カテゴリ: 近江鉄道グループ / 帝産湖南交通 / 滋賀交通 / 信楽高原鉄道


そごう神戸店と西武高槻が阪急百貨店に生まれ変わった矢先、そごう・西武が2021年2月までにさらなる店舗網大幅リストラ計画を発表しました。

その中には、大津西武、西神そごう、徳島そごうなどが入っています。これにより、関西からはそごう・西武が消滅することになります。

西武大津の閉店後、滋賀県県庁所在地である大津市からは百貨店が消えることになり、近鉄百貨店草津店が県内唯一の百貨店ということに・・・。県内の百貨店が近鉄百貨店だけという点では、奈良・和歌山・三重と同じになりますね。滋賀県は西武発祥の地であるだけに、西武大津は創業者の意地で存続させたかったのかもしれませんが、さすがに郊外や地方の百貨店が軒並み閉鎖される時代の流れには抗しがたいでしょう。

しかし、「百貨店は時代遅れのビジネスモデル」なのかもしれないが、ここまで軒並み閉店リストラに乗り切る百貨店業界は、聞いたことがないと思います。そごうはバブル経済の頃は、奈良や呉、福山、加古川、高松など地方都市に無鉄砲とも思えるほどの出店攻勢だが、バブルがはじけたあと、後発店舗はおろか、大阪心斎橋のような老舗店舗でさえも軒並み大鉈を振るうとは、経営方針の荒っぽさを印象付けますね。

一方で、京阪百貨店や阪神百貨店のように、食料品中心の庶民派路線で健闘しているところもあります。京阪百貨店は百貨店としては後発でありながら、守口の本店はそごう神戸店などを上回る売上高で郊外型では日本一のようです。

そごう・西武、2021年2月までに店舗網大幅縮小(都市商業研究所)
https://toshoken.com/news/16881


琵琶湖大橋を渡って堅田と守山を結ぶ路線バス。近江鉄道と江若交通の共同運行となっています。

近江鉄道バスは、瀬田・草津・守山・近江八幡・八日市など、主に湖東エリア(JR琵琶湖線沿線)をカバーしているが、琵琶湖大橋を渡って湖西エリアに足を伸ばす路線もあります。一方、江若交通は湖西地区(坂本・堅田・志賀・高島方面)をエリアとしています。大津市堅田に乗り入れる近江鉄道バスは異色の存在と言えるかもしれません。

JR堅田駅前から発車したバスは、そのまま国道に入らず、堅田駅口、今堅田2丁目、今道内湖と堅田の旧市街地を巡回したのち、R477に入り、琵琶湖大橋(有料)を渡ります。琵琶湖大橋西詰の「道の駅・琵琶湖大橋米プラザ」へは「匂当内侍前(こうとうないじまえ)」下車が便利です。

琵琶湖大橋を渡ると、守山市に入ります。琵琶湖大橋東詰北側には、守山市最大のショッピングセンター・ピエリ守山があります(「琵琶湖大橋東詰」下車)。近くに佐川美術館などもあり、堅田駅から「免許センター前行き」(江若交通)、守山駅から「佐川美術館行き」(近江鉄道)もあるので、そちらが便利です。

バスは大橋東詰交差点を直進、しばらくR477の指定区間で、「美咲レークニュータウン前」・「みずほ団地口」など、新興住宅地や団地の多い地域となるが、やがてのどかな田園風景に変わります。「浜街道」との交点である洲本町交差点(「洲本」バス停)をそのまま直進し、県道11号線単独区間となります(R477は「浜街道」へ左折)。

「河西口」付近から、再び住宅地やロードサイド店の密集する典型的な郊外風景に変わり、守山市街地に。一部の便は、立命館守山中学・高校および市民ホール前を経由するため、「播磨田町北」交差点を右折します。市民ホールの向かい側(北)には守山市民運動公園・市民球場があります。市民球場の北側には市立守山中学校があるが、近くの立命館守山中学と混同しそうですね。

