カテゴリ: 北近畿(丹後・但馬・若狭)の話題


豊岡・城崎温泉の駅弁販売業者、たで川さんが撤退して6年ほど経過。

北近畿エリアの駅弁は相次いで撤退しており、牛肉系弁当で有名な和田山駅が残るだけとなっていました。

しかし、この夏より、城崎温泉駅に神戸・淡路屋さんの駅弁が販売されるようになった模様。

近年、淡路屋さんは神戸ばかりか大阪や京都にも進出しており、近鉄難波駅などでも販売されています。「しまかぜ」車内で販売の「しまかぜ弁当」も、大阪・京都発は淡路屋の製造です。

そして、カニと温泉の奥座敷・城崎にも進出。

今や淡路屋さんは関西一円の駅弁業者となりましたね。

いっそのこと、奈良の駅弁も手がけたらどうでしょうか(笑)



本日8月1日より東京・城崎温泉間の夜行バスが運行開始となりました。

http://www.zentanbus.co.jp/information/16002/

但馬地域と首都圏を結ぶ初めての高速バスですが、全区間の所要時間は驚異の14時間以上です!

理由はその運行経路にあります。

東京ディズニーランド~秋葉原~京都~新大阪~三ノ宮~加古川駅~姫路駅~和田山IC~豊田町(豊岡)~城崎温泉駅

で、ご丁寧に京阪神三都および姫路を回って播但道を北上するというものです。

東京~京都・大阪・神戸間は8~10時間と常識的な線ですが、ここから先、但馬地域各地がまた遠いわけです。

明らかに新幹線+<きのさき> or <こうのとり>の倍以上の所要時間であり、在来線普通列車利用でも7時間程度でしょう。所要時間だけではどう見ても鉄道利用には叶いません。果たして需要はあるのでしょうか?

なお、姫路~城崎間は隔日(2日に1回)運行なので注意。東京~姫路間は毎日運行です(神姫観光バスによる運行)。



今ふと気づいたんだが、兵庫県但馬地方(豊岡、城崎ほか)と京阪神を直通する列車は、同じ県内の神戸市よりも、大阪市および京都市発着列車のほうが多い。

豊岡・城崎温泉からは大阪・新大阪へ福知山線経由の特急<こうのとり>、京都へは山陰本線経由<きのさき>がそれぞれ発着している。<こうのとり>は7往復、<きのさき>は4往復で、287・289系電車で運転されている。

神戸市(神戸、三ノ宮)へは、<はまかぜ>が播但線経由大阪行きが1日3往復発着している。播但線の一部は非電化のためキハ189系使用だが、気動車の利点を生かし山陰本線城崎温泉以西の非電化区間へ進んで香住・浜坂そして鳥取まで乗り入れる。

すなわち、大阪へは福知山線経由と播但線経由の2ルートが存在、播但線経由のほうが距離が長い。ただし、和田山以西~大阪間を乗り通すとき、特急券の料金は距離の短い福知山線経由で計算することになっている。

福知山線経由<こうのとり>のほうが早いのに播但線経由の<はまかぜ>が存在する理由は、姫路や神戸への利便性確保のためで、兵庫県内優等列車としての使命を担っている。実際、<はまかぜ>は大阪駅発着の時点では空気輸送のことが多く、三ノ宮・神戸から客の出入りが見られる。<はまかぜ>の新大阪発着は無く、代わりに<こうのとり>が全て新大阪まで乗り入れている。

<はまかぜ>の魅力の一つは車窓から海の景色を楽しめることだろう。JR神戸線須磨-明石間付近で明石海峡と淡路島、城崎温泉以西の山陰本線では山陰海岸(日本海)の絶景が堪能できる。

福知山線経由の<こうのとり>も、実は少しだけ神戸市を掠る(道場駅付近)が、神戸市街地とは遠く離れた山あいのところにある。神戸市内へは三田で神戸電鉄、宝塚で阪急今津線・神戸線、もしくは尼崎でJR神戸線に乗り換える必要がある。尼崎は昔、基本的に各駅停車しか止まらなかったが、JR東西線開通後、新快速や<こうのとり>なども停車し、各方面への乗り換えの利便を図っている(<はまかぜ>は尼崎通過)。

