カテゴリ:近鉄沿線のバスなど > 近鉄バス・奈良交通(京都地区)


京都~奈良間のバス乗り継ぎルートを調査してみました。

かつて京都~奈良間にはロングランの路線バス(近鉄・奈良交通・京阪)が国道24号線経由で運行されていましたが、1998年に全廃されました。現在、京都~奈良間を一般路線バス(高速・直Qなどを除く)だけで乗り継ぐことは不可能と思われるかもしれません。それは(理論上は)一応何とかできます。

モデルルートを一つ挙げてみました。

京都駅前    → 中書島    (京都市バス【81】系統)
中書島     → まちの駅
          イオン久御山 (京都京阪バス【25】号経路)
まちの駅
イオン久御山  → 松井山手駅  (京都京阪バス【17】【17A】号経路)
松井山手駅   → 近鉄新田辺  (京阪バス【66A】【67D】号経路ほか)
新田辺駅    → 三山木駅   (奈良交通【1】【2】系統)
(徒歩)
菱田      → 祝園駅西口  (精華ぐるりんバス)
祝園駅     → 学研奈良
          登美ヶ丘駅  (奈良交通【58】【59】系統)
学研奈良
登美ヶ丘駅   → 高の原駅   (奈良交通【82】系統)
高の原駅    → 近鉄奈良駅  (奈良交通【115】系統)



鬼門は京田辺市と精華町との境界付近ですね。ここをどうするのかですが、三山木駅から精華町との境界まで徒歩でしのぎ、精華ぐるりんバスで祝園駅へ抜けます。精華ぐるいんバスの路線図・時刻表は

https://www.town.seika.kyoto.jp/material/files/group/18/zikokuhyou160401.pdf

https://www.town.seika.kyoto.jp/material/files/group/18/rosennzu.pdf

なお、祝園駅と三山木駅を結ぶ【73】系統の北行き片道1便が免許維持路線として残っています。

松井山手~近鉄新田辺間には長尾・穂谷口経由の【89】号経路などもあるが、所要時間がかかります。この路線系統に乗車する場合、「穂谷口」または「三ノ宮神社」で下車、くろんど池へ向かって歩き、「傍示」から奈良交通に乗り継ぐルート(学研北生駒駅・学園前駅など経由)も可能です。

祝園駅~近鉄奈良駅間は、土曜限定で免許維持路線の【74】(祝園駅12:20)→【25】(木津12:40)乗り継ぎもできます(但し片道南行きのみ)。


ふと気になったのですが、京都市伏見区を走る民営バス事業者はどれだけあるのでしょうか?

京阪バス、京都京阪バス、近鉄バス、奈良交通、阪急バスの5社が伏見区に乗り入れており、地味に驚きを感じました。

各事業者の走行エリアは概ね以下のようになります。

1)京阪バス・・・醍醐・六地蔵地区 / 中書島・竹田駅~醍醐地区 / 京都駅八条口~淀 / 淀~長岡京・山崎

2)京都京阪バス・・・淀~大久保~宇治 / 中書島~イオンモール久御山~大久保 / 六地蔵~御蔵山 / 向島~小倉

3)近鉄バス・・・向島NT / 向島~桃山~竹田駅

4)阪急バス・・・淀~長岡京 / 長岡京~免許試験場

5)奈良交通・・・向島~大川原


やはり伏見区を最も広範にカバーしている民営バスは京阪バスですね。山科区と一体化している東部の醍醐・六地蔵地区を中心に、区内を東西に結ぶ路線(醍醐~中書島・竹田方面)も展開。また京阪淀駅を拠点として長岡京・山崎・竹田・京都駅八条口の各方面への路線も設定されています。かつて、京都駅~奈良とか中書島~樟葉(大阪府枚方市)、淀~七条大宮~桂といった長距離路線もありました。京阪バス発祥の地は伏見区桃山にあります。