立命館守山経由を除く便は、「播磨田町南」交差点を「くすの木通り」へ右折、県立総合病院に寄ります。立命館守山経由の経路とここから再び同一経路となるはずです。「すごやか通り」を南東に向かって、守山市民病院前・守山市役所前を通り、「吉身一丁目」交差点を右折すると、終点・守山駅(西口)に到着。JR守山駅前は市の中心から東へ離れています。守山は新快速の停車駅です。

守山市は面積はさほど広くはなく、草津市・栗東市・野洲市のほか、琵琶湖を隔てて大津市に隣接しています。


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近江鉄道の富士重6E、帝産湖南交通のエアロスターKなどが並んでいます。
帝産には「ブルドック」が2005年まで在籍、つい先日のことのように思っていましたが、気がついたらエアロスターKももはや絶滅機種に・・・。まだ現役で稼動しているそうですが、さすがに限界でしょう。
富士重6Eももはや過去のものですね。

 


江若交通に新車の三菱ふそう・エアロスター(2KG-MP38FK)が納車されました。 ナンバーは滋賀230か191。京阪グループ、しかもこれまで日野・いすゞのみだった江若交通に三菱ふそうの新車が始めて投入されたことで、話題を呼んでいます。江若交通には、かなり昔、京阪バスから三菱ふそう車(MAR470)が移籍した例があり、今回の三菱車はそれ以来のことのようです。今後、親会社の京阪バスでも三菱車の納入が復活するんでしょうか?

帝産湖南交通には山陽バスからいすゞ・エルガが移籍しました。形式はPKG-LV234L2、登録ナンバーは滋賀200か1276。従来、三菱ふそうのみでほぼ統一されていた帝産ですが、今回のいすゞ・エルガの移籍にはこれまた驚きました。帝産では10年前、南海バスから日野ブルーリボンとレインボーが移籍した実績があります(今も在籍しているんでしょうか?)。帝産カラーの日野車もなかなかいい感じで、今回転入してきたエルガの帝産カラーにも、特に違和感は覚えません。


近江鉄道バスの路線について一つレポートを書きたいと思います。

私個人的に、近江大橋を渡る<浜大津~イオンモール草津~草津駅西口>は面白いと思いました。運行経路は、

浜大津~京町通り~大津駅~県庁前~商工会議所前~義仲寺(西武大津SS前)~丸の内町~<近江大橋>~ イオンモール草津~新浜~矢橋~南山田~小屋場(草津グリーンスタジアム前)~下笠中央~上笠郵便局前~草津職業安定所~草津駅西口

で、鉄道(JR東海道本線)や国道1号ではやや遠回りとなる大津市街地~草津市間を、近江大橋経由で短絡するような形となっています。西武グループ傘下だけに西武大津SS前を通り、また湖東地域(近江大橋以東)では主にr26を経て、草津駅西口に至ります。草津駅西口にはアルプラザなどがあります。近江大橋が大津市と草津市の境界となっており、大津市街地と草津市は意外に近いことを実感できます(JRや国道1号だと、瀬田川以東もしばらく大津市)。

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草津市矢橋の湖岸道路より近江大橋と大津市街地(なぎさ公園)を俯瞰

運行ダイヤは概ね2時間に1本で本数は多くないが、草津市側では区間便の<イオンモール草津~草津駅西口>が加わり、毎時1~2本の運転となっています。このほか、<イオンモール草津~草津総合病院~南草津駅>系統も運行されています。

「新浜」というバス停ですが、石山駅と南郷・大石を結ぶ京阪バスにもありますね。


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少し見づらい写真ですが、近江鉄道バス・富士重7Eの画像をアップしてみました。

近江鉄道グループといえば富士重(日産ディーゼル)の印象が強く、(バス製造撤退により)全国的に数を軒並み減らしている中、今もそれなりの数が残存していると思います。


この夏休み期間中、滋賀県で「路線バスでビワイチ!」イベントが開催されます。

これに合わせて、お得な「ビワイチ1日乗車券」の以下3コース分が発売されます:

