カテゴリ:京阪バスグループ > 京阪バス(比叡山・滋賀地区) / 江若交通


京阪バス山科営業所管内の路線系統図は、1997年京都市営地下鉄東西線開通前は比較的シンプルで分かりやすいものでした(阪急東向日駅や浜大津・西大津駅にも乗り入れ、さらに京都奈良線も管轄するなど、かなり広範囲の運用だった)。現在の山科・醍醐地区路線路線は、廃止された京都市バス醍醐営業所の路線を引き継いでいることや、京都駅八条口発着稲荷山トンネル経由路線の新設等もあり、非常に複雑で分かりづらくなっています。

山科営業所管内の路線系統を系統番号ごとに大きく分類してみました。

【1桁】   :京阪六地蔵~醍醐・日野地区系統(【3】【8】【直通9】)
【10番台】  :三条京阪~三条通経由(【17】【19】)
【20番台】  :山科駅~醍醐・六地蔵方面(【20】【21】【22】【24】
                      【26】【28】【29】ほか)
        大宅~醍醐地区(【23】【25】ほか)
【40番台】  :山科駅~大津方面(【48】)
【50番台】  :比叡平・比叡山線(【56】【57】ほか)
【70番台】  :将軍塚青龍殿系統(【70】)
【80番台】  :六地蔵・醍醐地区~五条通~四条河原町・烏丸方面
【90番台】  :醍醐BT・大宅~五条通~四条河原町・烏丸方面(烏丸御池経由)
【300番台】  :京都駅八条口~稲荷山TN~山科・醍醐方面(【301】【303】【305】)


1桁系統(1~9)のうち、【8】号経路は六地蔵~日野誕生院系統をそのまま維持。【3】号経路は<京阪六地蔵~小栗栖団地~醍醐バスターミナル>系統として東西線開通後に新設されました。【直通9】<丹波橋駅東口~京都橘大学>は丹波橋駅発着の異色系統で、途中の停留所はJR六地蔵のみです。2018年3月まで、醍醐BTと伏見区中部の竹田駅方面を結ぶ【2】【6】号経路も管轄していたが、洛南営業所に移管。合わせて【6】号経路は龍谷大学前・稲荷大社前経由京都駅八条口まで延伸されました。

10・20番台は東西線開通前の三条六地蔵線・山科六地蔵線を引き継いだものですが、三条通を走るバスは地下鉄東西線と並走することから大幅に削減されてしまい、寂しくなったものです。

40番台はかつての京津国道線(京都駅・四条大宮~浜大津・西大津駅)からの継承。従来大津営業所の管轄だったが、1993年大津車庫移転に合わせ山科営業所に移管。東西線開通後は山科駅以東に短縮される形で残るものの、年月の経過とともに利用客減が加速し、滋賀県への乗り入れはほぼ軒並み撤退。現在【48】号経路が唯一残存、西大津バイパスを走り、辛うじて大津市の藤尾・小金塚まで行きます。

比叡山線の50番台は東西線開通の影響を受けることなく、ほぼそのままの推移です。

東西線開通後に新たに登場したのは80番台。山科・醍醐・六地蔵地区と京都市中心部を五条通(国道1号線)経由で結ぶ路線系統は、市バス醍醐車庫廃止もあって、三条通系統とは対照的に増強される形となりました。系統数が多く経路も複雑で覚えにくいです(さらに五条坂付近では東行きと西行きで経路が異なる)。90番台はその派生であり、四条通2車線化に伴う渋滞回避のため、一部を烏丸御池→御池通→四条河原町経由の循環ルートに変更。

300番台は京都駅八条口を起点に2010年開通の稲荷山TNを通る醍醐急行線として新設。稲荷山TNは当初は阪神高速京都線だったが、2019年より無料化とともに運賃も値下げされています。2013~15年の一時期、観光シーズンを中心に醍醐急行線を京都駅から第二京阪経由香里団地・京阪香里園まで延長運転する便もありました。


京阪バス大津営業所の車両に大きな動きが報告されています。

今回の目玉は、自動運転実証実験用に新車N-9003(エルガミオ)。登録ナンバーは滋賀200か1350。外観スタイルは普通のエルガミオですが、実証実験用ということで一般の車両と異なり真っ白な塗装となっています。行先表示機は京阪バス初めてのフルカラーLEDで、以降の新車に導入されるのかが気になるところ。