京都京阪バス(京阪バスグループ)は旧・京阪宇治交通の後継会社で、伏見区の片隅を走るというイメージがありあまり目立たないが、区内の京阪・近鉄駅(淀・中書島・六地蔵・向島)の要所を押さえ、久御山町・宇治市内への路線を運行しています(淀~大久保~宇治系統はその昔、京阪バスとの共同運行だった)。かつて京都駅~宇治・天ヶ瀬ダム直通の京阪宇治交通路線(冬季を除く休日のみ運行)もありました。

近鉄バスは宇治川に隔てられた向島に京都営業所が設置され、近鉄向島駅を拠点に向島ニュータウン内および竹田駅(国道24号線経由)の路線を細々と運行しています。かつて京都駅前から大久保・奈良への長距離路線や桃山御陵前駅~伏見桃山城間のシャトルバスもあったが、軒並み廃止。向島エリアはもともと京都市内の「陸の孤島」状態であり、京都市バスが乗り入れたことは一度もありません。

阪急バスは阪急・JR京都線沿線の長岡京市を拠点に桂川右岸エリア(旧・乙訓郡、久我・羽束師地区)をカバー。京阪バスとの共同運行で京阪淀駅にも乗り入れています。その昔、淀川右岸経由の京阪急行線が淀から京阪国道(国道1号線)を通っていた時期もあったようです。なお、京都市バス横大路営業所管轄の大半の路線は阪急バス委託であり、JR長岡京駅東口には竹田からの市バスも乗り入れています。京都地区の阪急バスは、阪急京都線が新京阪だった関係上、京阪バスからの譲渡によって基本的に成り立っています。

そして、奈良交通もわずかな片隅だけとはいえ京都市伏見区に乗り入れているのは何よりの驚きでしょう(観光バスは京都市内の主要観光地でよく見かけるものと思われるが)。向島駅~大川原(宇治市)間の短距離が月1回のみの免許維持路線で、小倉方面への京都京阪バスと経路重複ですが、大川原の国道24号線沿いに奈良交通京都営業所があり、京田辺市内路線を中心に担当しています。京都地区の奈良交通は今や同志社大学輸送に支えられていると言っても過言ではないでしょう。昔、京都駅前~奈良・大和八木というロングランも1往復だけありました。



1990年前後、こと平成初期の頃の京都駅前から発車するバスについて、京阪バス・近鉄バス(近畿日本鉄道自動車部)を中心に思いつくままに書いてみました。

当時、京都駅烏丸口に乗り入れるバスのうち、JRを除く民営路線バスは西側の京都中央郵便局前からの発車でした。のりばは大きく

1)京都交通(桂・洛西・亀岡方面)、丹海バス(丹後・間人行き)
2)京都バス(嵯峨野・嵐山方面 / 岩倉・大原・比叡山方面)
3)京阪バス・京阪宇治交通・近鉄バス・奈良交通(向島・宇治・奈良方面 / 浜大津・比叡山方面)


に分けられていたと思います。

京都交通は、京阪バスグループの京阪京都交通に生まれ変わり現在に至ります。近鉄バスや奈良交通が京都駅前から軒並み撤退して20年以上経過し、京都駅に乗り入れる民営バス一般路線は西日本JRバスと丹海を除き、全て京阪グループになるとは思いもよりませんでした。

京都駅での京阪バスといえば、定期観光バスや高速バス(北陸方面)のほうが存在感があり、一般路線は本数は少なかったです。

京都駅発着の面白い長距離路線といえば、京都奈良線でしょう。当時、京都駅と奈良を結ぶ路線が京阪・近鉄・奈良交の3社共同で運行されていました。近鉄が一番本数が多く、奈良交も大和八木行きのロングランが1往復だけありました。奈良側の折り返し場所は京阪と近鉄で異なっており、後者は近鉄バス奈良営業所前(大安寺)でした(「大安」といえば京つけもの店を連想してしまうが)。近鉄バスについては、向島や大久保までの区間便も設定されていました。運用車両は京阪(【2】号経路、山科営業所管轄)は三菱エアロミディ、近鉄・奈良交は日野(RE・RC・RJほか)。京阪便の1985年以前は洛南営業所の管轄で、朝夕は大久保経由で久御山団地や京阪淀駅発着系統もありました。

