カテゴリ:京阪バスグループ > 京阪バス【高槻・茨木 / 出口線・寝屋川茨木線】


2024年4月1日京阪バスダイヤ改正(寝屋川・高槻営業所管内)について。

1)廃止路線
【50】~【55】 寝屋川市内線(旧・タウンくる) 
       → ねやBUS(寝屋川市による運営)に代替
【8】京阪守口市駅~大日駅~古川橋駅
【8A】京阪守口市駅→八雲北住宅→京阪守口市駅(循環)
【9A】JR吹田~京阪守口市駅 
【9】枚方市駅~JR茨木東口~南茨木駅

※【8】【8A】【9A】【9】は年1回のみ運行

寝屋川営業所管内(旧・タウンくるを除く)では、他にも一部路線系統で減便・経路変更があるものの、大きな変更はないようです。

高槻営業所管内では、【9A】号経路(枚方市駅~南茨木駅)の廃止を除いて、路線・便数の変更はありません。しかし、【9A】号経路の廃止に伴い、南茨木駅への乗り入れは全廃となります。京阪バスの南茨木駅乗り入れは、2015年からわずか9年で終了となりました。

このほか、【直通】(寝屋川市駅~摂南大学)の担当に変更があります。これまで寝屋川・高槻・交野3営業所担当だったが、4月1日以降寝屋川・高槻・門真3営業所の担当に変わります。

https://www.keihanbus.jp//pdf/unyb/dia/20240401/local_20240401_neyagawa_takatsuki_kadoma.pdf



2023年11月1日より京阪バス高槻・寝屋川・門真営業所管内において、一部区間の運賃が改定されます。

対象路線・区間は、

枚方茨木線(【7】号経路ほか)(茨木市内一部区間)
寝屋川茨木線(【12】号経路ほか)(茨木市内一部区間)
守口上新庄線(【9A】号経路)(土居~JR吹田間)
大和田四条畷線(【23】【23A】号経路)
高宮四条畷線(【30A】【直通】:寝屋川市駅~電通大四條畷キャンパス系統)


枚方茨木線・寝屋川茨木線・守口上新庄線は、阪急・近鉄バスとの競合区間が対象(220円→230円)です。9月に阪急・近鉄バス運賃改定が実施済みで、京阪バスもこれに追随する形となります。

大和田四条畷線・高宮四条畷線(門真営業所)については、四條畷市清滝地区における近鉄バス運賃改定に合わせたもの。主な区間の運賃は、

寝屋川市駅~電通大四條畷キャンパス 260円→270円
京阪大和田駅~清滝地区       260円→290円

に値上げされます。これら2路線系統は、近鉄バス対キロ制区間を含むため、運賃体系は他に比べて複雑で、それだけ整理券番号は増えます。

運賃改定の詳細は下記ページをご覧ください。

(高槻営業所:枚方茨木線、寝屋川茨木線)
https://www.keihanbus.jp/local/pdf/fare_20231101_takatsuki.pdf

(寝屋川営業所:守口上新庄線)
https://www.keihanbus.jp/local/pdf/fare_20231101_neyagawa.pdf

(門真営業所:大和田四条畷線、高宮四条畷線)
https://www.keihanbus.jp/local/pdf/fare_20231101_kadoma.pdf



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先日、JR千里丘駅(摂津市)から枚方市駅までバス乗り継ぎをしました。千里丘と枚方の間をバスだけで行き来できることに、少し驚きです。幾つかのルートを紹介したいと思います。

【ルート1】 (柱本団地・唐崎西口乗り換え)
JR千里丘駅      ~ 柱本団地   (阪急バス【33】【34】ほか)
柱本団地        ~ 唐崎西口   (高槻市営バス)
唐崎西口        ~ 西切     (徒歩)
西切          ~ 枚方市駅   (京阪バス【7】ほか)

【ルート2】(柱本団地・阪急高槻市駅経由)
JR千里丘駅      ~ 柱本団地   (阪急バス【33】【34】ほか)
柱本団地        ~ 阪急高槻駅  (高槻市営バス)
阪急高槻        ~ 枚方市駅   (京阪バス【2】ほか)

【ルート3】(上鳥飼北・寝屋川市駅経由)
JR千里丘駅      ~ 上鳥飼北   (阪急バス【34】)
(または)
JR千里丘駅      ~ 上鳥飼    (阪急バス【33】【34】ほか)
上鳥飼         ~ 上鳥飼北   (徒歩)

上鳥飼北        ~ 寝屋川市駅  (京阪バス【12】)
寝屋川市駅       ~ 京阪香里園  (京阪バス【22】)
京阪香里園       ~ 枚方市駅   (京阪バス【1】【9A】)

【ルート4】(南摂津駅・茨木経由)
JR千里丘駅      ~ 南摂津駅   (阪急バス【33】【34】ほか)
南摂津駅        ~ 阪急茨木市駅 (近鉄バス【20】【21】)
阪急茨木        ~ 枚方市駅   (京阪バス【7】ほか)


実際に乗車したのは、【ルート1】でした。寝屋川経由の【ルート3】にしようとも考えたが、酷暑のもと上鳥飼北での乗り継ぎ・待ち時間がきつそうなので、スーパーのある柱本団地経由にしました。しかし、柱本団地発着のバスも各方面(JR千里丘駅、阪急茨木市駅東口、阪急・JR高槻)へ毎時1~2本と多くはなく、やはり炎天下での待ち時間は・・・。その点では、【ルート4】(南摂津駅・阪急茨木市駅経由)のほうが一番楽と言えそうです(南摂津駅前にはオークワがある)。


以前、この類の記事を投稿しました。2023年現在の情勢を鑑みて、 京阪バス高槻・茨木エリアの停留所を以下のように改称したらどうかと思いました。

北大塚       → 大塚町北 または 国道北大塚
阪急高槻      → 阪急高槻市駅
市役所前(高槻市) → 高槻市役所
JR高槻      → JR高槻駅
阪急茨木      → 阪急茨木市駅
JR茨木      → JR茨木駅


まず、阪急茨木市駅・JR茨木駅に乗り入れる阪急バスでは、「阪急茨木市駅」「JR茨木駅」に停留所名が改称され、行先表示も同様に変更されています。近鉄バスも阪急バスに合わせた停留所名となっています。京阪バスもこの流れに合わせるのが自然でしょう。ちなみに阪急バスでは、「池田」→「阪急池田駅」、「豊中」→「阪急豊中駅」式の改称が相次いでいます。

「北大塚」。高槻市営バスに同じ「北大塚」行きがあるが、停留所は国道170号線から少し離れた場所にあるので、区別するほうがよいかもしれません。

「中津町北」(茨木市、西行きのみ停車)は、旧・「阪急茨木東口」から近年改称されたばかりだが、阪急茨木市駅東口ロータリーにある同名の停留所(現在、阪急バス柱本線のみが発着)と紛らわしかったので、妥当と言えます。


2023年4月1日、京阪バス各営業所でダイヤ改正が実施されます。今回改正の対象は、山科・洛南・男山・京田辺・高槻・寝屋川・門真営業所管内です。

高槻営業所管内では、南茨木駅乗り入れ系統(【8】【9】号経路)の事実上廃止が最大の注目点。【8】号経路は全便廃止、【9】号経路(枚方市駅~JR茨木東口~南茨木駅)が「毎年4月1日のみ運行」という免許維持路線に。これに伴い、「JR茨木東口(西行)」「立命館大学(岩倉公園前)」「南茨木駅」の3停留所は、年1回のみの停車となります。【8】【9】号経路の減便・廃止分は、【7】号経路(枚方市駅~JR茨木)に立て替えられます。

JR茨木東口~南茨木駅間の事実上廃止はやむを得ないでしょう。南茨木駅乗り入れは2015年3月、立命館大学大阪いばらきキャンパス開校に合わせて新設されました。阪急・JR茨木のほか、枚方方面から立命館への通学利用を見込んだものと思いますが、JR茨木東口~南茨木駅間はほとんど誰も乗っておらず、空気輸送という実態でした。そもそもJR茨木駅から立命館大学キャンパスへは徒歩可能圏内に入っており、1駅間のみのバス利用はほぼ皆無でしょう。

当【8】【9】号経路は、JR~大阪モノレール連絡という乗り継ぎルートとしての役目も一応兼ねていると言えます。しかし、万博記念公園(エキスポシティ)へは、JR茨木駅からのシャトルバスが早くて便利で(今月のダイヤ改正で本数は半減するが)、南茨木経由のルートは一般的に認知されていないと思われます。

https://www.keihanbus.jp/pdf/unyb/dia/20230401/local_20230401_takatsuki.pdf



近鉄バス鳥飼営業所管内(茨木市)の路線系統を一つ。

JR茨木東口を起点とする循環路線(【83】【84】)です。【83】と【84】は運行順路が逆の関係にあります。主な停留所は、

JR茨木東口~駅前通り~市役所前~阪急茨木南口~<南新町~水尾三丁目~真砂一丁目~若園公園前~北摂つばさ高校前~玉島一丁目~平田一丁目~桑田町~中津町東~中津町>~阪急茨木東口~市役所前~駅前通り~JR茨木東口

で、<>内は循環区間。運行順路は、

【83】JR茨木東口→南新町→真砂一丁目→北摂つばさ高校前→中津町東→中津町→JR茨木東口(左回り)
【84】JR茨木東口→中津町→中津町東→北摂つばさ高校前→真砂一丁目→南新町→JR茨木東口(右回り)
 