エアロミディW-1106・W-1109が大津へ転属しました(前配置は門真、京田辺?)。登録ナンバーは順に、滋賀200か1353・1352。大津でのエアロミディは久しぶりということで、注目を集めているそうです。石山駅近辺では帝産湖南交通のエアロミディとの美しいショットも狙えそうですね。

この玉突きとして、レインボーIIの2台(W-3017・3018)が洛南へ転属。洛南の代替車は今のところ確認されていないようなので、近いうちにダイヤ改正が実施され、増発または新路線の設定があるかもしれません。


京阪バス大津営業所のレア路線系統、【50】号経路<上千町→石山駅>

運行本数は平日朝のみ上千町発1本の片道運行のようです。

運行経路・主な停留所は、

上千町→中千町→北千町→滋賀大西門→野々宮→石山幼稚園前→石山小学校前→石山寺山門前→京阪石山寺→唐橋前→松原→石山駅

で、上千町から発車するバスも、この【50】号経路1本だけ。

次の中千町から先、【52】【53】【55】号経路が石山駅まで同じ経路を走ります。

かつて、上千町には【8】号経路(運行経路は現【50】とほぼ同じようだが)がもう少し多く乗り入れていたようですが・・・


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上千町バス停(大津市千町3丁目)
のどかな山あいの集落にある

上千町バス停は西国三十三所の名刹で知られる岩間寺への入口。上千町から西に向かってさらに3kmほど山を登ります。岩間寺は京都(宇治市)・滋賀の府県境手前にあります。毎月17日・法要の日には、石山駅からシャトルバスが運行されます。



江若交通の深夜湖西急行バスが2020年3月13日で運行終了となります。

深夜湖西急行バスは、山科駅を起点に、大津市内のJR湖西線沿線住宅地などを小まめに巡回。平日の金曜日深夜に運行されています(山科駅の発車時刻は日付が変わって土曜日の0:45)。

運行ルート・停留所は、

山科駅→日吉台団地口→北大津高校前→けやき通り→レークピアセンター前→衣川→堅田駅→ 琵琶湖大橋口→美空南→フレスコ→向陽店前→小野駅

運賃は終点・小野駅まで1,550円。

運行開始となったのは2010年以降の新しい路線で、10年足らずの短命で終わることになります。廃止までの運行日数はあと1日を残すのみとなりました。

http://www.kojak.co.jp/pickup/nightbus/



京阪バス大津営業所管内、大津市大石地区ゾーン線の一系統、【4G】号経路

【4G】号経路は、元は京阪宇治交通(→京阪宇治バス)の石山駅~維中前(宇治田原)~京阪宇治系統でした。 運行経路・主な停留所は、

大石小学校前~大石中~奥出~小田原口~小田原

で、滋賀県道783号【宇治田原大石東線】をそのまま辿ります。民家の少ない、なだらかな山間部にあたります。r783は大阪北河内および京都府南山城地域と琵琶湖を短絡する快適な抜け道ルートとして重宝されます。

【4G】号経路は、2008年10月に京阪宇治バス【96】号経路<維中前~猿丸神社~大石小学校~石山駅>を代替する形で新設。すなわち、府県境区間の維中前~猿丸神社~小田原間を廃止、残る大津市内区間を京阪バス大石ゾーン線に編入する形となります。ただし、大石小学校~奥出~寿長生の郷間には、過去に石山駅から京阪バス【4A】号経路が乗り入れ、石山駅発着で大石小学校を越える数少ない路線系統でした(廃止時期は不明)。

運行ダイヤは、平日5往復、土休日3往復です。

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小田原バス停と回転場



毎年、紅葉のシーズンに、三条京阪まで運行される近江鉄道バス。

かつての京都八日市線(京阪バスと共同運行)の「残滓」と言える路線で、2000年代以降も、紅葉シーズン限定で三条京阪までの片道運行として残っている、免許維持路線です。運行ルートは、

【名神】→(京都東IC)→四ノ宮→国道山科→五条別→京都薬科大学→御陵→日ノ岡→九条山→蹴上→三条弘道→神宮道→東山三条→京阪三条

で、滋賀県内は名神を疾走しつつ京都市内区間の三条通は、京阪バス一般路線(【17】【19】号経路ほか)と同じ各駅停車なのが面白いです。昔、三条通~国道1号線経由で京都市内と滋賀県各地を結ぶバス路線(京阪バス、帝産湖南交通、滋賀交通)が多く存在していたことも、髣髴とさせるものです。

