カテゴリ: 阪急バス & 北摂・阪神地域のバスなど


北大阪急行電鉄千里中央-箕面萱野間延伸開業に伴い、半世紀近く見慣れた「千里中央行き」電車が姿を消すことになりました。この機会に、もう二度と見ることはないかもしれない「千里中央行き」の写真を載せました。

kitakyu2000
北大阪急行2000形

DSC_0167a
北大阪急行9000形

DSCN7604
大阪メトロ21系 21618F

「千里中央行き」はごくありふれた行先だっただけに、意外にあまり撮ってなかったことに今頃気づきました。反対側の「なかもず行き」の写真は、なぜか結構撮っているが・・・。


阪急バス老舗路線の一つ、芦屋有馬線が2024年4月1日に廃止されることになりました。

今回廃止される路線系統は、【80】<阪神芦屋~有馬温泉(太閣橋)>。これに伴い、次の停留所

展望台口、宝殿橋、瑞宝寺公園前、有馬東口

が廃止されます。

芦屋有馬線は、もともと芦有ドライブウェイを運営する芦有開発によって運行される「芦有バス」でした。芦有バスは1977年阪急バスに譲渡されるが、現在も「芦有バス」いう名前で親しまれています。

阪神間&神戸市街地方面と有馬温泉を結ぶ一般路線バスといえば、2023年11月に阪急バス【6】(三宮~有馬温泉)が廃止されました。共同運行の神姫バスはその後も残るが、2024年4月1日に撤退する予定です。今後、阪神沿線から一般路線バスで有馬温泉に行き来するときは、西宮市「さくらやまなみバス」などを利用することになります。

阪急バスからのお知らせ
芦屋市域内のバス路線を再編します

https://www.hankyubus.co.jp/news/images/20240401ashiya.pdf


 


神姫バス【12】系統・岩岡西神線。

JR山陽本線・大久保駅(明石市)から神戸市西区の岩岡地区や西神工業団地などを経て、西区の中心部・地下鉄西神中央駅前を結ぶ路線。神戸市バスから系統番号を含めそのまま引き継いだものです。運行経路は同一系統番号ながら複数存在して少々複雑です。

1)大久保駅~山手小学校前~高丘西口~天郷~岩岡小学校前~上新地~岩岡中学校前~上岩岡~田井西口~(西神墓園)~高和橋~西神工業団地口~西神工業会館~西神中央駅前【兵庫県道148号経由】

2)大久保駅~山手小学校前~高丘西口~天郷~岩岡小学校前~上新地~岩岡中学校前~上岩岡~田井中央公園前~高和橋~西神工業団地口~西神工業会館~西神中央駅前
兵庫県道148号経由】

3)大久保駅~山手小学校前~高丘西口~天郷~秋田~福吉~上村~田井西口~高和橋~西神工業団地口~西神工業会館~西神中央駅前【兵庫県道384号経由】

4)田井北口~神出中学校前~五百蔵


大久保駅~西神中央駅前間の所要時間はおよそ50分程度。明石市大久保地区の高台住宅地・団地から西区の工業団地(福吉地区)、ため池の多い農村田園地帯(神出・岩岡・田井地区など)を経て、西神工業団地・ニュータウンに至り、景色の変化に富んで十分乗りごたえがありそうです。

運行ダイヤは、大久保駅~上岩岡間では西神中央駅前まで通しの「大運転」便を含め、毎時4本が基本的(経由地・経路の違いは無視)。内毎時1本が西神中央駅前直通便です。JR大久保駅を基点に明石市大久保地区および西区福吉・岩岡地区への旅客流動に沿ったダイヤが組まれていると言えます。「大運転」便が運行されない日中時間帯もあるので注意。このほか、大久保駅~ナブテスコ西神工場直行便(系統番号なし)も設定されています。

shinki-okubo12


阪急バス妙見口能勢線廃止に伴い、能勢電・妙見口駅から阪急バスが消えることになりました。以下の写真の光景は、もう見られなくなります。

P8120017a

P8120020

P5040009

P5040023a

P8120019



兵庫県尼崎市にある自動車教習所、尼崎ドライブスクール。略称で「あまドラ」と呼ばれています。

同教習所へのアクセスである送迎バス等がユニークで面白いです。教習所には無料送迎バスのほか、阪神バス尼崎市内線が乗り入れています。最寄バス停は「尼崎ドライブスクール前」。同ドライブスクールへは次の3路線系統

【AD1】番 武庫営業所~阪急武庫之荘~JR立花~阪神尼崎(北)~あまドラ前
【AD2】番 阪急塚口~阪神尼崎(北)~あまドラ前
【AD3】番 阪急園田~JR尼崎(南)~あまドラ前


が設定されています。上記3系統とも毎時各1本の運行で、特に尼崎ドライブスクール前の発車時刻が全く同じであるのが面白いです。尼崎ドライブスクール前~東大物町1丁目間の経路は3系統とも同一で、ドライブスクール発のバスが同区間において3台連続運行ということになります。なぜ、同時発車なのかといえば、教習の時間に合わせているからでしょう。

さらに面白いのは、教習生限定で阪神バス全線(一般路線のみ)無料サービスを開始。阪神バスが実質無料送迎バスであるほか、買い物やレジャー・通学にも利用可能で大変お得ですね。もちろん在学期間のみ有効で、最長9ヶ月の条件が付きます。


阪急バス【29】系統・北摂霊園線。

当路線系統は北千里・千里中央から箕面市北部(勝尾寺、北摂霊園)および豊能町の山間部に向かう長距離路線として、運行経路が地味ながら面白いと思いました。 

途中の主な停留所は、北大阪急行・箕面萱野駅開業(2024年3月23日)以降のもので、

阪急北千里駅~千里中央~箕面萱野駅~粟生間谷西4丁目~持国天橋~勝尾寺~北摂霊園内~高山~川尻~余野(東能勢中)~希望ヶ丘4丁目

阪急北千里駅~粟生間谷西4丁目間(橙字)では、上に記した停留所を除いて無停車の「特急」として運行されます。箕面萱野駅開業後も千里中央乗り入れが維持される、数少ない箕面市北部方面の路線系統です。箕面市粟生間谷地区から豊能町・国道423号線にかけて、大阪府道4号線を国道423号線を走破する唯一の路線という意味で希少価値が高いと言えます。勝尾寺~高山間は明治の森・箕面国定公園に指定されたゾーン。豊能町高山地区はキリシタン大名・高山右近ゆかりの地で知られ、高山城跡や棚田などが見どころです。

運行本数は、

(平日)北千里~希望ヶ丘4丁目 3往復
(土休日)北千里~希望ヶ丘4丁目 1往復、北千里~北摂霊園 5往復

となります。改正前は土休日も希望ヶ丘方面直通が3往復あったのが1往復に減便されます。



高槻市営バスでは、2024年4月1日ダイヤ改正が実施される予定です。

2024年問題に対応するため、多くの路線で減便などの大幅なダイヤ改正が行われます。一方、玉川橋団地線では平日ダイヤに限り増便されるようです。

また、奈佐原線、萩谷線、阿武山・塚原線ではJR高槻駅北乗り入れが廃止され、全便JR富田駅発着に変わります。JR高槻駅~JR富田駅間は国道線に乗り継ぐか、JR(高槻-摂津富田間)を利用することになります。合わせてJR富田駅前バスのりばも変更されます。

令和6年4月1日ダイヤ改正について(高槻市営バス公式ホームページ)
https://www.citybus.city.takatsuki.osaka.jp/oshirase/2023120600019/

令和6年4月1日JR富田駅のりば変更案内ポスター
https://www.citybus.city.takatsuki.osaka.jp/oshirase/2023120600019/file_contents/r604tonda.pdf



DSCN6245a

DSCN6248a


京阪バス・京都競馬場シャトルバスのうち、山崎線(JR山崎・阪急大山崎~京都競馬場)の運行が2024年2月18日をもって終了となるようです。今後、京都競馬シャトルバスは阪急西山天王山駅から利用することになります。

JR山崎・阪急大山崎発着のバスは、臨時・八幡山崎線(正月3が日のみ運行)が運行取りやめとなったばかり。続いて競馬シャトルも消えることになります。

JR山崎駅発着の定期路線には京都京阪バス【13】号経路(淀山崎線)と阪急バス【80】系統があるが、淀山崎線は平日の運行がなくなりました。淀山崎線は2021年まで京阪バス(男山営業所)による運行でした。阪急バス【80】系統も撤退する動きがあるようです。


阪急バス豊能西線【9】系統。

千里中央を起点に箕面有料道路(トンネル)を経て、箕面森町西から豊能町西部の東ときわ台・光風台方面を結ぶ路線。途中東ときわ台・光風台地区で系統番号が【2】に変わります。同じ箕面森町方面へ向う【1】系統とは異なり、止々呂美南・箕面森町センターなどは通らず、大阪府道116号線【豊能池田線】経由で箕面森町西~ときわ台方面まで短絡します。

運行順路は、

千里中央→白島(はくのしま)→箕面森町西→東ときわ台7丁目→支所前→東ときわ台2丁目→東ときわ台9丁目→東ときわ台7丁目→光風台駐輪場→光風台駅

新光風台2丁目→新光風台4丁目→光風台小学校前→光風台駅→光風台駐輪場→支所前→東ときわ台2丁目→東ときわ台9丁目→箕面森町西→白島→千里中央


:9系統、水色:2系統として運行)

走行市町は豊中市・箕面市・豊能町に及び、千里中央発着路線としてはかなりの長距離路線と言えます。ただし、千里中央~白島間の市街地区間はノンストップ。千里中央~光風台間の運賃は680円。運行ダイヤは1日6本。光風台駅で能勢電鉄(妙見線)と接続。