です。

平坦な地形の住宅・団地密集地域で学校や商業施設も多いためか、利用状況は堅調のようであり、【83】【84】とも基本的に毎時各3本ずつ確保されています。沿線の主な施設は、

平和堂真砂店      :真砂一丁目
イオン茨木       :中津町
茨木ドライビングスクール:桑田町

などが挙げられます。

京阪バス寝屋川茨木線【12】号経路と類似して一部重複し、近鉄バス【83】【84】番と同じ大阪府道19号線を走るほうが寝屋川市と短絡できるのに、【12】号経路は東の大阪府道133号線・目垣へ迂回していて、近鉄バスと棲み分けていると言えます。また、茨木市役所付近~JR茨木東口についても、【12】号経路の西行きに限り、南側の通りを直進してJR茨木東口に進入します(「駅前通り」は通りません)。

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京阪バス・枚方市駅発着の整理券対応路線について、リストを作ってみました。 2022年10月現在、以下の路線が該当します。

【北口発着】
(枚方高槻線)
【1】【1A】 枚方市駅~JR高槻
【1C】 枚方市駅~阪急・JR高槻~竹の内町
【2】 枚方市駅~阪急高槻

(枚方茨木線)
【3】【7】 枚方市駅~JR茨木
【8】【9】 枚方市駅~南茨木駅

(出屋敷線)
【27】【29】 枚方市駅~摂南大学枚方キャンパス(長尾駅経由)
【39】 枚方市駅~樟葉駅

(招提線)
【38】 枚方市駅~摂南大学枚方キャンパス(牧野駅経由)

【南口発着】
(枚方尊延寺線)
【70】【72】 枚方市駅~穂谷
【78】 枚方市駅~天王(穂谷経由)


以上の路線系統について、枚方市駅から終点までの運賃は、【78】号経路のみ3区間290円、他は2区間260円です(小児運賃はそれぞれ150円、130円)。担当営業所は、枚方高槻線・茨木線は高槻営業所、他は枚方営業所。

高槻・茨木行きは、高槻・茨木市内において高槻市営または近鉄・阪急バスとの競合区間に入るため、整理券番号が「2」まで増えます。

かつて、以下の該当路線も存在しました。

【1】(早バス) 長尾口→出屋敷→枚方市駅(北口)→阪急・JR高槻
【2】 阪急高槻~枚方市駅(南口)~香里団地(藤田川、新香里)
【12】 枚方市駅(南口)~新田辺(穂谷・天王経由)
【26】 枚方市駅(北口)~家具団地(北山地区) (国道田ノ口から枚方バイパス経由)
【26】 枚方市駅(北口)~松井山手駅(長尾駅経由)
【37】 枚方市駅(北口)~企業団地(牧野駅、大谷橋経由)
【38】 枚方市駅(北口)~枚方車庫(牧野駅経由)
【43】【43A】 枚方市駅(南口)~星田駅 または 四条畷駅


面白いのは、枚方市駅を通り越す【1】【2】号経路。【2】は高槻営業所の担当で、香里団地まで直通。運賃は確か2区だったと思うが、香里団地を循環して高槻に戻る営業運用のため、整理券番号は5コマほど使っていたと記憶。2004年に廃止されました。

その10年後に、長尾口始発の高槻行き「早バス」【1】号経路が登場。早朝運行ということで運賃は通常の倍額、起点から終点までの運賃は3区間(290円×2=580円)で、大阪地区有数の多区間運賃系統でした。JR高槻に到着後、【1A】枚方市駅行きとして折り返す運用でした。数年後、長尾口始発から国道田ノ口始発に短縮され、2021年に廃止。枚方営業所の担当でした。

2019年以前は、枚方市北部の樟葉・家具団地地区において、旧・京阪宇治交通の特区運賃が適用されたままゆえ、出屋敷・招提線の一部系統でも整理券番号「2」まで発行されていた時期があります。松井山手行き【26】号経路についても同様(ただし八幡・京田辺市区間は対キロ運賃だった)。

星田線【43】【43A】号経路は交野営業所の担当でした。もともと交野営業所の枚方市駅発着系統は少なく、当路線は同営業所唯一の整理券路線でした(2022年4月以降、香里団地営業所の廃止に伴い、香里団地方面の大半は交野営業所の担当)。


バス乗り継ぎネタはこれまで時々書いてきました。今ふと気づいたのですが、大阪駅前(梅田) から茨木市までのバス乗り継ぎについて、2022年5月現在での可能なルートを挙げてみたいと思います。なるべく無駄な大回りのないものをいくつか挙げます。

【ルート1】
大阪駅前      → 江口橋     (大阪シティバス【37】系統)
江口橋       → 上鳥飼     (阪急バス【31】系統)
上鳥飼       → 柱本団地    (徒歩)
柱本団地      → 阪急茨木市駅(東口)
                    (阪急バス【141】系統)
(または)
上鳥飼       → 上鳥飼北    (徒歩)
上鳥飼北      → JR茨木東口  (京阪バス【12】号経路)


【ルート2】
大阪駅前      → 江口橋     (大阪シティバス【37】系統)
江口橋       → 鳥飼八防    (阪急バス【31】系統)
鳥飼八防      → 阪急茨木市駅  (近鉄バス【20】【21】番)

【ルート3】
大阪駅前      → 守口車庫前  (大阪シティバス【34】【78】系統)
土居        → 摂南大学   (京阪バス【9A】号経路)
摂南大学      → JR茨木東口 (京阪バス【12】号経路)

※守口車庫前(大阪シティバス)=土居(京阪バス)

【ルート4】
大阪駅前      → 三国本町   (大阪シティバス【69】系統)
(または)
梅田        → 三国本町   (阪急バス【11】系統)
三国本町      → 阪急豊中駅  (阪急バス【50】系統)
阪急豊中駅     → 千里中央   (阪急バス【47】【49】ほか)
千里中央      → JR茨木   (阪急バス【57】系統)



意外にも、【ルート3】(守口・寝屋川市経由)が難易度が一番低いように思われます。梅田と茨木市の間を3本のバスで、しかも大阪シティバスと京阪バスだけで行き来できるのは驚きです。京阪バス【9A】号経路は毎時1本(「土居」の摂南大学行き発車時刻は毎時40分)、同【12】号経路(寝屋川茨木線)は毎時2本なので、比較的乗りやすいルートと言えます。

【ルート1】【ルート2】(江口橋・摂津市経由)で一番ネックとなるのは、阪急バス【31】系統。2時間に1本のダイヤなので、事前に時刻表を調べるほうが無難です。【ルート1】では、上鳥飼北から京阪バス【12】号経路が本数が多く便利です。阪急バス【31】系統は、上鳥飼からさらに少し進んで「摂津ふれあいの里」行きもあり、柱本団地により近い場所にあるが、本数が少ないので上鳥飼からの徒歩連絡が無難でしょう。

【ルート2】は【ルート1】の変形版ですが、鳥飼八防から近鉄バスのほうが本数が多い分(毎時3本)、難易度は低めでしょう。

【ルート4】は少し遠回りの豊中経由。千里中央~茨木間は次のルートも可能です。

【ルート4a】
千里中央      → 阪大東口     (阪急バス【102】系統)
阪大東口      → 阪急茨木市駅   (近鉄バス【22】系統)


【57】系統(メゾン千里丘線)は2時間に1本に減便され、難易度は高くなりました。しかし、上記【ルート4a】だと、阪急バス【102】系統は毎時1本以上、近鉄バス【22】番は土休日毎時4本、平日は毎時6本と本数が多く、乗り継ぎがスムーズな分、所要時間は短いでしょう。

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南茨木駅発着のバス路線についてレポートしてみました。

南茨木駅は阪急京都線と大阪モノレールの接続する茨木市南部のターミナル。阪急の南茨木駅は1970年大阪万博(千里丘陵)に合わせ、会場最寄駅として大阪中央環状線&近畿道との交点に設置されました。万博開催中は当駅から会場までを直結するシャトルバスが運行されました。

その後、1990年に大阪モノレールの駅が開業し、阪急京都線との接続駅となります。1990年といえば、鶴見緑地で花博が開催された年。花博開催中、今度は南茨木駅から会場までのシャトルバスが運行されました(運行会社は京阪・南海・阪神の3社だったようです)。

南茨木駅前には、以前近鉄バスが乗り入れていました。1997年までは西口からJR千里丘行き(【61】番)、そして2012年~2017年まで東口から野々宮行き【33】番(真砂2丁目、北摂つばさ高校前経由)が発着。現在、近鉄バスの南茨木駅乗り入れは撤退しています。

一方、2015年の立命館大学茨木キャンパス(岩倉公園前)開校に合わせ、京阪バスが南茨木駅に初めて(前出の花博シャトルバスを除く)乗り入れるようになります。開通当初、JR茨木東口経由枚方市駅行き(枚方茨木線【9】号経路ほか)が毎時2本発着。その後、高速バス枚方徳島線(あわひらかた号)も阪急京都線方面からの利用を見込んで南茨木駅に停車するようになるが、わずか1年で廃止(そして枚方徳島線自体も廃止)。

枚方方面行きのバスも数年後、運行本数は大幅に減らされ、現在は1日4本のみに。 期待の立命館通学利用も伸び悩んだようで、JR茨木(西口)発着に戻る形に。実際、南茨木駅~JR茨木(東口)間は空気輸送でした。

