カテゴリ: 西日本JRバス


国鉄・西日本JRバス近城線。

「近城」とは近江・山城を結ぶという意味で、奈良駅から京都府南山城のお茶どころ、木津・加茂・和束町を経て滋賀県信楽・水口(甲賀市)を結ぶ長距離路線だった。主な機能は関西本線奈良・加茂駅と信楽線(信楽高原鉄道)信楽駅ことであり、大阪南東部および奈良方面から陶都・信楽への交通ルートとしての活路があった。国鉄信楽線は信楽から加茂へ延伸する計画だったという。もし、加茂まで延びていたら、関西本線加茂以東よりも信楽線のほうが先に電化され、大和路快速が信楽・貴生川そして草津まで直通運転していた可能性が大きい。

さて、近城線について、最盛期は奈良から水口まで一本で結ばれていた。水口(水口新町)では草津と亀山を国道1号(旧・東海道)経由で結ぶ亀草線と連絡していた。国鉄末期1985年3月改正の時点では信楽で系統は分断されていたが、それでも奈良と信楽を直通する便は何本か残っていた。その後、府県境を越えて運行する便は減らされ、2002年には西日本JRバス(加茂営業所)が撤退する。加茂~和束町小杉間は奈良交通に継承され現在に至る(当初は京都営業所が担当していたが、近年平城営業所に移管)。なお、近城線の運行経路は、主要地方道5号線<木津信楽線>をそのまま進むものと思っていたが、和束町の清水橋から信楽町朝宮・石倉橋へ抜け(和束町小杉はr5号の道なりに)、R307を東へ向かいつつ、国道からまた外れて信楽駅前へ至るルートだった。和束と並んで朝宮のお茶は全国的に有名。面白いことに、加茂町と信楽町は奈良時代聖武天皇の頃、一時的に都(恭仁京と紫香楽宮)が置かれた地でもあり、近城線はこの2つの旧都を結んでいたことになる。信楽は滋賀県にあって奈良の影響が強い町だと感じられる。

近城線の支線系統として、

加茂~南加茂台~岩船寺~浄瑠璃寺
信楽~江田~多羅尾
石山駅~(国道422号経由)~石倉橋~信楽

などがあった。加茂営業所の車両は平成初期まで大津市・石山駅にも足を伸ばしていた(2002年信楽町→甲賀市コミュニティバスに転換)。石山付近では京阪バス・京阪宇治交通・帝産湖南交通・近江鉄道バスと行き交っていた。また、加茂~岩船寺~浄瑠璃寺系統は奈良交通(エヌシーバス)が引き継いでいる。

<関連サイト>
国鉄バス資料室
http://cortina.hakuba.ne.jp/~tsubame/jnrbus/6kinjo.html

バスでいこ! お茶畑と日本の原風景を訪ねて
http://www.h5.dion.ne.jp/~busiko/kinjyou.htm


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兵庫県篠山市河原町にあるバスターミナル、「本篠山」バス停。
ここからJR篠山口駅をはじめ篠山市内各方面への神姫グリーンバスが発着しています。
かつては、国鉄バス(→西日本JRバス)が園部(京都府南丹市)方面とか大阪府能勢町に越境する路線などもあったが、全て撤退しました。
本篠山バス停は、まるで鉄道駅ホームのような雰囲気ですね。

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西日本JRバス車庫の跡地
広大な駐車場となっているようだ



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2007年4月撮影。

湖西線近江今津駅からは福井県の若狭・小浜と結ぶ西日本JRバスが発着しています。
京阪神から若狭地方への鉄道といえば、新快速で近江今津駅まで出て、バス乗り継ぎ(国道303号経由)が最短最速です。
近江今津と若狭を連絡する鉄道線の構想も昔からあります。

近江今津駅前にはJRバスのほか、湖国バス(近江鉄道グループ)も乗り入れています。

昔、確か京都-近江今津間の京阪バスもあったようですが・・・。
あと、江若交通もその社名が示す通り、小浜まで乗り入れていましたね。

ちなみに、国鉄バス時代は東海・北陸地方と同じ中部自動車局の管轄で、近畿圏の国鉄バスでお馴染みの三菱ふそう(+富士重ほか)ではなく、伝統的に日野車が使用されてきました。


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国鉄・JRバス近城線(加茂駅~信楽方面)の廃止代替として、2002年より加茂~和束町(京都府内)区間のみ奈良交通に引き継がれました。和束町小杉バス停が終点です。この先、府県道をそのまま北東へ進むと滋賀県甲賀市信楽町に到達します。

そういえば、国鉄信楽線(現・信楽高原鉄道)を信楽から先へ伸ばして加茂を目指す計画があったようですね。もし実現していたら、電化して大和路快速が信楽・貴生川まで直通していたかもしれません。