奈良交・大和八木行きは1993年ごろ、奈良(大安寺)行きに短縮。京都奈良線は縮小の一途であり、1996年京阪・奈良交は廃止、近鉄も確か月1日のみに減便され、1998年運行休止に(近鉄バス奈良営業所も廃止)。京都駅~奈良間を通しての所要時間2時間近く、運賃は1,400円だったようで、これなら近鉄特急に乗るほうが早くてお得でしょう。

京都駅前には京阪宇治交通も宇治方面から乗り入れていました(確か冬季を除く休日のみ運行だった)。方向は京都奈良線と基本的に同じですが、運行経路は異なり、国道24号線(竹田街道)~六地蔵経由、途中まで市バス【81】系統とほぼ同じルートを走りました(京都奈良線は稲荷・藤ノ森を経て、墨染付近から国道24号線に入る)。宇治交の京都乗り入れは1997年ごろまでに廃止されたようです。

京阪バスは、ほかに【46】浜大津行き、【57】比叡山行きもありました。比叡山線は現在も運行中です。浜大津行きは大津営業所、比叡山線は山科営業所の管轄でした。比叡山線には当時、三菱大型Bタイプ車(路線・観光兼用車)が専属で使用されていました(現在はJ-Bus・日野KV290のBタイプを使用中)。浜大津行きは京都駅と山科区を結ぶ唯一の路線系統であるほか、四条河原町や三条京阪への穴場的路線でもありました(市バスとは対照的に空気輸送だった)。


かつて京都市伏見区にて運行されていた近鉄バス桃山線。

それは近鉄桃山御陵前駅と伏見桃山城キャッスルランド(2003年ごろ遊園地閉鎖)を結ぶ【05】番・<近鉄桃山駅前~JR桃山駅~伏見桃山城>

近鉄桃山御陵前駅のバス停は、なぜか「近鉄桃山駅前」でした。京阪伏見桃山駅からも近く、伏見区随一の繁華街・大手筋商店街に隣接しています。近鉄桃山御陵前駅には急行が停車するのに対し、京阪伏見桃山駅は準急・普通のみの停車です(京阪・近鉄の乗換駅・丹波橋には特急が停車する)。

駅前から伏見桃山城まで1kmほどの短い距離で、徒歩も十分可能な範囲(20分)ですが、バスの需要もそれなりにあったのでしょう。しかし、キャッスルランド(遊園地)の閉鎖に伴い、この路線も廃止されました。

近鉄桃山駅(桃山御陵前駅)には、このほか向島団地線【09】【10】番も乗り入れていたが、2011年12月より竹田駅東口発着に変更されたため、バスの発着そのものが廃止されました。


「もうひとつの京都周遊パス」
http://katanogawara.blog.jp/archives/35890140.html

の一つ、「お茶の京都エリア」について、一つ気になる点。

「お茶の京都エリア」(1,000円)の利用範囲は、パンフレットに次のように表記されています。

京都京阪バス:路線バス(城陽さんさんバス、コミュニティバスやわたを除く)
京阪バス  :路線バス(直Q京都号、京都けいはんな線、四條畷市コミュニティバス、
            京都競馬場線、京都比叡山線、高速バス、立命館大学BKC線、
            空港リムジンバス、定期観光バスを除く)
奈良交通  :和束木津線、JR加茂駅-岩船寺・浄瑠璃寺間の路線

http://www.pref.kyoto.jp/ktr/news/documents/200818_flyer_tya.pdf

京都府南部の路線バス3社(京都京阪バス・京阪バス・奈良交通)が利用可能ですが、問題は京阪バスの利用範囲。主に八幡・京田辺市方面の利用を前提としているものと思われるが、上記の表現だと、他の大阪・滋賀地区一般路線など、言い換えると京阪バスICカード式1Dayチケットの範囲が利用可能と解釈できます。