この京阪三条線が路線が運行されるのは、定期観光バスの送り込みが目的。そのために、観光車によって運用され、乗り得な路線と言えます。

さて、京阪三条線の近年の状況ですが、2013年までは八日市始発だったが、2014年以降、立命館大学(びわこ・くさつキャンパス)始発に短縮されました *1)2)。さらに、今年2019年は年1回のみの運行となった模様です。

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「京都薬科大学」バス停

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「三条広道」バス停

*1)[免]近江鉄道バス 京阪三条線(抹茶目録)
https://yaplog.jp/special-rapid/archive/1087

*2)年に一月の限定路線~京阪三条線(まるよし電車区)
http://railway.cocolog-nifty.com/denshaku/2015/10/post-894a.html



琵琶湖大橋を渡って堅田と守山を結ぶ路線バス。近江鉄道と江若交通の共同運行となっています。

近江鉄道バスは、瀬田・草津・守山・近江八幡・八日市など、主に湖東エリア(JR琵琶湖線沿線)をカバーしているが、琵琶湖大橋を渡って湖西エリアに足を伸ばす路線もあります。一方、江若交通は湖西地区(坂本・堅田・志賀・高島方面)をエリアとしています。大津市堅田に乗り入れる近江鉄道バスは異色の存在と言えるかもしれません。

JR堅田駅前から発車したバスは、そのまま国道に入らず、堅田駅口、今堅田2丁目、今道内湖と堅田の旧市街地を巡回したのち、R477に入り、琵琶湖大橋(有料)を渡ります。琵琶湖大橋西詰の「道の駅・琵琶湖大橋米プラザ」へは「匂当内侍前(こうとうないじまえ)」下車が便利です。

琵琶湖大橋を渡ると、守山市に入ります。琵琶湖大橋東詰北側には、守山市最大のショッピングセンター・ピエリ守山があります(「琵琶湖大橋東詰」下車)。近くに佐川美術館などもあり、堅田駅から「免許センター前行き」(江若交通)、守山駅から「佐川美術館行き」(近江鉄道)もあるので、そちらが便利です。

バスは大橋東詰交差点を直進、しばらくR477の指定区間で、「美咲レークニュータウン前」・「みずほ団地口」など、新興住宅地や団地の多い地域となるが、やがてのどかな田園風景に変わります。「浜街道」との交点である洲本町交差点(「洲本」バス停)をそのまま直進し、県道11号線単独区間となります(R477は「浜街道」へ左折)。

「河西口」付近から、再び住宅地やロードサイド店の密集する典型的な郊外風景に変わり、守山市街地に。一部の便は、立命館守山中学・高校および市民ホール前を経由するため、「播磨田町北」交差点を右折します。市民ホールの向かい側(北)には守山市民運動公園・市民球場があります。市民球場の北側には市立守山中学校があるが、近くの立命館守山中学と混同しそうですね。

立命館守山経由を除く便は、「播磨田町南」交差点を「くすの木通り」へ右折、県立総合病院に寄ります。立命館守山経由の経路とここから再び同一経路となるはずです。「すごやか通り」を南東に向かって、守山市民病院前・守山市役所前を通り、「吉身一丁目」交差点を右折すると、終点・守山駅(西口)に到着。JR守山駅前は市の中心から東へ離れています。守山は新快速の停車駅です。

守山市は面積はさほど広くはなく、草津市・栗東市・野洲市のほか、琵琶湖を隔てて大津市に隣接しています。


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内畑に停車中のエアロスターKです。
大石ゾーン線の一つですが、珍しく大型車が使用されていました。
 


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大津市坂本地区の日吉大社参道を走行する江若交通バスです。
かつては、京阪バスも坂本地区まで乗り入れていたが、現在は大津京駅以南のみとなっています。
京阪石山坂本線の「坂本」駅は、昨年「坂本比叡山口」に改称。JR湖西線の「比叡山坂本」駅と混同しそうな気がしますが・・・。


江若交通に新車の三菱ふそう・エアロスター(2KG-MP38FK)が納車されました。 ナンバーは滋賀230か191。京阪グループ、しかもこれまで日野・いすゞのみだった江若交通に三菱ふそうの新車が始めて投入されたことで、話題を呼んでいます。江若交通には、かなり昔、京阪バスから三菱ふそう車(MAR470)が移籍した例があり、今回の三菱車はそれ以来のことのようです。今後、親会社の京阪バスでも三菱車の納入が復活するんでしょうか?

