間均一運賃(230円)に変更、青系統番号となった。

京都駅から嵐山までバスに乗ると、行楽シーズンには渋滞のため3時間ほどかかるとか言われているようだ。特に本年秋の紅葉シーズンの頃、嵐山は身動きが取れないほど人・人・人でいっぱいだったと言う。JRに乗れば15分程度で行けるところなのに(かつては単線非電化だったため列車本数が少なく、バスのほうが便利だったが)。

嵐山へは京都バスも烏丸通・丸太町通経由で運行されているが、市バス【28】系統は、京都駅・四条大宮・西院から日新電機など四条通沿いにある工場への通勤利用なども多い。

PC110014


PC110015

東梅田~梅田新道に寄る機会があったので、運行休止(事実上の廃止)予定の近鉄バス停留所の写真を撮ってきました。今週末から土曜日1便のみとなり、来年3月末で運行休止の予定です。


和歌山県田辺市・白浜町を営業エリアとする明光バス。

明光バスは近鉄グループであり、最近は近鉄バス中古車が移籍してそのままの塗装で使用される例が多いが、少し昔の1990年代は京阪バスの中古車が多く転入していた。

京阪バスからの移籍車は1990~92年ごろ、モノコックの日野K-RE121およびK-RC301が大量に移籍してきた。1980年代の香里団地・交野営業所の主力で思い出深い車両だった。1996年に「青春18きっぷ」で紀伊半島一周したとき、紀伊田辺で途中下車して明光バスを見ると、「あれ、これどっかで見たことある車両やんか」と思わず目を疑ったら・・・。その後、スケルトンのP-HT235BAおよび観光兼用Bタイプ(メトロ窓)も加わる。モノコックのRCは1999年までに引退した模様。京阪中古車も残り少なくなった2007年ごろより、本家の近鉄バスから中古車が転入するようになる。

残念ながら明光バスの写真は持ち合わせていないので、よそ様のページより画像を拝借する。

7-01
K-RC301 フロントの視野拡大窓&セーフティウィンドウが京阪中古車の特徴
これより少し古い標準窓のものも移籍していた


mk-ht235
P-HT235BA逆T字窓
このあたりの車両まで京阪バスから転入していた


ここ2年ほど、明光バスの路線大幅縮小の動きが続いているのは気になる。
地方ばかりか都市近郊のバス事業者でも運転手不足で路線縮小・減便を余儀なくされている。
京阪バスがこのところ不祥事続きなのも心配だ。


よく考えたら、東大阪市は「酷道」のまちだ。
縦にR170旧道、横にR308が通っていて、新石切駅付近でクロスする。

R308はあの「暗峠」で知られる。
R308の指定区間は大阪市(心斎橋)~奈良市間で、大阪・奈良の2大都市を結ぶ国道だが、途中の阪奈国境は都市間国道とは信じられない「酷道」となっている。大阪市内(深江橋)から東大阪市石切までは、阪神高速東大阪線の側道であり、立派な都市国道だが、石切から生駒山を越える区間は狭隘な登山道のような状態だ。特に大阪側は勾配が非常にきつく、運転に自信のない人は避けるほうが無難。暗峠は昔ながらの峠道の面影が色濃く残っている。奈良県に入ってからも、奈良市宝来まで狭隘な酷道が続く。阪奈都市間を普通にドライブするのなら、阪神高速東大阪線&第二阪奈、または阪奈道路+府道8号など通行することになる。

それにしても、R308の指定区間は短くてちょっともったいないような気がする。私個人的に、奈良市から先、京都府木津川市加茂町および和束町を経て、滋賀県甲賀市信楽、また湖南市・竜王・東近江などの県道を昇格して彦根あたりまで(さらにR365と重複して福井県に入り、鯖江・福井市内の旧・北陸道を経てあわら市のR305まで)指定区間を延長したら面白いかと思う。