このほか、豊岡-京都間には宮津線(京都丹後鉄道)経由の特急列車(豊岡-久美浜間各駅停車)も2往復運転されている。宮津線経由だと大半の区間が京都府内であり、丹後地域~京都市内を直通する役目を担っている。


京都市と小浜(若狭地方)を結ぶバスは、ありそうで最近までなかった。

京都と小浜は古来から文化・経済面でのつながりが深く、両都市間を最短で結ぶ道路は国道162号線(高雄・京北・美山経由、周山街道)と国道367号線(大原・朽木経由、鯖街道)の2本がある。かなり昔、国鉄バスが162号線経由で運転されていた(→現在の西日本JRバス京都京北線)。一方、出町柳駅前と朽木(高島市)を国道367号線で結ぶ長距離バス(京都バス)が冬季を除く土曜・休日のみに運行されている。

京都・小浜間を結ぶ列車は、現在は運転されていないが、山陰本線園部-綾部間電化(1996年)までは、気動車急行「丹後」が小浜線に乗り入れていた(ただし、小浜線内は敦賀発の片道1本のみ「わかさ」→西舞鶴で宮津線からの「丹後」と連結、他は普通列車)。舞鶴線・小浜線電化後、特急「まいづる」が小浜まで臨時延長していた時期もあったが、取り止めとなっている。

現行の京都・小浜間高速バスは、京都交通(日本交通グループ)と西日本JRバスの共同で運行されている。走行経路は、京都縦貫道~舞鶴若狭道であり、西舞鶴・東舞鶴駅にも立ち寄り、かつての急行「丹後」と同様のルートだ。

大阪と小浜を結ぶ高速バスは、2003年から近鉄バス・福井鉄道バスの共同で運行されてきたが、2016年より大幅に減便され福井鉄道単独での運行となっている。



京都府北部の丹後半島を拠点とする丹海バスの写真を見て、ふと思った。

丹海バスの「京都ナンバー」を見るや、やはり丹後半島が京都府であることに違和感を覚える。

「京都府が日本海に面している」ことを知らない人も多いのは納得。
そもそも綾部・福知山・舞鶴以北の丹後半島地域は、あまり「京都」という実感がないだろう。
「海の京都」という言葉も秘かに流行っているが、やはり違和感は拭えない。

位置関係からして、どちらかといえば兵庫県だと思われやすいところだが、兵庫県にしてもやはり違和感はある。むしろ、但馬と一体化して独立した一つの県を作ったほうがよいかと思う。

北西から南東に細長く伸びる京都府だが、「京都府」を実感できるのは、せいぜい美山町(南丹市)および京丹波町あたりより南側の地域ではないだろうかと思う。

丹後半島よりは、むしろ東側の福井県若狭地方のほうが、物理的にも歴史的に京都との親近感が強い。位置的にも京都市の真北にあたり、古来から複数の「鯖街道」によって若狭小浜と京都が結ばれ、交流は盛んだった。

ただし、京都と小浜を結ぶ列車は現在運転されていない。
京都と丹後半島を結ぶ列車は、同じ県内ということもあって、「タンゴエクスプローラー」などが1日数本運転されているが、府県境を越えるとやはり難しいのかな。せっかく小浜線も電化されているので、特急「まいづる」を小浜まで延長することは現実的可能性として考えられるんだが(一時期、臨時で延長運転が行われたこともあるが、やめてしまった)。非電化時代は急行「丹後」が小浜線内普通列車、あるいは「わかさ」として敦賀まで乗り入れていた。




一般国道の指定区間(主に近畿圏)を例えば次のように変更したらどうか、と思っています。

※2017年4月22日の記事
http://katanogawara.blog.jp/archives/16409590.html
の改訂・変更です。

【308号】
(現行)大阪市(心斎橋)~東大阪市~暗峠~奈良市
(変更)大阪市(心斎橋)~東大阪市~暗峠~奈良市~<奈良・京都府道44号>~加茂町~和束町~信楽町中野~<307号重複>~信楽IC~<滋賀県道53号>~湖南市~<滋賀県道13号>~<477号重複>~<滋賀県道13号>~八日市市街~<滋賀県道52号>~<8号重複>~彦根市