帝産湖南交通には山陽バスからいすゞ・エルガが移籍しました。形式はPKG-LV234L2、登録ナンバーは滋賀200か1276。従来、三菱ふそうのみでほぼ統一されていた帝産ですが、今回のいすゞ・エルガの移籍にはこれまた驚きました。帝産では10年前、南海バスから日野ブルーリボンとレインボーが移籍した実績があります(今も在籍しているんでしょうか?)。帝産カラーの日野車もなかなかいい感じで、今回転入してきたエルガの帝産カラーにも、特に違和感は覚えません。


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京阪バス・U代レインボー、帝産湖南交通の南海移籍車エアロスター、京阪700系ラッピング編成がうまいこと並んでいます。
 


Twitterの情報より。

京阪バス大津営業所に新車2台入りました。
いすゞLV290シリーズ、N-6284・6285の2台です。

代替はHRロングN-3154・3155、門真に転属となりました。これにより、門真のエアロミディ・ロングN-1080・1081が除籍になった模様です。 N-1080・1081は国内初のエアロミディ長尺(2002年登場)として記念すべき車両で、交野生え抜きのN-1090・1091などがいなくなったあとも、つい先日まで現役でした。残念ながらエアロミディそのものが生産中止となったようで、今後の中型車はいすゞエルガミオあたりになるんでしょうか?


昨年9月末の改正で「10月1日のみの運行」となった京阪バス【47】号経路・<山科駅-大津京駅>(西大津バイパス経由)。

今年は10月1日に運行されることなく廃止が決まりました。これで京都市内と滋賀県を結ぶバスは、京阪バス比叡平線・比叡山線と季節運行の京都バス朽木線、近江鉄道バスのみになってしまいました。


京阪バス【47】号経路・<山科駅-大津京駅>が年1回の運行に(2017.9.23)
http://katanogawara.blog.jp/archives/20783858.html

京都・滋賀バス乗り継ぎルート(2018.2.27)
http://katanogawara.blog.jp/archives/24698258.html



【商工会議所前】 → 大津中央郵便局

【木ノ下町】 → なぎさ公園

【国分町】 → 国分二丁目

【滋賀大前】 → 滋賀大東口

【南郷】 → 南郷五丁目 

【野々宮】 → 石山寺三丁目西
 
【北千町】 → 千町一丁目

【中千町】 → 千町四丁目

【奥出】 → 寿長生の郷口

【ゴルフ場前】 → 大津カントリー

【曽束中】 → 貴船御霊神社


この夏休み期間中、滋賀県で「路線バスでビワイチ!」イベントが開催されます。

これに合わせて、お得な「ビワイチ1日乗車券」の以下3コース分が発売されます:

【湖西・湖北コース】堅田駅→米原駅(今津・マキノ・長浜)
【湖東コース】米原駅→野洲駅(彦根・近江八幡)
【湖南コース】野洲駅→堅田駅(草津・大津)

値段は

1日券(1コース用) 大人2,000円 子供1,000円
3日券(3コース用) 大人5,000円 子供2,500円

使い方・注意点は、

○ルートは指定されている(乗り降り自由の切符ではありません)
○各コース(1日)だけの参加も可能
○ルート上のバス停ならどこからでもスタートおよび離脱が可能

それぞれのコースに1日かかり、したがって「ビワイチ」するのに3日間が必要です(1日で一周は無理)。


夏休み限定!「ビワイチ乗車券」でお得に琵琶湖一周路線バスの旅!

近江鉄道バス公式サイト



京阪バスは6月29日、自動運転バスの実用化に向けた研究を始めると発表しました。
大津市と協定を結んで実証実験を行い、早ければ2020年に本格的導入するとのこと。

国内のバス事業者が自動運転の事業化に向けて協力する自治体は珍しいとのこと。バス会社側は運転手不足の課題を解消、自治体側にも路線維持を図れるメリットがあるといいます。

京阪バス、自動運転を実験 大津と協定(産経新聞)



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一昔前、京都市内と滋賀県各地を結ぶバスが京阪バス・帝産湖南交通・滋賀交通などによって旺盛に運行されていました。しかし、京阪京津線三条-御陵間廃止&地下鉄東西線開通以降、京都市と滋賀県を結ぶバスは一気に減ってしまい、伝統の京津国道線も京阪バス【47】号経路・<山科駅~大津京駅>が年1回のみ運行の免許維持路線となり、京都・滋賀間のバス乗り継ぎが難しくなっています。