当系統をはじめ箕面市・茨木市山間部および豊能町に向う路線系統は、2024年3月北大阪急行電鉄・箕面萱野延長開業に伴い、箕面萱野駅発着に短縮されます(千里中央乗り入れは廃止)。

大阪市内~豊能町西部エリア(光風台、ときわ台など)間の往来は、もともと阪急宝塚線~能勢電鉄経由がメインルートでした。しかし、箕面有料道路および箕面森町~豊能町間を結ぶ道路開通に伴い、北大阪急行・千里中央駅からバスまたは自動車が一般的なルートに変わりつつあり、箕面萱野延伸開業後、ますますこの傾向に拍車がかかりそうですね。最近の能勢電鉄の運行体系見直しも、箕面萱野延伸を見据えたものでもあると言えます。

(関連記事)
大阪府道116号線【豊能池田線】
https://amanogalaxy.livedoor.blog/archives/24405067.html



北大阪急行電鉄・箕面萱野延伸に伴い、2024年3月箕面市・茨木市を中心に阪急バスの路線が再編されます。このほど、詳細が阪急バスホームページに掲載されました。ここで取り上げる阪北線【50】系統も再編の対象です。

【50】系統は、新大阪~日出町~阪急豊中駅~柴原阪大前駅~箕面を結ぶ路線で、元は大阪梅田発着(【13】系統)でした。現在の運行体系に変わったのは、2020年。基本的に新大阪~柴原阪大前駅間の運行ですが、平日1往復のみ箕面までのロングランがあります。2024年3月の路線再編に伴い、箕面発着便が廃止されることになりました。

並行する阪急宝塚線大阪梅田~箕面線直通列車も、2022年12月全廃されました。これも、北大阪急行・箕面萱野延伸を先取りする一連の流れと見られます。



2024年3月24日、北大阪急行の千里中央-箕面萱野間延伸開業に伴い、大阪メトロ(地下鉄)と北大阪急行電鉄のダイヤ改正が実施される予定です。

今回、ダイヤ改正が行われる路線は、

(大阪メトロ)御堂筋線、四つ橋線、ニュートラム
(北大阪急行)全線(江坂-箕面萱野)


主な変更点は以下の通りです。

(御堂筋線・北大阪急行)
◎現在千里中央まで運行する列車を全て箕面萱野まで運行
◎千里中央始発列車は初発列車のみ、他は箕面萱野始発
◎平日ダイヤの朝ラッシュ時間帯において、最小運行間隔(2分15秒)で運行する時間帯を拡大
◎天王寺行き列車の一部をあびこ行き、新金岡行き、またはなかもず行きに延長
◎箕面萱野発天王寺行きが登場(平日3本、土休日1本)

(四つ橋線)
◎大国町駅で御堂筋線との乗り継ぎ利便性を向上させるため、土休日昼間時間帯において運転間隔を7分30秒から8分に変更し、同駅で御堂筋線箕面萱野行きと連絡を行う
◎全駅ホームドア稼動に対応して、終端駅以外の停車時間を5~10秒延長

(ニュートラム)
◎終発列車の時刻を見直す(繰り下げ)


今度のダイヤ改正で、長年見慣れた「千里中央行き」の列車は消滅することになります。

ダイヤ改正リリース(大阪メトロ)
https://subway.osakametro.co.jp/news/news_release/20240123_diakaisei.php

(北大阪急行)
https://www.kita-kyu.co.jp/news/detail/651
 


大阪府豊能町、国道423号線に設置されている阪急バス「余野」バス停。

国道423号は大阪市梅田新道と京都府亀岡市を結ぶ国道。新御堂筋や箕面グリーントンネルも指定区間に含まれます。北摂・阪神間から京都方面への抜け道にも重宝されます。

余野は豊能町東部の中心部で町役場や郷土資料館などが立地。池田・千里中央・茨木の各方面からバスが発着する結節点です。亀岡市との境界にも近く、府境手前の「牧」まで阪急バスが乗り入れます(池田発着系統のみ)。牧地区は、旧・丹波国で、もとは京都府南桑田郡でした。また、数年前まで、余野から野間峠を経て能勢妙見山へのバスも発着していたが、廃止されました。

9d2f9c57.jpg


05839e68.jpg


f03d2878.jpg

 


兵庫県尼崎市の神崎橋西詰にて。

ちょうど神崎川が大阪府大阪市(淀川区)との境界にあたります。

神崎川西詰に「西川」バス停があります。2018年当時、阪急バス・阪神バス(尼崎市内線)が発着していました。その後、阪急バス(加島線)の乗り入れは廃止。阪急バスは梅田・十三から来ていました(その昔、塚口や伊丹まで走っていました)。今では加島線も梅田乗り入れ一般路線もなくなりました。

DSCN4309

DSCN4312

DSCN4313

 


1980年代前半の高槻市内のバスについて、思いつくままに書いてみました。

高槻市を走る路線バスは、阪急沿線・北摂エリアでありながら、古くから高槻市営バスと京阪バスの2社局が主なシェアを占めてきました。 市営バスは高槻市域を隈なくカバーし、京阪バスは鉄道の通っていない枚方~高槻・茨木の淀川両岸連絡路線を運行。高槻市営バスは現在、大阪府唯一の公営バス事業者です。このほか、阪急バスと近鉄バスも市内に乗り入れていました。阪急バスは現在、市南西部の柱本地区を拠点に千里丘・阪急茨木市駅・JR吹田の各方面を結ぶ路線が残っています。

1980年代前半の高槻市といえば、阪急高槻市駅立体化工事のことを思い出します。そして少し前の1979年、国鉄(→JR)高槻駅南口整備とともに松坂屋がオープンしました。国鉄高槻駅前のバスのりばは、当時南口・北口・西口の3箇所がありました。各のりばに高槻市営バスが発着し、また南口からは枚方行きの京阪バスも乗り入れています。北口と西口は2004年の再開発事業に伴い、新・北口ロータリーに整備統合され、アクトモールが開業(アルプラザ高槻が核店舗)。北口では1973年から西武百貨店が営業を続けてきたが、2019年高槻阪急に生まれ変わりました。

DSCN6686


高槻市営バスの車両カラーは1983年まで阪急バスと似た青とベージュの塗装デザインでした。1984年以降納車のスケルトン車両(西工58MC)からは、黄緑と白をベースとする現在の塗装デザインに変わり、既存のモノコック車(西工53MC)の一部も新カラーに塗り替えられました。また、北部山間部(樫田地区)を経て京都府亀岡市まで市営バスが乗り入れていたが、1983年廃止。現在も、JR高槻駅北から府県境手前の杉生まで1日3本のバスがあります(ちなみに、樫田地区行きの高槻市営バスは途中、京都市西京区の端っこを通ります)。

DSCN6689

京阪バス、特に枚方高槻線は旅客需要が旺盛で運行本数が多いが、1980年代当時、「国鉄高槻行き」は本数が少なかったです(昼間は30分に1本)。阪急に比べて国鉄(JR)の利用客が少なかったためだと思いますが、JRが高槻に新快速停車するようになって利用客は増加し、今では15分ヘッドで運行中です。枚方高槻線は阪急とJRで基本的に系統分離が採られているが、一部時間帯で阪急高槻経由のJR高槻発着便が設定されています。変り種路線として、朝夕時間帯に阪急高槻~枚方市駅~香里団地直通系統もありました。

hirakatakita198702

かつて茨木~富田~水無瀬間を国道171号線経由で阪急バスが走っていました。もともと京阪急行線だった名残で、水無瀬(島本町)から先、京都市の河原町御池までロングランのバスもありました(河原町御池乗り入れは1982年廃止)。茨木~水無瀬系統は1997年茨木~JR摂津富田に短縮され、辛うじて高槻市内乗り入れは維持したものの、その後も減便は続き、2021年には跡形もなく廃止されました。2002~2008年ごろの一時期、茨木~水無瀬系統の路線免許を活用して、大阪梅田~高槻間の深夜急行バスが運行されたこともありました。

近鉄バス(鳥飼営業所)は茨木市・摂津市をカバーしているが、かつて高槻市南西部の三島江・柱本・富田地区にも乗り入れていました。

DSCF0006


大阪空港リムジンバス枚方津田線が2024年1月1日をもって廃止されました。

https://www.okkbus.co.jp/uploads/AdminNews/439/body_pdf/20240101_itm-tda_Route-Abolished.pdf

枚方津田線は2019年10月に新設されました。京阪バスと阪急観光バス(旧・大阪空港交通)との共同運行でした。走行経路は、

大阪国際(伊丹)空港~(中国道・名神)~名神高槻~(名神・京都縦貫道・第二京阪)~高速京田辺~津田駅

でした。空港から津田駅までの所要時間は約60分、運賃1,200円。運行本数は阪急観光バス1往復、京阪バス7往復でした。

高速道を使うとはいえ、やや遠回りルートであり、果たして需要があるのか、正直疑問でした。一方、それ以前に大阪空港~枚方市駅・松井山手線(近畿道、国道1号寝屋川バイパス経由)が運行されたこともあり、結構需要があるものと思いきや、わずか数年の短命に終わったのは意外でした。

枚方津田線が実際に運行されたのは、2020年4月までのわずか半年のみ。その後、新型コロナ感染拡大という非常事態に伴い、運休。そして、一度も運行再開することなく廃止に。

津田駅・長尾駅・松井山手駅から大阪空港への交通ルートは、

~(JR学研都市線)~放出~(JRおおさか東線)~新大阪~(リムジンバス)~大阪空港

が便利でしょう。

運行開始のプレスリリーフ(2019年、大阪空港交通)
https://www.okkbus.co.jp/uploads/AdminNews/119/body_pdf/20190924135110.pdf