【湖西・湖北コース】堅田駅→米原駅(今津・マキノ・長浜)
【湖東コース】米原駅→野洲駅(彦根・近江八幡)
【湖南コース】野洲駅→堅田駅(草津・大津)

値段は

1日券(1コース用) 大人2,000円 子供1,000円
3日券(3コース用) 大人5,000円 子供2,500円

使い方・注意点は、

○ルートは指定されている(乗り降り自由の切符ではありません)
○各コース(1日)だけの参加も可能
○ルート上のバス停ならどこからでもスタートおよび離脱が可能

それぞれのコースに1日かかり、したがって「ビワイチ」するのに3日間が必要です(1日で一周は無理)。


夏休み限定!「ビワイチ乗車券」でお得に琵琶湖一周路線バスの旅!

近江鉄道バス公式サイト



かつて京阪宇治交通が信楽まで乗り入れていた件について、コメントでご質問をいただいたので、もう少し詳しくレポートを。

京阪宇治交通が信楽まで乗り入れたのは、1963~68年のわずか5年のみでした。

もともと宇治田原町東部の茶屋村まで路線が延びていたが、隣接する信楽町(現・甲賀市)の府県境付近・朝宮地域は宇治田原や和束と並んでお茶の生産が盛んで、宇治田原から信楽への公共交通が望まれていたとのこと。京阪宇治交通として信楽までの乗り入れをめざし、まず1963年には茶屋村から府県境を越えて石倉橋まで延伸。信楽へは石倉橋で国鉄バス近城線乗り換えという形が取られました。そして1965年には待望の信楽まで開通。

しかし、実際に信楽まで通す利用客は少なかったみたいで、わずか3年後の1968年には信楽町から撤退、茶屋村以東が廃止されました。

その後、1990年代末ごろ、宇治田原町東部から京阪宇治交通が撤退、奥山田・茶屋村方面へは町営バスに代替されます。

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茶屋村バス停 京阪宇治交通時代のバス停標識は残っていた(2012年)


【参考資料】
『京阪宇治交通~地域愛をのせて~』 三浦 理司(1993年)


大阪・奈良の2大都市を結ぶ国道308号線。

この国道は、阪奈国境・暗峠付近の急勾配~奈良市三条大路5にかけて、「酷道」で知られます。

R308の指定区間はわずか30km余りでちょっともったいないような気がするので、これを京都・滋賀へ延長できないものか、と考えています。

例えば、

【心斎橋:R25接続】~(現・R308)~【三条大路2】~(R24重複)~【法華寺東】~(奈良・京都r44)~【海住山寺口(木津川市加茂町)】~(R163重複)~(京都・滋賀r5)~(R307・422重複)~【立石橋】~(R307重複)~【隼人川(甲賀市信楽町)】~(滋賀r53)~【三雲駅口】~(滋賀r13)~【下田(湖南市)】~(R477重複)~【山之上南】~(滋賀r13)~【赤阪(東近江市)】~(滋賀r13)~【清水3丁目(東近江八日市)】~(R421重複)~【野々宮町(八日市郵便局前)】~(滋賀r13・すごやか通り)~【甲良町役場前】~【千鳥橋北詰(彦根市):R8接続】

とする。すなわち、大阪・奈良と宇治茶の里・和束町、陶芸の里・信楽や八日市市街地などを一本の国道で結んでしまおうというもの。奈良交通加茂線や和束線(旧・JRバス近城線)もR308を走行することになります。信楽からさらに加茂まで結ぶ計画だった国鉄信楽線(→信楽高原鉄道)の未成線と並行することにもなります。さらに、信楽町内では番号一つ違いのR307(彦根市~枚方市)と重複するこ(信楽~彦根間はR307とは異なるルートで設定、またR307重複区間の半分は酷道422とも重複)、そして湖南市ではかの有名な酷道477(四日市市~池田市)と重複することも面白いでしょう。

