カテゴリ:京阪バスグループ > 京阪バス(淀・長岡京・京都南部線 / 競馬シャトル)


ふと気になったのですが、京都市伏見区を走る民営バス事業者はどれだけあるのでしょうか?

京阪バス、京都京阪バス、近鉄バス、奈良交通、阪急バスの5社が伏見区に乗り入れており、地味に驚きを感じました。

各事業者の走行エリアは概ね以下のようになります。

1)京阪バス・・・醍醐・六地蔵地区 / 中書島・竹田駅~醍醐地区 / 京都駅八条口~淀 / 淀~長岡京・山崎

2)京都京阪バス・・・淀~大久保~宇治 / 中書島~イオンモール久御山~大久保 / 六地蔵~御蔵山 / 向島~小倉

3)近鉄バス・・・向島NT / 向島~桃山~竹田駅

4)阪急バス・・・淀~長岡京 / 長岡京~免許試験場

5)奈良交通・・・向島~大川原


やはり伏見区を最も広範にカバーしている民営バスは京阪バスですね。山科区と一体化している東部の醍醐・六地蔵地区を中心に、区内を東西に結ぶ路線(醍醐~中書島・竹田方面)も展開。また京阪淀駅を拠点として長岡京・山崎・竹田・京都駅八条口の各方面への路線も設定されています。かつて、京都駅~奈良とか中書島~樟葉(大阪府枚方市)、淀~七条大宮~桂といった長距離路線もありました。京阪バス発祥の地は伏見区桃山にあります。

京都京阪バス(京阪バスグループ)は旧・京阪宇治交通の後継会社で、伏見区の片隅を走るというイメージがありあまり目立たないが、区内の京阪・近鉄駅(淀・中書島・六地蔵・向島)の要所を押さえ、久御山町・宇治市内への路線を運行しています(淀~大久保~宇治系統はその昔、京阪バスとの共同運行だった)。かつて京都駅~宇治・天ヶ瀬ダム直通の京阪宇治交通路線(冬季を除く休日のみ運行)もありました。

近鉄バスは宇治川に隔てられた向島に京都営業所が設置され、近鉄向島駅を拠点に向島ニュータウン内および竹田駅(国道24号線経由)の路線を細々と運行しています。かつて京都駅前から大久保・奈良への長距離路線や桃山御陵前駅~伏見桃山城間のシャトルバスもあったが、軒並み廃止。向島エリアはもともと京都市内の「陸の孤島」状態であり、京都市バスが乗り入れたことは一度もありません。

阪急バスは阪急・JR京都線沿線の長岡京市を拠点に桂川右岸エリア(旧・乙訓郡、久我・羽束師地区)をカバー。京阪バスとの共同運行で京阪淀駅にも乗り入れています。その昔、淀川右岸経由の京阪急行線が淀から京阪国道(国道1号線)を通っていた時期もあったようです。なお、京都市バス横大路営業所管轄の大半の路線は阪急バス委託であり、JR長岡京駅東口には竹田からの市バスも乗り入れています。京都地区の阪急バスは、阪急京都線が新京阪だった関係上、京阪バスからの譲渡によって基本的に成り立っています。

そして、奈良交通もわずかな片隅だけとはいえ京都市伏見区に乗り入れているのは何よりの驚きでしょう(観光バスは京都市内の主要観光地でよく見かけるものと思われるが)。向島駅~大川原(宇治市)間の短距離が月1回のみの免許維持路線で、小倉方面への京都京阪バスと経路重複ですが、大川原の国道24号線沿いに奈良交通京都営業所があり、京田辺市内路線を中心に担当しています。京都地区の奈良交通は今や同志社大学輸送に支えられていると言っても過言ではないでしょう。昔、京都駅前~奈良・大和八木というロングランも1往復だけありました。



毎年正月3が日(1月1日~3日)に臨時運行される京阪バス八幡山崎線(石清水八幡宮駅-阪急大山崎・JR山崎)