【422号】
(現行)大津市~紀伊長島町→全区間指定解除

【368号】
(現行)伊賀市(上野市街地)~名張市~美杉村(津市)~飯南町~勢和多気
(変更)大津市~<旧422号>~信楽町~<旧422号>~伊賀市~名張市~美杉村~飯南町~勢和多気~<三重県道13号>~<三重県道37号>~伊勢市街地~伊勢IC

【173号】
(現行)池田市~川西市~能勢町~京丹波町~綾部市
(変更)大阪市西淀川区(大和田/R43と接続)~<大阪府道10号>~大阪空港~中国池田IC~池田市街地~川西市~能勢町~京丹波町~綾部市~<27号重複>~山家~<京都・福井県道1号>~若狭本郷~<27号重複>~小浜市

【426号】
(現行)福知山市~出石町~豊岡市
(変更)大阪市城東区(蒲生四丁目/R1と接続)~<大阪府道8号>~今福鶴見~<479号重複>~花博記念公園西口~<花博通>~門真JCT~<1号バイパス>~<油小路通>~<堀川通>~御薗橋~<京都府道38号>~鞍馬~<477号重複>~花背~<京都府道38号>~佐々里峠~<京都府道38号>~美山町~<京都府道12号>~和知(京丹波町)~<27号重複>~綾部市~<京都府道8号>~福知山市街地~<9号重複>~登尾TN~出石町~豊岡市

【427号】
(現行)明石市~<175号重複>~西脇市~青垣町~朝来市
(変更)神戸市長田区~<兵庫県道22号>~神戸西IC~<兵庫県道22号>~三木市街地~<兵庫県道22号>~<175号重複>~西脇市~青垣町~朝来市(山東町)~<9号重複>~<兵庫県道10号>~出石町~<426号重複>~<312号重複>~<兵庫県道3号>~城崎温泉~<兵庫県道11号>~竹野町~<兵庫県道11号>~香住町(R178接続)

【477号】
(現行)四日市市~甲賀市(土山)~竜王町~野洲市~(琵琶湖大橋)~大津市(堅田・伊香保)~大原(左京区)~花背峠~京北(右京区)~南丹市(八木町)~南丹市(園部町)~能勢町~川西市~<173号重複>~池田市
(変更)四日市市~南丹市(八木町)~<京都府道73号>~本梅(亀岡市)~能勢町~川西市(多田)~<兵庫県道12号>~川西能勢口駅前~<兵庫県道13号>~尼崎市(西本町 / R43と接続)
(南丹市園部町をショートカット)

【166号】
(現行)羽曳野市~大和高田市~桜井市~東吉野村~松阪市
(変更)堺市街地(R26と接続)~<大阪府道12号>~松原市~<大阪府道12号>~藤井寺市~<170号旧道と重複>~羽曳野市(古市)~大和高田市~桜井市~東吉野村~松阪市

【309号】
(現行)熊野市~上北山村~天川村~下市町~御所市~富田林市~松原市~大阪市平野区
(変更)尾鷲市~<311号重複>~新鹿(熊野市)~<三重県道737号>~上北山村~天川村~下市町~御所市~富田林市~松原市~大阪市平野区

【310号】
(現行)堺市~大阪狭山市~河内長野市~五條市
(変更)堺市~大阪狭山市~河内長野市~<現・371号>~橋本市(R24と接続)

【370号】
(現行)奈良市(針IC)~宇陀市~大宇陀町~吉野町~五條市~橋本市~九度山町~高野町~紀美野町~海南市
(変更)大阪市天王寺区(四天王寺前 / R25と接続)~<大阪府道30号/阿倍野筋>~堺東駅前~<大阪府道30号>~南陵町~<大阪府道34号>~泉が丘~<大阪府道34号>~亀の甲~<310号重複>~河内長野市~<現・310号>~五條市~<24・新480号重複>~橋本市~九度山町~高野町~紀美野町~海南市

【371号】
(現行)河内長野市~橋本市~高野町~龍神村(田辺市)~中辺路町(田辺市)~串本町(不通区間2ヶ所あり)
(変更)和泉市(R26と接続)~<現・480号>~かつらぎ町~<現・480号>~高野町~龍神村~中辺路町~串本町