DSCN7695
津田駅に乗り入れていた大阪空港交通
この光景が見れたのもわずか半年

DSCN7358
津田駅 大阪空港行きバスのりば
穂谷・天王方面行きと共用



阪急バス西宮市内線【24】系統。

阪急西宮北口駅を起点に、西宮浜地区を循環する路線です。走行順路は、

西宮北口→西宮営業所前→芦原町→JR西宮→西宮市役所前(阪神西宮駅東口)→石在町→用海町→東町→東浜町→誠成公倫会館→朝凪町→用海町→西宮本町→阪神西宮駅東→市役所東→JR西宮→芦原町→西宮営業所前→西宮北口

当路線系統は、阪急バス西宮営業所前を通る唯一の路線です。「阪神西宮」には乗り入れないので注意(阪神電車へは「西宮市役所前」または「阪神西宮駅東」を利用)。阪神西宮駅前・市役所前付近の経路は、往路(南行き)と復路(北行き)で経路が異なります。

誠成公倫(せいせいこうりん)は神道系の宗教団体で、兵庫県西宮市に本部があります。

運行ダイヤは、昼間時間帯は10・11時帯を除いて概ね毎時2本ですが、誠成公倫会館休館日は毎時1本の運行となります。10・11時帯に限り、毎時4~6本あるが、その大半は誠成公倫会館折り返しで、休館日は運休です。

 hankyubus-nisinomiya24



2024年1月13日に阪神バス(阪神線)の路線・ダイヤ見直しが実施される予定です。

残念ながら昨今の例の通り、路線廃止・減便の暗い内容ばかりです。 まず、次の路線系統が廃止(休止)となります。

(野田尼崎甲子園線)
JR尼崎~阪神甲子園
阪神杭瀬駅北~阪神甲子園
野田阪神前~阪神杭瀬駅北ほか

(北大阪線)
野田阪神前~天神橋筋6丁目


これに伴い、大阪市内から阪神バスが完全撤退することになります。

また、尼崎西宮線(阪神尼崎~阪神西宮)も大幅減便されます。尼崎西宮線はそれなりに本数があるが、近鉄バス阪奈生駒線などがたどった経緯のように、路線そのものが廃止される可能性も考えられます。

https://www.hanshin-bus.co.jp/files/whatsnew/20240113_daiyakaisei.pdf



阪急バス【21】系統・<JR吹田駅(北口)~万博記念公園駅>。

当路線はJR京都線から万博記念公園(エキスポシティ)への新たなアクセス路線として、近年増便されました。従来、JR茨木駅から阪急バスと近鉄バスの共同運行により、多くの便数が確保されてきました。しかしここ数年の間、阪急バスは運休、続いて近鉄バスも2023年10月に大幅減便されるなどの大鉈ぶりです。万博記念公園へは大阪モノレールが便利だが、JRとモノレールとの接続がないため、残念ながら茨木駅からの利便性は低下。

その代わり、JR吹田駅(北口)と万博記念公園を結ぶ【21】系統が増強されています。主な停留所は、

JR吹田駅(北口)~片山小学校前~上山手町~佐井寺南が丘~竹谷~佐井寺~五月丘~亥子谷(いりこのだに)~山田西~新小川~山田宮ノ前~山田樫切山~万博記念公園駅

運行ダイヤは土休日9~17時帯に毎時1本(平日は運休)。【21】系統の区間便として、【20】系統(JR吹田駅→五月が丘西→佐井寺→JR吹田駅)が設定されています。【20】系統は平日・土休日とも運行で、【21】系統運転日には、【20】【21】交互に30分間隔のダイヤが組まれています。



DSC_0008

阪急園田駅前(北口)にて。

ここから江坂まで阪急バスに乗車しました。兵庫・大阪府県境を跨ぐ面白い路線系統です。この路線は2020年、JR吹田まで延長されました。2014年当時、園田駅前には、大阪梅田や伊丹市内からの路線も発着していたが、いずれも廃止。

南口からは阪神バス(尼崎市内線)・阪神尼崎方面行きが発着します。

園田といえば、園田競馬場。競馬開催時には、園田駅前から無料シャトルバス(阪神バス)が運行されます。


西宮~神戸三宮間を結ぶ路線バスには、阪神バス西宮神戸線があります。国道2号線(阪神国道)を東西に貫き通し、路面電車の阪神電車国道線がルーツです。 国道線廃止後、大阪市内(野田阪神前)・尼崎~神戸三宮間を結ぶ阪神バスに引き継がれました。しかし、これも後年、大阪~杭瀬、杭瀬・尼崎~西宮間と西宮~神戸三宮(税関前)間に系統分割され、現在に至ります。

今回、あえて阪神バス西宮神戸線を使わない乗り継ぎルートを調べてみました。

【ルート1】(阪急夙川経由)
西宮北口・JR西宮   ~ 阪急夙川   (阪急バス【1】【2】)
阪急夙川        ~ JR芦屋   (阪急バス【11】【13】)
JR芦屋        ~ JR甲南山手 (徒歩)
JR甲南山手      ~ 阪神御影南口 (神戸市バス【31】)
阪神御影        ~ JR六甲道  (神戸市バス【16】【36】)
JR六甲道       ~ 三宮     (神戸市バス【2】)
(または)
六甲口         ~ 三宮     (神戸市バス【92】)

【ルート2】(西宮浜経由)
阪神西宮南口      ~ 泉町     (阪神バス鳴尾浜線)
泉町          ~ 大東町    (徒歩)
大東町         ~ 阪神芦屋   (阪急バス【12】)
阪神芦屋        ~ JR甲南山手 (徒歩)
JR甲南山手      ~ 阪神御影南口 (神戸市バス【31】)
阪神御影        ~ JR六甲道  (神戸市バス【16】【36】)
JR六甲道       ~ 三宮     (神戸市バス【2】)
(または)
六甲口         ~ 三宮     (神戸市バス【92】)


芦屋市内では阪急バス、神戸市内では神戸市バスに乗車することになります。芦屋市・神戸市境界付近は徒歩ですが、1~2kmほどの距離で所要時間30分程度と見ておけばよいでしょう。芦屋市内を走るバスは、阪神バス西宮神戸線を除いて、阪急バスが全面的にカバーしており、芦屋浜営業所が運用拠点となっています。



大阪(伊丹)空港リムジンバス上本町線について。正式名称は「リムジン大阪空港上本町線」です。運行区間は大阪空港~近鉄大阪上本町駅。

従来、阪急観光バス(旧・大阪空港交通)の単独運行だったと思いますが、2023年7月1日より近鉄バスとの共同運行になったと知って、少し驚きました。

運行ダイヤは終日概ね30分間隔。空港行きの便は一部を除きJR難波駅経由ですが、上本町行きの便は最終便に限りJR難波駅経由です。また、近鉄バス担当便は上下2~3本に限られ、他は全て阪急観光バスの担当(JR難波駅経由は全て阪急観光バス)。


 


高槻市営バス屈指の狭隘路線、梶原線。

JR高槻駅南・阪急高槻駅から大阪府道67号線(西国街道)を通って梶原東に至る路線です。西国街道は狭隘区間のため、小型車で運用されています。

2023年12月1日より、梶原線の運行経路が一部変更されます。萩之庄~梶原東間の走行路がJR京都線脇の新道に切り替わります。これに合わせ、3停留所(梶原西、梶原、梶原東)が移設されます。また、梶原~梶原東間には、「梶原中」停留所が新設されます。

DSCN8228
萩之庄バス停

P6250024
梶原東バス停だったかな・・・

梶原線の運行経路を一部変更します(高槻市営バス)
https://www.citybus.city.takatsuki.osaka.jp/oshirase/2023081800060/



枚方から西宮までのバス乗り継ぎルート。

2023年11月5日まで茨木・石橋(国道171号線)乗り継ぎの神ルート(もとをたどれば京阪バス枚方石橋・西宮線に由来)があったが、同日の運行を最後に阪急バス石橋西宮線が廃止されました。さらに2023年12月には、京阪バスの吹田乗り入れも廃止予定です。したがって、今後可能な乗車ルートを大幅に見直す必要があります。

【ルート1(茨木・石橋・大阪空港・伊丹・尼崎経由)】
枚方市駅     ~ JR茨木    (京阪バス【7】ほか)
JR茨木     ~ 阪急石橋阪大前駅 (阪急バス【92】)
阪急石橋北口   ~ 大阪国際空港 (阪急バス【1】)
大阪国際空港   ~ 本町      (伊丹市営バス【25】)
伊丹中央     ~ 阪神尼崎駅   (阪急バス【56】)
阪神尼崎     ~ 阪神西宮    (阪神バス尼崎西宮線)


【ルート2(守口・大阪駅・尼崎経由)】
枚方市駅     ~ 京阪香里園   (京阪バス【1】【9A】)
京阪香里園    ~ 寝屋川市駅   (京阪バス【22】【26】)
寝屋川市駅    ~ 大日駅     (京阪バス【1A】【6】ほか)
大日駅      ~ 京阪本通    (京阪バス【9】ほか)
京阪本通     ~ 守口車庫前   (徒歩)
守口車庫前    ~ 大阪駅前    (大阪シティバス【34】【78】)
大阪駅前     ~ 加島西     (大阪シティバス【97】)
加島西      ~ 西川      (徒歩)
西川       ~ 阪神尼崎    (阪神バス【23】)
阪神尼崎     ~ 阪神西宮    (阪神バス尼崎西宮線)

(または)