縦方向に伸びるR170の指定区間は高槻市-泉佐野市間で、「大阪外環状線」と呼ばれている。寝屋川市以南では外環状線とは別にR170の旧道が並行しており、旧道も国道指定が残ったままだ。すなわちR170は新道=「外環状線」と旧道の2本が共存するわけだ。外環状線が片側2車線の立派な国道なのとは対照的に、R170旧道には、行き違いの困難な狭隘区間もあり、ここ東大阪市においては瓢箪山駅前の商店街も国道に指定されているのだ。商店街アーケード内は深夜時間帯以外は自転車・歩行者専用道となる。瓢箪山駅前からR170旧道を走行して四条畷までの近鉄バスが運行されている。

なお、R170は1982年までは高槻市-河内長野-紀見峠-橋本市間が指定区間だったが、河内長野-橋本間はR371に降格され、現在のルートとなった。ちなみにR371は紀伊半島縦断の3大酷道の1つとして有名で、分断区間を2ヶ所抱えている。



京阪バス枚方茨木線に乗ると、鮎川~阪急茨木間にも近鉄バスのバス停標が立っているのを見たことがあるが、どんな路線が通っているんだろうかと、ふと気になって調べてみた。

それは、

【80】(循環) 阪急茨木市駅→茨木寺田町→鮎川→鮎川北→柳川住宅前→富田西之町→昭和台→総持寺団地前→東中学校前→阪急茨木北口→阪急茨木市駅

だが、2008年12月より運行休止となっているようだ。阪急茨木~鮎川間は京阪バスと同じ経路を通っていたことになる。京阪バス枚方茨木線の運賃は、JR・阪急茨木~鮎川間の運賃は近鉄・阪急バスに合わせて220円、この先枚方方面は京阪バス単独区間なので1区230円となっている。

この【80】系統だが、高槻市内にも少し乗り入れていた。

【80】系統の近接関係にある路線として、【70】【72】花園東和苑系統がある。


<参考ページ>
ぼんやり停 バス停めぐり
http://boyatto.webcrow.jp/bus/stp-kin/80-1_ayukawa.html


今年8月に近鉄バス梅田乗り入れ(阪奈生駒線)が大幅減便となったばかりだが、来月12月17日より土曜日のみ1便となる。さらに来月3月限りでそれも休止(事実上廃止)となって、大阪駅・梅田へ乗り入れる近鉄バス一般路線は消えることになる。

近鉄バス 梅田 時刻表(2016年12月17日より)
http://www.kintetsu-bus.co.jp/search/pdf/54_1479114049.pdf

阪奈生駒線は少し前までは本数が多く、大阪市内に乗り入れる民営バスとしては旺盛なほうだった。また、梅田から生駒山上や近鉄奈良まで行く長距離の便もあった。しかし、地下鉄長堀鶴見緑地線およびJR東西線開通後、度重なる路線短縮、そしてここ10年ほど急激な本数削減が続くなど、凋落が著しい。ほぼ同じ区間を大阪市営バス【36】系統が通っているが、市営バスのほうは地下鉄と共通割引などがあるのに近鉄バスでは使えないことが、利用客離れにつながって致命的だったようだ。さらに、近鉄バス「梅田」のりばは、地下鉄谷町線東梅田駅のところにあり、大阪駅前から離れていることも痛かったようだ。

<関連記事>
近鉄バス梅田乗り入れは事実上廃止
http://katanogawara.blog.jp/archives/5869230.html


京都市伏見区最南端の向島ニュータウン付近のバス事情について。
伏見区向島は宇治川の左岸(南側)にあたる。かつては大きな巨椋池(おぐらいけ)のあったところだが、昭和初期に干拓事業が進められ、現在は近郊農地が一面に広がる。近鉄京都線の前身・奈良電気鉄道が開通したのも、干拓事業の始まった昭和初期と比較的新しい。それまで、京都と奈良を結ぶ鉄道は、東よりへ迂回する国鉄奈良線しかなかった。