【480号】
(現行)和泉市~かつらぎ町~高野町~花園町~有田川町~有田市
(変更)向日市(R171と接続)~<京都府道79号>~横大路~観月橋~<京都府道7号>~宇治市街地~<京都府道3号>~<京都府道62号>~宇治田原町~<京都府道62号>~<163号重複>~笠置町~<京都・奈良府県道4号>~柳生~<369号重複>~針IC~<369号重複>~宇陀市~<現・370号>~吉野町~<169号重複>~<24号重複>~橋本市~<現・371号>~高野町~花園町~有田川町~有田市

【424号】
(現行)紀の川市~貴志川町~有田川町~龍神村(田辺市)~南部(田辺市)
(変更)泉佐野市(R26と接続)~熊取町~<大阪・和歌山府県道62号>~紀の川IC~紀の川市~貴志川町~有田川町~龍神村(田辺市)~南部(田辺市)

【新規指定A】
南森町(R1と接続)~天神橋筋8~<大阪府道14号>~上新庄~<479号重複>~吹田市役所前~<大阪府道14号>~茨木IC~<171号重複>~今城町~<大阪・京都府道6号>~下矢田(亀岡市)~<9号重複>~南丹市(園部町)~<京都府道19号>~南丹市(美山町)(162号と接続)

【新規指定B】
尼崎市(武庫川 / R43接続)~<兵庫県道192号>~<兵庫県道42号>~宝塚IC~<兵庫県道51号>~有馬温泉~<県道51号>~有馬口駅~<県道51号>~箕谷IC~<428号重複>~<兵庫県道85号>~三木東IC~<県道85号>~社町~<372号重複>~下宮木~<兵庫県道23号>~北条町(加西市)~<県道23号>~福崎IC~<県道23号>~安志(姫路市)~<29号重複>~山崎IC~<兵庫県道53号>~播磨徳久駅~<179号重複>~佐用町~<179号重複>~<岡山県道46号>~和気町~<374号重複>~備前市(R2・R250接続)

【新規指定C】
<大阪中央環状線(近畿道下道)>
大阪空港(新・R173接続)~豊中市(蛍池東4 / R176接続)~千里JCT~吹田JCT~奈良~鳥飼大橋~守口JCT~門真JCT~東大阪JCT~八尾市~喜連瓜破~松原JCT~東八田~堺JCT~高石市(葛の葉町北 / R26接続)~助松JCT~<大阪府道29号(阪神高速湾岸線下道)>~りんくうタウン~<481号重複>~関西空港





一般国道の指定区間(主に近畿圏)を例えば次のように変更したらどうか、と思っています。

【308号】
(現行)大阪市(心斎橋)~東大阪市~暗峠~奈良市
(変更)大阪市(心斎橋)~東大阪市~暗峠~奈良市~<奈良・京都府道44号>~加茂町~和束町~信楽町中野~<307号重複>~信楽IC~<滋賀県道53号>~湖南市~<滋賀県道13号>~<477号重複>~<滋賀県道13号>~八日市市街~<滋賀県道52号>~<8号重複>~彦根市

【422号】
(現行)大津市~紀伊長島町→全区間指定解除

【368号】
(現行)伊賀市(上野市街地)~名張市~美杉村(津市)~飯南町~勢和多気
(変更)大津市~<旧422号>~信楽町~<旧422号>~伊賀市~名張市~美杉村~飯南町~勢和多気~<三重県道13号>~<三重県道37号>~伊勢市街地~伊勢IC

【173号】
(現行)池田市~川西市~能勢町~京丹波町~綾部市
(変更)大阪市西淀川区(歌島橋)~<大阪府道10号>~大阪空港~中国池田IC~池田市街地~川西市~能勢町~京丹波町~綾部市~<27号重複>~山家~<京都・福井県道1号>~若狭本郷~<27号重複>~小浜市

【426号】
(現行)福知山市~出石町~豊岡市
(変更)大阪市(本町)~<中央大通>~深江橋~<479号重複>~花博記念公園西口~<花博通>~門真JCT~<1号バイパス>~<油小路通>~<堀川通>~御薗橋~<京都府道38号>~鞍馬~<477号重複>~花背~<京都府道38号>~佐々里峠~<京都府道38号>~美山町~<京都府道12号>~和知(京丹波町)~<27号重複>~綾部市~<京都府道8号>~福知山市街地~<9号重複>~登尾TN~出石町~豊岡市