大阪駅前     ~ 佃       (大阪シティバス【92】)
佃        ~ 阪神尼崎    (国道2号線を徒歩)
阪神尼崎     ~ 阪神西宮    (阪神バス尼崎西宮線)

【ルート3(上鳥飼・吹田・園田経由)】
枚方市駅     ~ 茨木市役所前  (京阪バス【7】ほか)
茨木市役所前   ~ 上鳥飼北    (京阪バス【12】)
上鳥飼北     ~ 上鳥飼     (徒歩)
上鳥飼      ~ JR吹田駅   (阪急バス【31】)
JR吹田駅    ~ 阪急園田駅   (阪急バス【24】)
阪急園田駅    ~ 阪神尼崎    (阪神バス【23】)
阪神尼崎     ~ 阪神西宮    (阪神バス尼崎西宮線)

吹田を経由する場合、本数は少ないが上鳥飼から阪急バス柱本線【31】系統を利用するのも手です。茨木・寝屋川どちらからも寝屋川茨木線【12】号経路で上鳥飼へ回ることはできるが、茨木経由のほうが乗り継ぎ回数が少なく早いかもしれません。京阪バス【9A】号経路(上新庄経由)に近いルートをとるときは、

京阪本通~(徒歩)~地下鉄太子橋今市~(大阪シティバス【86】)~上新庄駅前~(徒歩)~吹田簡易裁判所前~(阪急バス【24】)~阪急園田駅

が可能です。

このほか、千里中央~豊中~伊丹経由なども可能。


DSCN6823a

DSCN6820a

DSCN6818


神戸市兵庫区の有馬街道(国道428号線)・平野商店街を走る市バス(【9】系統?)です。

平清盛ゆかりの地で知られるスポット。かつてここに神戸市電の終点がありました。
 


2023年11月6日の阪北線【11】系統(梅田~阪急園田駅)廃止をもって、大阪梅田・阪急三番街から阪急バス一般路線は「うめくる」を除き、消滅することになります。

梅田に乗り入れていた阪急バスの写真を並べました。

DSCF0012a
加島線【18】系統 加島駅経由西川行き
北口(ヨドバシ)から発車していた時代

DSCF0015a

DSCF0014
来月廃止予定の阪北線【11】阪急園田駅行き
もともと阪急百貨店前から発車していた
P7210020a
阪北線【13】豊中行きも阪急百貨店前から発車
箕面までのロングランもあった

P7210029a
梅田を出発した加島線【18】系統
道路向かいには梅田貨物ターミナルがあった

20070923046a
加島線【18】梅田行き

P7160038a
末期の【11】系統
大阪駅高架下から発車

PA150014a

PA150034
ヨドバシ前を通る末期の加島線【18】系統
のりばは大阪駅北口バスターミナルに変更

DSCN4045a
大阪駅北口バスターミナルで発車を待つ加島線【18】系統

DSCN5106ajpg
廃止1年前の加島線【18】系統
再開発の進む「うめきた」エリアを通る



兵庫県小野市にある粟生駅。読み方は「あお」です。

粟生駅にはJR西日本・加古川線、神戸電鉄粟生線、北条鉄道の3社が乗り入れ、共同使用のターミナル駅となっています。ただし、乗車人員は3社合わせて3,000人/日足らずで、さほど賑やかな場所ではありません。ホームは

1番 加古川線(西脇市方面)
2番 加古川線(加古川方面)
3番 北条鉄道 
4番 神戸電鉄


がそれぞれ使用。

当駅は神戸電鉄粟生線の終点かつ同社路線の最西端であるとともに、北条鉄道の起点であります。北条鉄道はもともと加古川線と同じ国鉄の路線(北条線)だったが、1985年に第三セクター化されました。加古川線・北条線とも長年非電化だったが、加古川線は2004年電化されました。3路線ともJRと同じ規格のレール幅だが、現在直通運転は行われていません(かつて神戸電鉄のレールも加古川線ほかとつながっていたようですが)。

粟生駅は英語表記で「AO」。地味ながら「日本で一番短い英語表記駅名」として知られています。ちなみに「日本一短い駅名」は三重県のアレですね。 

北条鉄道といえば、昨年JR東日本・五能線からキハ40が譲渡されたことで話題になっています。

P8260006
加古川線103系3550番台

P8260008
北条鉄道(3番のりば)

P8260007
のりかえ案内標

P8260005
2番ホームと隣接する駅舎

「キハ40形を呼んだ男」が振り返る1年 その忘れられない光景とは
(朝日新聞デジタル)

https://www.asahi.com/articles/ASR1N5RKXQDTPQIP001.html



既にネット・SNSで話題になっていますが、来月2023年11月5日(日)をもって、阪急バス【6】系統(三宮~有馬温泉)が廃止されます。

神戸市の中心街・三宮と有馬温泉を結ぶ交通手段は、西日本JRバスの直行便(有馬エクスプレス)があり、鉄道利用だと北神線~神戸電鉄が最短ルートとなっています。 一般路線バスの三宮有馬線(阪急バス、神姫バス)も細々と運行されているが、一般の温泉客は運行本数の多い有馬エクスプレスに流れていること、また北神線の神戸市営化に伴う運賃値下げなどもあって、三宮有馬線の利用客が激減しているようです。さらに昨今の全国的な乗務員不足や物流2024年問題などを受け、阪急バスは伝統的な三宮有馬線に大鉈を振るうことになりました。

阪急バス撤退後も神姫バスは引き続き運行するが、来年2024年春に路線の再編があるようです。

阪急バスでは、三宮有馬線と同日、老舗の豊中・石橋西宮線、阪北線(梅田~園田)、宝塚空港線が廃止されます。

https://www.hankyubus.co.jp/news/images/20231006s.pdf


以前にも淀山崎線【13】号経路についての記事を投稿しました。もともと京阪バスの運行路線だったが、2021年12月より京都京阪バス(八幡営業所)に移管されました。

淀山崎線【13】号経路は、京都市南部郊外の桂川両岸を結ぶ路線の一つ。京阪電車淀駅(京都市伏見区)と阪急京都線(大山崎駅)・JR京都線(山崎駅)(大山崎町)を結んでいます。

【13】号経路の主な停留所は、

京阪淀駅~洛西浄化センター~名神大山崎~阪急大山崎駅~JR山崎

で、全長4.9kmの短距離路線です。

京阪と阪急・JRを連絡する路線にもかかわらず、もともと運行本数は非常に少なく、朝と夕方・夜の時間帯に偏っています。京都京阪バス移管前は京阪バス男山営業所が担当していました(さらに以前は、京阪バス洛南→枚方→洛南→京阪シティバス→京阪バス京田辺と、担当移管が頻繁に繰り返されている)。

当【13】号経路ですが、全国的な運転士不足や物流2024年問題に伴い、2023年11月13日より平日の運行が取りやめになります。したがって、土休日のみの運行になります。情報源は↓の記事です。

http://www.kyotokeihanbus.jp/00news/topics2023/20231006_diagram.pdf

「名神大山崎」バス停前には、阪急バス大山崎営業所が構えています。

JR山崎・阪急大山崎駅発着の定期路線バスは、ほかに阪急バス【80】系統(JR山崎~JR向日町)があるが、2時間に1本の運行で本数は少ないです。

淀山崎線と類似の路線系統として、

淀長岡京線【90】号経路(京都京阪バス、阪急バス)
京都競馬場シャトルバス(JR山崎・阪急西山天王山駅~京都競馬場)(京阪バス)
【臨時】八幡山崎線(正月3が日のみ運行)(京阪バス)


が存在します。淀長岡京線【90】号経路は2013年運行開始の新しい路線系統で、比較的安定した利用状況を維持しているようですが、もう少し増便してほしいところですね。当初、京阪バス(京田辺営業所→男山営業所)が担当の1社だったが、【13】号経路と同様、2021年12月より京都京阪バスに移管されました。


2023年10月21日(土)より、近鉄バス茨木線エキスポシティ系統(JR茨木駅~万博記念公園駅)が大幅減便される予定です。

エキスポシティ系統は、もともと阪急バス・近鉄バスとの共同管轄でした。阪急バス撤退前(2023年3月下旬)は阪急は急行便、近鉄は各駅停車便と棲み分けていました。現在、近鉄バスの単独運行で、土休日に毎時2本の運転ですが、今度のダイヤ改定で1日8便に減ります。基本的に毎時帯1本の運転ですが、本数ゼロの時間帯も発生します。改正後の時刻表は以下の通りです。

(JR茨木駅)
https://www.kintetsu-bus.co.jp/search/pdf/224_1695175200.pdf

(万博記念公園駅)
https://www.kintetsu-bus.co.jp/search/pdf/61_1695175728.pdf

エキスポシティ系統は、JR茨木駅からエキスポシティへのアクセスに非常に便利だったのですが、度重なる減便で、近い将来路線そのものが消える可能性も考えられそうです。

バスに代わる交通手段として、阪急茨木市駅からの場合だと、乗り換えの手間はあっても、

茨木市~(阪急京都線)~南茨木~(大阪モノレール)~万博記念公園

で何とか対応可能です。なお、JR(京都線)からの場合は、吹田駅(北口)から阪急バス【21】系統が便利です(今後、吹田駅乗り換えにシフトするでしょう)。

京阪沿線(枚方、寝屋川方面)からの場合は、門真市駅でモノレール乗り換えが最速ルートとなります。


大阪府池田市(阪急池田駅)と兵庫県尼崎市(阪神・JR尼崎駅)の間のバス乗り継ぎルートを調べてみました。

かつて、阪神尼崎駅~阪急池田駅を伊丹・川西市経由で直通するバス(阪急バス尼崎線)がありましたが、現在は少し遠回りのルートを取らないといけません。 幾つかルート例を挙げてみたいと思います。