淀川(桂川・宇治川・木津川)対岸を結ぶ路線系統で、正月3が日間のみJR京都線および阪急沿線から石清水八幡宮初詣への最短アクセスルートが確保されます。また京阪沿線から山崎聖天への参拝にも便利です。

かなり古くから設定されているようであり、枚方営業所が担当してきました。京阪宇治交通との合併以降も、(最寄に男山営業所があるが)Bタイプ車を使う関係上、枚方営業所の管轄です。天王山大橋(国道478号)が開通する前は、淀(納所交差点)へ迂回するルートでした(納所以西は競馬シャトル線および【13】号経路とほぼ同じルート)。

八幡山崎線の途中の停留所は「阪急大山崎」のみ。石清水八幡宮駅-阪急大山崎・JR山崎間の運賃は大人260円。以前は阪急大山崎-JR山崎間のみの短距離の利用も可能だったが、本年より不可能になったようです(徒歩可能圏内なのに、わざわざこの区間だけを乗ることも考えにくいでしょう)。途中、「新山崎橋」バス停前で阪急バス大山崎営業所の横を通るのも面白いですね。

本年の八幡山崎線は「京阪八幡」バス停が「石清水八幡宮駅」に改称後初であり(京阪「八幡市」駅は2019年10月に「石清水八幡宮」に改称)、また新型コロナ感染爆発で緊急事態宣言再発令も不可避な情勢にもかかわらず、ひとまず無事に運行されたようで何よりです。

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八幡山崎線には枚方営業所のBタイプが使用される(2019年)

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石清水八幡宮駅(旧・京阪八幡)のJR山崎行きのりば

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JR山崎駅前 石清水八幡宮初詣バスのりば

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JR山崎到着後、回送に変わるブルシチB-3833(2019年)


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京都競馬場(京都市伏見区)が本格的な改修工事に入るため、2020年11月1日開催のレースを最後に休場となります。

工事期間は2年半。再開は2023年4月の予定で、「春の天皇賞」「菊花賞」をはじめ休止期間中のレースは、阪神競馬場など全国の競馬場で開催されるとのこと。

休場期間中、京阪電車の淀駅臨時停車や競馬シャトルバス(JR山崎・阪急西山天王山~京都競馬場)も休止となります。


京都競馬場 休止前最後の開催(NHK)
https://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20201101/2000036723.html



京阪バス【13】号経路・<京阪淀駅~JR山崎>

桂川を挟んで京阪淀(京都市伏見区)と阪急大山崎・JR山崎(大山崎町)を結ぶ路線系統です。

運行経路・主な停留所は、

京阪淀駅~ 洛西浄化センター~小畑橋~名神大山崎~新山崎橋~阪急大山崎~JR山崎

京阪淀駅(納所交差点)~洛西浄化センター間は京都r204を西へ進み、勝竜寺交差点を左折。国道171号線を高槻・神戸方へ進み、大山崎JCT(名神大山崎)、新山崎橋(阪急バス大山崎営業所前)を経て、「大山崎」交差点で右折。新幹線ガードを潜り抜け、京都r67(西国街道)を南西へ向かい、阪急大山崎駅を通って、終点・JR山崎に到着。JR山崎駅前は京都府と大阪府(島本町)との府県境に当たり、駅ホームは府県境界線と交わります。

走行距離4.9kmの短い路線ですが、阪急バスの車庫前を通り、また全経路にわたって阪急バスも走る(京阪淀駅~洛西浄化センター間:【90】系統 ※1)、阪急大山崎~JR山崎間:【80】系統、ほか)など、なかなか面白い路線と思います。

運行ダイヤは朝と夕方のみ、平日は5往復、土・休日は4往復。男山営業所の担当です。

【13】号経路はもともと京阪バス洛南営業所の担当だったが、1985~96年の枚方営業所を経て、洛南担当に復帰ののち、子会社「京阪シティバス」に移管。2014年3月シティバス解散により、京阪バス直営に復帰(京田辺→男山)。