この和束木津線系統は近年まで京都営業所(宇治市大川原)が担当していたが、現在、平城営業所が担当しており奈良ナンバーの車両で運行されています。



京阪神都心から有馬温泉への西日本JRバス高速線があることを初めて知りました。

大阪梅田~有馬温泉の阪急バスは阪急グループを代表する老舗の路線ですが、JRバスも有馬温泉まで足を伸ばしていたとは知りませんでした。便名は「有馬エクスプレス」で、

大阪駅~OCAT(なんば)~三宮バスターミナル~有馬温泉
OCAT(なんば)~大阪駅~新大阪駅~有馬温泉
新神戸駅~三宮バスターミナル~有馬温泉
京都駅~有馬温泉

の4系統から成ります。

京都~有馬温泉系統は「有馬エクスプレス京都号」であり、本年春より運行開始しました。
京都駅14:20発と有馬温泉11:25発の1往復です。
運行経路は名神+中国道経由ですが、来年新名神高槻~神戸間開通後は新名神経由になるものと予想されます。

将来的に新名神が草津田上~城陽~高槻間が開通すれば、首都圏~山陽・山陰・四国・九州方面のバスは新名神経由に変わるでしょう。


かつて、三重県亀山市と滋賀県草津市を国道1号(旧・東海道)経由で結ぶバスが運行されていた。
それは、国鉄バス(→西日本JRバス)亀草線。

亀山・草津間は、鉄道では関西本線・草津線を利用することになるが、甲賀市の中心である水口の市街地へは国道1号線が便利だ。水口に国鉄バスの営業所が置かれ、亀草線や伊賀上野線などの運用拠点だった。また、かなり昔、草津~土山~湯ノ山温泉(鈴鹿スカイライン)という観光向けの路線もあったそうだ(滋賀交通と共同運行)。JRバスになってからもしばらくは亀山まで乗り入れていたかと思うが、鈴鹿峠を越えて三重県への直通はなくなり、2005年には水口からJRバスそのものが撤退した。

国鉄バスのほか、草津~水口間には滋賀交通バスもあった。滋賀交通のバスはとにかく古い車両ばかりで、1990年代初頭になっても1960~70年代式のバス窓(三菱MR520?)が堂々と草津駅に顔を出していた。近江鉄道・帝産湖南交通が行き交う中、滋賀交通のバスを見ると一昔前の時代にタイムスリップしたかのような違和感を覚えた。その滋賀交通(滋賀バス)も、草津-石部間のみに短縮され、水口への路線バスは撤退した。

滋賀交通グループは、観光バスのほうが有名で、近畿・東海地区に複数の営業所が置かれている。


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陶芸の里・信楽への交通は、鉄道ではJR草津線~信楽高原鉄道(信楽線)となるが、京阪神からだと遠回りとなって不便だ。また、信楽線は国鉄時代から戦争・事故・台風災害などにより何度も運休・廃止の危機を経験してきた。最近では、2013年の台風で橋梁が流出し一年以上運休となったことが記憶に新しい。

鉄道では大回りとなって不便なところを、大津市石山と信楽を結ぶバス路線が設定されている。運行経路は2つある:

1)石山駅~野郷原1丁目~名神瀬田東~田上車庫~牧~勅旨~陶芸の森~信楽(帝産湖南交通)
2)石山駅~京阪石山寺~南郷~<国道422号>~朝宮~信楽(国鉄・JRバス→甲賀市コミュニティバス)

帝産湖南交通について、かつては京都御池・三条京阪まで直通していたし、毎時1本あたりの本数も確保されていたように記憶しているが、近年、新名神開通の影響などもあってバスの利用客も減っている模様で、田上車庫・牧で乗り換えないといけなくなった。さらに信楽まで行くバスも1日2本だけとなって、観光には利用しづらくなっている。

南郷・朝宮ルートの国鉄・JRバス(近城線)はもとから本数は少なかったようで、2002年までに撤退。その後、信楽町→甲賀市のコミュニティバスに転換され、石山-朝宮-信楽駅間の路線系統は何とか維持されているものの、やはり1日2往復で、京阪神からの観光客には使いづらい時間帯の運行となっている。

国鉄・JRバスの「近城線」とは、近江と山城(京都府)を結ぶ路線を意味していて、奈良・加茂~和束町~信楽~水口系統が本線、石山・信楽系統他はその支線という扱いだったようだ(加茂営業所)。2002年のJRバス撤退後、加茂駅からの路線は、和束町小杉までに短縮した上で奈良交通(京都営業所)に引き継がれる。

国鉄信楽線は信楽から加茂まで延伸する構想もあった。国鉄バス近城線はその構想に沿った路線系統だったと言える。仮に加茂まで延びていれば、関西本線加茂以東よりも信楽線が先に電化され、大和路快速信楽・貴生川行きが実現していたかもしれない。大阪から信楽へはこのルートが一番早くて便利だろう。