「お茶の京都エリア」は磁気カードまたは紙のようなので、ICカードのようにタッチして乗り降りというわけにはいかないでしょう。仮に門真や大津営業所管内でこの乗車券を運転手さんに呈示すると、一悶着がありそうですね(→「お茶の京都エリア」観光チケットであることから、こんなマニアックな使い方は想定されていないでしょう)。

このほか、京田辺市内の奈良交通(京都営業所管内)が利用範囲に入っていないのも何気に気になります。京田辺市の代表的な名所である一休寺は京阪バスのみであり、奈良交通のカバーする南部地域には史跡名所が少ないことが理由かもしれません。ただ、玉露の産地で知られる飯岡地区には奈良交通が走っており、「お茶の京都」と銘打っているからには、京田辺市内の奈良交通路線も加えて欲しかったと思います。

一番無難でお得な使い方としては、京阪バス「1Dayチケット」(650円)と組み合わせて、京都京阪バスエリアを回ることでしょう。


(2020.9.6追記)
購入時には利用日の指定が求められます。したがって、予定が確定していない場合は、旅行当日に購入するほうが無難でしょう。また、京阪バスの利用エリアは、案の定八幡・京田辺市内路線のみです。


(その1)
http://katanogawara.blog.jp/archives/35467015.html

で書いたように、6月初旬の伊賀上野への自転車の旅は比較的軽々とこなせて快調でした。

これを弾みに、今度は夏休みに同じく伊賀盆地南部・名張市への遠征を計画。

しかし、真夏の炎天下ゆえ、それは決して甘くはありませんでした。

さっそく、7月半ば・試験休みの日に実行。梅雨明け間際の夏空が広がり、奈良市街地~(奈良r80)~山添村経由で名張を目指します。奈良市まではR168(磐船街道)~阪奈道路を快調に全力疾走。JR奈良駅で一服、駅の立ち食いうどんで小腹を満たします。寺院風の駅舎が健在で古都の玄関にふさわしい佇まいでした。

駅前で京都行きの京阪バス(京都奈良線)を目にして、少しびっくり。京阪バスが奈良まで来ていることに改めて驚きを感じました。JR奈良駅には平成初期まで加茂・和束・信楽方面へのJRバス(近城線)も乗り入れていましたね。大阪梅田・京都から奈良までの近鉄バス長距離路線もありました(ちなみに奈良交通の京都駅~大和八木系統も1往復だけ存在)。

さて、問題はここから。名張への最短経路ということで奈良r80【奈良名張線】を走り大和高原に突入。山道ゆえ急坂が多く、炎天下のもとでは思ったよりもハードでめげかけました。梅雨入り前にR163を伊賀上野まで走ったときとは気象条件や道路状況が大きく異なるので、当然といえば当然でしょう。とにかく汗びっしょり、喉が渇くばかりで死にそうでした(苦笑)

幾つかの峠道をこなし、山添村までは何とか頑張れたんだけど、あまりに疲れたので結局名張市まであと一歩のところで断念。ただ、同じ道をそのまま戻ってもしんどいだけなので、月ヶ瀬村から南山城村へ抜けるルート(奈良/京都r82ほか)を取りました。国道25号(非名阪)を少し東へ走り、奈良/三重県境の五月橋から名張川に沿って、梅林で有名な月ヶ瀬村を通り、高山ダムから大河原へ。ここから国道163号線を西へ走りました。前回、伊賀上野まで走ったときの道ですね。

山城町(木津川市)からはR24を山城大橋まで北上。途中、奈良交通上狛車庫がありましたね。元々近鉄バスの車庫だったようで、京都奈良線(近鉄バス)の区間便がここで折り返していました。その近くにドライブインもあり、一服するにはちょうど良いところでした(これもいつの間にか消えてしまった)。京田辺市の国道307号線では、京阪バス【12】号経路・枚方市駅発新田辺行きにばったり出会いました。