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阪急京都線茨木市駅の連続立体交差化前後のことについて、思いつくままに書いてみました。

茨木市駅の高架化は上り線が1988年、下り線が1990年の供用開始、1991年のショッピングモール『ロサブィア』開業を経て、1992年3月に連続立体交差化事業が完了しました。

立体交差化事業が本格的に始まる1982年、茨木市始発の準急・梅田行きが新設されました。現在の「準急」とは停車駅が異なるもので、

淡路-十三間の各駅、梅田

に停車(しかも梅田行きのみの運転)。この準急は1997年、高槻市始発に延長するも、2001年に廃止されました。

茨木市駅の京都方には、大阪府道r139【枚方茨木線】と交差する踏切が存在し、京阪バス(枚方茨木線)が常時踏切を渡っていました(ほかに近鉄バス鮎川線も)。道路幅も狭く、渋滞に悩まされたことでしょう。

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駅北側にバス通り(踏切)、北西に長崎屋があって、西口にバスロータリーという構図は、京阪寝屋川市駅に似ていると言えます。

歴史的に、阪急京都線は「新京阪」(京阪系列)がルーツということもあって、競合関係の京阪と何かと似ている点も多いのは、当然なのかもしれません。京阪バスが茨木・高槻に乗り入れているのも、その歴史的経緯によるもので、現在の阪急バス路線の一部も元は京阪バスでした。近年になって、寝屋川と茨木を結ぶバス(京阪バス)も開通しました。

両者の大きな違いは、阪急茨木市駅ホームは2面4線&特急停車駅なのに対して、京阪寝屋川市駅は2面2線で特急通過。

踏切からr139を東へ200mの場所(中津町)に、ダイエー(茨木店)がありました。ダイエーは、1980年代後半ごろ「Dランド」に変わり、その後「トポス」を経て2002年閉店。

高架化工事の間、わざわざ枚方から阪急茨木市駅まで自転車で走り、駐輪場に預けて阪急電車に乗って神戸方面へ行ったこともあります。


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少し昔、京阪バス高槻営業所にレインボーHR10.5m車(PJPK-HR)が所属していた時期があります。2004年末~2015年までの10年間です。上の写真のように枚方市駅北口1・2番のりば(高槻・茨木方面行き)にHRどうしの並びが実現したこともあります。これも今では貴重な記録ですね。

元々、混雑率の高い高槻営業所管内では、MK10.5m車とともに使いづらい車種だったようです。大型車と同じ扱いで運用をこなしていたものの、車体幅は狭く、馬力も中型車そのもので小さく、HRは2015年までに高槻を追われることに。


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京阪バス「阪急茨木南口」バス停にて。

ここには京阪バス寝屋川茨木線(【12】号経路&摂南大学直行バス)と近鉄バス【83】番(水尾線)が発着します。
 


京阪バス2021年3月13日ダイヤ改定(寝屋川営業所管内)について。

主な変更点は次の通りです。

1) 【1A】【6】(寝屋川市駅~大日駅)の運行本数を毎時2本(30分間隔)に減便、【1A】【6】毎時各1本。

2)音羽町線【26】【26A】の運行本数を毎時2本(30分間隔)に減便(交野→寝屋川に移管)

3)茨木市役所付近の停留所移設・名称変更(対象系統:寝屋川茨木線【12】)

4)【52】(深北緑地~市立総合センター) 電鉄車庫前~市立総合センター間の各停留所(高柳住宅前、東高柳、高柳、寝屋川車庫、池田府営住宅前、総合センター東口)に停車



「タウンくる」寝屋川市内線は2021年2月に一般路線化(→【50】~【55】)されたばかりですが、今回の改定で【52】号経路は電鉄車庫前~市立総合センター間の各停留所に停車します。

音羽町線は交野営業所管轄から3年ぶりに寝屋川担当に復帰します。減便に伴い運用数に余裕が生じたものと思われます。

寝屋川茨木線等の高槻担当便には変更があるのでしょうか?


京阪バスダイヤ改定が2021年3月13日に実施される予定です。

今回の改定は大津営業所を除く全エリア(直Q京都号を含む)が対象。新型コロナに伴う利用客減に合わせ、各地で減便を中心とする改定が施されます。

高槻営業所管内(一部寝屋川営業所路線を含む) の変更点は以下の通りです。

1)【1A:早バス】<国道田ノ口→枚方市駅→JR高槻>を廃止、【1B】<竹ノ内町→阪急高槻→JR高槻>に変更

2)【8】【9】<枚方市駅~JR茨木東口~南茨木駅>を大幅減便、【7】<枚方市駅~JR茨木>に変更(→南茨木駅発着便は朝・夕の合わせて4往復に)

3)【4】<玉川橋団地→阪急・JR茨木>、【6】<JR茨木~白川二丁目>の昼間時間帯など減便

4)茨木市役所付近の停留所移設・経路変更(対象系統:【9】【12】)
  「市役所南口(南行)」・「茨木市役所前(東行)」を移設
    南茨木駅行き →「市役所南口(西行)」から乗車
    寝屋川市駅行き→「茨木市役所前(東行)」から乗車

5)枚方茨木線東行き(茨木→枚方方面)の玉川橋団地・白川三丁目付近の経路変更
 (対象系統:【4A】【7】【7B】【9】)

6)【2】<枚方市駅~阪急高槻> 土休日昼間時間帯の一部で15分間隔に減便

7)「阪急茨木東口」(おりば専用)を「中津町北」に改称




1)「早バス」は枚方営業所担当ですが、今回の廃止に伴い枚方営業所の高槻運用は撤退することになります。変更後の【1B】は通常運賃で利用可能となります。

2)JR茨木東口~南茨木駅間は空気輸送の状況です。南茨木駅乗り入れは立命館大学茨木キャンパス開校に合わせてものだが、バスで通学する人はほとんどいないでしょう。また、枚方市駅~茨木系統のうち、毎時1本はJR茨木東口経由の【9】号経路で、「JR茨木東口」西行き(南茨木駅行き)は駅から少し離れてかなり歩かないといけないので不便でした。今回の南茨木駅減便の措置は枚方方面行きのJR茨木(西口)発着に統一を図る点で、適正なものと言えるでしょう。

3)昼間時間帯に【6】号経路が運行されていたのは、JR茨木(西口)に乗り入れない【9】を補完するためと思われるが、【9】【6】とも減便されます(→【7】号経路に統一)

4)JR茨木東口発着系統は、これまで茨木市役所前付近での経路変更が何度か行われています。今回の変更は少しわかりにくいように思います。

5)従来、枚方茨木線の東行きのみ「白川二丁目」を経由しなかったが、今度の改定で同停留所を通るように経路変更が行われます。

6)需要の旺盛な枚方高槻線【2】号経路も、昼間10分間隔では本数過剰な時間帯があるようで、一部減便されます。

7)「阪急茨木東口」(おりば専用、西行きのみ)は阪急茨木市駅から離れている上、駅前の東口ロータリーも同じ停留所名なので(阪急バス柱本線や関空リムジンバスが発着)、混同を避けるためにも名称変更は適正と言えます。


京阪バス高槻営業所管内の過去路線を一つ。

枚方高槻線の(快速)【1】号経路です。

枚方市駅~阪急高槻間にて朝ラッシュ時の運行だったと記憶しています。もともとノンストップ運転だったが、1998年3月ダイヤ改定より、「枚方公園口」「松原」に停車するようになったようです。 2011年5月のダイヤ改定で廃止されました。

京阪バス有数のドル箱路線である枚方高槻線では、快速便の需要はありそうだと思われるが、やはり時代の流れなのでしょうか。今後も混雑分散化を図る目的で一部区間を通過運転するのはありかもしれません。

運用車両も通常のAタイプ車が多かったようです。



高槻に所属していたブルーリボンシティの1台・W-3843です。

2004年末の配属当初から数年間、枚方高槻線の運用に入ることが多かったが、珍しく枚方茨木線の運用に入っていた時です。

その後、一般路線での運用は見かけなくなり、スクール輸送専用に使われるようになります。

W-3843は今年、男山営業所に転属しました。


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京阪バス枚方茨木線と高槻市営バスの共用バス停・「唐崎」(唐崎中1・2丁目)。

唐崎付近のバス通りは道幅が狭く、対向車離合に苦労するところですね。

画像は西行き(京阪バス茨木方面)のりばで、高槻市営バスは【1A】JR高槻駅南行き(芝生・下田部経由)と【19】玉川橋団地行きが発着します。

東行き(枚方方面)は、新幹線を挟んだ東側に設置されており、市営バスは【1】JR高槻駅南行き(玉川橋団地始発、竹の内小学校経由)が発着するが、本数は少ないので注意。




 


京阪バス高槻営業所に新車2台が入ったと報告されました。

N-6327・6328(エルガLV290)です。今年夏に同営業所に投入された新車はN-6323と合わせ3台。

一時期高槻管内でかなりの勢力を占めていたエアロミディ10.5m車も、残り1台だけとなった模様です。数年前は、エアロスター幕車、ブルーリボンシティのほか、レインボー10.5mまで配置され賑やかな顔ぶれだったが、今後は高槻営業所もJ-BUSのLV290またはKV290に置き換えられて行くのでしょうか?