向島ニュータウンの街開きは1979年ごろであり、これに合わせて近鉄向島駅が開業する。ニュータウン内には近鉄グループのスーパー・「近商ストア」があり、バス路線は近鉄バスで、京都市バスの参入を許さず、近鉄グループの縄張りで囲い込まれる。かつて、向島NT内には、京都駅と奈良を結ぶ長距離バス(近鉄・奈良交・京阪)も乗り入れていたが、1998年までに全廃される(京阪・奈良交は1996年に廃止、1998年には近鉄バス奈良営業所も閉鎖)。向島をはじめ京都地区の路線を管轄する近鉄バス京都営業所は、以前伏見区竹田(地下鉄くいな橋駅付近)にあったが、向島に移転する。現在、向島からの近鉄バスは、ニュータウン内循環路線と<向島駅~竹田駅東口>(国道24号経由)のみで、運用車両も中型車がほとんど、往時に比べて寂しいものとなっている。かつて近鉄バスは、大阪・奈良・京都3府県で路線網が広範囲でつながっていたが、奈良県からはほぼ完全撤退、京都地区(向島)も大幅に縮小され、向島界隈の路線のみが細々と残る離れ孤島状態だ。

近鉄バスは現在、京都市バス洛西営業所の運用を委託しており、向島NTのノウハウを生かして同じ京都市内のニュータウン輸送を担っている。

向島の近く、宇治市大川原に奈良交通の京都営業所がある。奈良交通京都営業所は主に京田辺市南部および加茂駅~和束方面の路線を担当しているが、向島駅から大川原(営業所前)までの免許維持路線(毎月第二日曜日1本だけ)もある。かつては、車両送り込み目的で大川原から新田辺駅までの系統(国道24号・山城大橋経由)もあったようだが、廃止された。

近鉄バス・奈良交通のほか、京都京阪バス(旧・京阪宇治交通→京阪宇治バス)も乗り入れている。少し前まで近鉄向島から宇治市中心部(JR・京阪宇治など)へのバスが運転されていたが、現在【10】【10A】【10B】号系統・<近鉄向島~徳州会病院~近鉄小倉>が毎時1本発着するのみとなっている。イオンモール久御山、もしくは中書島・西大手筋への路線バスが欲しいところだ。例えば、

まちの駅イオンモール久御山~<府道81号>~近鉄小倉~徳州会病院~大川原~京都文教前~近鉄向島~観月橋~京阪中書島~中書島~西大手筋


なんかはどうだろうか?

<参考記事>
近鉄京都線向島駅の誕生
http://www.asahi-net.or.jp/~uk9o-tkzw/hsmukai.html

God Deer in Kasuga 向島線(→向島に乗り入れる奈良交通・近鉄バスの写真があります!)
http://www.geocities.jp/shinroku572/nako/rosen-kyoto-mukaizima.html




DSC_0013

京都市伏見区の「桃山」バス停(御香宮前)です。
京都市バスと近鉄バスが停車します。市バスは【南8】系統・<竹田駅東口~中書島>、近鉄バスは<竹田駅東口~向島駅>がそれぞれ発着します。
近鉄バスのバス停標識は昔と変わっておらず、京阪バス・奈良交通とともに奈良への路線が行き交っていた頃を思い出しました。

御香宮は名水で知られており、伏見の銘酒には御香宮の水が使われています。


来年4月1日より、近鉄バスの以下路線を取り止めると公式発表された。

上小阪線(布施駅前~樟蔭東前・金物団地前)
吉田住道線(JR住道~吉田駅前)
石切線(新石切駅前~石切駅前)
茨木線(阪急南茨木駅前~野々宮)
茨木線(阪急茨木東口~柱本~)
茨木線(JR千里丘~阪急茨木市駅)
茨木線(阪急茨木市駅~三島丘住宅前)
久宝寺線(JR久宝寺駅~八尾南駅前)
羽曳野線(高鷲駅前~伊賀2丁目~高鷲駅前)