【ルート1】(石橋・北村経由)
阪急池田駅      ~ 阪急石橋北口  (阪急バス【1】【11】)
阪急石橋北口     ~ 北村      (阪急バス【96】)
北村         ~ 阪神尼崎駅   (阪急バス【56】)

【ルート2】(大阪空港経由)
阪急池田駅      ~ 大阪国際空港  (阪急バス【1】)
大阪国際空港     ~ 本町      (伊丹市営バス【25】)
伊丹中央       ~ 阪神尼崎駅   (阪急バス【56】)

【ルート3】(石橋・髭茶屋経由)
阪急池田駅      ~ 阪急石橋北口  (阪急バス【1】【11】)
阪急石橋北口     ~ 髭茶屋     (阪急バス【96】)
髭茶屋        ~ 阪神尼崎    (阪神バス【43】)

【ルート4】(千里中央・吹田経由)
阪急池田駅      ~ 呉羽の里    (阪急バス【1】【11】)
呉羽の里       ~ 千里中央    (阪急バス【81】【82】【83】)
千里中央       ~ JR吹田駅(北)(阪急バス【4】【12】ほか)
JR吹田駅(南)   ~ 阪急園田駅   (阪急バス【24】)
阪急園田       ~ 阪神尼崎    (阪神バス【11】)


【ルート5】(千里中央・豊中経由)
阪急池田駅      ~ 呉羽の里    (阪急バス【1】【11】)
呉羽の里       ~ 千里中央    (阪急バス【81】【82】【83】)
千里中央       ~ 阪急豊中駅   (系統多数)
阪急豊中駅      ~ 伊丹一丁目   (阪急バス【81】【82】)
伊丹中央       ~ 阪神尼崎駅   (阪急バス【56】)


【ルート1】~【ルート3】のように、阪急石橋北口または大阪国際空港経由のルートが、直接的で近いです。ただ、千里中央から吹田または豊中へ少し大回りのルートも、また一興でしょう。


※2023年11月以降、阪急バス豊中西宮線(【97】)が廃止されるので、【ルート1・3】は使えなくなります。



P2100050

P3180049a

DSCF0004

阪神タイガースが18年ぶりにセ・リーグ優勝を果たしました!
 


2023年8月17日を最後に、神戸市営地下鉄西神・山手線&北神線用7000系および1000形が引退しました。 

神戸市営地下鉄(神戸市交通局)の車両には幾つかの形式が存在するが、7000系のみ出自が異なります。7000系は旧・北神急行電鉄の車両。北神急行電鉄は北大阪急行などと同様、阪急グループの子会社でした。北神線(新神戸-谷上間、7.5km)はかつて北神急行電鉄が運営していました。北神線の開通は1988年。六甲山北側(神戸市北区)の神戸電鉄有馬線から中心市街地・三宮へ短絡することを目的に建設されました。7000系は開通前年の1987年にデビューしました。5編成×5両(当初)を製造。VVVFインバーター制御方式を採用。北大阪急行8000形と同世代ですね。

北神線は六甲山地を縦断するため、谷上駅付近を除いてほぼ全線が「北神トンネル」に等しく、1997年北越急行開通までJRを除く日本の鉄道で最長の山岳トンネルでした。開業当初から神戸市営地下鉄西神・山手線と相互乗り入れが行われたため、同線の規格に合わせたアルミ合金製19m3扉車体で、窓配置や編成の構成も西神・山手線の車両(1000・2000・3000形)と統一されています。北神線開通に合わせ、市交側では2000形という新形式も登場しています。

7000系は当初5両編成だったが、翌年1989年6連化されました。

開業から30年近く経過し、神戸市北区における地域振興・人口増加を図ることを目的に、北神急行電鉄の事業を神戸市に譲渡し、合わせて北神線の運賃値下げが実施されることになりました。2020年6月1日より、北神線は神戸市営地下鉄が運営。

西神・山手線~北神線用の既存1000形・2000形・3000形および7000系は全て、6000形に代替統一する形で引退が始まり、2023年8月の1000形(第17・18編成)および7000系を最後に、全編成の定期運用がなくなりました。1000形よりも新しい2000・3000形が先に全廃になったのは意外でした。


茨木市の近鉄バス「花園・東和苑」バス停。

近鉄バスで「花園」といえば、ラグビーで有名な東大阪市の花園を連想されるかもしれません。実際、近鉄東花園駅前から近鉄バス四条畷・住道・河内山本方面行きが発着しています。しかし、「花園・東和苑」は北摂・茨木市の花園2丁目にあり、東大阪市とは無関係です。

花園・東和苑へは阪急茨木から【70】【73】番のバスが発着(JR総持寺経由あり)。名神高速脇道沿いに設置されており、藍野花園病院に隣接しています。バスはここで折り返しです。国道171号線(西国街道)の北側、北摂山地の方角へ向かい、名神をアンダーパスする近鉄バスは、少し妙な感じがします。

周辺には、太田茶臼山古墳(継体天皇陵)をはじめ大小の古墳史跡が点在。太田茶臼山古墳は巨大前方後円墳で、規模は全国第21位、5世紀半ば頃の築造と推定されています。

高槻市との境界が目と鼻の先で、ちょうど高槻市立土室(はむろ)小学校が市境に面しています。花園・東和苑バス停から名神東行きに沿って15分ほど歩くと、高槻市営バス「土室」への乗り継ぎが可能です。

d615ea22.jpg


 ba63757c.jpg


335e76e4.jpg

 


阪急バス有馬線【41】系統・< 宝塚駅・西宮名塩駅~山口営業所前>。

宝塚・西宮名塩から国道176号線の山岳区間を走って西宮市北六甲台・山口地区を結ぶ路線系統(有馬線)は多数存在するが、その一つである【41】系統はある意味希少価値の高い路線系統だと思います。それは、西宮市山口地区の最北端である名来(ならい)に乗り入れること。

【41】系統の主な停留所は、

宝塚駅~生瀬~JR西宮名塩駅~名塩~名塩小学校前~名塩山荘~赤坂峠~三軒家~北六甲台東口~北六甲台センター前~北六甲台天上公園前~天上口~名来~天上口~西宮北インター~山口営業所前

【41】系統と同ルートで、かつ名来地区に乗り入れない【40】系統も設定されています。

【41】系統の運行本数は、

(東行き:西宮名塩・宝塚行き) 平日3本 土休日3本 (朝時間帯のみ)
(西行き:山口営業所前行き)  平日4本 土休日3本 (夕時間帯のみ)
「宝塚行き」は平日のみの片道運行、他は全て西宮名塩駅折り返し


です。なお、【40】系統では、宝塚駅発着便が平日・土休日とも数本設定されています。

阪急バス山口営業所管内では2023年8月にダイヤ変更が実施されました。有馬線系統の宝塚乗り入れが大幅減便され、西宮名塩折り返しが基本的となっています。合わせて、停留所名も「宝塚」→「宝塚駅」、「西宮名塩」→「JR西宮名塩駅」に改称されました。宝塚駅周辺の道路渋滞に伴う遅延などにより、宝塚駅から西宮市北六甲台・山口地区へのバス利用客が減少している現状を反映してのダイヤ変更と言えます。

hankyubus-yamaguchi-41
有馬線【41】系統 経路マップ


99bc91a4.jpg


3d498be3.jpg

P7160038a

大阪駅前JRガード下。

御堂筋(国道176号)の一部ですが、このガード下には独特の面白い空間が広がります。

大阪駅ホーム東側の端で東海道本線(JR京都線)と大阪環状線が並走する区間であるため、ガードにかなりの幅があり、地下道のような雰囲気です。

このガード下から発車するバスもあります。大阪シティバスの多くの路線系統は大丸前の広場から発車するが、一部の系統および阪急バス阪北線(上津島・園田方面行き)は御堂筋~JRガード下にのりばが設定されています。少し前まで、タクシーのりばも設置されていたが、西側に移転した模様です。

ガードの西側はJR大阪駅1階コンコース(御堂筋口)で、ここから大丸やグランフロントなどへ直結。

東側は新梅田食道街と呼ばれる庶民的な雰囲気の飲食店街で賑わいます。ここはもともと、旧国鉄時代の施設関係の退職者に対する救済事業として設立されたそうです。南側の阪急百貨店、北側の阪急大阪梅田駅ビルやホテルに挟まれた谷間の位置にあり、上品で華やかな阪急のイメージと異なる雰囲気が面白いですね。

ガードの地下は大阪メトロ御堂筋線の梅田駅ホーム。御堂筋線は10両の長い編成のため、ホームはJRガードの両端を跨いでいます。梅田で乗り換えるとき、阪神および谷町線(東梅田)は天王寺・なかもず寄り、阪急は新大阪・千里中央寄りの車両に乗ると便利です。


P5130004

P5130003

「尼崎市営バス」時代です。

尼崎市営バスは阪神バスに譲渡されました。ただ、旧市営バス路線は、他の阪神バス路線とは車両塗装の区別がなされています。

JR尼崎駅前はJR神戸線(東海道本線)・JR東西線・JR宝塚線(福知山線)のジャンクションであり、乗り換えの利便を図るため、新快速や特急【こうのとり】が停車します。

一昔前はといえば、JR神戸線は普通電車しか止まらず、大阪駅から10km以内の圏内なのに、やや寂れた感じの駅でした。しかし、JR東西線(京橋-尼崎)の開通に合わせて、駅舎・ホーム大改築が施され、立派なターミナル駅に大出世しましたね。


 


DSCN0328


先日、JR千里丘駅(摂津市)から枚方市駅までバス乗り継ぎをしました。千里丘と枚方の間をバスだけで行き来できることに、少し驚きです。幾つかのルートを紹介したいと思います。