【427号】
(現行)明石市~<175号重複>~西脇市~青垣町~朝来市
(変更)神戸市長田区~<兵庫県道22号>~神戸西IC~<兵庫県道22号>~三木市街地~<兵庫県道22号>~<175号重複>~西脇市~青垣町~朝来市(山東町)~<9号重複>~<兵庫県道10号>~出石町~<426号重複>~<312号重複>~<兵庫県道3号>~城崎温泉~<兵庫県道11号>~竹野町~<兵庫県道11号>~香住町

【166号】
(現行)羽曳野市~大和高田市~桜井市~東吉野村~松阪市
(変更)堺市街地(26号と接続)~<大阪府道12号>~松原市~<大阪府道12号>~藤井寺市~<170号旧道と重複>~羽曳野市(古市)~大和高田市~桜井市~東吉野村~松阪市



先日、京都市の行政区全面的に再編したほうがよいのでは、という記事をエントリーした。

http://katanogawara.blog.jp/archives/12551534.html


京都府全体についても、やはり市町村再編が望まれるのではないか(他の都道府県についても同様だが)。

まず、大きなポイントは

◎綾部市以北の中丹・丹後地域を兵庫県但馬地方と合わせて、「豊岡県」をつくる

明治初期の廃藩置県の頃、北近畿一帯が一つの「豊岡県」だった時期がある。現在の福知山市・舞鶴市以北の丹後半島および兵庫県北部の丹波・但馬地方全体で「豊岡県」を構成していた。当時、綾部市(旧・何鹿郡)以南の現在の京都府にあたる地域が、「京都府」だった。

新・「豊岡県」は基本的には明治初期の豊岡県と同じものでよいと思うが、篠山市・丹波市の加古川流域については、むしろそのまま兵庫県のほうが理にかなっている(丹波市の旧・春日町と市島町を豊岡県にすればよい)。明治初期の京都府がなぜ「綾部市以南」までだったのかは少し気になる。また、「京丹後市」はもちろん名称の変更が必要だし、やはりいくつかの町単位に分けるほうが、住民生活者の目線で理想的だろう。「京都丹後鉄道」も当然のことながら、元の「北近畿丹後鉄道」などに改称する必要がある。また、福知山市も豊岡市もとにかく広くなりすぎたので、ここもやはり住民目線での再編が必要だろう(観光地のネームバリューを高めるべく、大江・出石・城崎の町名復活も望まれる)。

ついでに兵庫県も、南東部・猪名川流域の尼崎・伊丹・川西市および猪名川町は大阪府に編入するほうが自然ではないかと思う(現に市外局番は大阪府扱い)。


新・「京都府」は、現在の船井郡京丹波町および南丹市以南とする。

まず、南丹市の再編が必要だろう。中央分水嶺をまたいで日本海側と瀬戸内海側の両側の地域を抱える南丹市だが、やはり

(旧)八木町・園部町・日吉町(+亀岡市の一部縁辺部) → 新・園部市
(旧)美山町 → 新・美山町

あたりが、地理的条件からして一番自然だろう。

京都市の縁辺部については、先の記事でコメントしたように、

伏見区醍醐一ノ切町~三ノ切町(郵便番号520の地域) → 滋賀県大津市
伏見区桂川右岸 → 向日市、長岡京市
伏見区淀 → 久御山町 または 新・淀町
伏見区向島 → 久御山町 または 宇治市
南区桂川右岸 → 向日市
西京区府道6号線付近 → 大阪府高槻市
右京区嵯峨堀畑 → 亀岡市
右京区京北町 & 左京区花背・広河原 → 新・京北町
左京区久多 → 滋賀県新・朽木町(旧・朽木村と合併)