上記路線系統のうち、大半は既に大幅減便もしくは休止されているが、来年4月には免許を手放して廃止するということだろう。近鉄バス一般路線でえげつないリストラが続いているが、運転士不足が一つの理由のようだ。梅田に乗り入れる阪奈生駒線でさえ、急激に本数が減らされ、今年12月から土曜日1本のみの運行になるという始末(大阪市営バス【36】系統とほぼ重複して競合していることもあるが)。

一般路線ばかりではない。高速バスでも八尾京都特急線が減便&値上げが決まったり、京都・大阪・神戸~宮崎・鹿児島線が運行休止となっている。


京阪バス寝屋川茨木線が開設してから来年で10年を迎える。

京阪間の淀川対岸都市を結ぶ路線バスは、枚方高槻線および枚方茨木線が代表的で、本数が多くて便利だ。ほかに、守口~吹田、淀~大山崎なども古くから運行されているが、枚方高槻・茨木線ほど本数は多くなく、特に京都側の淀~大山崎系統については朝と夕方のみの運転で、あまり便利とは言えない(ほかに吹田八尾線や守口~エキスポランド直行バスもあった。一方、2013年12月より淀長岡京線の運行が始まる)。

淀川対岸都市間を結ぶ路線バスの新設・充実はかねてから望まれてきた。その一つに寝屋川~茨木方面系統が挙げられよう。これが実現する前は、京阪バス【27】号経路・<寝屋川市駅(東口)~緑町~太間口>(廃止)を淀川新橋から先へ延伸して茨木まで行くことはできないものか、という案が出たように記憶している。対岸の茨木・摂津市側は阪急・近鉄バスが通っており、近鉄バスに至っては萱島から東大阪・八尾方面への路線もあるので、2社もしくは3社共同の運行も可能ではないかという案もあった。

2007年9月、従来の【11】号経路<寝屋川市駅(西口)~摂南大学~太間公園>を延長する形で、【12】号経路<寝屋川市駅~JR茨木東口>が運行開始する。運行経路の詳細は、

寝屋川市駅(西口)~寝屋川車庫~菅原神社前~摂南大学~<淀川新橋>~上鳥飼北~流通センター前~目垣~新堂~学園南町~中津町~阪急茨木東口~JR茨木東口

であるが、茨木市中心部における運行経路は何度か変更されている。JR茨木東口のおりばが駅から少し離れたところに移設され、やや不便となっている(枚方市駅からの【8】【9】南茨木駅行きも同様)。

2007年の設定当初は毎時1本の運転で寝屋川営業所が全便担当していた。
阪急・JR京都線沿線から摂南大学へ便利になったこともあり、増便と運転時間帯拡大が望まれていた。実際、摂南大学学生の利用者も思いのほか多いようだ。
そこで、2013年3月改正では、毎時2本の運転に増発されるとともに、平日ダイヤでは大型車の運用が必要となったことから大部分の便は高槻営業所が担当することになった。土曜・休日ダイヤでは従来どおり全便寝屋川営業所が担当している。

高槻営業所が寝屋川茨木線を受け持つことにより、同営業所運用の寝屋川市への進出を果たし、中型車の多い寝屋川市駅西口界隈でも、平日は大型車を終日見ることができるようになる(ほかに香里園から仁和寺行きの交野【22】号も大型車で運用される)。また、間合いで【11】号経路および[直通]寝屋川市駅~摂南大学の一部便も高槻営業所が担当している。なお、【11】号経路など摂南大学界隈路線系統は、交野営業所が担当していた時期もある。

寝屋川茨木線の将来展望だが、立命館大学茨木キャンパスが開校したので、南茨木駅への乗り入れが待たれるところだろう。あと、近鉄バスの南茨木駅~野々宮系統が大幅減便(土曜日のみ1本だけ!)されたばかりだが、京阪バス寝屋川茨木線の一部便を野々宮経由にするのはどうだろうか?