【ルート1】 (柱本団地・唐崎西口乗り換え)
JR千里丘駅      ~ 柱本団地   (阪急バス【33】【34】ほか)
柱本団地        ~ 唐崎西口   (高槻市営バス)
唐崎西口        ~ 西切     (徒歩)
西切          ~ 枚方市駅   (京阪バス【7】ほか)

【ルート2】(柱本団地・阪急高槻市駅経由)
JR千里丘駅      ~ 柱本団地   (阪急バス【33】【34】ほか)
柱本団地        ~ 阪急高槻駅  (高槻市営バス)
阪急高槻        ~ 枚方市駅   (京阪バス【2】ほか)

【ルート3】(上鳥飼北・寝屋川市駅経由)
JR千里丘駅      ~ 上鳥飼北   (阪急バス【34】)
(または)
JR千里丘駅      ~ 上鳥飼    (阪急バス【33】【34】ほか)
上鳥飼         ~ 上鳥飼北   (徒歩)

上鳥飼北        ~ 寝屋川市駅  (京阪バス【12】)
寝屋川市駅       ~ 京阪香里園  (京阪バス【22】)
京阪香里園       ~ 枚方市駅   (京阪バス【1】【9A】)

【ルート4】(南摂津駅・茨木経由)
JR千里丘駅      ~ 南摂津駅   (阪急バス【33】【34】ほか)
南摂津駅        ~ 阪急茨木市駅 (近鉄バス【20】【21】)
阪急茨木        ~ 枚方市駅   (京阪バス【7】ほか)


実際に乗車したのは、【ルート1】でした。寝屋川経由の【ルート3】にしようとも考えたが、酷暑のもと上鳥飼北での乗り継ぎ・待ち時間がきつそうなので、スーパーのある柱本団地経由にしました。しかし、柱本団地発着のバスも各方面(JR千里丘駅、阪急茨木市駅東口、阪急・JR高槻)へ毎時1~2本と多くはなく、やはり炎天下での待ち時間は・・・。その点では、【ルート4】(南摂津駅・阪急茨木市駅経由)のほうが一番楽と言えそうです(南摂津駅前にはオークワがある)。


DSCN0242

近鉄バスに「峠」という名前のバス停があります。

場所は大阪府茨木市南春日丘4丁目。春日丘線【1】【2】番が通っています。なぜ「峠」なのかはよくわからないが、とにかく気になる名前ですね。

ちなみに、枚方市の京阪バスにも「峠」というバス停があります。所在地は長尾峠町で、洞ヶ峠に由来するものであるのは納得できます。

kintetsubus-toge


近鉄バス【1】【2】番 <阪急茨木市駅・JR茨木駅~春日丘公園>
http://katanogawara.blog.jp/archives/42719634.html


六甲山を縦断する神戸三宮~三田間バス乗り継ぎルートを調べてみました。

【ルート1】(特急バス直行)
三宮(神姫バスターミナル)        
          ~ 三田駅       (神姫バス【特急】)

【ルート2】(有馬温泉・岡場駅経由)
三宮        ~ 有馬温泉(太閣橋) (阪急バス・神姫バス【6】)
有馬温泉(太閣橋) ~ 金仙寺口      (阪急バス【45】【75】【95】ほか)
金仙寺口      ~ 岡場駅       (阪急バス【44】【74】ほか)
岡場駅前      ~ イオンモール神戸北 (神姫バス【68】ほか)
イオンモール神戸北 ~ 三田駅       (神姫バス【67】ほか)

または

岡場駅前      ~ 三田駅       (神姫バス【66】)(平日のみ)

【ルート3】(谷上駅経由)
三宮        ~ 谷上駅       (阪急バス・神姫バス【6】)
谷上駅       ~ 三田駅       (神姫バス【14】)

【ルート4】(神戸駅・谷上駅経由)
三宮        ~ 神戸駅       (神戸市バス【7】、
                       神姫バス山手線)
神戸駅南口     ~ 三田駅       (神姫バス【14】)




神戸の中心部・三宮と三田の間は、鉄道利用だと北神線+神戸電鉄(谷上乗り換え)が最短最速でしょう。北神線開通前は、神戸高速+神戸電鉄(新開地乗り換え)が最短ルートだったが、やや遠回りな上、神戸電鉄菊水山~鵯越付近の急カーブ・勾配区間が存在するため、スピードは遅いです。むしろ、尼崎まで迂回してでもJR(神戸線新快速+宝塚線)を使うほうが早いかもしれません。

三宮~三田間には特急バス(新神戸トンネル、阪神高速北神戸線、六甲北有料道路経由)が古くから運行され、鉄道よりも早くて安いということでバスに人気があるようです(かつて丹波篠山市や丹波市までのロングランもありました)。これとは別に、神戸駅(南口)~三田間にて、ほぼ神戸電鉄に沿う形で一般道経由の神姫バス【14】系統も運行されています。

特急バス以外のルートを選ぶなら、運行本数面での難易度としては、【ルート2】の阪急バス主体の乗り継ぎ(有馬温泉経由)が、乗り換え回数は多いものの一番低いかもしれません。岡場駅前~三田駅直通の便は平日1日数本しかないので、注意。イオンモール神戸北を経由するほうが便利でしょう。



阪急バス武庫川新橋線【91】系統。

JR中山寺駅と阪急今津線・仁川駅を結ぶ路線ですが、運行本数わずか2往復の免許維持路線です。主な停留所は、

JR中山寺駅(南口)~中筋南~今里町~宝塚営業所前~安倉北小学校前(西行きのみ停車)~安倉中3丁目~安倉小学校前~宝塚安倉団地~中野住宅前~西野団地前~高司中学校前~競馬場北~阪急仁川駅

走行区間の大半は宝塚市ですが、途中西野団地前の前後で伊丹市を少しばかり掠ります。仁川駅前は宝塚市と西宮市との境界にあたります。仁川駅は阪神競馬場の最寄り駅です。

2023年7月現在の運行ダイヤは、

【西行き】(平日・土休日共通)
JR中山寺駅(南口) 08:15 → 阪急仁川駅
安倉北小学校前    09:00 → 阪急仁川駅

【東行き】(平日)
阪急仁川駅      19:47 → JR中山寺駅 
阪急仁川駅      21:17 → 宝塚営業所前

(休日)
阪急仁川駅      17:25 → JR中山寺駅 
阪急仁川駅      18:15 → 宝塚営業所前


JR中山寺駅~阪急仁川駅間を通す便は1往復のみです。宝塚営業所から仁川循環線への送り込みを兼ねてのものです。

当路線は、2005年4月、宝塚市からの請願路線として新設されました。もともと2年間の実験運行として運行され、2006年5月には平日12往復に増便。沿線の企業従業員や住民で新たな需要が発生し、実験運行をさらに1年間延長。利用客の増加は続くものの採算性を見込める路線ではないとして、2008年4月以降減便が続きます。

hankyubus-takarazuka-91

仁川について
https://amanogalaxy.livedoor.blog/archives/21480368.html



神戸市バス【64】系統。

【64】系統は市バス路線としてユニークな特徴を持っています。当路線系統は中央区の三宮と六甲山裏の北区箕谷地区を新神戸トンネル経由で結ぶ路線で、市バス唯一の急行便です。

主な停留所は、

三宮駅ターミナル前~地下鉄三宮駅前~(ノンストップ)~新神戸駅前~(新神戸トンネル)~箕谷~箕谷駅前~松が枝町~日の峰2~桂木2~大原1~神戸北町

中央区-箕谷地区間において神戸電鉄と競合するが、運賃・距離・所要時間の面で、バスのほうが圧倒的優位に立っています。市バス【64】系統は、神戸の中心街・三宮に直結しているのが何よりの強みでしょう(神戸電鉄利用の場合、山岳鉄道の線形の悪さゆえにスピードが上がらず、さらに新開地で乗り換えが必要)。三宮へは谷上駅乗り換え・神戸市営地下鉄北神線(旧・北神急行)経由も可能で、北神線市営化の恩恵で運賃は値下げされたが、それでもバスのほうが運賃は安いです。ほぼ終日にわたり利用客は非常に多く、「ロングバス」といわれる車両が導入されています。

新神戸トンネルの箕谷料金所脇には駐車場が整備されており、全国に先駆けてパークアンドライディングを実施しているのも、当路線系統の特徴と言えます。

運賃は、「均一区」と「近郊区」に跨り、対キロ制が採用されています。三宮駅ターミナル前~箕谷駅前間大人450円、三宮駅ターミナル前~神戸北町間大人500円。


衝撃的なニュースが入りました。

能勢電鉄の運営する妙見の森関連事業、および妙見ケーブル線(兵庫県川西市)が2024年6月24日の営業をもって廃止すると発表されました。営業を終了する事業は以下です。

鋼索線(妙見の森ケーブル:黒川~ケーブル山上)
索道線(妙見の森リフト:ふれあい広場~妙見山)
その他事業(妙見の森バーベキューテラス など)

https://noseden.hankyu.co.jp/upload_file/noseden/information/newsrelease202306231.pdf

能勢妙見山への公共交通は、

能勢電・妙見口駅~(阪急バス【5】【6】【8】)~ケーブル黒川駅~(妙見の森ケーブル)~ケーブル山上~(徒歩)~ふれあい広場~(妙見の森リフト)~妙見山

が現在唯一の可能なルートです。上記ケーブル・リフトの廃止後、公共交通では妙見山に到達できないことになりますね(妙見口駅からのハイキングコースでもアクセス可能です)。「妙見口」駅は大阪府豊能町に属し、大阪府最北端の鉄道駅。妙見山(能勢妙見山)は標高660m、大阪府豊能町と兵庫県川西市の境界です(三角点の所在地は大阪府豊能町)。上記ルートは大阪府と兵庫県を跨いでいます。