現在、「みつひでライナー」運行用にJ-BUSトップドア車(H-3208、3244)が転入しています。

(追記)代替はN-1103、1104です。N-1103は門真に転属、N-1104は廃車。

(追記2)N-6329も高槻に納車されました。これにより高槻のエアロミディは消滅した模様です。


京阪バス高槻営業所管内のレア路線を一つ紹介したいと思います。

枚方高槻線【5】号経路・<阪急高槻~ 番田一丁目>

運行経路は、

(往路)阪急高槻→春日町→辻子→大塚→竹ノ内町→番田→番田一丁目

(復路)竹ノ内町→番田一丁目→枚方大橋北詰→大塚→辻子→春日町→阪急高槻



往路と復路では起終点と経路が少し異なります。運行本数は

(復路)竹ノ内町発 平日2本、土・休日1本
(往路)阪急高槻発 平日2本、土1本、休日運休


の免許維持路線(2020年5月改正より)で、実態は【1B】【2B】号経路<竹ノ内町~阪急・JR高槻>の派生的系統です(【1B】【2B】も本数の少ないレア系統。番田・番田一丁目を通らない点で【5】号経路と異なる)。

2017年までは、【5A】号経路・JR高槻発着(市役所前、阪急高槻経由)として昼間時間帯に数本運行されていたが、運用適正化により廃止。

京阪バスの番田一丁目への乗り入れは、1980年。もとは高槻市営バスが番田線として乗り入れていたが、当時としては珍しく、京阪バスへの民間委譲により、【5】号経路の新設となりました。近年、高槻市営バスが<JR高槻駅南~玉川橋団地>系統として、番田地区への乗り入れ復活しています。


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京阪バス・阪急バス「上鳥飼北」バス停(摂津市鳥飼上2丁目)。

大阪府道19号に設置され、淀川新橋北詰(柱本交差点)から北へ200mの地点にあります。

高槻市との境界がやや複雑に入り組んでいます(「柱本」交差点は高槻市、淀川対岸は寝屋川市)。

京阪バスは寝屋川茨木線【12】号経路、阪急バスは吹田摂津線【31】【32】【34】系統(JR吹田・JR千里丘~摂津ふれあいの里)が発着します。

周辺付近は工場や流通倉庫が多く、雰囲気としては北摂というよりも、対岸の寝屋川など北河内に近いイメージでしょうか・・・





少し昔の京阪バス高槻営業所管内について、思いつくままに書いてみました。

高槻営業所管内はエリアが狭いため路線系統自体が少なく(採算の良い路線ばかりのため、ネタな廃止路線そのものが少ない)、車両も三菱ふそう大型車で統一されていたゆえ、面白いネタは掘り出しづらいと思っていました。

しかし、書き出すうちに、これまた面白いエピソードが浮かんでくるもので、実に不思議ですね。

1980年代の高槻営業所管内といえば、枚方高槻線でのバス接近表示装置が挙げられます。当時の路線バスとして先進的なサービスシステムが採用されたことは、注目されるべきでしょう。枚方市駅(北口)~阪急・JR高槻間の各停留所でバスが接近するとき、メロディが鳴ったのも今では懐かしい思い出です。この接近表示装置は1990年代に入ってもしばらく残っていましたが、いつしか撤去。

しかし、枚方高槻線は京阪バストップクラスの黒字路線であり、渋滞の多い国道170号線(外環状線)を主に走行することから、接近表示装置に代わるものとして、2006年に車両運行管理システムとバスロケーションシステムを導入(→モバイルでの新しいバスロケーションシステムを京阪バス全路線に採用されることにより、2014年に終了)。

高槻営業所管内での印象的な思い出といえば、1987年に初めて大型逆T字窓の車両(エアロスターK)に乗ったことですね。従前の二段窓の路線バスとは一線を画する衝撃の姿であり、まるで観光バスのようで「乗り得」感がありました。国鉄がJRになって間もない頃で、方向幕は「国鉄高槻」「国鉄茨木」のままでした。ちょうど小型方向幕車が引退の時を迎え(当時の車両代替サイクルは8~10年だった)、そのタイミングに合わせるようにJRの入った幕に更新されました。

当時の最新車両(逆T字窓車)で車内BGMが流れたのも、懐かしい思い出です。ただ、不快感を覚える乗客も少なくなかったようで、4年ほどで中止されました。

このほか、車両に関しては、小型方向幕の呉羽MRタイプ車体の冷房車が印象に残っています。見た目にはMR470のようで、エンジンサウンドはブルドックと同じ6D20、形式はMP117。ブルドック(三菱自工)と同期ながら、呉羽車体は旧来の図面デザインゆえ年式よりも古く見えたものですね。車両の真ん中に冷房ダクトで柱が太くなってるやつで、外観上はBタイプと似ていました。大阪地区では高槻・枚方営業所のみの配置だったようです。高槻にはほかに富士重3EのMP117もいました。


2020年4月、大阪青凌中学・高校(学校法人 浪商学園)が高槻市前島から島本町に移転しました。
JR島本・阪急水無瀬から徒歩15分圏内の場所で、交通アクセスは便利になりました。

https://www.namishogakuen.jp/100th/project/detail-1/

キャンパス移転に伴い、京阪バス高槻営業所の青凌スクール運用が廃止された模様です。

青凌スクール関係には、ブルーリボンシティW-3842・3843などが任に就いていたが、余剰となったため、流出。W-3842は枚方、3843は男山にそれぞれ転属です。同じブルーリボンシティのW-3811・3840が高槻に配置される時期もありました。


浪商学園関係といえば、茨木市の学園町に浪商幼稚園があり、京阪バス枚方茨木線「学園町」、または寝屋川茨木線「学園南町」下車です。「学園町」という町名は、かつてこの地に浪商高等学校・大阪体育大学附属中学校が設置されたことによるもの、と察しがつきます。浪商高校普通科は1983年、高槻市前島に移転ののち、85年に「大阪青凌高校」に改称。体育科なども1987年、泉南郡熊取町に移転。浪商学園の本部は熊取町に置かれています。



少し昔のJR茨木です。

阪急バスの西工96MC・2ステップ車は健在で、京阪バス枚方茨木線にはHR10.5m車も見られました。

バスのりばの配置も大きく変わりましたね。

京阪バス寝屋川茨木線が開通して間もない頃で、東口にも京阪バスが乗り入れるようになりました。

ありゃ、JR茨木での近鉄バスは撮ってなかったようですね・・・

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京阪バス高槻営業所管内のレア系統【1B】【2B】号経路。

ともに竹ノ内町発着の入出庫系統であり、

【1B】 竹ノ内町~阪急高槻~市役所前~JR高槻
【2B】 竹ノ内町~阪急高槻


です。運行本数は主に朝と夜の時間帯に数本程度ですが、平日ダイヤの日中、竹ノ内町始発の【2B】号経路が2本運行されます(竹ノ内町 14:58、16:16発)。

通常、入出庫系統といえば、朝と夜の時間帯に限られることが多いですが、昼間時間帯に見られるのはなかなか珍しいと思います。

このほか、竹ノ内町始発の【1】号経路・JR高槻行き(阪急高槻を通らず)が平日1便(竹ノ内町 6:32発)設定されています。


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【16】枚方市駅で、枚方市駅北口に到着したところでした。
 一時期、高槻営業所にレインボー・ロングが在籍していたが、2015年ごろまでに寝屋川や大津へ転属しました。


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京阪バス「番田一丁目」バス停(高槻市)。

鷺打橋(写真左側)と枚方大橋北詰を結ぶ淀川河川敷の市道上に設置されています。
「番田一丁目」からのバスは、【5】阪急高槻行きが平日2本・土休日1本のみしか来ません。

【5】号経路は、竹ノ内町(営業所前)から茨木方向へ一つ進んで「番田」を通り、鷺打橋手前の交差点を左折し、この河川敷道路を走って、「枚方大橋北詰」からは【1A】【2】号経路などと同じルートで阪急高槻に向かいます。

鷺打橋の向こうには、東海道新幹線が走っています。新幹線の写真を撮るには絶好のロケーションだと思いました。

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淀川対岸を向いて撮影
枚方市出口地区の高層マンション、遠くに生駒の山並みも見渡せる
 


大阪・京都・滋賀・奈良の4府県またがる京阪バス。

京阪バス全線(高速、直Q、リムジンなど一部を除く)が自由に乗り降りできる1Dayチケット(ICカード、650円)を3倍楽しむ方法を考察したいと思います。

その日一日の交通手段を、京阪バス(1Dayチケット)だけで済ますことももちろん可能ですが、広範囲を回りたいときなど、バスの本数が少ないところも多く、距離の割に時間がかかって、正直効率は悪いです。 しかも、1Dayチケットを頻繁に使えば、なぜか乗車経路もかなりパターン化してしまい、同じところばかり回って飽きたりするもの。マンネリズムに陥ることなく、いろいろ目先を変え違うところを訪れたいものですね。

そこで、京阪バスだけでなく、周辺他社局のバス(高槻市営バス、阪急バス、近鉄バス、大阪シティバス、京都京阪バス、京都市バス、ほか)とコラボを組んで行動範囲を広げたり、あるいは鉄道(京阪、阪急、近鉄、JR、大阪モノレール、ほか)または直Q京都号でワープして効率を上げることなどが考えられます。