20071007102

2007年運行開始当初の【12】号経路 JR茨木東口にて
現在、JR東口ロータリーが再整備され、バスのりばも変わったが・・・

南海の高速バスは面白い路線が多い。

和歌山・和泉中央・堺・なんば~東京
神戸・なんば・京都~立川・昭島・玉川上水
大阪(なんば、大阪駅前)~秋葉原・成田空港・銚子
堺・大阪(なんば、大阪駅前)・京都~小田原・藤沢・鎌倉
神戸・大阪(なんば、大阪駅前)・京都~長野・湯田中
堺・大阪(なんば、大阪駅前)・京都~柏崎・長岡・三条
大阪(なんば・梅田)~鳴門・徳島
大阪(なんば、大阪駅前)~高松

が運行されている。近鉄や阪急の高速に比べて地味だが、和歌山・和泉中央・堺・なんばなど南海・阪和沿線各地から、鎌倉・立川・銚子といった関東の中小都市を結ぶ個性的な路線系統が多い。さらに、大阪・京都間は名神経由の阪急・近鉄とは異なり、第二京阪を経由して高速京田辺に停車する(長野・湯田中系統を除く)のも面白い。

第二京阪を経由する高速バスは、このほか

なんば~交野・河内磐船~高速京田辺~京都駅八条口(京阪バス直Q京都号)
八尾~京都(近鉄バス)
東大阪~高速京田辺~京都(大阪バス)
京都~高速京田辺~みなべ・田辺・白浜(明光バス)

なども挙げられる。近鉄バスグループは基本的に名神経由だが、八尾京都線および京都白浜線は第二京阪を通る。和歌山県の明光バスは南海グループではなく近鉄の系列だ。以前、近鉄バスも京都白浜線の運用を担当していた。一方、京阪の直Q京都号は「高速バス」ではなく、一般路線としての扱いになっているようだ(京阪交野市駅~河内磐船駅間のみの乗車も他の一般路線と同じ運賃で可能)。


明日8月11日より、近鉄バス一般路線の梅田乗り入れ系統(阪奈生駒線・梅田~稲田車庫前)が削減される。
明日からの時刻表は、
http://www.kintetsu-bus.co.jp/search/pdf/54_1468567319.pdf

本日までは30分間隔だったのが、明日からは60分間隔に半減される。さらに、4ヵ月後の12月17日からは土曜日1便のみの運行になるという。

今年に入って、近鉄バス一般路線において、えげつないほどの極端な減便が目立つ。新石切~石切駅前、南茨木駅~野々宮系統につづき、梅田~稲田車庫(・住道)・・・。

長年にわたって大幅路線縮小の続く近鉄バスだが、その動きの中にあって梅田発着の阪奈生駒線は比較的堅調だった。過去には生駒山上や近鉄奈良駅までの長距離路線もあったが、JR住道(大東市)までに短縮される。そして、2011年ごろより阪奈生駒線にも大鉈を振るうようになる。生駒山・奈良はおろかJR住道への直通系統さえ土曜のみの1便に減らされ、15分間隔の運行本数も、ここ数年の間で20分、そして30分間隔に大幅後退し、今年の12月からは土曜のみの1便になるという。

堅調と思われていた阪奈生駒線がなぜここまで急激にリストラされるのか?
その一つには、大阪市営バス【36】系統・<大阪駅前~地下鉄門真南>とほぼ同じ経路であるにもかかわらず、大阪市営地下鉄・バス各種乗車券が近鉄バスで利用できないゆえ、乗客がは市営バスに集中、近鉄バスは閑古鳥が鳴くといった状況だという。住道直通の大幅減便もショックだったが、地下鉄長堀鶴見緑地線およびJR東西線開通の影響も決して小さくないだろう(北新地から住道まで電車1本で行ける)。