大阪府最北端の能勢町内には阪急バスのほか、かつては旧・京都交通も亀岡方面から乗り入れていた。

実はもう一つ、兵庫県篠山から国鉄バス(園篠線の支線・園篠南線または西能勢線)も乗り入れていた。
篠山市(当時は多紀郡篠山町)の中心部・本篠山からR372を東に進んで福住(かつての国鉄篠山線終点。国鉄バス園篠線は園部および篠山口駅から篠山市内中心部への路線をはじめ、市内および周辺各地への支線系統によって一つの路線網を形成していて、西能勢線はその一つ)というところから、R173を南進、天王峠を越えて、能勢町の最北端・天王集落からはらがたわ峠を越えて能勢町の中心部へ下り、西能勢(阪急バス「森上」バス停と同じ場所)というところまでの路線バスがそれだ。

しかし、能勢町に国鉄バスが乗り入れていたことを知ったのは、かなり後になってからのこと。
1987年のJR発足直前になって国鉄バス(→西日本JRバス)園篠線もかなり整理され、能勢町への路線系統が廃止されたとのこと。そもそも府県境をまたいで能勢町と篠山市の間を利用する人は少なかったようで、主に天王集落から能勢町中心部への地域住民の足として重宝されたことだろう。実際、天王(国鉄バスのバス停名は「摂津天王」)までの能勢町内区間便もあったようだ。国鉄バス廃止後、森上~天王間に阪急デマントバスが運行されるようになるが、10年後の1997年、天王への路線バスは廃止されたようだ。その後、過疎化がさらに進み、2015年春、140年間続いた天王小学校も閉校となった。

現在、篠山市内から西日本JRバスは完全撤退、神姫グリーンバスが一括管轄している。ただし、園篠線の残滓である園部~福住間は京都交通に譲渡されたのち京阪京都交通に引き継がれ、現在も運行中だ(福住で神姫グリーンバスの本篠山行きに接続)。

<参考記事>
園篠南線(Wikipedia)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9C%92%E7%AF%A0%E5%8D%97%E7%B7%9A

【摂津天王】ほか(阪急バス路線物語)
http://hkbusst.blog106.fc2.com/blog-entry-2589.html

能勢町立天王小学校ホームページ
http://www.town.nose.osaka.jp/tennou_es/tennotop.htm


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1・2年ほど前まで活躍していた西日本JRバス京北線、旧・エアロスターMの2ステップ車。
今年に入って、新型エルガ・ノンステップが衝撃デビューで一気に置き換えられてしまったようです。
5年前に京都駅前で撮影したエアロスターMの写真を1枚アップしてみました。

京都市バスの均一運賃区間拡大に躍起だ。

均一運賃、京都市バスが拡大躍起(京都新聞)
http://www.kyoto-np.co.jp/economy/article/20151229000107

去年春、嵐山地区への均一運賃区間拡大が進んだ。これに合わせて、市バスと京都バス共通の均一区間1Dayチケット(500円)が発売開始となり、観光客には好評のようだ。
来春より岩倉地区でも均一運賃区間となる予定だ。さらに、西賀茂地区、横大路(伏見区)、洛西地区、そして高雄方面にも広げようという動きがある。

しかし、市バス均一運賃区間の拡大は、民営バスとの調整でなかなか大変なようだ。
嵐山地区と岩倉地区において実現したのは、京都バスとの調整が取れた結果だ。同じく京都バスのエリアである西賀茂地区は実現の可能性が高い。伏見区の中書島~横大路方面(京阪バスと京都京阪バスが乗り入れているが、本数は少ない)への拡大もそう難しくはないだろう。
ただ、高雄方面への導入については、西日本JRバスとの調整が難しいという。西日本JRバスの京都駅~高雄間の運賃は520円だが、仮に均一運賃区間が高雄まで拡大するとなれば、現行の半額以下(230円)となるため、難色を示しているとのことだ。

しかしそれなら、まず市バスの【8】系統を増強することが筋ではないかと思う。
高雄線【8】系統は、かつては三条京阪・四条河原町から発着し、本数もかなり多かったと記憶している。ただ、地下鉄東西線開通後、三条京阪および河原町か ら撤退し四条烏丸発着に後退した。運行経路も、かつては千本今出川・北野白梅町を経由していたが、東西線の太秦天神川開通後、京都外大前・太秦天神川駅経 由への大幅な経路変更となる。三条京阪撤退後、利用客は伸び悩んでいるようで、中型車(三菱ふそうエアロミディなど)が使われるようになる(三条京阪乗り 入れ時代は日野・いすゞ大型車が多かったと記憶)。もともと梅津営業所担当だったのが、一時期遠く離れた伏見区の横大路営業所担当(阪急バス委託)となっ たこともあるが、2014年春より梅津営業所(西日本JRバス委託)の担当に復帰している。

最近、外国人観光客の増加を背景に、京都市バスも再び拡大路線だが、せっかくなので高雄線【8】系統についても、三条京阪乗り入れを復活させるなどの活性化を望みたいところだ。

http://naohiko.exblog.jp/24820337/

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