(その1)では、高槻・茨木から北摂方面遠征について考えたいと思います。

北摂地域を代表するバスといえば、やはり阪急バスでしょう。阪急バスのほか、茨木・摂津市内では近鉄バス、高槻市内では高槻市営バスもあります。

京阪バスと阪急バスの乗り継ぎは、阪急・JR茨木、JR吹田などが可能です。茨木では近鉄バスもあります。茨木から阪急バスまたは近鉄バスを何本か乗り継いで、千里ニュータウン・万博記念公園などを回るのは面白いと思います。千里ニュータウン地域の阪急バスは路線・本数とも多く、機会を見つけていろんな乗車経路を組むと、変化に富んで楽しいでしょう。運賃も一乗車220~250円で長距離乗車するほどお得です。その後、茨木に戻るのも良し、JR吹田から再び京阪バスで守口・寝屋川方面(【9A】号経路)へ向かうのも良いでしょう。あるいは、JR吹田から阪急バスもう1本乗り継いで摂津市鳥飼・高槻市柱本方面へ向かい、京阪バス寝屋川茨木線【12】号経路に乗り換えるという経路も可能です。阪急電車(北千里、山田、南千里より)に乗って上新庄・茨木市・高槻市まで抜けるのもちろんありです。淡路で阪急からJR(おおさか東線)に乗り換え、学研都市線の四条畷・星田・津田・長尾・松井山手・京田辺へ一気にワープ、再び京阪バスに乗り継ぐなどして行動範囲を広げるのも良いでしょう。

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茨木からは、箕面・阪急石橋、また茨木市北部の山間部を経て豊能町余野への路線などもあるが、山間部路線では対キロ区間制で運賃が高く本数も少ないので、運行本数の多い平地・市街地・ニュータウンの路線から攻めるのも一つの戦略でしょう。


京阪バス高槻営業所管内の深夜バス【1C】号経路について、レポートしたいと思います。

【1C】号経路は、

枚方市駅→大塚→松原→阪急高槻→市役所前→JR高槻→松原→大塚→竹ノ内町

という、「行って来い」の変則的な運行経路となっています。すなわち、阪急・JR高槻を経由したのち、枚方方面に戻るというもので、終点・竹ノ内町到着後、高槻営業所に入庫するという形態です。本来、【1A】<枚方市駅→阪急・JR高槻>と【5】<JR・阪急高槻→竹ノ内町>に系統分割してしかるべきものと考えられるが、なぜか一本化されているのです。運転手不足の影響なのかもしれませんね。運賃は、

枚方市駅→阪急・JR高槻 520円
枚方市駅→竹ノ内町    460円
(深夜運賃のため、通常運賃の倍額)

で、始発から終点まで乗るほうが安いという、区間制運賃の成せる不思議な現象があります。最も、そのような利用の仕方をする乗客は想定の範囲に入っていないのでしょうけど。
 


京阪バス枚方市駅北口発着の路線は、

高槻・茨木方面、
出口線、
出屋敷線(関西外大・藤阪ハイツ・長尾駅・樟葉駅ほか)、
招提線(牧野・招提方面)

と、大きく4つに分けることができます。

割り当てられている系統番号(番号の下にアルファベット付きのものもある)は、

【高槻線、茨木線】               1~3、7~9
【出口線】                   16
【出屋敷線】(小松団地、北片鉾方面)      11~13
【出屋敷線】(国道田ノ口、総合スポーツC方面)  14~15
【出屋敷線】(藤阪ハイツ、長尾駅方面)     18~20、25、27、29
【出屋敷線】(養父が丘、樟葉駅方面)      39~40
【招提線】                   38

となっています。空き番号は

4、5、6、10、17、21~24、26、28、30~37、41~

で、20以下の番号は大部分が埋まっている一方、30番台はなぜか飛んで空き番が多くなっています。

私個人的に、今後枚方高槻線・茨木線の新路線を設定する場合、どんな番号を割り当てるのかが気になるところです。高槻営業所管内では、1~9まで全て使われており(4・5・6は茨木・高槻市内の区間系統)、出口線のみ例外的に16が割り当てられているが、10・20番台の大半は枚方営業所管内の出屋敷線で使用済みなので、30・40番台以降を使うしかないでしょう(「枚方市駅北口」発着系統としては10・17も空いているが、前後の数は出屋敷線が使用している)。出口線の「16」は、かつて同じ方向の路線として存在していた寝屋川市駅行きの【16】号経路に由来するものとされています。

2018年3月まで【26】松井山手行き(長尾駅経由)もあったが、廃止されました。21~23および28・37は、枚方市駅に乗り入れない長尾駅発着の区間系統に割り当てられています。

このほか、香里団地営業所の【1A】関西医大附属病院行きも北口ロータリーを通過します。高槻線にも【1A】号経路(阪急高槻・市役所前経由JR高槻行き)はあるが、関西医大行きは南口5番のりばからの発車なので、誤乗の心配はさほど問題ではないでしょう。

【1A】といえば、あと枚方営業所担当の「早バス」<田ノ口→枚方市駅→阪急・JR高槻>もあるが、路線名は「枚方高槻線」。高槻で【1A】枚方市駅行きとして折り返します。


大塚     → 大塚中央

北大塚    →  大塚町5丁目

南辻子    → 辻子一丁目

辻子     → 松川町

市役所前(高槻市) → 高槻市役所北

西切     → 唐崎西1丁目

阪急茨木東口 → 中津町北

北公園前(枚方市) → 伊加賀スポーツセンター


「北大塚」は高槻市営バスに同じ「北大塚」バス停があるが、場所が離れているので、別の名前にしたほうがよいように思います。「阪急茨木東口」(茨木行きおりば専用)も阪急茨木市駅から少し距離があり、また阪急茨木市駅の東口ロータリーから阪急バス柱本線が発着しているので、これも別の名称にするほうがよいかもしれません。


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JR茨木駅ロータリーのバスのりばが縦列型だった時代です。
京阪バスのエアロスター幕車も過去のものとなりました。
 


久しぶりに京阪バス高槻営業所管内の路線レポートを。

枚方茨木線【9】号経路・<枚方市駅~南茨木駅>。運行経路は、

枚方市駅北口~枚方公園口~竹ノ内町~唐崎~玉川橋団地~白川三丁目~鮎川~学園町~西寺田町~阪急茨木~市役所南口(南茨木駅行きのみ)~JR茨木東口~立命館大学(岩倉公園前)~南茨木駅

で、立命館大学大阪いばらきキャンパス開校(サントリー工場跡地)に合わせ、2015年3月新設。JR茨木東口には寝屋川茨木線【12】号経路が既に運行開始していたが、枚方市駅からの系統も初めて東口に乗り入れるようになりました。

当初、毎時2本の運行で、JR茨木(西口)発着の【7】号経路とセットで15分ヘッドダイヤを構成していました。もともと西口発着だったものが、南茨木駅へ延長するために東口発着に経路変更、しかも南茨木行きのおりばは駅から少し離れたところにあるため、不便を強いられることになりました。さらに、JR茨木から枚方方面へ向かう場合、バスのりばは西口と東口が交互に入れ替わるため、これまたわかりにくいです(そのためか、区間便の【4A】号・<JR茨木~白川二丁目>が終日運行されている)。

2018年9月ダイヤ改正で、【9】号経路は毎時1本に減便、【7】号経路に変更となりました。

南茨木駅行きをJR茨木西口経由(下穂積、イオンモール茨木前から入る)にできないものかということも考えられるが、JR東側に立地する立命館大学キャンパスへのアクセスが主な目的ゆえ、東口経由にせざるを得ないのでしょう。

立命館大学-南茨木駅間の運賃は、現金のみ大人100円という特例が設定されていたが、これも廃止されました。


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2016年夏、高槻営業所に納車された頃のLV290(N-6250)です。
1年足らずで京田辺に転属ののち、今春寝屋川営業所に転出。
寝屋川茨木線に再び姿を見せるようになりました。


久しぶりに高槻市営バスについての記事をアップしようと思います。

今回は市南西部のJR高槻駅南~下田部団地系統(下田部線)について。

下田部線は、

【16】JR高槻駅南-市役所前-阪急高槻駅-沢良木町-春日町-辻子-若松町-西冠- 下田部団地
【17B】JR高槻駅南-市役所前-阪急高槻駅-沢良木町-春日町-辻子-若松町-西冠- 下田部団地-唐崎橋-(芝生)車庫前


の2系統があり、JR高槻駅南-阪急高槻駅-辻子間(R170・外環状線)は京阪バス枚方高槻線(【1A】号経路)との共有区間となっています。京阪バス辻子-阪急・JR高槻の運賃は、高槻市営バスに合わせて210円です。辻子交差点で大阪r14に進路を転じて南西方向へ向かい、下田部団地に至ります。辻子交差点前後に京阪バス「南辻子」バス停があるが、高槻市営バスは止まらないので注意(京阪バス枚方行きは「辻子」と「南辻子」は目と鼻の先の至近距離にあるが、辻子を境目に運賃が変わるので、南辻子で降車する人は少ない)。JR高槻駅南行きの系統番号(行先番号)は【1】系統です。

下田部線は高槻市営バスのドル箱路線の一つ。1993年以前は別の経路を取っていたそうだが、経路変更以降、利用客を順調に伸ばしているとのことです。

このほか、2017年に新設された【19】JR高槻駅南-玉川橋団地系統(竹の内小学校・番田・唐崎経由)も、若松町まで上記2系統と同じ経路を取ります。これは下田部団地経由・【16A】系統の経路を変更したもの。本数は1日数本にとどまっています。