接続・並行する鉄道は、

大阪地下鉄長堀鶴見緑地線・御堂筋線・堺筋線・谷町線・今里筋線・中央線
JR大阪環状線・おおさか東線
近鉄けいはんな線・奈良線・生駒線・橿原線
JR関西本線
信楽高原鉄道
JR草津線
近江鉄道本線・八日市線
東海道新幹線
JR東海道本線(琵琶湖線)

であり、2つの「近鉄」と接続していることは興味深いと言えます。

大阪と滋賀を結ぶ3桁国道はR307・308・477の3本となり、滋賀県内ではお互い交差しあうが、大阪府・京都府区間では次の土木管理事務所がそれぞれ管理、全く離れたところを通ることになります:

(大阪府)
R307:枚方土木事務所
R308:大阪市建設局、八尾土木事務所
R477:池田土木事務所

(京都府)
R307:山城北土木事務所
R308:山城南土木事務所
R477:南丹土木事務所、京都市建設局(京北・左京山間部土木事務所)


昨年秋、滋賀県甲賀市のコミュニティバスに南草津土山線が登場しました。

http://www.city.koka.lg.jp/secure/9883/012%20(1).pdf

JR南草津駅西口と甲賀市土山を新名神高速経由で結ぶというもの。基本的に単一市町村内で完結するコミュニティバスが高速道経由で他の市へ越境するという点で、注目すべきと言えます。かつての草津駅と水口・土山方面を結ぶバス(滋賀交通、国鉄バス)の再来とも言えるが、本数は1日3往復のみと少なく、時間帯的に市外からの観光・レジャー等での利用は難しいと思われます(もちろん市内住民利用が優先なのは言うまでもないが)。


国鉄・西日本JRバス近城線。

「近城」とは近江・山城を結ぶという意味で、奈良駅から京都府南山城のお茶どころ、木津・加茂・和束町を経て滋賀県信楽・水口(甲賀市)を結ぶ長距離路線だった。主な機能は関西本線奈良・加茂駅と信楽線(信楽高原鉄道)信楽駅ことであり、大阪南東部および奈良方面から陶都・信楽への交通ルートとしての活路があった。国鉄信楽線は信楽から加茂へ延伸する計画だったという。もし、加茂まで延びていたら、関西本線加茂以東よりも信楽線のほうが先に電化され、大和路快速が信楽・貴生川そして草津まで直通運転していた可能性が大きい。

さて、近城線について、最盛期は奈良から水口まで一本で結ばれていた。水口(水口新町)では草津と亀山を国道1号(旧・東海道)経由で結ぶ亀草線と連絡していた。国鉄末期1985年3月改正の時点では信楽で系統は分断されていたが、それでも奈良と信楽を直通する便は何本か残っていた。その後、府県境を越えて運行する便は減らされ、2002年には西日本JRバス(加茂営業所)が撤退する。加茂~和束町小杉間は奈良交通に継承され現在に至る(当初は京都営業所が担当していたが、近年平城営業所に移管)。なお、近城線の運行経路は、主要地方道5号線<木津信楽線>をそのまま進むものと思っていたが、和束町の清水橋から信楽町朝宮・石倉橋へ抜け(和束町小杉はr5号の道なりに)、R307を東へ向かいつつ、国道からまた外れて信楽駅前へ至るルートだった。和束と並んで朝宮のお茶は全国的に有名。面白いことに、加茂町と信楽町は奈良時代聖武天皇の頃、一時的に都(恭仁京と紫香楽宮)が置かれた地でもあり、近城線はこの2つの旧都を結んでいたことになる。信楽は滋賀県にあって奈良の影響が強い町だと感じられる。