ぐらいが、地域的つながりの観点から自然だろうと思われる。

八幡市の男山丘陵西側の地域は、典型的な大阪のベッドタウン住宅街であって大阪府枚方市樟葉(くずは)の生活圏にあたり、枚方市(ただ、これだと枚方市が広くなりすぎるので、枚方市北部と一体で「くずは市」もあり)に越境編入するほうがまとまりがよいだろう。実際、八幡市制化(1977年)直後の1980年代、枚方市との越境合併を求める住民運動が活発だったという。ただし、石清水八幡宮のある男山山上は、地形的に京都盆地の縁辺部にあたり、「平安京を裏鬼門から守る」ための神社としての歴史的文脈からして、京都府のままのほうがよいだろう。

一方、淀川・桂川対岸の大阪府島本町は、京都府(大山崎町)に越境編入しても違和感はなさそうだ(市外局番、郵便番号とも京都府扱い)。

「平成の大合併」が一段落する頃に誕生した木津川市(相楽郡木津・山城・加茂町を合併)については、やはり不自然さは拭えない。(旧)木津町と精華町を合併して一つの市を構成するのならともかく(精華町は結局合併に参加せず)、木津川対岸の山城町までを巻き込むのはいかがなものか。山城町は井手町(綴喜郡)と合併するほうが良かった。浄瑠璃寺・岩船寺などのある東側の加茂町も単独のままのほうがよかったように思う(あるいは相楽郡東部の笠置・南山城と合併するほうがまだよい)。

木津川市や相楽郡など、奈良に近い最南端の地域は、奈良県と思われやすく、いっそのこと奈良に編入したほうがよいかと思いきや、地形的には京都盆地の南縁辺部であり、微妙なところだ。


大阪と若狭・小浜方面を結ぶバス(わかさライナー)は少し前まで近鉄バスが参入したこともあり、かなり華やかな印象がある。同じ若狭湾・日本海側でも、京都府の丹後半島を結ぶバスは、わかさライナーとは対照的に地味な感じがする。

大阪と丹後方面を結ぶバスは、現在阪急バスと丹海バスによる共同運行で3往復運行されている(阪急1往復、丹海2往復)。運行経路は、

阪急梅田-新大阪-千里ニュータウン-宝塚IC-西宮北IC-(舞鶴若狭道、京都縦貫道)-宮津・天橋立IC-宮津高校-宮津駅-天橋立駅前-野田川丹海前-峰山駅-京丹後市役所前-峰山案内所

で、宮津市および京丹後市内を小まめに回って地域住民を少しずつ拾っていくような感じだ。大阪から丹後半島への観光というよりも、むしろ丹後半島の地域住民が大阪へ向かうために運行されているような印象を受ける。所要時間は大阪(梅田)から宮津・天橋立ICまで2時間25分、天橋立駅まで2時間40分、峰山案内所まで3時間25分程度だ。

阪急バス・丹海バスとも、阪急阪神グループの傘下にある。丹海バスの京丹後市内一般路線では、過疎の地方では珍しく、距離に関係なく基本的に「一乗車200円以下」のユニークな運賃制度が導入されており、住民に好評を博しているようだ。京丹後市は2004年に平成の市町村合併で誕生、丹後半島の西半分全域をカバーすることになった。この「平成の大合併」により役所が遠くなって住民に行き届いた行政・福祉サービスの機能低下が全国的に心配されているが、京丹後市については現在のところ、住民福祉サービスにはかなり知恵を出して一生懸命取り組んでいるようだ。


大阪と福井県西部・若狭地方を結ぶ昼間高速バス「わかさライナー」。

わかさライナーは2003年9月より運行開始する。
2003年といえば、若狭路の交通が大きく変わった年だった。JR小浜線の電化と同時に、舞鶴若狭自動車道の小浜以西が開通。JR小浜線は電化後も特急列車は臨時を除いて運転されることはなく、列車本数も少なくて相変わらず不便だ。やはり延伸する高速道路には叶わないということだろう。

「わかさライナー」は舞鶴若狭道を経由し、近鉄バスと福井鉄道との共同運行の体制がとられた。運行経路は、

なんば(OCAT)-大阪駅前(地下鉄東梅田駅)-大阪国際空港(伊丹空港)-(中国道、舞鶴若狭道)-和田駅前-道の駅・シーサイド高浜-本郷駅前-小浜駅前-道の駅・若狭おばま