類似の路線系統に、競馬シャトル<JR山崎~京都競馬場>があります。競馬シャトルは通常運行の【13】号経路とは異なり、「1Dayチケット」は使えないので注意。

なお、正月3が日には臨時<京阪八幡~JR山崎>も運行されます(枚方営業所のBタイプ車使用)。


※1)【90】系統・淀長岡京線は京阪バス(男山)と共同運行


京都市バス【19】系統・<京都駅前~横大路車庫>。

京都駅と横大路車庫を結ぶ路線系統としては、京都市電伏見線の流れを汲んだ【81】系統(国道24号・竹田駅東口経由)が主幹的系統となっているが、【19】系統はほぼ純粋に国道1号線(京阪国道)を直進するもので路線名は京阪国道線。これまた面白いと思いました。

運行経路・主な停留所は、

京都駅前~下京区総合庁舎前~京都駅八条口~大石橋(地下鉄九条駅)~九条車庫前~九条近鉄前(近鉄東寺駅)~東寺南門前~南区総合庁舎前~市民防災センター前~上鳥羽~城南宮~国道下鳥羽~国道大手筋~西大手筋~中書島(京阪中書島駅前)~横大路車庫前

京都駅八条口(アバンティ前)~大石橋間と、末端区間の西大手筋~中書島~横大路車庫前間は、【81】系統との重複区間です。

単純に国道1号線を走るだけのように見えるが、京都駅前周辺では八条口にも乗り入れたり、横大路車庫周辺では大手筋に入って中書島を経由するなどのきめ細かな経路設定となっています。国道1号線沿いに立地する南区総合庁舎および市民防災センター前へのアクセスとして、【19】系統が重宝されます。「九条近鉄前」は市電以来の名称ですが、「近鉄東寺」ぐらいに改称するほうがわかりやすいでしょう。

運賃について、【81】系統は案内上では均一区間系統系統(青色系統番号)扱いなのに対して、【19 】系統は調整区間(白色系統番号)。【81】系統は、中書島~横大路車庫間のみ均一区間外だが、全線運賃は均一区間と同じ(230円)ため、均一区間系統として案内されています。

一方、【19】系統では、城南宮~西大手筋間と中書島~横大路車庫間が均一区間外運賃であり、途中で一旦均一区間外にはみ出しているため、書類上・案内上ともに「調整路線」の扱いです。

横大路営業所担当(阪急バス委託)、運行ダイヤは平日・土曜は60分間隔、日曜・祝日は60~120分間隔です。あまり乗りやすい路線系統ではありません。

【19】系統と類似の路線に、京阪バス【26】号経路<京都駅八条口~京阪淀駅>があります(京都駅烏丸口には乗り入れません)。【26】号経路はかつての京阪急行線の残滓と見られ、九条近鉄前~下鳥羽(国道下鳥羽)間は市バス【19】系統と重複(国道1号線)するが、京阪バスは一部止まらないバス停が存在するので注意。大手筋交差点からは旧1号線(主要地方道【京都守口線】)に入ります。【26】号経路の本数は1日2往復(少し以前は休日の運行がなかったが、復活している)。

なお、市バスは京阪淀駅まで【20】系統がカバーしています。


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JR山崎には、阪急バス【80】系統(阪急東向日行き)と京阪バス【13】号経路(京阪淀駅行き)が発着。

京阪バス【13】号経路(男山営業所管轄)の本数は非常に少なく、朝と夕方の時間帯のみに偏っています。

ただし、京阪バスは臨時便2系統も発着します。

京都競馬開催日の競馬シャトルバスと、正月3が日のみ運行の八幡山崎線です。

上の写真は競馬シャトル運用に入るエアロスターW-1227(高槻営業所所属)です(2019年8月撮影)。競馬シャトルバスでは「1Dayチケット」の利用は不可なので注意。

せっかくなので、阪急バス【80】系統の写真も追加させていただきます。

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阪急バスと京阪バス停留所標識の組み合わせも、少し妙な感じがしますね。