近城線の支線系統として、

加茂~南加茂台~岩船寺~浄瑠璃寺
信楽~江田~多羅尾
石山駅~(国道422号経由)~石倉橋~信楽

などがあった。加茂営業所の車両は平成初期まで大津市・石山駅にも足を伸ばしていた(2002年信楽町→甲賀市コミュニティバスに転換)。石山付近では京阪バス・京阪宇治交通・帝産湖南交通・近江鉄道バスと行き交っていた。また、加茂~岩船寺~浄瑠璃寺系統は奈良交通(エヌシーバス)が引き継いでいる。

<関連サイト>
国鉄バス資料室
http://cortina.hakuba.ne.jp/~tsubame/jnrbus/6kinjo.html

バスでいこ! お茶畑と日本の原風景を訪ねて
http://www.h5.dion.ne.jp/~busiko/kinjyou.htm



滋賀県内の1日平均乗車人員数の第1位は、東海道本線(琵琶湖線)の南草津駅。

南草津駅は草津-瀬田間に1994年9月新設。
もともと、草津市南部の新都心開発構想の一環として計画が進んでいたが、立命館大学びわこ・くさつキャンパスの開校(理工学部など一部が京都市北区の衣笠から移転)に合わせ開業しました。

開業当初、駅前周辺は何もない小さな一つの駅だったが、バスロータリー新設や商業施設が出店して街開きが進み、マンションや住宅も増え続け、学生たちで終日賑わうようになりました。列車本数増発などを目的に新快速の南草津停車の要望も強まり、2011年より新快速停車が実現しています。そして、2014年度には、一日の平均乗降客数は草津駅を上回って、滋賀県内トップに躍り出ます。さらに南草津駅には首都圏と結ぶ高速バスも乗り入れています。

滋賀県の代表駅といえば、県庁所在地に一番近い大津駅だと思われるでしょう。しかし、大津駅前周辺は大きなバスロータリーも持て余すほど寂れています(バスの発着本数もさほど多くありません)。京都市とは目と鼻の先、京都駅まで電車で10分のところゆえ、かえって埋没しがちですね。草津駅はおろか、大津市内の膳所や石山にも負けていると実感します。

滋賀県の商工業の中心地域といえば、草津・栗東・湖南・近江八幡・彦根などの湖東地域でしょう。
滋賀県には日本三大商人の一つ、「売り手よし、買い手よし、世間よし」を基本思想と近江商人を生んだ誇るべき歴史があります。近江商人の流れを受け継いでいる日本企業は数多く、大丸・高島屋・山形屋・西武グループ・ヤンマー・ワコール・西川産業・トヨタ自動車・日本生命・ニチレイなどが有名です。ちなみに、高島屋は湖西の高島市が由来となっています(高島郡出身の商人が創業)。

翻って大津市は、京都・大阪のベッドタウンの色合いが濃いようです。



しばらく滋賀県の話題から外れていたので、滋賀交通(滋賀バス)の路線について一つレポートを作ってみることにした。

滋賀交通といえば観光・貸切バスおよびタクシー事業のほうが有名で、大阪・京都・名古屋・東京などにも営業所がある。ほかにボウリング場や不動産業なども営んでいるようだ。

しかし、一般路線バスについては非常にマイナーだ。

かつて、水口(甲賀市)を拠点としてJR草津線沿線の湖南地域にかなり広大な路線網を有し、浜大津や京都市内、さらに鈴鹿スカイライン経由湯の山温泉(三重県)にも足を伸ばしていたが、現在では草津~石部間(草津伊勢落線)と野洲~湖南市方面(湖南野洲線)と甲賀市・湖南市コミュニティバスに規模が縮小されている。