京阪バス高槻営業所管内のダイヤ改正が2018年9月29日(土)に実施される予定です。

今度の改正の主な変更点は枚方茨木線関連で

○【9】号経路・<枚方市駅~JR茨木東口~南茨木駅>系統の半数を【7】号経路・<枚方市駅~JR茨木>に変更

○ 【4A】号経路・(循環)<JR茨木~白川三丁目~JR茨木>を変更するとともに運行便数調整

○立命館大学(岩倉公園前)~南茨木駅間の割引運賃を廃止

枚方市駅~茨木系統について、現行ダイヤでは【7】【9】が交互に15分間隔で運行されているが、改正後は【9】が毎時1本の運転となります。JR茨木駅前では【7】と【9】ではのりばが離れているため、わかりにくいです。JR茨木東口発着の【9】に乗ってJR茨木から阪急バスおよび近鉄バス(阪大病院、万博公園方面)に乗り換えるときなど、JR駅歩道橋を歩かなければならいので不便です。枚方~茨木系統については【7】号経路で統一し、寝屋川方面からの【12】もしくは白川三丁目発着の【4】号経路あたりをJR茨木東口経由南茨木駅へ延伸すればよいと思います。

https://www.keihanbus.jp/news/sysimg/00423/link_G7qBe.pdf


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寝屋川営業所に残る幕エアロスターW-1990が寝屋川茨木線【12】号経路の運用に入っている時です。

(追記)
寝屋川の幕エアロスターが引退したようですね。代替は何でしょうか?



以前、京阪バス高槻・茨木地区では1Dayチケットをあまり楽しめない、との不満を書いたことがあります。特に阪急・JR高槻からの京阪バスはそのまま枚方市駅へ折り返すか、もしくはJRで茨木・吹田・長岡京まで移動してそこから再び京阪バスに乗ることぐらいしか思いつきませんでした。しかし、高槻・茨木・摂津市内は阪急・近鉄・高槻市営バスなど他社のバスが賑やかで、他社路線に乗るのも一つの楽しみだと思いました。

京阪バス1DayチケットはICカード化(ICOCA、PiTaPa)されているので、同じカード1枚で他社のバス、そしてもちろん鉄道に乗ることも可能で便利です(もちろん別運賃は必要です)。

茨木には阪急バスと近鉄バスが盛んに乗り入れており、阪急・JR茨木から万博公園・阪大病院や千里丘・千里中央・彩都方面他を回りながらJR吹田まで何本かのバスに乗り継ぎ、そこから【9A】号経路で守口方面へ抜けるのも良いし、高槻~茨木間を高槻市営バスおよび阪急・近鉄バスに乗り継ぐのも面白いです。

先日、高槻~茨木間を柱本団地経由で高槻市営バス+阪急バス乗り継ぎで移動してみたが、なかなか楽しかったです。高槻市南西部柱本・三島江地区ののどかな田園風景や淀川対岸の枚方・寝屋川・生駒山方面の遠景が印象的でした。高槻・茨木間の別のバス乗り継ぎルートとして、

富田駅前~上土室~(徒歩)~花園・東和苑~(近鉄バス)~阪急茨木

も可能なので、今度やってみたいと思います。

京阪バス1Dayチケットは大阪地区だけでなく京都・滋賀地区も共通で利用可能となったので、JRで長岡京・山科・大津・石山、もしくは阪急で河原町まで移動し、京都・大津地区の京阪バスを楽しむのももちろんありです。JR長岡京駅からは京阪淀行き【90】号(京阪・阪急バス共同)も良いし、京都市バス【南2】系統で竹田駅へ抜け、そこから京阪バス中書島・醍醐方面も面白そうです。



久しぶりに京阪バス高槻営業所ネタを。

深夜バス【1C】号経路。運行経路は、

枚方市駅→大塚→松原→阪急高槻→市役所前→JR高槻→松原→大塚→竹ノ内町

で、一旦阪急・JR高槻まで行き、枚方方面へ戻り竹ノ内町で高槻車庫に入庫するという、少々ややこしいものです。京阪枚方市駅および阪急・JR高槻からの郊外への最終バスとしての両方の役目を兼ねているわけですが、複雑なのは運賃。枚方市駅から阪急・JR高槻までは2区260円ですが、折り返して春日町~竹ノ内町間は1区230円、すなわち終点まで乗ってしまえば逆に安くなるというもの。

本来、このような路線系統は、

【1A】枚方市駅→阪急高槻→JR高槻
【1C】JR高槻→阪急高槻→竹ノ内町

に分割するのがわかりやすいと思うが、阪急高槻に二度寄らなくてもよいよう松原~阪急高槻~JR高槻~松原を循環運転にすることで一本化していると見られます。

これと似たような例として、

【5A】JR高槻→阪急高槻→大塚→竹ノ内町→番田一丁目→大塚→阪急高槻→JR高槻

がありました(廃止)。


京阪バス【早バス・1】<長尾口→枚方市駅→阪急・JR高槻>は、2018年4月1日ダイヤ改正より田ノ口始発に短縮となります。

【早バス】の登場は2014年4月。JR学研都市線沿線の長尾地区から京阪本線およびJR京都線(~山陽新幹線)の始発電車に接続するようダイヤ設定されています(ただし平日ダイヤのみ)。始発が朝4時台ということで、運賃は「深夜バス」と同じ扱いで倍額です。

今度のダイヤ改正で、長尾口~田ノ口間の運行は取りやめとなります。
香里団地から高槻方面への早バスなども期待していましたが、やはり運転手不足の問題もあって難しいようですね(深夜バスが金曜日のみの運行となるところも多いので)。


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この芸術的な並びに感激!


京阪バスは主に淀川左岸の京阪沿線、大阪・京都・滋賀・奈良の4府県に路線網を広げているのは周知の通り。

しかし、京阪バスは対岸のライバル・阪急京都線およびJR東海道本線(JR京都線・琵琶湖線)沿線にも乗り入れています(阪急京都線の前身が新京阪だったこともあるが)。京阪バスの乗り入れているJR東海道本線の駅は、大阪方から順に

吹田、茨木、高槻、山崎、長岡京、京都、山科、大津、石山

まず、大阪府下では淀川対岸都市間連絡の高槻・茨木~枚方市駅および茨木~寝屋川市駅系統が筆頭に浮かぶでしょう。枚方高槻・茨木線は全体的に利用客が多く、高槻営業所の大型車で運用されています(【早バス】<長尾口→枚方→JR高槻>と折り返し枚方市駅行きのみ枚方営業所担当)。ただ、10数年ほど前までは、枚方高槻・茨木線のJR駅乗り入れの本数は少なかったし(阪急駅からの本数は多いが)、寝屋川茨木線は2007年開通の新しい路線です(主に寝屋川営業所の担当だが、平日ダイヤでは高槻営業所と共管)。

大阪地区ではこのほか【9A】<JR吹田~上新庄~京阪守口市駅~大日駅>系統もあるが、本数は毎時1本と少なく、中型車が主体(寝屋川営業所)。過去には、【9A】とは異なる経路で、吹田八尾線が守口駅・門真市駅・八戸ノ里・国鉄八尾方面へ発着していました(門真営業所管轄)。

京都地区の京阪バスでは山科駅からのバス発着本数が一番多いです(地下鉄東西線・京阪京津線と接続)。小野・小山・醍醐・六地蔵・藤尾・三条京阪など各方面へのバスが乗り入れており、全便山科営業所の管轄です。

京都地区の他の駅からの京阪バスは京都駅発着の直Q京都号および山科急行を除いて全体的に少ないが、2013年開通の【90】淀長岡京線は毎時1本は確保されており(男山営業所および阪急バスとの共同運行)、ほかに【13】JR山崎~京阪淀駅、【26】淀~京都駅八条口、【57】京都駅~比叡山が運行されています。淀・山崎・京都南部地区の路線系統は、もともと洛南営業所が管轄していたが、その後枚方→洛南→シティバス→京田辺→男山と担当営業所の変遷が目まぐるしいです。なお、正月3が日のみ、石清水八幡宮初詣客の利便を図って臨時バス<JR山崎~京阪八幡>が運行されます(枚方営業所担当)。

また、過去には向日町駅から山科・醍醐方面への長距離バス(国道171号・大宮通・五条通経由)、および向日町競輪場シャトルバスも発着。

滋賀地区では石山駅からのバスが最も本数が多いでしょう。かつては石山駅~大津駅~浜大津~大津京駅(湖西線)以北への路線も多かったかと思うが近年本数は大幅な縮小傾向にあり、住宅地や団地および大学の立地する大津市南部の石山団地・南郷・大石方面への路線が主体的となっています。大津駅からのバスは、現在は県庁所在地の駅前ターミナルとは思えぬほど少ないです(江若バスのほうがもう少し多い)。

JR東海道本線の駅に乗り入れる京阪バスは、高槻・山科・大津営業所が主体的で、かつては三菱ふそう車で統一されていたことは興味深いです。吹田~守口・門真方面系統についても、寝屋川・門真営業所にかなりの数だけ三菱ふそう車も配置されていた時代もあり、JR東海道本線から見る京阪バスといえば三菱ふそうというイメージが強いように思います。