で、所要時間約3時間30分程度。近鉄バスの若狭地方への進出は意外だった。当初はあべの橋バスステーション(JR天王寺駅)に乗り入れていたが、のちに廃止される。一方、伊丹空港への乗り入れは2008年に開始。最盛期には1日5往復以上あったが、2013年には4往復に減便され、さらに2016年6月より、近鉄バスが撤退、福井鉄道の単独運行となり、1日2往復に減便される。

福井県若狭地方は事実上関西文化圏にあり、関西電力の原子力発電所が林立しているが、行政関係は名古屋を中心とする中部地方の管轄下で、三重県伊賀地方と同様の立場だ(名鉄グループの福井鉄道バスが若狭地方をもカバーしているのは少し違和感がある)。かつて、名古屋から米原・敦賀経由小浜線に直通する気動車急行「大社」「エメラルド」が運転されていた。


とあることから、兵庫県北部の但馬地方の郵便番号について興味深いことを知った。

兵庫県内の郵便番号は、上3桁が

650台 神戸市・芦屋市、淡路島
660台 阪神
670台 姫路・播磨地域

と大別できるが、日本海側の但馬地方は、姫路ナンバーの地域にもかかわらず、意外にも大半の市町村が南東部の阪神と同じ660台(667、668、669)なのだ。例外は、播但線沿線の朝来市の旧生野町・朝来町。

ついでに丹波地方も調べてみたら、篠山市・丹波市も669であり、三田市などと同じだ。

660台は大阪市に隣接する尼崎の地域区分局を表しており、尼崎市を拠点にJR福知山線および山陰本線に沿った地域全体をカバーしていることになる。但馬地方から県都・神戸市への交通はとにかく不便であり(むしろ大阪市や京都市へ行くほうがまだ便利)、それをカバーする目的も兼ねて播但線経由の特急「はまかぜ」(キハ189系)が現在も運行中である。また、浜坂・新温泉町方面から神戸三宮への長距離バス(全但バス)も1日数本運行されている。

なお、JR福知山線は終点・福知山駅だけ京都府であるが、福知山市の位置が大阪・京都よりもかなり西へ寄ってるだけに兵庫県と思われやすい。大阪・尼崎方面から但馬へは、JR福知山線経由だと福知山付近で一旦京都府に踏み入れるも、山陰本線を西へ進んで再び兵庫県に入る経路をたどることになる。

ちなみに、衆議院小選挙区の兵庫5区について、但馬・丹波地域全体に加えて、大阪のベッドタウンである三田市・猪名川町まで広範囲に及ぶことに、違和感や不満を持つ住民も多いだろう。せいぜい三田市・猪名川町・篠山市・丹波市だけで一つの選挙区を作り、但馬地域は独立した一つの選挙区にするのが自然だろう。あるいは、尼崎・伊丹・川西・猪名川の4市町は大阪府に編入するほうが、より合理的だと思われる(実際、市外局番は大阪府扱いなので)。



1996年3月の福知山駅前です。
電化直前の山陰本線園部-綾部間、および廃止される急行「丹後」「但馬」などを名残惜しんで、「青春18きっぷ」の旅に出ました。

福知山駅は高架工事前で、旧・京都交通の古いバスも見れました。

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西工カマボコのMS512です(1976年式)。もともと京都国道線で活躍していて祇園・四条河原町・亀岡界隈で見かけることもあったが、1992年ごろより綾部・福知山ローカルに転用されました。1998年ごろまで現役だったようです。車体が長いですね~。

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同じく京都交通の日野RE121。京阪バスからの移籍車です。かつて、京都交通には京阪バスからの8~10年落ち中古が流れることも多かったようです。その後、京都交通の亀岡・南丹市以南の路線が京阪バスグループの「京阪京都交通」として生まれ変わるとは思いませんでした。

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福知山駅に到着したキハ58系の急行「みやづ」(大阪発宮津行き)です。電化後の福知山線を走行する気動車急行でしたが、かつての「丹波」「だいせん」とはちがってわずか2両の短い編成で、しかも毎日運転の臨時列車でした。これも1996年3月改正でなくなりました。

福知山駅には、京都交通のほか、西日本JRバス(園福線)および丹海バスも乗り入れています。かつては氷上方面から神姫バスも乗り入れていました。

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