実は私は滋賀交通のバスについては一度か二度乗ったきりだ。
滋賀交通のバスはかなり遅くまで古ぼけた車両が現役で活躍していて、興味を惹く存在だった。
1990年代初頭まで、1960~70年代の三菱MR520(バス窓・非冷房)がまだまだ多く残っていた(新しい車両も1976年式の路線・観光兼用車MAR470と某公営発注流れのブルドック(MP118)ぐらい。MAR470は湯の山温泉系統用に投入されたようだ)。
同じ草津駅前から発着する近江鉄道や帝産湖南交通の車両に比べ、田舎っぽい塗装デザインで、一昔前にタイムスリップしたかのような印象を受け、「動くバス歴史博物館」のような状態だった。

草津駅前からの滋賀交通バスは、国道1号線経由水口までの路線が発着していたが、1993年ごろより石部駅までに短縮される。JR草津線に並行していることや国道1号線の慢性的渋滞などが理由だろう。

路線短縮とともに、非冷房のMR520は淘汰されはじめ、中型エアロミディに置き換えられる。残った観光兼用車MAR470も1999年までに引退、発注流れブルドックMP118は2004年ごろまで存続した。


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1990年代初めごろま現役だった三菱MR520
(「バス三昧」さまより拝借)



富士重工の車体を架装したバスは、どちらかといえば東日本に多く分布、西日本ではなぜか特定の県に集中していた。関西では、どちらかといえば西工のバスが多く、京都も例外ではない。

しかし、京都・滋賀地区は、実は何気に富士重のバスが多い。
該当するバス事業者は、

京都バス、京阪宇治交通(→京都京阪バス)、近江鉄道

で、近江鉄道に富士重が多いのは西武鉄道グループゆえのものだろう(昔は近江鉄道も西工を導入していたようだ)。

過去には京阪バスも富士重(日野、三菱)を導入していた。

もちろん、京都・滋賀の国鉄バス(京都京北線、園福線、近城線、亀草線など)も富士重+三菱ふそうが多かったし、西工の多い京都市バスも2000年ごろの一時期、富士重を少しだけ購入。

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京都バス 富士重7E(日産ディーゼル?)

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旧・京阪宇治交通→京阪バス田辺営業所 富士重7E

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近江鉄道 富士重6E


京阪宇治交通に富士重(日産ディーゼル)が本格的に導入されるようになったのは1979年以降(主に宇治営業所)で、それほど古くはない。それ以前も、非冷房車の富士重+三菱が少しだけ配備され、くずは・男山地区でも活躍していたと記憶している(該当する車両は社番166 京22か1400)。






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国鉄時代の信楽駅です。
1985年夏、家族のレクリエーションに連れて行ってもらい、信楽にて1泊2日。
帰りは廃止が取り沙汰されている国鉄信楽線に乗ることになりました。
幸い廃止は免れ、第三セクターの信楽高原鉄道として1987年よりスタートすることになりました。
その後も、事故や台風被害などで何度か廃線の危機に追いやられるが、沿線住民の熱い思いに支えられ、復旧にこぎつけました。


かつて、三重県亀山市と滋賀県草津市を国道1号(旧・東海道)経由で結ぶバスが運行されていた。
それは、国鉄バス(→西日本JRバス)亀草線。

亀山・草津間は、鉄道では関西本線・草津線を利用することになるが、甲賀市の中心である水口の市街地へは国道1号線が便利だ。水口に国鉄バスの営業所が置かれ、亀草線や伊賀上野線などの運用拠点だった。また、かなり昔、草津~土山~湯ノ山温泉(鈴鹿スカイライン)という観光向けの路線もあったそうだ(滋賀交通と共同運行)。JRバスになってからもしばらくは亀山まで乗り入れていたかと思うが、鈴鹿峠を越えて三重県への直通はなくなり、2005年には水口からJRバスそのものが撤退した。

国鉄バスのほか、草津~水口間には滋賀交通バスもあった。滋賀交通のバスはとにかく古い車両ばかりで、1990年代初頭になっても1960~70年代式のバス窓(三菱MR520?)が堂々と草津駅に顔を出していた。近江鉄道・帝産湖南交通が行き交う中、滋賀交通のバスを見ると一昔前の時代にタイムスリップしたかのような違和感を覚えた。その滋賀交通(滋賀バス)も、草津-石部間のみに短縮され、水口への路線バスは撤退した。