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京都競馬場前の光景です。京阪淀駅に隣接しています。

競馬開催時には、JR山崎・阪急西山天王山駅から京都競馬場までのシャトルバス(京阪バス)が運行されています。この日は場外発売時だったようで、競馬場前は閑散としていました。 シャトルバスに交野所属のブルーリボンシティ・B-3830が入っていました。


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本日のダイヤ改正をもって、京阪バス京都南部線【24】【24A】【26】号経路は、洛南営業所の管轄となりました。男山の車両(写真はエアロミディW-1122)が竹田駅西口へ乗り入れるのも、見納めとなりました。淀駅発着の【13】【90】号経路は、引き続き男山営業所の担当となっています。
 


京阪バス京都地区関連で気になる動きを。

○N-6251、N-6265が京田辺から山科に転属

○男山営業所管内運賃表(4/1改定後)に淀長岡京線・京都南部線の運賃が記載されていない
 https://www.keihanbus.jp/local/pdf/fare_otokoyama_tanabe_20190401.pdf

山科営業所のLV290・Nタイプは、転属車とはいえ初めてです。特にN-6251は高槻→京田辺→山科へと渡り歩いたことになります。4月に京都市内新路線開設が予定されているので、そのための動きだと見られます。

淀長岡京線・京都南部線については、洛南営業所もしくは京都京阪バスへの移管の可能性がありそうですね。





エルガLV290が大津の5台(N-6284~88)に続き、京田辺・洛南に1台ずつ配置されました。
京田辺にはN-6289、洛南にはN-6290です。洛南への一般路線用新車は久しぶりで、少し驚きました。

これに伴い、N-3224、N-3987が高槻へ転属。高槻に残る幕車W-1985・W-3811が廃車となりました。
N-3987は交野営業所の所属だったが、本年4月洛南へ転属ののち高槻へ転属となりました。
幕ブルーリボンシティは今回W-3811が廃車となったことにより、枚方営業所W-3821の1台だけとなっています。

(11.29追記)
洛南にN-6291追加。N-3988が高槻へ転属となりました。大阪200か460xとなっています。


【北大塚】 → 大塚中溝

【南大塚】 → 大塚南溝町、大塚西浦町

【蚊ヶ瀬】 → 小野北

【醍醐寺前】 → 醍醐寺北

【北小栗栖】 → 小栗栖牛ヶ淵

【南小栗栖】 → 小栗栖北団地

【小栗栖】 → 小栗栖森本

【東町】 → 桃山西尾

【中書島】 → 京阪中書島北口

【上鳥羽】 → 中山稲荷

【下鳥羽】 → 国道下鳥羽

【横大路】 → 横大路長畑町

【南横大路】 → 洛水中学校



先月17日のダイヤ改正で醍醐竹田線【2】と醍醐中書島線【6】【6A】が洛南営業所管轄となりました。
これに伴う車両の転入は 、

山科→洛南 N-3900・3902・3903・3260
交野→洛南 N-3987・3988・3202
大津→洛南 N-6247

と報告されています。このほか、洛南営業所に新車2台(LV290)納車されたとの報告もあるが、社番は不明です。



本日2018年3月17日、京阪バス山科営業所管内のダイヤ改正。JR・近鉄電車・京都市バス・京都バス・京都京阪バス ほか、多くの鉄道・バス各社でダイヤ改正が同時実施されます。

今回の山科管内の大きな変更点は、醍醐中書島線【6】号経路と醍醐竹田線【2】号経路。
【6】号経路は、新たに【6A】号経路として京都駅八条口へ延伸。運行ルートは、

醍醐バスターミナル~石田駅~新六地蔵橋~桃山南口~京阪中書島~西大手筋~パルスプラザ前~竹田西段川原町~竹田出橋~青少年科学センター~龍谷大学前~稲荷大社前~(十条通)~十条駅~京都駅八条口