現在、可能な乗り継ぎルートとして、まず山中越・比叡平経由の

【京都駅、三条京阪】~(京阪バス56・56A・57号)~【比叡平】~(京阪バス25・66号ほか)~【大津京駅、浜大津、石山駅】

が挙げられます。三条京阪~比叡平系統は1時間あたり1本の乗車機会が確保されているので、さほど難しくないかと思います。問題は比叡平地区での乗り継ぎ。大津京駅・石山駅行きのバスは1~2時間に1本しかなく、うまく時間を合わせる必要があります。バスの待ち合わせ時間に、木下美術館(12/1~3/31は休館)や喫茶店・中国料理店などに入るのも良いかと思います。

浜大津・石山駅から近江鉄道バスで草津方面へ乗り継ぐことが可能です。


難易度はかなり高いが、次の経路も可能です。

【出町柳駅前】~(京都バス10系統)~【途中・葛川梅の木・朽木方面】


国道367号(鯖街道)を経由するもので、運行本数は”冬季を除く”土曜・休日のみ1日2本(出町柳7:45、14:55発)ですが、出町柳での発車時間を覚えておけば便利でしょう。【途中】バス停で江若交通堅田駅行きに乗り継ぐことも可能ですが、本数は1日5本で非常に少ないので注意。それよりも、終点・朽木学校前から安曇川駅方面へ乗り継ぐほうが良いかと思います。


京阪バスは主に淀川左岸の京阪沿線、大阪・京都・滋賀・奈良の4府県に路線網を広げているのは周知の通り。

しかし、京阪バスは対岸のライバル・阪急京都線およびJR東海道本線(JR京都線・琵琶湖線)沿線にも乗り入れています(阪急京都線の前身が新京阪だったこともあるが)。京阪バスの乗り入れているJR東海道本線の駅は、大阪方から順に

吹田、茨木、高槻、山崎、長岡京、京都、山科、大津、石山

まず、大阪府下では淀川対岸都市間連絡の高槻・茨木~枚方市駅および茨木~寝屋川市駅系統が筆頭に浮かぶでしょう。枚方高槻・茨木線は全体的に利用客が多く、高槻営業所の大型車で運用されています(【早バス】<長尾口→枚方→JR高槻>と折り返し枚方市駅行きのみ枚方営業所担当)。ただ、10数年ほど前までは、枚方高槻・茨木線のJR駅乗り入れの本数は少なかったし(阪急駅からの本数は多いが)、寝屋川茨木線は2007年開通の新しい路線です(主に寝屋川営業所の担当だが、平日ダイヤでは高槻営業所と共管)。

大阪地区ではこのほか【9A】<JR吹田~上新庄~京阪守口市駅~大日駅>系統もあるが、本数は毎時1本と少なく、中型車が主体(寝屋川営業所)。過去には、【9A】とは異なる経路で、吹田八尾線が守口駅・門真市駅・八戸ノ里・国鉄八尾方面へ発着していました(門真営業所管轄)。

京都地区の京阪バスでは山科駅からのバス発着本数が一番多いです(地下鉄東西線・京阪京津線と接続)。小野・小山・醍醐・六地蔵・藤尾・三条京阪など各方面へのバスが乗り入れており、全便山科営業所の管轄です。

京都地区の他の駅からの京阪バスは京都駅発着の直Q京都号および山科急行を除いて全体的に少ないが、2013年開通の【90】淀長岡京線は毎時1本は確保されており(男山営業所および阪急バスとの共同運行)、ほかに【13】JR山崎~京阪淀駅、【26】淀~京都駅八条口、【57】京都駅~比叡山が運行されています。淀・山崎・京都南部地区の路線系統は、もともと洛南営業所が管轄していたが、その後枚方→洛南→シティバス→京田辺→男山と担当営業所の変遷が目まぐるしいです。なお、正月3が日のみ、石清水八幡宮初詣客の利便を図って臨時バス<JR山崎~京阪八幡>が運行されます(枚方営業所担当)。