滋賀交通グループは、観光バスのほうが有名で、近畿・東海地区に複数の営業所が置かれている。


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陶芸の里・信楽への交通は、鉄道ではJR草津線~信楽高原鉄道(信楽線)となるが、京阪神からだと遠回りとなって不便だ。また、信楽線は国鉄時代から戦争・事故・台風災害などにより何度も運休・廃止の危機を経験してきた。最近では、2013年の台風で橋梁が流出し一年以上運休となったことが記憶に新しい。

鉄道では大回りとなって不便なところを、大津市石山と信楽を結ぶバス路線が設定されている。運行経路は2つある:

1)石山駅~野郷原1丁目~名神瀬田東~田上車庫~牧~勅旨~陶芸の森~信楽(帝産湖南交通)
2)石山駅~京阪石山寺~南郷~<国道422号>~朝宮~信楽(国鉄・JRバス→甲賀市コミュニティバス)

帝産湖南交通について、かつては京都御池・三条京阪まで直通していたし、毎時1本あたりの本数も確保されていたように記憶しているが、近年、新名神開通の影響などもあってバスの利用客も減っている模様で、田上車庫・牧で乗り換えないといけなくなった。さらに信楽まで行くバスも1日2本だけとなって、観光には利用しづらくなっている。

南郷・朝宮ルートの国鉄・JRバス(近城線)はもとから本数は少なかったようで、2002年までに撤退。その後、信楽町→甲賀市のコミュニティバスに転換され、石山-朝宮-信楽駅間の路線系統は何とか維持されているものの、やはり1日2往復で、京阪神からの観光客には使いづらい時間帯の運行となっている。

国鉄・JRバスの「近城線」とは、近江と山城(京都府)を結ぶ路線を意味していて、奈良・加茂~和束町~信楽~水口系統が本線、石山・信楽系統他はその支線という扱いだったようだ(加茂営業所)。2002年のJRバス撤退後、加茂駅からの路線は、和束町小杉までに短縮した上で奈良交通(京都営業所)に引き継がれる。

国鉄信楽線は信楽から加茂まで延伸する構想もあった。国鉄バス近城線はその構想に沿った路線系統だったと言える。仮に加茂まで延びていれば、関西本線加茂以東よりも信楽線が先に電化され、大和路快速信楽・貴生川行きが実現していたかもしれない。大阪から信楽へはこのルートが一番早くて便利だろう。


大津市瀬田の瀬田川沿いにある「膳所(ぜぜ)自動車教習所」。
私が普通免許を取るときにお世話になったことから、思い出のある場所ということで、レポートを書く。

JR東海道本線(琵琶湖線)の膳所駅が大津駅のすぐ隣にあるが、教習所はこことは全然違うところにある。最寄り駅は、石山駅から近江鉄道バスまたは帝産湖南交通バスだ。なぜ「膳所教習所」かといえば、もともと膳所にあったものがそのまま瀬田に移転したらしい。

膳所自動車教習所は近江鉄道グループなので、石山駅から教習所までの近江鉄道バス(野郷原線)が特別に運行されてきたが、教習所発着のバスは平日のみの片道1本に激減。運行経路は、

ぜぜ自動車教習所→瀬田ゴルフ場→西武大津グリーンハイツ入口→瀬田バスストップ→野郷原→瀬田高校前→橋本→唐橋前→松原→石山駅

である。西武大津グリーンハイツという住宅街を通っていることから、いかにも近江鉄道らしい路線系統だ。20年前は教習所行きのバスが毎時1~2本発着していたように記憶しているが、教習所へは帝産バスのほか、無料送迎バス(石山駅から毎時1本)もあるので、教習所までの直通は必要なしということで免許維持化されたものと思う。