で、竹田駅(西口)への乗り入れはないことに注意。「龍谷大学前」「稲荷大社前」バス停は京阪バスとしては京都奈良線廃止以来22年ぶりの復活ということになります。また、かつて京都駅から醍醐方面への市バスもあったが、地下鉄烏丸線竹田延伸の頃に廃止されたかと思います。

合わせて、【2】【6】【6A】号経路は洛南営業所に移管。京阪バス洛南営業所が一般路線を担当するのは19年ぶりのことです(淀宇治線、京都南部線などを担当していたが京阪シティバスに移管)。


京阪バス洛南営業所(京都市南区)は現在、主に観光・貸切車が配置されているが、かつては一般路線も担当していました。

1985年以前は、淀・宇治・山崎・伏見区・桂方面および京都奈良線を担当していたが、京都奈良線は山科営業所、他は枚方営業所にそれぞれ移管。京都奈良線は1996年3月に廃止。淀・宇治・山崎方面の路線は同年2月、洛南営業所が再び担当するが、1999年より子会社「京阪シティバス」に運営移管ののち、2014年には淀~久御山団地~大久保~宇治方面の路線は京都京阪バス(旧・京阪宇治交通→京阪宇治バス)に一本化、淀山崎線・京都南部線(中書島・竹田・京都駅八条口方面)は京阪バスに復帰しました。京阪バス移管後は京田辺営業所が担当ののち、本年3月より男山営業所が担当しています。

現在、洛南営業所担当の一般路線は、京都けいはんな線(奈良交通と共同運行)です。

さて、1985年12月の運用移管時の洛南営業所の車両の動きについて書いてみたいと思いました。

現在、皆様の情報提供にもとに随時更新中の京阪バス過去車両リスト(主に1982年以前)
http://katanogawara.blog.jp/archives/21003704.html
などから、当時洛南営業所に在籍していた一般路線車を挙げると、

<三菱ふそう>
(大型)
A-1559、A-1580、A-1581
(中型)
A-1013

<日野>
(大型)
A-3346(富士重)、A-3347?、A-3354、A-3416、A-3417、A-3458
(中型)
A-3019、A-3020

ぐらいだったようです。

当時の京滋地区一般路線といえば三菱ふそうというイメージが強いが、洛南営業所には日野車も配置されていました。

路線移管時の動きですが、ふそう中型A-1013(京22か3609)は山科に転属、京都奈良線で引き続き使用されました。日野レインボーも2台(A-3019、3020)配置されていたとは意外で、2台とも交野へ転属。ふそう大型車A-1559・1580・1581はいずれもブルドックK-MP118(呉羽)で、1559・1580は枚方、1581は高槻へそれぞれ転属。日野大型車のうちA-3346は富士重(RE121)、他は日野純正車体。A-3416・3417・3458はK-RC301でいずれも京阪特注の拡大フロントガラス。日野大型車は全て枚方へ転属しました。

洛南から枚方へ転属した車両たちは、引き続き淀宇治線・京都市南部地区路線(「洛南地区」と表記する)で運用することも多かったかと思います。K-RC301系の拡大フロントガラス車が枚方に配置されたのもこのときが初めてでした(観光兼用のB-3460・3461を除いて)。その後、【28】号・<枚方市駅~樟葉駅>(現・【39】号)の新設も絡んで、香里団地や寝屋川などから拡大窓RCが転入。

枚方営業所における洛南地区路線運用車両は、方向幕および幕式運賃表のコマ数の関係などにより限定されていたようです(それだけ管轄範囲が広かったということ)。該当する車両は洛南からの転入組と、大型Bタイプ車(B-1596・1597・3460・3461)、中型車(エアロミディ)、その後に納車された大型車の一部(エアロスターKとブルーリボン)だったようです。実際、淀宇治線【11】号経路でエアロスターKに乗車したこともあります。車内には枚方営業所管内路線図・運賃とは別に、樟葉以北八幡・中書島・洛南地区の路線図、そして淀宇治線ほか洛南地区路線の運賃表も掲示されていました。主に招提線・樟葉長尾線・八幡地区・樟葉中書島線と洛南地区路線に限定(ごく稀に出屋敷線も?)、枚方尊延寺線などに入ることはなかったかと思います(ただし三菱ふそう大型車については尊延寺線から洛南地区路線まで広範囲の運用をこなす車両があったような?)。洛南地区運用に入らない車両については、尊延寺線・出屋敷線を中心に八幡地区および樟葉中書島線まで(すなわち元の枚方営業所管内全体)をカバーしていました。1994年よりLED式運賃表に取替えられ、多区間・対キロ区間制運賃の洛南地区運用車両には3段24コマ表示(および熱転写式整理券発行機)、それ以外は基本的に大阪地区標準の2段12コマ表示が取り付けられました。