また、過去には向日町駅から山科・醍醐方面への長距離バス(国道171号・大宮通・五条通経由)、および向日町競輪場シャトルバスも発着。

滋賀地区では石山駅からのバスが最も本数が多いでしょう。かつては石山駅~大津駅~浜大津~大津京駅(湖西線)以北への路線も多かったかと思うが近年本数は大幅な縮小傾向にあり、住宅地や団地および大学の立地する大津市南部の石山団地・南郷・大石方面への路線が主体的となっています。大津駅からのバスは、現在は県庁所在地の駅前ターミナルとは思えぬほど少ないです(江若バスのほうがもう少し多い)。

JR東海道本線の駅に乗り入れる京阪バスは、高槻・山科・大津営業所が主体的で、かつては三菱ふそう車で統一されていたことは興味深いです。吹田~守口・門真方面系統についても、寝屋川・門真営業所にかなりの数だけ三菱ふそう車も配置されていた時代もあり、JR東海道本線から見る京阪バスといえば三菱ふそうというイメージが強いように思います。


京阪バス大津営業所にエルガLV290の新車が入りました。
社番N-6273です。



江若交通に京阪バス交野営業所の幕ブルーリボンシティ・W-3812が移籍しました。
社番は201号です。

交野(営)に残る幕車はW-3815のみとなった模様です。


西大津バイパスを走行する京阪バス【47】号経路・<山科駅~大津京駅>が、来月より年1回(10月1日のみ)の運行となる予定です。

https://www.keihanbus.jp/news/sysimg/00255/link_epQcI.pdf

この路線系統は京津国道線【46】【47】号・<京都駅・四条大宮~浜大津・びわこホテル・西大津駅>(※西大津駅は現・大津京駅)の残滓であり、かつては毎時1~2本あたりの本数が確保されていたが、地下鉄東西線開通後、山科駅以西の区間が廃止、【46】<山科駅~浜大津>、【47】<山科駅~大津京駅>が細々と残ります。【46】号経路は2006年に廃止、その後も西大津バイパスを経由する【47】号経路は残るが、ダイヤ改正の度に本数は減らされ、現在1日1往復のみとなっています。それが、来月から毎年10月1日のみの運行になると言います。

もともと鉄道と並行していることや道路渋滞の影響などもあって利用客激減に悩まされ、地下鉄東西線開通後は本数が大幅に減らされました。東西線開通のマイナスの影響はバスだけではなく、京阪京津線三条-御陵間が代替廃止(浜大津からの電車は東西線に乗り入れる形で三条京阪・京都市役所前まで運行)されることにより運賃大幅値上げ、ひいては京阪大津線区の経営悪化をもたらし、京都市内の交通体系全体に大きな禍根を残したように思われます。

そもそも、地下鉄東西線が繁華街の四条から離れていることもあって、あまり便利になったようには思えません。大津方面から四条河原町・烏丸へは京都駅からバスまたは地下鉄に乗るのが一番早いが、やはり遠回りで不便ですね。

そこで、大津市堅田・雄琴地区から西大津バイパス経由四条河原町への急行バスがあれば面白いと思います。走行経路としては、

堅田地区~(西大津バイパス)~京都東IC~(国道1号・五条通)~烏丸五条~四条烏丸~四条河原町~河原町五条~(国道1号・五条通)~・・・

あたりが一番早いかと思われます。課題は二車線化された四条通の渋滞でしょう。


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2007年4月撮影。

湖西線近江今津駅からは福井県の若狭・小浜と結ぶ西日本JRバスが発着しています。
京阪神から若狭地方への鉄道といえば、新快速で近江今津駅まで出て、バス乗り継ぎ(国道303号経由)が最短最速です。
近江今津と若狭を連絡する鉄道線の構想も昔からあります。

近江今津駅前にはJRバスのほか、湖国バス(近江鉄道グループ)も乗り入れています。

昔、確か京都-近江今津間の京阪バスもあったようですが・・・。
あと、江若交通もその社名が示す通り、小浜まで乗り入れていましたね。

ちなみに、国鉄バス時代は東海・北陸地方と同じ中部自動車局の管轄で、近畿圏の国鉄バスでお馴染みの三菱ふそう(+富士重ほか)ではなく、伝統的に日野車が使用されてきました。

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近江鉄道富士重7Eと京阪バス・ブルーリボンのツーショットです。
ともに「浜大津」行き表示を出していますね。