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ここのところ引退が相次いでいる高槻営業所の幕エアロスター。
先日、W-1976・1977が除籍となった模様です。
写真のW-1985は交野営業所に納車ののち、寝屋川→高槻へと転属。
新型LV290シリーズの力の弱さが災いして、残念ながら高槻への新車は見送られたまま、京田辺・交野営業所からブルーリボンIIが続々転入しています。


来る9月9日(土)、京阪バス高槻営業所管内でダイヤ改正が実施される予定です。

https://www.keihanbus.jp/news/sysimg/00245/link_GDu6y.pdf

主な改正内容は、

(1)枚方市駅~阪急・JR高槻(平日昼間)
【1】枚方市駅~JR高槻(毎時2本)
【2】枚方市駅~阪急高槻(毎時4本)
【1A】枚方市駅~阪急高槻~市役所前~JR高槻(毎時2本)

(2)【5A】・<JR高槻→阪急高槻→番田一丁目→阪急高槻→JR高槻>廃止

(3)JR茨木→玉川橋団地→白川二丁目(昼間時間帯)
【4A】・<JR茨木→玉川橋団地→白川二丁目>と【4】・<玉川橋団地→JR茨木>を統合、
【4A】・<JR茨木→玉川橋団地→白川二丁目→JR茨木>として運行


今回、枚方高槻線についてかなりメスが入れられている印象です。

平日昼間の枚方市駅の発車時間としては、

(阪急高槻方面行き) 10分間隔(JR高槻行きを含む)
(JR高槻行き) 【1】【1A】が各30分間隔、合わせて毎時4本


で、阪急高槻およびJR高槻へ行く便数自体は現在と同じですが、JR行きの15分間隔が崩れ、高槻方面行き全体的に1時間あたり2本減少です。

JR高槻の発車時間は阪急高槻経由を含め15分間隔が維持されています。

土曜・休日ダイヤの運行本数は現在と大きく変わりません。

平日昼間の運行本数が変更されるのは、高槻市役所への利便性を図る意味もありそうですが、同時に【5A】号経路を整理廃止する目的とも読み取れます。

私個人的に、JR高槻発着の便も毎時6本、内2本は阪急高槻経由の【1A】号経路として運転、ということを望んでいましたが、JR高槻行きの本数増はなりませんでした。


今回のダイヤ改正で高槻営業所管内の運用本数が減ることになるはずなので、車両の動きも気になります。エアロミディ10.5m車および幕エアロスターなどの動向、合わせて今年度以降の新車がどうなるのか、目が離せません。

今年の夏に導入されたKV290はN-3319まで運用開始しており、N-3319は交野営業所に配置されました。


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高槻に残る幕エアロスターの動きにも目が離せない


京阪バス高槻営業所管内(高槻・茨木地区)について改善を求めたい点。

1)昼間時間帯の【2】号・<枚方市駅~阪急高槻>のうち毎時2本を【1A】に変更、JR高槻発着に

2)深夜時間帯の【1A】号・<JR高槻→阪急高槻→枚方市駅>を【1】号(JR高槻始発)と【2】号(阪急高槻始発)に系統分割

3)寝屋川茨木線【12】号を南茨木駅まで延長


高槻営業所管内については、運行本数が多くて便利、基本的に現状のままでよいかと思われます。
ただ、枚方高槻線を中心に改善の余地はあると感じます。

【1】号・<枚方市駅~JR高槻>は、かつて昼間時間帯は30分間隔の運転でしたが、JR高槻駅北のアクトモールが開業した頃より15分間隔に増強されました。【2】号・<枚方市駅~阪急高槻>は10分間隔の運転で非常に便利ですが、JR高槻発着の便は本数が少ない分混みやすく(JR高槻始発の時点で座れないことも多い)、昼間時間帯でももう少し増便が望まれるかと思います。ただ、【1】号の10分ヘッド化はJRのダイヤとの調整で難しいようなので、【2】号経路のうち30分あたり1本をJR高槻まで延長運転(市役所前経由)することはできないものでしょうか?

一方、深夜のJR高槻発枚方行きは、阪急高槻始発との分割が望まれます。終日本数の多い【2】号経路ですが、夜8時以降急激に本数が減るのは問題でしょう(JR高槻始発のバスは阪急高槻からだと超満員となる)。


このほか、高槻営業所管内の課題といえば、車両運用の適正化でしょう。

従来、三菱ふそう大型車(エアロスターシリーズ)のみで揃えていたところ、ノンステップ化促進のため、2003~04年にかけて中型ロング(10.5m)車が大量投入(主にエアロミディ、レインボーHRも3台)されたが、車内が窮屈で馬力も弱く、終日混雑しやすい高槻管内では敬遠されやすいです。その置き換えを目的に、昨年、エルガLV290が投入されるが、従来の車両に比べて力が弱く、枚方大橋手前のスロープループでは特に苦しいようで、京田辺や交野の経年ブルーリボンIIと交換することになりました。今後の新車としては、高槻にはやはり馴染みのエアロスターが最適でしょう。

中型10.5m車とほぼ同じ時期に、ブルーリボンシティも3台配備され、当初枚方高槻線を中心に使用されていたものの一般路線ではやはり使いづらいようで、ほぼ特定運用(スクールバス)のみに限定されています(かなり後になって幕ブルシチも1台転入)。

その後、高槻への日野車投入は一時途絶えるが、ノンステップ車が標準仕様となる2008年以降、ブルーリボンIIを大量投入(そしてエルガIIも)、高槻の主力車両となっています。今回のLV290との交換でさらにブルーリボンIIが増えたことになります。

2013年より寝屋川茨木線も平日ダイヤに限って高槻が受け持つようになり(→寝屋川からエアロスターが転入)、間合いで寝屋川市内の【11】号経路および摂南大学直通バスも一部担当しています。



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高槻市営バス北大塚線についてレポートする。

運行経路は、

【15】JR高槻駅南-市役所前-阪急高槻駅-松原-沢良木町-天川町-須賀町-大冠町-東和町-深沢住宅-北大塚

【15A】JR高槻駅南-市役所前-阪急高槻駅-天王町-六中前-須賀町-東和町-大冠町-深沢住宅-北大塚


で、行先番号(通常の系統番号とは異なる)は北大塚行きは上記の通り【15】【15A】、JR高槻駅南行きは【1】である。芝生営業所の管轄。

「北大塚」バス停は京阪バス(枚方高槻線)にもあるが、R170号(外環状線)の京阪バスとは走行ルートが異なり、主に東側の市道などを経由する。終点・北大塚バス停も京阪バスとは離れている。

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終点・北大塚バス停

工場や大型商業施設の多いR170号とは対照的に、市営バス北大塚線の沿線は府営深沢住宅や天川住宅、および周辺の中低層住宅、そして第六中学校や冠小・中学校、南大冠小学校など公立学校も多く、生活感のある下町の路線風景が続く。

東和町バス停付近には、「おやつセンター」という面白い名前のお店があり、お好み焼き・たこ焼き・回転焼・おでんなどが安く、子どものおやつにぴったりなものが揃ってる。大人も十分楽しめそうだ。

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私が枚方から高槻まで自転車・バイクで移動するとき、外環状線ではなく市営バス北大塚線のルートを走ることもある。交通量の多い外環状線の歩道は狭く、自転車はやや走りづらい。

運賃は全区間均一220円。京阪バスだと辻子から先は北大塚・枚方大橋北詰まで230円となる。


昨年夏、京阪バス高槻営業所に新エルガLV290が5台(N-6249、6250、6251、6252、6253)が納車されたが、先月下旬より相次いで京田辺営業所に転出しています。既にN-6249・6250・6251の3台が京都ナンバーに登録替の上で転属済が報告されています。

これと入れ換えに、古いブルーリボンIIが高槻営業所(N-3879・3880・3881)に転属。

せっかく期待の新車にもかかわらず、なぜ今回相次いで転出するのかということですが、TWや掲示板でも報告されているように、やはり終日利用客の多い高槻営業所管内では使いづらいとのこと。特に枚方市駅から西行きについて、朝ラッシュ時の満員の時、枚方大橋手前のループ坂の上がるところでは失速しそうなほどしんどいようです。

エルガだけでなくブルーリボンKV290も従来の車両に比べて力が弱く、困ったものですね。

さて、今後の高槻営業所への新車はどうするんでしょうか??
やはり力の強い三菱エアロスターでしょうか?
長年、高槻管内ではエアロスターが好まれてきただけに、どうもその方向が見えてきたかもですね。

そういえば、門真に1台だけ配備されたLV290(N-6259)も、四條畷電通大系統(【30A】)に入る運用は報告されていません。代わりにエアロスターBタイプなどが優先的に使用されている模様です。やはりLV290では清滝地区の坂もしんどいみたいですね。清滝地区の路線系統も、交野【18】号経路(田原線)を含め、どちらかといえば昔から三菱ふそう車が好まれるようです(競合する近鉄バス清滝線は平坦路線用の日野REが使用されていたが)。一時期は日野車で統一されていましたが、旅客需要の低下によるダウンサイジングと合わせ、近年ではエアロミディでの運用が多くなっています。

(6月17日追記)
N-6252は交野に転属した模様です(N-3899と交換)。



Twitterで報告されていますが、京阪バス交野営業所のブルーリボンシティB-3830が、先週から寝屋川茨木線【12】号経路の臨時増発便(JR茨木東口→寝屋川市駅)に入っている模様です。