なお、桂方面への路線(【22】・<京阪淀~阪急桂駅前>)は洛南営業所に復帰することも無く、1995年12月に廃止されました。

一つ気になったのは、旧式の小型方向幕車。1978年以前の車両で1987年までに引退したかと思いますが、仮に枚方営業所へ転属して洛南地区路線で使用するとなると、どんな行先表示を用意したのか気になるところです。

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阪急バスのほか京阪バス(【90】号経路)も乗り入れます。
最近の阪急バス京都地区はブルーリボンやエルガの新車が多いようですが、新エアロスターもちゃんと配置されています。
京阪バス【90】号は男山営業所に移管されましたが、主に中型エアロミディが充当されているみたいですね。


本年3月の京阪バスダイヤ改正(男山・京田辺・山科営業所管内)で、大幅な路線系統・ダイヤ再編が実施される。これにより、運用担当も以下のように変更されている。


1)八幡田辺線は昼間時間帯、【74A】or【74B】と【76】の2本建てに変更、男山営業所が担当(改正前は基本的に京田辺営業所担当)


2)樟葉駅~松井山手~新田辺系統について、昼間時間帯は

【30】樟葉駅~摂南大学北口~本郷~松井山手駅
【67D】樟葉駅~水珀~本郷~松井山手駅~JR大住駅~近鉄新田辺

の2本建てに変更。【30】は男山、【67D】は京田辺がそれぞれ担当(改正前は【31】【67D】とも基本的に男山営業所が担当)。


3)【直通】<長尾駅~大阪工大~摂南大学枚方キャンパス>系統は京田辺営業所に移管。


4)京都南部線・淀長岡京線・淀山崎線系統は全て男山営業所に移管。


5)京都けいはんな線(試験運行)は京田辺から洛南営業所に移管(トップドア車H-3208・3244は洛南に転属)。


今回の運用変更により、男山営業所は京阪宇治交通時代を含め、初めて京都市内に進出したことになる。また、京阪バス編入以降、既に男山営業所も競馬シャトル(京都競馬場~阪急西山天王山・阪急水無瀬)を分担するようになっていたが、本年春のダイヤ改正では、淀・京都市南部・山崎・長岡京方面の一般路線を新たに担当することになった。

ただ、運用車両については、京田辺担当時代と同様、中型・小型車での運用が多く(男山に転属したものもある)、男山営業所に移管されたという実感が今一つ持てない。

一方、樟葉駅に乗り入れる京田辺営業所の運用は、樟葉長尾線【93】【95】【97】号に加え山手線【67D】の分が大幅に増加。現在のところ、山手線と樟葉長尾線の運用は基本的に独立しているようだ。


京阪バス過去路線について一つレポートする。

今回は【22】号経路・<京阪淀~阪急桂駅前>

運行経路は、

京阪淀~横大路~(国道1号線)~東寺南門~七条大宮~(七条通)~桂大橋~阪急桂駅前

京都市南部の郊外どうし(伏見区~西京区)を結ぶ面白い路線系統で、同じ淀発着の【23】号経路などとは異なり、京都駅前は経由せずだった。桂駅前では現在の京阪京都交通と同じ東口からの発着だった。