かつて、三条京阪・四条大宮・京都駅から三条通を経て大津市内および滋賀県を結ぶバスが盛んに運行されていた。京阪バス【46】【47】号経路のほか、信楽への帝産湖南交通、水口への滋賀交通、そして京都東ICから名神経由で八日市(東近江市)までの長距離バスなどもあった。現在、JRの本数増発および地下鉄東西線開通などの影響もあって、京都と滋賀を結ぶ路線バスは大半が廃止され、その成れの果てとして、西大津バイパスを行く京阪バス【48】号経路が1日1往復だけ残っている。

さて、大津市内と四条河原町・烏丸を結ぶ急行バスがあったらどうかと思っている。例えば、大津京駅・坂本・雄琴・堅田方面から西大津バイパス・三条通経由はどうだろうか?詳しい運行経路として、

堅田駅~雄琴~坂本~大津京駅~<西大津バイパス>~山科駅~<三条通>~三条京阪→河原町三条→四条河原町→河原町五条→<五条通>→烏丸五条→四条烏丸→烏丸御池→京都市役所前→三条京阪→・・・

とする。山科駅にも立ち寄り、京都市街地は循環運行、二車線化されて渋滞しやすい四条通を避ける。

なぜこう考えるのかといえば、滋賀県および山科駅から鉄道で四条河原町方面へは不便だから。地下鉄東西線は京都の繁華街・四条通から外れているし、京阪京津線は御陵から東西線に直通運転することで京阪本線へ乗り継げるように対応しているが、運賃がバカ高いのが困る。京阪山科駅はJRからの乗り換えが便利でせっかく場所が良いのに、地下鉄直通のための割増運賃だけのために、面倒不便でも地下鉄山科駅から乗るのが一般的だ。これも京都市当局の陰謀みたいなものを感じる。せっかく利用客の多かった京津線の軌道併用区間を廃止に追い込まれたために、大津線の経営が悪化し、京阪は割を喰ってしまう。四条通の二車線化も歩道が拡幅され歩きやすくなったのは良いが(これが目的のはずだったが)、車道が渋滞しやすくバスが大幅遅延となるのは問題だ。とにかく京都市の交通行政がここまでお粗末だったとは思わなかった。京阪グループ(京阪バス、江若交通)として、大津から四条河原町への急行バスを運転するなどの「復讐戦」に出てもよいはずだ。


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大津市南部にある京阪バス「大石小学校」バス停。
瀬田川の流れに従って南へ進み、南郷洗堰・立木観音を通って、宇治川ライン(県道3号)と信楽・伊賀方面への国道422号の交差するところから鹿跳橋を渡ったところにある。

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鹿跳橋

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鹿跳橋から下流側(宇治川ラインへ)

石山駅から大石小学校まで【4】または【54】号経路が毎時4本運行されている。
大石小学校から、外畑・内畑・曽束・小田原・桜公園各方面へのフィーダー路線(【4B】~【4H】)が発着している。かつては石山駅から山間部の奥まで乗り入れていたが、大石小学校で系統分割されている。
バスの行先表示機では「大石」の2文字だけ表示される。

なお、2008年までは、石山駅から大石小学校・小田原を経て宇治田原までの路線もあった(京阪宇治交通→京阪宇治バス、昔はさらに京阪宇治まで乗り入れていた)。現在、大石小学校~小田原間は京阪バス【4G】号経路として運行されている。

また、石山駅から南郷・R422経由信楽(甲賀市)までの国鉄・JRバスもあった。JRバス撤退後、公営バスに転換して同じ区間の運行を継続するが、今はどうなっているんだろうか?

京都東ICから国道1号を少し東へ進んで滋賀県大津市に入ったところで、161号西大津バイパスが分岐する。西大津バイパスは、自動車専用道の「湖西道路」(現在、無料化されている)につながり、比叡山・比良山の山麓をたどって北小松(大津市志賀町)あたりまで続く。湖岸沿いのR161大津市内の渋滞を緩和し、京都・大阪と高島・敦賀方面を短時間で結ぶ機能を有している。

西大津バイパスの坂本北IC以南は一般道の扱いとなっていて、最近まで原付(50cc以下)・自転車も通行できたが、去年から最高速度70km/hとなったため、それらが通行禁止となったようだ。京都市内から大津市北部への抜け道として重宝されていたが、原付・自転車・歩行者はR1逢坂越~浜大津を回るしかない。なお、湖西道路は自動車専用道なので125cc以下のバイクも通行できない。