近鉄バス京都地区の路線を一つレポート。

【10】番・<竹田駅東口~向島駅前>。

運行経路・主な停留所は、

竹田駅東口~竹田出橋~竹田城南宮道~西墨染道~丹波橋~桃山~向島~(向島ニュータウン内循環)~向島駅前

で、主に国道24号線を走行。 全区間京都市伏見区内です。路線名は「向島団地線」で、2011年12月に新設されました。もとは向島ニュータウン内の路線だったのを竹田駅まで延伸するという形ですが、丹波橋・桃山界隈においては、京都奈良線および伏見桃山城キャッスルランド系統撤退以来、近鉄バス一般路線が復活したことになります。

竹田駅東口には、京都市バス【南5】【81】【南8】系統のほか、醍醐方面への京阪バス【2】号経路も発着しています。したがって、3社が乗り入れていることになり、賑やかといえば賑やかでしょうが・・・。

運行ダイヤは毎時概ね1本(9・10時~16・17時台)。



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京田辺市水取(みずとり)にて。

水取~普賢寺界隈は、市内南西部に位置。京都・大阪・奈良3府県の境界に近く、生駒山系東麓の開けた集落で、水田や畑が広がります。三山木駅前とは市内南部のメインストリート、京都r65【生駒井手線】で東西に直結。また、枚方市(尊延寺)から伸びるr71【枚方山城線】との交点でもあります。周辺には、同志社大学のキャンパス(京田辺、多々羅)や山城田辺自動車学校、宇治茶の「舞妓の茶 本舗」などが立地しています。京田辺は日本有数の玉露の産地として知られます。

水取へのバスは三山木駅(近鉄・JR共同)から奈良交通【90】【91】系統が発着(京都営業所担当)。【91】系統は、水取からさらに山の中へ分け入り、打田を経て高船まで行きます。1日6往復の運行です(内2往復は高船発着)。

「水取」バス停は、普賢寺幼稚園・小学校前に設置。

水取から西へ徒歩で、京阪バス「天王」バス停まで移動することも可能です。天王からは本数は少ないものの枚方市駅・近鉄新田辺・松井山手行きが発着しています。天王を発車すると、府境を跨いだところでr71に合流するルートです(したがって、新田辺・松井山手行きも、一旦大阪府を通る)。天王~水取を徒歩連絡で、バス乗り継ぎの旅をするのも面白いでしょう。ハイキングコースにも良さそうです。

水取のバス時刻表(三山木駅行き)は、

8:16 10:20 12:15 14:58 16:02 17:17

です。


奈良交通の免許維持路線を一つ紹介したいと思います。

【75】【76】系統・<向島駅~ 大川原>は、ある意味でかなり有名になっています。

それは、第一に第二日曜日のみ1本の運行であり、究極の免許維持路線であること。
そして、奈良交通の本来のエリアから離れたところ、京都府京都市伏見区~宇治市の路線であるため、物珍しさのネタになっていること。

なぜ、このような路線が存在するのかといえば、宇治市の大川原(国道24号線沿線)に奈良交通京都営業所が立地するためです。奈良交通京都営業所は、京都府南部の京田辺市を中心と一般路線を管轄しており、所属車両は京都ナンバー。以前は、和束木津線(西日本JRバス近城線からの転換)も受け持っていたが、平城営業所に移管されました。【75】【76】系統ももちろん京都営業所管轄です。京田辺市方面へは、大川原からR24および山城大橋経由で回送されるわけですが、かつて入出庫を兼ねて、大川原~新田辺駅間の路線もあったようです。

さて、【75】【76】系統ですが、運行経路・停留所は、

【75】 大川原→目川→向島駅
【76】 向島駅→四ツ谷池→上島南→京都文教前→目川→大川原


で、往路と復路が異なるため、違う系統番号が割り当てられています。「四ツ谷池」「上島南」「京都文教前」バス停は【76】大川原行きしか停車しないので注意。向島駅の発車時刻は12:10です。