帝産バスは、「自動車教習所前」で下車。石山駅からは田上車庫・アルプス登山口方面行きのバスに乗る。毎時3本程度の本数がある。

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石山駅ロータリーで待機中の「ぜぜ自動車教習所」行き(2007年)



近鉄百貨店グループは、近畿・東海2府4県をカバーする近鉄沿線はもちろんのこと、近鉄沿線から少し離れた枚方・和歌山、さらに東京都内および山口県など、太平洋ベルトの広範囲にまたがって店舗網を展開していた。しかし、近年、長引く景気低迷および大阪百貨店「2011年問題」の影響を受け、遠隔地の店舗を軒並み閉店、阿倍野本店の大改装(→あべのパスカル)に投資資金を回す。旧・丸物系列の京都・岐阜・枚方店は全て閉店、京都府内にあった近鉄百貨店(西京都店、桃山店)も完全撤退した。

そんな動きの中にあって、なぜか滋賀県内に近鉄百貨店が一つ残っている。それは草津店。
草津店の開業は実はそれほど古くはなく、バブル崩壊後の1998年ごろ、中部近鉄百貨店の分店としてオープンする。中部近鉄百貨店は愛知・三重の近鉄沿線に店舗(名古屋、四日市)を有していたが、会社再編により本家の近鉄百貨店直属となる。

岐阜にも近鉄百貨店があったが、旧・丸物ゆえ中部近鉄ではなく京都近鉄百貨店の支店だった(岐阜店閉店後、京都近鉄は本家の近鉄百貨店支店となる)。

さて、滋賀県にはもちろんのこと近鉄電車は通っていない。
しかし、もう一つの「近鉄」がある。それは近江鉄道。
近江鉄道は西武グループであり、鉄道のほかバス事業も運営している。草津駅前にも近江鉄道バスが乗り入れている。もちろん、近鉄百貨店草津店と近江鉄道とは無関係だ。

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近江鉄道バス 「ライオンズカラー」と呼ばれている

もう一つの「近鉄」系百貨店なら、大津市にある。それは言わずもがな、西武大津。
セブン&アイグループでは西武百貨店の大量閉店を発表しており、関西でもかなり閉店に追い込まれ大津・高槻・八尾の3店舗が残るのみとなり、西武八尾は来年閉店予定、高槻店はH2O(阪急阪神百貨店グループ)に譲渡される予定だ。残る大津店はどうなるのか??

なお、滋賀県内の百貨店は、西武大津と近鉄百貨店草津店の2つだけだ。

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南海バスからの移籍車はメトロ窓が特徴的ですね。
南海からはふそうエアロスターMが大量に転入してきたが、エアロスターKも1台、ほかになんと日野ブルーリボン、レインボーも1台ずつ移籍してきました。

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先日、バイクで琵琶湖を訪れたときに通りがかったところです。
宇治田原から大石小学校・南郷方面、瀬田川河川敷の道なりに、帝産バスの古めかしいバス停標を見つけたので、シャッターを切ってしまいました。ここは石山駅~田上方面を結ぶ系統が通っています。

ついでですが、昔、普通免許を取るために瀬田川沿いにある膳所自動車教習所へ通っていました。
この教習所は近江鉄道グループで、石山駅から教習所までの近江鉄道バスが運行されています。
石山駅からは帝産バスの田上方面行きで行くことも可能です(ただし運行経路は異なります)。

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滋賀県湖南地方の帝産湖南交通といえば、三菱「ブルドック」が2005年まで活躍していたことで有名。
2004年より南海バスから三菱エアロスターが毎年のように転入してきて、1983年以前のモノコックである「ブルドック」を引退に追いやった。写真の「ブルドック」(K-MP518M)は直結クーラーユニットタイプで1983年の末期に投入された。
現在も、車庫に1台だけブルドックが留置されているようだ(もちろん登録は外されている)。驚いたことに、方向幕がLED化されたとの噂もある。


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