西大津バイパスには京都市内と大津京を結ぶ京阪バスが通っている。かつては四条大宮~西大津駅(現・大津京駅)・琵琶湖大橋方面系統が通っていたが、現在、主に山科駅~藤尾・小金塚系統で、長等トンネルを抜けて大津京駅を結ぶバスは平日1往復だけとなった。



1993年5月某日のことだった。

所用で西大津(現・大津京駅前)に伺った帰りに、京阪バス【47】号経路・四条大宮行きに乗って寄り道した。

当時、京都市内(京都駅、四条大宮、三条京阪)から浜大津・西大津駅・びわこホテルへ京阪バス(京津国道線)が運行されていた。もっとも、特に浜大津方面行き(【46】号経路)は京阪京津線と完全並行していることもあって、利用客は少なかったようだが、1980年代以前の最盛期には、琵琶湖大橋とか大津市南部の大石・外畑方面から四条大宮までの便もあったそうだ。西大津駅行き(【47】号経路)は、国道161号西大津バイパスを通って大津市街地に抜けるルートで、現在も山科駅発着でその成れの果ての路線系統が運行されている(【47】【48】号)が、大津京駅まで直通するのは平日1往復のみとなってしまい(したがって、京都・大津間をバスだけで移動するのは非常に難しくなった)、他は全て藤尾・小金塚(京都市山科区と大津市との府県境が複雑に入り組む住宅地内)で折り返す。

さて、1993年の当日、私が乗車したときは、大津営業所担当で路線・観光兼用BタイプのエアロスターKだった。もともと大津営業所の担当だったが、実はその翌月、大津営業所の移転に伴うダイヤ改正・路線再編があり、【46】【47】号経路は山科営業所に移管された。大津営業所所属のBタイプ車などが山科に転属、京都ナンバーに登録替される。

このダイヤ改正は、京津国道線および大津市内路線縮小への布石だったと言える。4年後の京都市営地下鉄東西線開通(→京阪京津線の三条-御陵間は地下鉄に代替、京津線の併用軌道区間は上栄町-浜大津間のみとなる)を機に山科・醍醐地区から京都市バスが撤退(醍醐車庫廃止)、京阪バスに一元化されるが、東西線と並行する三条京阪発着系統は大幅に削減され、京津国道線は山科駅以西が廃止される。大津市内路線も石山駅および大石小学校で系統分断されるし、その後北部の比叡山坂本地区からも撤退する。

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2007年12月訪問・撮影。
2008年3月より、「大津京」駅に改称されました。
JR大津京駅から徒歩で京阪石山坂本線の皇子山駅へ乗り換えが可能です。

江若交通バスのブルーリボンも相当年季が入っていましたね。
「Jusco」も過去のものとなりました。

かつては、西大津から三条京阪・四条大宮までの京阪バスもあったが、今はこの駅前に乗り入れるバスの本数自体減っているみたいです。

実は、この日、西大津駅から京阪バス【48】号に乗車して山科駅へ抜けました(山科へ行くバスも今では平日1本だけ)。



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近江鉄道の富士重6E 今もまだ残っているんでしょうか?


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京阪バス U代レインボー 大阪地区から転入

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琵琶湖汽船 ミシガン

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京阪石山坂本線600形

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浜大津港と琵琶湖

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大津市大石地区最南端集落にある京阪バス終点、小田原バス停。
宇治田原と大石地区を結ぶ府県道782号線なりにある。
この先徒歩30分~1時間程度で京都府宇治田原町にたどりつくことは可能だ。

もともと、京阪宇治交通(→京阪宇治バス)の宇治・宇治田原~石山駅系統の途中にあったところだが、府県境を越えての利用客が少なく、宇治市街地への乗り入れを取りやめ、宇治田原(維中前)~石山駅間に短縮、そして2008年京阪宇治バス(当時)の滋賀県への乗り入れを撤退する。
その代替手段として、大石小学校~小田原間のみを京阪バス大津営業所(【4G】号経路)が新たに引き継ぐ。
ゆえに小田原の京阪バスのバス停としての歴史は浅い。

実は一度だけ、「3Dayチケット」を使って、大石小学校~宇治田原間のバスを乗車したことがある。この日、石山駅から樟葉までひたすらバス乗り継ぎの旅をした。乗車経路は、

石山駅~大石小学校~維中前~近鉄新田辺~樟葉駅

だった。もちろん今ではこのような乗り継ぎは不可能。

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