向島駅には、向島ニュータウン内を循環する近鉄バスを中心に、京都京阪バス【10】号経路・近鉄小倉行きも乗り入れています。


2016年より試験運行の京都けいはんな線(京阪バス、奈良交通の共同運行)ですが、10月1日より本格運行することになりました。

本格運行開始後のダイヤは、現行と同じ平日の朝・夕それぞれ4便の運行です。経路も第二京阪~新名神~京奈和道経由と変化はありません。


けいはんな-京都駅 直通バスが10月から本格運行、最速46分
https://www.sankei.com/west/news/180828/wst1808280014-n1.html


かなり昔の奈良交通バス路線についてレポートを書いてみることにしました。

今回は山田川駅~上野系統について。

近鉄京都線山田川駅と伊賀線(→伊賀鉄道)上野市(現・伊賀市)を結ぶ路線であるが、奈良県には乗り入れていなくて京都府と三重県を跨ぐユニークな路線系統だったようです。走行経路は国道163号線をひたすら走るというもので(木津~加茂間は対岸の府道47号経由の便もあった)、国鉄関西本線とほぼ完全に並行しており、月ヶ瀬口駅で折り返す区間便もあったそうです。終点の上野市駅前のバス停は、三重交通は「上野市駅」なのに対して奈良交通は単純に「上野」。山田川上野系統廃止後も、天理~上野市(名阪国道)系統が三重交通と共同運行の形で存続していたが、やがて奈良交通の伊賀市乗り入れは廃止、2016年秋まで三重交通が天理まで乗り入れるもやはり廃止されました。

参考記事
http://too.road.jp/bus/oldies.html


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近鉄新田辺駅には京阪バス・京都京阪バス・奈良交通の3社バスが発着。

かつては奈良交通は新田辺から山城大橋以東、JR奈良線沿線井手町方面、また枚方市との府県境手前の茂ヶ谷行きなどもあったが、軒並み撤退。現在、主に同志社大学関係の路線のみとなっています。平日ダイヤこそ本数はそれなりにあるが、休日ダイヤは2時間に1本程度へ激減。

京田辺市内の奈良交通は京都営業所(宇治市大川原)が担当。新田辺まで国道24号線~山城大橋経由で長距離回送しています(以前は車庫からの送り込みで新田辺までの路線もあったが)。京都営業所は加茂駅~和束町小杉系統も担当していたが、近年平城営業所に担当替となりました。

なお、隣の精華町内の路線は平城営業所の管内です。


京都駅とけいはんな学研都市を結ぶバス(京阪バス、奈良交通)ですが、10月2日より新名神高速経由に変更となる予定です。

https://www.keihanbus.jp/announcement/detail.html?news_id=248

第二京阪~八幡京田辺JCT~<新名神>~城陽JCT~学研都市という経路に変わります。

これにより所要時間は約5分の短縮、運賃は据え置きです。

新しい共通回数券も発売(9月15日より)、来年9月30日まで利用可能です。


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国鉄・JRバス近城線(加茂駅~信楽方面)の廃止代替として、2002年より加茂~和束町(京都府内)区間のみ奈良交通に引き継がれました。和束町小杉バス停が終点です。この先、府県道をそのまま北東へ進むと滋賀県甲賀市信楽町に到達します。

そういえば、国鉄信楽線(現・信楽高原鉄道)を信楽から先へ伸ばして加茂を目指す計画があったようですね。もし実現していたら、電化して大和路快速が信楽・貴生川まで直通していたかもしれません。

この和束木津線系統は近年まで京都営業所(宇治市大川原)が担当していたが、現在、平城営業所が担当しており奈良ナンバーの車両で運行されています。


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京田辺市の茂ヶ谷(もがたに)バス停。
京阪バス京田辺営業所最寄で田辺西ICに近いR307旧道のところにある。新田辺から穂谷・天王行き、および山手幹線を経てクレイン京都へのバスが発着しているが、ここで折り返すバスもある。
かつては、京阪宇治交通(→京阪バス)のほか、奈良交通も1日1便だけ発着していたが、奈良交通は2010年4月に京田辺市内路線再編により、茂ヶ谷へ来なくなる。