寝屋川茨木線系統は寝屋川・高槻の担当ですが、臨時便で交野営業所も入っているとは、サプライズです。
問題はB-3830が寝屋川営業所に貸出なのか、交野営業所から回送なのか、というところですが・・・。

以前、交野営業所が寝屋川市駅~摂南大学系統・【10】【11】号経路を担当していた時期もあり、現在も直行便の一部を担当しています。

交野B-3830は一般路線に入ることは少なく、京都競馬シャトルが主な活躍舞台のようで、ごく稀に釈尊寺団地線・津田香里線などに入る程度ですが、現在【12】寝屋川茨木線臨時便の運用を連日こなしているのは注目ですね。



枚方・交野など京阪沿線から神戸(三宮)へのお得なルートを考えてみました。

京阪・阪急・阪神・JRなど路線の選択肢が多くて迷うかもしれませんが、
次の3つのルートが比較的早くて安いと言えるでしょうか。

1)枚方市~(京阪電車)~淀屋橋~(徒歩 または 御堂筋線)~阪神梅田~(阪神電車)~神戸三宮

2)枚方市~(京阪電車)~京橋~(JR大阪環状線)~大阪~(JR神戸線)~三ノ宮


3)枚方市駅~(京阪バス)~阪急高槻~(阪急京都線)~十三~(阪急神戸線)~神戸三宮


おそらく1)の京阪・阪神乗り継ぎが一番安くてかつ早いかと思われます。

枚方市~淀屋橋間の運賃330円と、阪神梅田~神戸三宮間の運賃320円で、淀屋橋~梅田間は徒歩にすれば、片道合計650円となります。
格安チケットショップで土休日回数券を購入すれば、合わせて500~550円で三宮へ行くことも可能です(もちろん平日は不可能)。

淀屋橋から梅田・大阪駅前はギリギリ徒歩可能圏に入っており、阪神梅田へは15~20分程度で到達可能。
梅田から阪急やJRも可能ですが、阪急梅田を利用するなら地下鉄御堂筋線に乗るほうが早くてラクでしょう。


2)の京橋からJR利用について、JRの運賃は550円で決して安いとは言えませんが( 1)の阪神ルートも御堂筋線に乗車すれば、運賃はさほど変わらない)、大阪駅から三ノ宮まで新快速で27分と所要時間の点では魅力的でしょう。

京橋からJR東西線経由で尼崎へ抜けることも可能ですが(運賃は同じ)、東西線内は各駅停車で遅いし、また京阪の中央改札口から東西線・学研都市線ホームへは少し距離があるのが泣き所です。ただ、普通電車は基本的にJR神戸線直通なので三ノ宮まで一本で行くことは可能です(枚方市東部・交野市の学研都市線からも一本の電車で三ノ宮まで行けるが・・・)。


3)の高槻経由もなかなか実用的です。

京阪バス高槻までの運賃260円と阪急高槻市-神戸三宮間400円で合計660円ですが、阪急高槻市駅前周辺の格安チケットショップで阪急の格安乗車券(回数券)を購入すれば、これよりも安くすることは可能です。特に土休日回数券を購入すれば、290~300円程度、したがって合計600円以内で神戸三宮まで移動できることになります。バスの渋滞遅延が難点ですが、枚方市-高槻間の所要時間は20~30分程度と見積もるとよいでしょう。特に枚方市駅~阪急高槻系統(【2】号経路)は10分間隔の運転で、京阪・阪急電車に合わせたダイヤパターンとなっていて使いやすいです。

高槻からもちろんJR利用も考えられます。高槻から神戸方面へは一本の電車で早く移動できて大変便利ですが、運賃が高いのがちょっと・・・。ただ、大阪駅で途中下車することで安くすることも可能なのです。

高槻-三ノ宮間の運賃は810円ですが、大阪で一旦下車ののちきっぷを買い直せば、高槻-大阪間250円と大阪-三ノ宮間410円で合計660円となります。普通、途中で下車するよりも乗り通すほうが安くなるはずですが、JRの大阪近郊区間では私鉄との競合が激しい路線区間において割安の特定運賃が導入されており、そのため途中下車(ただし乗車券は買い直す)あるいは分割で乗車券を購入するほうが安くなる事例も数多く存在します。

その点、高槻から阪急利用だと十三で乗り換えないといけないので、1枚のきっぷで梅田に立ち寄ることができないのは不利と言えます。

ただ、「阪急阪神1Dayチケット」(1,200円)を購入すれば、阪急・阪神全線自由に乗り回ることが可能で、行動範囲は京都・大阪・神戸・宝塚などグッと広がり、検討の価値は十分あります。ICカード式の京阪バス「1Dayチケット」(650円)と組み合わせるなら、例えば、

枚方市→(京阪バス)→阪急高槻→(阪急京都・嵐山線)→嵐山→(阪急嵐山・京都線)→十三→(阪急神戸線)→神戸三宮→(阪神電車)→梅田 / 東梅田→(地下鉄谷町線)→大日→(京阪バス)→寝屋川市駅→(京阪バス)→香里園→(京阪バス)→枚方市駅

枚方市→(京阪本線・宇治線)→六地蔵→(京阪バス)→四条河原町→(阪急京都線)→梅田→(阪急宝塚線)→宝塚→(阪急今津線)→西宮北口→(阪急神戸線)→神戸三宮→(阪神電車)→大阪難波→(京阪バス直Q号)→高速京田辺→(徒歩)→松井山手駅→(京阪バス)→樟葉駅→(京阪バス)→枚方市駅

のような乗車経路なんかも考えられます(ただし京阪電車、地下鉄、直Q京都号その他は別途運賃必要。京阪電車については枚方市駅前の金券ショップで購入するとお得)。

<関連記事>
枚方と大阪市内をワンコインで往復
http://katanogawara.blog.jp/archives/16947006.html



来月4月1日より運行取り止めとなる近鉄バス路線系統の一つ、【33】番・<南茨木駅~野々宮>。

運行経路は、

阪急南茨木駅前~沢良宜東町~真砂二丁目~北摂つばさ高校前~玉島小学校前~野々宮

で、2012年に設定された新しい路線だ。

しかし、運転士不足などを理由に、大幅な路線縮小を打ち出し、利用状況が堅調だと思われていた老舗の阪奈生駒線(梅田~稲田車庫・住道)さえもバッサリ切る凄まじさで、この新しい野々宮線【33】番もリストラの対象となる。

【33】番は2016年10月より土曜のみ1本だけの運行となり、これも今月限りで取り止めとなる。

この路線が設定されたとき、近い将来、サントリー工場跡地に立命館大学茨木キャンパス開校を見込んで京阪バス寝屋川茨木線【12】号経路を一部経路変更し、近鉄バス野々宮線と同じ経路で南茨木駅へ乗り入れしたらどうか、と思っていた。京阪バスの南茨木駅乗り入れは立命館キャンパス開校(2015年)と同時に実現、枚方市駅からJR茨木東口経由(【8】【9】号経路)で運行されることになった。ただし、近鉄バスとのりばは離れており、近鉄バスが阪急電車東側なのに対して、京阪バスは西側から発着する。

北摂つばさ高校~真砂~沢良宜東町方面のバスの今後は、京阪バス寝屋川茨木線の路線再編などを期待したいところだ。





京阪バス枚方出口線【16】号経路(高槻営業所管内)について、香里園駅西口方面へ延伸をしたらどうか、と思うことがあった。

しかし、昨年12月の寝屋川営業所管内ダイヤ改正で京阪守口市駅よりも大日駅発着系統が大幅増となった情勢を考え、出口線もいっそのこと大日駅まで乗り入れしたらどうか、と思った。運行経路としては、

(南行き)枚方市駅北口→枚方公園口→伊加賀西町→伊加賀小学校→出口四丁目(仮称)→さだ西小学校(仮称)→南中振2丁目(仮称)→木屋町→太間公園→摂南大学→菅原神社前→葛原→仁和寺→金田→大日駅

(北行き)大日駅→金田→仁和寺→葛原→菅原神社前→摂南大学→太間公園→木屋町→南中振二丁目→光善寺駅西口(仮称)→(中振交差点)→伊加賀西町→伊加賀小学校→出口四丁目→さだ西小学校→光善寺駅西口→(中振交差点)→(枚方大橋南詰)→枚方公園口→枚方市駅北口

ぐらいでどうだろうか? ただし、出口6丁目における府道13号と国道1号(寝屋川バイパス)との交差点の構造上の問題(1号線南行きから13号線北行きへの右折不可能)から、南行きと北行きで経路が異なる(北行きは出口・中振界隈を一周して枚方公園口へ抜ける)のはやむを得ないだろう。

この路線系統が実現すれば、枚方市出口地区から大日駅へバスで出て地下鉄谷町線経由梅田、あるいはイオンモール大日へ便利になるだろう。出口地域から大阪市内へは京阪電車(最寄駅は光善寺または香里園だが)よりも大日駅から地下鉄のほうが早い。何しろ、地下鉄なら梅田や天王寺へ一直線なんだから。

運用担当は、寝屋川営業所が最適だろう。
利用状況により大型車のみの高槻営業所から枚方営業所に移管し、招提線【38】号経路と共通で中型車運用にしたらということも考えたが、大日駅発着とするなら、寝屋川営業所管轄にしても特に問題はなさそうだ。仮に寝屋川管轄とするなら、京阪国道線の残滓・旧【16】号<寝屋川市駅~枚方市駅>廃止以来の枚方市駅乗り入れを果たすことになる。



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