JR山陰本線出雲市-益田間の普通列車運用について気になること。
出雲市-益田間は2022年3月まで、島根県による高速化事業の一環として、キハ126系・快速【アクアライナー】(米子-益田間)が走っていました。キハ126系は比較的長距離の快速運用を前提としているため、旧・急行型キハ58系のイメージを引き継いだオールボックスシート車で2001年登場。キハ120に比べ、車体は大きく乗り心地は快適です。2001年7月以来、およそ21年間にわたり、【アクアライナー】が好評運行を続けてきました。
しかし、沿線の過疎化や山陰自動車道の延伸開通などに伴い、利用客の減少は著しいようで、快速【アクアライナー】は廃止(普通列車に格下げ)。同時にキハ126系の出雲市以西運用は大幅減となり、普通列車の大半はキハ120(浜田鉄道部所属)の1両運用に置き換えられました。
そして2024年3月ダイヤ改正では、キハ126系は浜田-益田間への運用が廃止されるとともに、出雲市-浜田間では1往復(下りは米子始発)に減らされ、他は全てキハ120となっているようです。さらに、普通列車の浜田乗り換えも増えています。出雲市-益田間を高速快適に行き来するなら、特急【スーパーまつかぜ】【スーパーおき】(キハ187系)を利用するしかないでしょう。