京都市伏見区最南端の向島ニュータウン付近のバス事情について。
伏見区向島は宇治川の左岸(南側)にあたる。かつては大きな巨椋池(おぐらいけ)のあったところだが、昭和初期に干拓事業が進められ、現在は近郊農地が一面に広がる。近鉄京都線の前身・奈良電気鉄道が開通したのも、干拓事業の始まった昭和初期と比較的新しい。それまで、京都と奈良を結ぶ鉄道は、東よりへ迂回する国鉄奈良線しかなかった。

向島ニュータウンの街開きは1979年ごろであり、これに合わせて近鉄向島駅が開業する。ニュータウン内には近鉄グループのスーパー・「近商ストア」があり、バス路線は近鉄バスで、京都市バスの参入を許さず、近鉄グループの縄張りで囲い込まれる。かつて、向島NT内には、京都駅と奈良を結ぶ長距離バス(近鉄・奈良交・京阪)も乗り入れていたが、1998年までに全廃される(京阪・奈良交は1996年に廃止、1998年には近鉄バス奈良営業所も閉鎖)。向島をはじめ京都地区の路線を管轄する近鉄バス京都営業所は、以前伏見区竹田(地下鉄くいな橋駅付近)にあったが、向島に移転する。現在、向島からの近鉄バスは、ニュータウン内循環路線と<向島駅~竹田駅東口>(国道24号経由)のみで、運用車両も中型車がほとんど、往時に比べて寂しいものとなっている。かつて近鉄バスは、大阪・奈良・京都3府県で路線網が広範囲でつながっていたが、奈良県からはほぼ完全撤退、京都地区(向島)も大幅に縮小され、向島界隈の路線のみが細々と残る離れ孤島状態だ。

近鉄バスは現在、京都市バス洛西営業所の運用を委託しており、向島NTのノウハウを生かして同じ京都市内のニュータウン輸送を担っている。

向島の近く、宇治市大川原に奈良交通の京都営業所がある。奈良交通京都営業所は主に京田辺市南部および加茂駅~和束方面の路線を担当しているが、向島駅から大川原(営業所前)までの免許維持路線(毎月第二日曜日1本だけ)もある。かつては、車両送り込み目的で大川原から新田辺駅までの系統(国道24号・山城大橋経由)もあったようだが、廃止された。

近鉄バス・奈良交通のほか、京都京阪バス(旧・京阪宇治交通→京阪宇治バス)も乗り入れている。少し前まで近鉄向島から宇治市中心部(JR・京阪宇治など)へのバスが運転されていたが、現在【10】【10A】【10B】号系統・<近鉄向島~徳州会病院~近鉄小倉>が毎時1本発着するのみとなっている。イオンモール久御山、もしくは中書島・西大手筋への路線バスが欲しいところだ。例えば、

まちの駅イオンモール久御山~<府道81号>~近鉄小倉~徳州会病院~大川原~京都文教前~近鉄向島~観月橋~京阪中書島~中書島~西大手筋


なんかはどうだろうか?

<参考記事>
近鉄京都線向島駅の誕生
http://www.asahi-net.or.jp/~uk9o-tkzw/hsmukai.html

God Deer in Kasuga 向島線(→向島に乗り入れる奈良交通・近鉄バスの写真があります!)
http://www.geocities.jp/shinroku572/nako/rosen-kyoto-mukaizima.html




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京都市伏見区の「桃山」バス停(御香宮前)です。
京都市バスと近鉄バスが停車します。市バスは【南8】系統・<竹田駅東口~中書島>、近鉄バスは<竹田駅東口~向島駅>がそれぞれ発着します。
近鉄バスのバス停標識は昔と変わっておらず、京阪バス・奈良交通とともに奈良への路線が行き交っていた頃を思い出しました。

御香宮は名水で知られており、伏見の銘酒には御香宮の水が使われています。

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