能勢妙見山は古くから信仰の対象とされ、山頂近くに日蓮宗の能勢妙見堂があります。当山は西南日本の標高600m付近でのブナ自生の南限とされ、天然記念物に指定。

能勢妙見山へは、以前池田(阪急池田駅)からもバス(国道423号線経由)が運行されていました。ケーブル・リフト廃止後、代替交通手段として、北大阪急行の千里中央または箕面萱野からのバスが、最も可能性のあるものと考えられるが、能勢妙見山を訪れる人は減少しているようで、期待薄でしょう。


DSCN6337

nose-myoken-route


近鉄バス【1】【2】番・<阪急茨木市駅・JR茨木駅~春日丘公園>。

近鉄バス茨木線(鳥飼営業所管轄)の路線系統の1つです。経路順序および主な停留所は、

阪急茨木市駅→茨木市役所前→JR茨木駅→中穂積1丁目→紫明園東→松沢池→春日丘公園→春光園→紫明園→紫明園東→中穂積1丁目→JR茨木駅→茨木市役所前→阪急茨木市駅

で、【1】番はJR茨木駅発着、【2】番は阪急茨木市駅発着。

茨木市北春日丘および南春日丘の松沢池に囲まれた住宅地を通る路線系統であり、近鉄バス(旧・近畿日本鉄道自動車局)鳥飼営業所の前身、茨木バスからの路線です。阪急・JR茨木駅~紫明園東 / 紫明園間の「エキスポロード」(大阪府道129号線)は、阪大系統およびエキスポシティ系統と共通の経路となっています。阪急・JR茨木~春日丘・阪大・エキスポシティ系統は、現在近鉄バスの独壇場となっています(2023年3月まで、エキスポシティ系統に限り阪急バスとの共同運行だった)。

春日丘の住宅地内は狭隘路を通るため、中型長尺車(レインボーHR)が優先的に使用されているようです。中型長尺車が製造中止になっているようで、置き換え時期も迫っており、後継にはどんな車両が充当されるのか、気になるところ。

系統番号についても、近鉄バスでは10未満の系統番号は一般的に「01番」などの表示が原則だが、茨木線については「1番」「2番」で表示されています。

DSCN6373a
春日丘系統にはレインボー・ロングが使用される



茨木~宝塚間バス乗り継ぎルートについて調べてみました。

次のルート例が挙げられます。

【ルート1】(石橋・昆陽里経由)
JR茨木駅     ~ 阪急石橋阪大前駅 (阪急バス【92】)
阪急石橋阪大前駅  ~ 昆陽ノ里     (阪急バス【96】)
昆陽ノ里      ~ 昆陽里(阪神バス)(西へ約300m徒歩)
昆陽里       ~ 宝塚       (阪神バス)

【ルート2】(石橋・大阪空港経由)
JR茨木駅     ~ 阪急石橋阪大前駅 (阪急バス【92】)
阪急石橋北口    ~ 大阪国際空港   (阪急バス【1】)
大阪国際空港    ~ 宝塚       (阪急バス【90】)

【ルート3】(千里中央・豊中・伊丹・中山寺経由)
JR茨木駅     ~ 千里中央     (阪急バス【57】)
千里中央      ~ 阪急豊中駅    (阪急バス 系統・本数多数)
阪急豊中駅     ~ JR伊丹東口   (阪急バス【81】【82】)
JR伊丹      ~ JR中山寺    (伊丹市営バス【4】【5】ほか)
JR中山寺駅(南口)~ 宝塚市役所前   (阪急バス【72】)
宝塚市役所前    ~ 宝塚       (徒歩)

【ルート4】(千里中央・豊中・伊丹・昆陽里経由)
JR茨木駅     ~ 千里中央     (阪急バス【57】)
千里中央      ~ 阪急豊中駅    (阪急バス 系統・本数多数)
阪急豊中駅     ~ JR伊丹東口   (阪急バス【81】【82】)
JR伊丹      ~ 昆陽里      (伊丹市営バス 系統・本数多数)
昆陽里       ~ 宝塚       (阪神バス)


阪急バスのみで完結すると思いきや、難易度は高いようです。【ルート2】が阪急バス完結で唯一挙げた例ですが、2時間に1本の路線系統も多く、特に【90】(大阪国際空港~宝塚)の便は夕方以降に偏っています。伊丹市営バスや阪神バス(尼宝線)なども利用するほうが無難でしょう。ちなみに、JR中山寺駅は宝塚市内ですが、宝塚市と伊丹市の境界が複雑に入り組んでいる事情ゆえなのか、伊丹市営バスが乗り入れています。

ちなみに、枚方から宝塚までの乗り継ぎルートでは、JR茨木まで京阪バスに乗車し、以降上記ルートを乗り継ぐことになります。かつて大阪市内経由、こと野田阪神前から阪神バスで宝塚まで乗り通すことも可能だったようです(現在も、土休日1本だけ野田阪神前から阪神バスで尼崎市内まで乗り通すことが可能ですが)。


大阪シティバス【39】号系統・<野田阪神前~竹島3丁目>。

地味に淀川対岸どうしの福島区と西淀川区を結ぶ貴重な路線系統で、これまたなかなか面白い路線だと思いました。

主な停留所は、

野田阪神前~野里~歌島橋~御幣島駅~御幣島公園~西淀川区民ホール※~御幣島住宅前~竹島3丁目
※西淀川区民ホール:野田阪神前行きのみ停車

で、国道2号線(阪神国道)・淀川大橋を走行する貴重なバス路線です。

淀川大橋を渡るバスについて、大阪シティバスでは当【39】号系統が唯一。他に阪神バス(野田阪神前~阪神杭瀬駅北)が免許維持路線として土休日に1往復走行するのみとなっています。かつて、阪神国道には阪神の軌道線(路面電車)が走り、現在淀川大橋の地下にJR東西線が通っています(→阪神バスはその代替で、当初は野田阪神から西宮・宝塚方面への便が頻発していたが、JR東西線開通以降運行本数は激減。今は前記の通り免許維持路線)。

歌島橋交差点は国道2号・大阪府道10号ほかと交わる5差路の複雑な形の交差点。交差点北側には西淀川区役所とJR御幣島駅が設置され、西淀川区の中心部になっています。かつて歌島橋にバスターミナルがあったが、廃止されました。なお、西淀川区には大阪メトロ(地下鉄)は通っていません。

【39】号系統は、歌島橋交差点から大阪府道10号線【大阪池田線】を北上し、JR加島駅を目指すルートを取ります。府道10号線は、ごくわずかな距離だけ兵庫県尼崎市を掠ります(兵庫県側の県道番号は100番に設定されています)。

竹島3丁目バス停の北およそ100m先に、JR東西線・加島駅(淀川区)の南出口があります。加島駅の南隣の地上にはJR東海道本線(神戸線)が貫いています。東海道本線の線路と加島駅の間が、ちょうど西淀川区と淀川区の区境です。

なお、加島駅前(北口)には大阪駅前から大阪シティバス【97】号系統が発着。2年前まで阪急バス(加島線ほか)も乗り入れ、加島出張所(車庫)もあったが、全廃。

運行ダイヤは平日・土曜・休日とも概ね毎時1本。中津営業所の管轄です。

osaka-city-bus39



京都洛西郊外バス乗り継ぎルートを考えてみました。

今回は長岡京市(乙訓エリア、竹の里)~亀岡市(光秀ゆかりのまち)間について検討したいと思います。実際、次の可能な乗車ルート例が挙げられます(2023年5月現在)。

【ルート1】
JR長岡京駅(西口)   ~ 阪急東向日駅    (阪急バス【80】)
阪急東向日駅       ~ 新林公団住宅前   (阪急バス【63】)
新林公団住宅前      ~ 国道沓掛口     (ヤサカバス【1】)
国道沓掛口        ~ JR亀岡駅     (京阪京都交通【1】【2】ほか)

【ルート2】
JR長岡京駅(西口)   ~ 阪急東向日駅    (阪急バス【80】)
阪急東向日駅       ~ JR向日町     (徒歩)
JR向日町        ~ 国道沓掛口     (ヤサカバス【1】)
国道沓掛口        ~ JR亀岡駅     (京阪京都交通【1】【2】ほか)


以前は阪急バスが京都市内の洛西口駅や阪急桂駅まで足を伸ばしたり、また京阪京都交通は洛西ニュータウンにもっと乗り入れていたと思いますが、現在では向日市~京都市の境目が一つの「壁」になっているようで、洛西ニュータウン内のバスは京都市バスとヤサカバスが主体的となっています。

【ルート2】のように、JR向日町からヤサカバスで洛西ニュータウンを経て、国道9号線のバス停で京阪京都交通(京都亀岡国道線)に乗り換えるほうが、一番無難だと思われます。

【ルート1】は、阪急バス【63】系統が1日数本ゆえ、あまり利用しやすいとは言えません。洛西ニュータウン内の移動は、ヤサカバスが便利でしょう。

3年前、京阪バスの臨時【みつひでライナー】(枚方・高槻~亀岡、京都縦貫道経由)が運行され、高速長岡京(阪急西山天王山駅)からも利用可能でした。

なお、宇治田原・宇治から亀岡まで、

宇治田原~(京都京阪バス)~JR宇治~(京都京阪バス)~京阪淀駅~(京都京阪バス、阪急バス)~JR長岡京

に上記ルートをつなげた乗車プランも可能です。



阪急バス東能勢線【81】【181】系統。

阪急茨木市駅を起点に、JR茨木駅から茨木市北部山間部地域(泉原・忍頂寺・銭原・音羽方面)を経て、豊能町東部の希望ヶ丘・余野を結ぶ長距離路線です。

主な停留所は、

【81】阪急茨木市駅(西口)~茨木市役所前~JR茨木駅~府民センター前~茨木警察署前~上穂積~郡~中河原南口(茨木営業所前)~福井~上福井~彩都あかね1~彩都あかね3~庄之本~泉原~千提寺口~忍頂寺~下音羽~銭原クラブ前~銭原~切畑口~余野(東能勢中)