淀桂線の設定当初は淀営業所(廃止)が担当していたものと思われ、その後洛南営業所の担当となるが、1985年12月以降枚方営業所に移管され、10年後の1995年12月に廃止される。他の淀・京都市南部地区路線と異なり、子会社の京阪シティバスに移管されることなく消滅。その後、京阪シティバスはグループ会社再編により2014年に廃止され、淀~大久保~宇治方面系統は京都京阪バス(旧・京阪宇治バス)に一本化、残り(淀~山崎・竹田・京都駅方面)は京阪バス直轄に復帰する。京阪バス移管後、京田辺営業所が担当することになるが、本年3月より男山営業所に持ち替わる。

この淀桂線系統は、京阪バスグループの歴史を語る上で何気に意味深いものがある。

淀桂線廃止後、京阪バス一般路線としては西京区・桂方面から撤退したことになる。
一方、桂・洛西・亀岡地域および福知山・舞鶴までの京都府中部をカバーする京都交通バスは経営悪化が進んで2004年に更正手続きを開始、園部以南の路線は京阪バスグループが運営することに決まり、2005年新会社「京阪京都交通」が発足する(北部の福知山・舞鶴方面は日本交通グループ傘下の「京都交通」として再スタート)。これにより、京阪京都交通の車両は京阪バスカラーへの統一が進み、桂駅前(東口)にも京阪バスカラーの車両が終日出入りするようになる。京阪バス淀桂線撤退後、10年ぶりに桂地区に京阪バスが事実上復活するようなものだった。

さらに言えば、この近隣地域では阪急バス(大山崎営業所、東向日出張所)もカバー、西京区の桂や洛西NTにも足を伸ばしているが(桂への乗り入れは撤退)、阪急京都線の歴史的経緯(新京阪)から、こちらも元は京阪バスだった。

実は、京阪バスと旧・京都交通は昔からいろんな関係がある。
京都交通の前身、丹波交通は確か京阪バス(京阪自動車)も出資していたようだし、京阪バス中古車が京都交通に移籍する例は昔から多く、現在も京阪バス色のまま京阪京都交通に移籍するのは日常茶飯事だ。また、淀桂線の通る七条通には京都駅~阪急桂駅前~亀岡方面の路線系統も通っており、まさかこの路線に京阪バス色の車両が現われるとは夢にも思わなかった。



明日3月18日、京阪バス男山・京田辺・山科営業所ダイヤ改正が実施される。

今回、京都南部線、淀・山崎・長岡京方面についての変更はないが、京田辺から男山に持ち替えとなる予定だ。

淀・伏見・山崎・長岡京方面は男山営業所が一番近いが、京都京阪バス委託の都合で京田辺営業所が担当していた。回送距離が長いため、京田辺営業所から淀への送り込み車両は、まちの駅・イオン久御山で待機していたようだ。

この改正で京田辺営業所の運用が大幅に減ることが気になる。

京都南部線&淀・山崎・長岡京からの撤退に加え、八幡田辺線は大幅減便されるし、さらに山手線【31】号・<くずは~新田辺>は【30】・<くずは~松井山手>に短縮される。また、京都けいはんな線は洛南営業所に移管される。

山手線【31】【67D】号は基本的に男山営業所の担当だが、今度の改正で男山の淀方面運用が加わる分、京田辺の受け持ち分が増える可能性はありそうだ。

今度のダイヤ改正には直接関係のない枚方営業所管内の穂谷・長尾方面運用も新たに追加かもしれない。
【66】号・<枚方市駅~大阪国際大学~長尾駅>あたりが一部京田辺担当に代わるかもしれないし、もしかしたら出屋敷線【23】号・<藤阪ハイツ・長尾駅循環>なども移管されるかもしれない。


(2017.3.18追記)
京阪バス公式ホームページの男山・京田辺管内運賃表から次のことが判明しました。

八幡田辺線【74A】【74B】は全便男山の担当、平日の朝1本だけとなる【63】・<近鉄新田辺→ポエムノール北山>は京田辺担当ということになっています。意外だったのは、【直通】・<長尾駅~摂南大学枚方キャンパス>が京田辺担当となっていること(改正前は男山担当)。新田辺からの【63】号は摂南大直通バスの送り込みを兼ねてのものと推測できます。