近鉄バスの梅田乗り入れは、近鉄(旧・大阪電気軌道)四条畷線計画の名残だと言われている。石切から四条畷・森ノ宮・梅田への鉄道線を敷設するというもので、大正~昭和初期に具体化と着工までは進んだが、JR片町線(学研都市線)電化実現により、鉄道敷設の意味が乏しくなり、宙に浮いた。以降、完成した路盤を利用して路線バスが運行されるようになった。なお、この構想に近い鉄道路線が、後年地下鉄中央線~近鉄けいはんな線で実現している。

P8200031


P8200033


P8200035


PA020013


P8200034



DSC_0064


京阪バスと近鉄バスの発着する四条畷駅の写真を何枚かアップしてみました。
【32】巣本経由寝屋川市駅行きは廃止されてしまったし、【33】砂経由・寝屋川市駅行きも1往復だけの免許維持路線になってしまいました。枚方市駅まで直通する【43】号経路も発着していました。
近鉄バスは瓢箪山行きと清滝団地行きが発着しています。

ちなみに、JR四条畷駅の所在地は大東市です。

P5100001

去年3月、茨木市のサントリー工場跡地(岩倉)に立命館大学の新キャンパス開校に合わせ、JR茨木東口~南茨木駅を結ぶ道路が整備併用され、京阪バスが南茨木駅に乗り入れるようになる。南茨木駅には近鉄バスも乗り入れているが、近鉄バスは阪急電車の東側(近畿道守口寄り)なのに対して、京阪バスは西側(同吹田寄り)からの発着となるので、注意が必要だ。
南茨木駅に乗り入れているのは、基本的に【9】号・<枚方市駅~JR茨木東口~南茨木駅>で、毎時2本が確保されている。その1ヵ月後には、高速バス枚方徳島線が南茨木駅に停車するようになるが、残念ながら今年3月いっぱいで徳島線は廃止されてしまった。

また、南茨木駅に乗り入れている近鉄バス(野々宮)も、来月1日からダイヤ改正が実施され、大幅減便となる予定だ。そればかりか、8月末時点で利用者数が現状以下なら、10月からは「土曜日1往復」のみとなる予定だという。
http://www.city.ibaraki.osaka.jp/kikou/kensetsu/dorokotsu/menu/news/1463543320267.html

以前から思っているが、近鉄バスの南茨木~野々宮系統は、京阪バス寝屋川茨木線の路線を再編の上で代替出来ないのだろうか?

来月、近鉄バスの一部路線でダイヤ改正が実施される。
今度のダイヤ改正では、毎時2~3本の運行本数を確保していても「土曜・休日のみ1本だけ」だけに激減する系統もあって、ショッキングなものだ。八尾京都特急線でも平日の運行を取り止めるという。運転士不足などが理由らしい。


【平成28年6月1日】
吉田住道線、石切線、久宝寺(南系統)
ダイヤ改正及び金剛団地線(津々山台系統)の廃止のお知らせ

http://www.kintetsu-bus.co.jp/news/detail.php?no=20160426141550


【平成28年6月1日~】
八尾・京都特急線
(JR久宝寺駅・近鉄八尾駅前~京都駅八条口)
ダイヤ改正のお知らせ

http://www.kintetsu-bus.co.jp/news/detail.php?no=20160428182736


かねがね思っているが、近鉄バスは高速・長距離バスには気合いが入っているが、一般路線バスについてはあまり積極 的とは言えない。近鉄バスの一般路線は、主に大阪府下の近鉄沿線、すなわち中河内~南河内地域を営業エリアに持っているが、これとは別の飛び地的に阪急京都線沿 線の茨木・摂津市、京都向島ニュータウンの路線も持っている(このほか、京都市バス洛西営業所の運用も委託)。かつては奈良方面への路線も持っていたが、利用客減少で奈良県からはほぼ撤退している。利用状況が堅調と思われる梅田線(阪奈国道線)でさえ、近年信じられないほどの本数減と路線短縮が相次ぐ。