【181】阪急茨木市駅(西口)~茨木市役所前~JR茨木駅~府民センター前~茨木警察署前~上穂積~郡~中河原南口(茨木営業所前)~福井~上福井~彩都あかね1~彩都あかね3~
庄之本~泉原~千提寺口~忍頂寺~千提寺口~上音羽~希望ヶ丘東←余野(東能勢中)

【81】【181】系統は、阪急茨木市駅~JR茨木駅~忍頂寺間は同一ルートで、大阪府道139・14号・国道171号・大阪府道110・43号線を走行。国道171号と府道110号交点(中河原交差点)の北西角には阪急バス茨木営業所・整備工場、道路向かい側にはアル・プラザ茨木が立地しています。上福井までは、茨木サニータウン方面の路線(【83】【86】【87】)も乗り入れています。

千提寺口~忍頂寺界隈をはじめ茨木市北部~豊能町の山間部は、キリシタン大名で有名な高山右近の領地で、「隠れキリシタン」の里として知られ、千提寺口バス停から東900mのところに茨木市立キリシタン遺物資料館があります。

忍頂寺から先、【81】系統はそのまま北へ進路を取って府道43号~109号を走行、切畑口から国道423号線を少し南下して終点・余野(東能勢中)に到着します。途中の「銭原(ぜにはら)クラブ前」は集会所のことで、茨木市北部山間部では集会所のことをなぜか「クラブ」と言うそうです(同様の例として、「車作クラブ前」バス停もあります)。銭原クラブ前バス停の府道から分岐して北へ1.5kmのところには、「茨木台」という住宅地があるが、住所は京都府亀岡市。

【181】系統は忍頂寺から先ほど通った道を引き返して、千提寺口から府道110号線を西に進むルートを取ります。峠を越えて豊能町に入ると、希望ヶ丘地区を経て、余野(東能勢中)に至ります。希望ヶ丘にはバブル期前後に入居開始の住宅団地「北大阪ネオポリス」が広がっているが、交通の不便な山間部(公共交通は阪急バスのみ、千里中央発着便が最も本数が多い)にあって、なおかつ少子高齢化が深刻な問題になっているようで、前出の「茨木台」ともども、いわば「限界ニュータウン」として話題になることもしばしば(「絶望ヶ丘」と揶揄されることもあるようです)。希望ヶ丘地区に阪急バス豊能営業所が設置されており、北行き(阪急茨木市駅行き)の便は全て「希望ヶ丘東」止めです。したがって、「余野発着」の【181】系統は、南行きのみに限られます。

運行ダイヤは以下の通りです(2023年5月現在)。

(北行き)
【【81】(阪急茨木市駅→余野)】
阪急茨木市駅(西口) 09:48 13:18 20:19(平日、土休日共通)
【【181】(阪急茨木市駅→希望ヶ丘東(豊能営業所前))】
阪急茨木市駅(西口) 08:13 17:48(平日、土休日共通)


(南行き)
【【81】(余野→阪急茨木市駅)】
余野(東能勢中)06:32(平日)
06:37(土休日) 11:37 18:47(平日、土休日共通)
【【181】(余野・希望ヶ丘東→阪急茨木市駅)】
余野(東能勢中)08:02(平日)
 08:07(土休日)
希望ヶ丘東 08:07(平日) 08:12(土休日) 16:14(平日、土休日共通)

平日、土休日とも運行本数は共通ですが、(南行き)の土休日に限り一部時刻が異なります。

なお、阪急茨木市駅~忍頂寺間には区間便の【81】系統も設定されています。ただし、総本数は多くなく、余野・希望ヶ丘東直通便を含め、概ね2時間あたり1本のダイヤです。

hankyubus-higashinose81



阪神バス・尼崎市内線【23】番<阪神尼崎~戸ノ内>。

当路線系統は、大阪府(大阪市、豊中市)との境界に近い尼崎市最東端の戸ノ内町に乗り入れ、猪名川と神崎川の合流地点を巡るという点で、なかなか乗りごたえのありそうな路線だと思いました。

主な停留所は、

阪神尼崎~尼崎総合文化センター~西長洲~長洲本通~JR尼崎~小田南生涯学習プラザ前~浜~西川~神崎橋~関西ペイント前~額田~弥生が丘~阪急園田~東園田8丁目~園田東小学校~戸ノ内橋~戸ノ内

起点・阪神尼崎は北口のりば(阪神バス尼崎市内線・阪急バス専用)から発車、JR尼崎は南口広場で乗降扱いです。JR東海道本線・東西線をアンダークロスし、西川から神崎川築堤をしばらく北上。ちょうど、神崎川と猪名川の合流地点であり、バスは猪名川の対岸にあたる戸ノ内町が目的地です。西川には数年前まで大阪梅田から阪急バス加島線が来ていました。関西ペイント工場前を経て、弥生が丘から東園田橋(藻川=猪名川の分流)を渡り、阪急園田に。

阪急園田から先、南南東に進路を転じて、猪名川に架橋する戸ノ内橋を渡り、終点・戸ノ内。戸ノ内バス停からさらに南へ進めば、神崎川を渡って大阪市淀川区の加島地域に行くことが可能です。戸ノ内地区は豊中市にも隣接しているが、旧・猪名川に隔てられ、直接豊中市へ抜ける道路はほぼ皆無です。

運行ダイヤは基本的に毎時4本。

hansinbus-amagasaki23


 


世の中には「地下鉄」を名乗りながら、地上鉄道をオーバークロスする、立場逆転の路線が存在します。その好例は、大阪メトロ(地下鉄)の弁天町駅(中央線)、九条駅(中央線)、西中島南方駅(御堂筋線)。これら3駅では、JR大阪環状線、阪神なんば線、阪急京都線をそれぞれオーバークロスしています。

「新幹線よりも高いところ」を走る地下鉄もあります。

それは、神戸市営地下鉄西神・山手線。該当箇所は、西神・山手線の名谷-総合運動公園間。西神・山手線は名谷駅より西側は地上の高台を走り、名谷-総合運動公園間では山陽新幹線の上を通っているのです。山陽新幹線は、六甲山系を数本の長いトンネルで東西に貫き、地下鉄との交差地点は奥畑トンネルと高塚山トンネルの短い隙間にあたります。

神戸総合公園内で新幹線と地下鉄との交差風景を撮影するのも面白そうですね。

myudani



西宮市街地から有馬温泉まで直通するバスがあることを初めて知りました。

それは、 「さくらやまなみバス」。西宮市のコミュニティバスで、運行は阪急バス(山口営業所)に委託する形です。

https://www.nishi.or.jp/kotsu/sakurayamanamibus/index.html

西宮市域は南北に長く、海側の市街地(南部)から六甲山系裏側(北部)にまで及び、「西宮名塩」と呼ばれるエリアや「西宮北IC」は、六甲山系の北側に位置します。市街地と北部地域との交流は、山に隔てられていることからもともと強くないと見られ、北部地域はむしろ宝塚市あるいは神戸市北区というイメージに近いように思います。

「さくらやまなみバス」は西宮市街地と北部地域を結ぶバスです。主に兵庫県道82号線(盤滝トンネル)経由で運行されます。運行ルートは次の2つが設定されています。

(ルート1:有馬系統)
西宮北口~JR西宮~西宮市役所前~西宮戎(阪神西宮駅北)~JRさくら夙川~阪急夙川~西宮甲山高校前~六甲保養荘~(盤滝トンネル)~舟坂橋~白水峡墓園前~有馬東口~有馬温泉~中野~(すみれ台1丁目~流通センター前)~金仙寺口~山口センター前~(北六甲台センター前・西宮北IC・山口営業所前・名来方面)


(ルート2:金仙寺系統)
西宮北口~JR西宮~西宮市役所前~西宮戎(阪神西宮駅北)~JRさくら夙川~阪急夙川~西宮甲山高校前~六甲保養荘~(盤滝トンネル)~舟坂橋~田尻橋~金仙寺~(すみれ台1丁目~流通センター前)~金仙寺口~山口センター前~(北六甲台センター前・西宮北IC・山口営業所前・名来方面)


平日・土曜・日祝日とも運行されています。ただし、土・日祝日は平日に比べ運行本数が減るので注意。時刻表は、
https://www.nishi.or.jp/kotsu/sakurayamanamibus/jikokuhyo.html
です。

運賃は通常の路線バスと同様の対キロ制で、

西宮市街地~有馬温泉 610円
西宮市街地~金仙寺  590円
西宮市街地~西宮北IC 800円
西宮市街地~名来   820円

お得な「1日乗車券」(大人1,120円)や「太閣の湯バス得チケット」(南部地域~有馬温泉往復乗車券と太閣の湯入館券セットで2,620円)も販売されています。これらの企画乗車券は、下記
https://www.nishi.or.jp/kotsu/sakurayamanamibus/unchin.files/hanbaibasho.pdf
で購入できます。大阪方面から有馬温泉への一つのルートとして、「太閣の湯バス得チケット」を購入して「さくらやまなみバス」を利用するのも一興でしょう。

nishinomiya-sakurayamanami


↑このページのトップヘ