私個人的に、近鉄バス一般路線の半分以上は京阪バスグループに譲渡したほうがよいのではないか、と思う。
特に、

1)四條畷市内(四条畷~清滝団地)

2)萱島~住道(~荒本)

3)茨木・摂津市内(南部)

4)向島ニュータウン内


のエリアは、京阪バスグループの管轄が最適だと思われる。

1)四條畷市内の清滝団地系統については、主に朝と夕方のみの運行(平日は昼間も毎時1本)となっている。京阪バス門真営業所が運用担当している「四條畷市コミュニティバス」に移管するのが合理的だろう。あるいは、[23]号経路<京阪大和田駅~清滝団地>の一部を四条畷駅乗り入れにしてもよさそうだ。四條畷市内はイオンモール四條畷の開業も手伝って、京阪バスのシェアが高くなっている。

2)萱島~住道~八尾の長距離路線は所要時間はかかるが、京阪沿線から東大阪・八尾方面への直通需要があってそれなりの本数が確保されている。私個人的にも、京阪沿線から府立中央図書館(東大阪市・荒本駅前)への足としても利用価値があると思っている(鉄道だけだと、京阪・大阪市交・近鉄の3社間にまたがり、運賃は割高)。せっかくなので、寝屋川市駅に乗り入れることはできないものか、とも思う。
そこで、京阪バス[14]号経路<寝屋川市駅~京阪大和田駅>を路線再編の上、少なくとも住道まで延長運転するのはどうだろうか? 住道に京阪百貨店があるのに、京阪バスが乗り入れていないのはむしろ不思議だ。

3)茨木・摂津市(鳥飼営業所管内)のJR京都線より東側は、京阪バス・寝屋川茨木線[12]号経路の一部を経路変更するなどして、南茨木駅に乗り入れることは可能だろう。JR京都線の西側、エキスポランドや阪大病院方面については、阪急バスに吸収されるか? 
ただ、茨木方面の近鉄バスは、近鉄電車の沿線から離れていながら、利用状況は全体的に堅調なようなので、ここは近鉄バスとしても死守したいエリアだろう。それでも、京阪バス・寝屋川茨木線のダイヤ・路線系統の見直しの余地はあるだろう。

4)京都市最南端の向島ニュータウン内を管轄する近鉄バス京都営業所は、かつては京都駅や桃山城、大久保、奈良までの広範囲をカバーしていた。現在は近鉄向島駅を拠点に向島NT内を細々と運行するのみとなる。向島駅は向島NTの入居開始に合わせて1979年に開業した比較的新しい駅で、団地内には近鉄グループのスーパー・「近商ストア」があり、近鉄グループの縄張りで囲い込まれているようだ。その関係からか、向島の近く、宇治市大川原に奈良交通京都営業所(主に京田辺市南部と加茂~和束方面の路線を管轄)もあり、向島駅から奈良交通バスの免許維持路線も発着する。
仮に近鉄バスが向島NT内路線から撤退するなら、京都京阪バスもしくは奈良交通への譲渡が現実的に考えられそうだ。向島駅には京都京阪バス(旧・京阪宇治交通→京阪宇治バス)も乗り入れており、かつては京阪宇治方面へのバスも発着していたが、現在近鉄小倉・徳州会病院への小型バスが毎時1本あるのみだ。
ほかに、近年向島駅から竹田駅までの近鉄バス一般路線(国道24号経由)が新設されたが、本数は少なくあまり使い勝手は良くなさそうだ。これを中書島・西大手筋経由にすれば、伏見区の中心部・大手筋商店街への買い物も便利になるだろう。




↑このページのトップヘ