3月18日(土)より、京阪バス男山・京田辺営業所管内のダイヤ改正が実施される(情報源:Twitter)。

近鉄新田辺などのバス停に張り出された案内によると、今回の主な内容は路線系統見直しと大幅減便。

1)【31】・<樟葉駅~近鉄新田辺>の大半の便を【30】・<樟葉駅~松井山手駅>に短縮。

2)昼間時間帯の八幡~岩田系統について、【76】・<京阪八幡~岩田南>に一本化(循環【73C】【73D】などは取り止め)、【75C】・<京阪八幡~近鉄新田辺>などは大幅減便。

3)【74A】【74B】・<京阪八幡~内里~近鉄新田辺~京田辺市役所>を60分間隔に増便。

4)【63】・<近鉄新田辺~松井山手~ポエムノール北山>は朝のポエムノール行き1本だけに(新田辺行きの「車谷公園」バス停は廃止)。

5)【16】【16A】【16B】・<樟葉駅~松井山手方面>の大幅減便(日中の運行無し)。

6)【61】・<新田辺~草内>、【69】・<新田辺~茂ヶ谷>の運転本数を削減

樟葉駅~新田辺を直通する系統は基本的に【67D】号経路のみとなる。【31】号経路が運行区間短縮されるのは、山手幹線の渋滞の影響を受けやすいためと見られている。新田辺~畠~松井山手方面へは【66A】【66B】号経路に乗車することになる。畠へは【66A】または【66B】の毎時1本のみの運行で不便になりそうだ。

また、八幡~上津屋(流れ橋)~岩田方面へは【76】号経路に一本化、岩田経由で池嶋・新田辺まで行く便は朝夕のみとなる。

代わりに【74A】【74B】号経路は60分間隔の運転に増強され、八幡~新田辺直通は基本的に【74A】【74B】に乗車することになる。

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京阪淀駅地上時代のものです。
枚方・香里団地・交野・高槻・門真・山科の各営業所から競馬シャトルの応援に入っています。
踏切前で並んでいるバスの光景は壮観ですね!


寝屋川茨木線につづき、京都側の淀川対岸都市連絡バス、淀長岡京線【90】号経路についてレポートする。

2013年12月、阪急京都線の西山天王山駅が長岡京市に開業する。
西山天王山駅では、ちょうど京都縦貫道(~京滋バイパス)と立体交差していて、高速バスのバスストップ(高速長岡京)が併設され、阪急電車との乗り換えが可能となっている。高速長岡京から、関東・北信越・東海・丹後半島・中国・九州各方面へのバスが発着している。

一方、京阪淀駅も高架化完成と同時にバスロータリーが統合整備される(それまで宇治方面行きと大山崎・京都駅方面行きではのりばが離れていた)。

さて、西山天王山駅開業に合わせ、淀川(桂川)両岸を結ぶ路線バスが新たに誕生する。それは、淀長岡京線【90】号経路であり、京阪バスと阪急バスによって共同運行されている。運行経路は、

京阪淀駅~<宮前橋>~洛西浄化センター~落合橋~調子~阪急西山天王山~清水ヶ口~JR長岡京

であり、比較的短距離の路線系統だ。京阪バスは京田辺営業所、阪急バスは大山崎営業所がそれぞれ担当している。毎時1本の運行ダイヤだが、やはりそれなりの需要があるようで、2014年9月には立命館中学・高校の長岡京市への移転に合わせ、増便される。

京阪バスと阪急バスの共同運行は、1997年の吹田八尾線廃止以来のことだ。かつて阪急バスが京阪門真市駅・守口市駅に乗り入れていたが、大阪モノレール門真市開業により廃止される。

京阪バス担当便は京都京阪バス(旧・京阪宇治交通)と同じ緑色の車両(レインボー10.5m車)が入ることもある(運用車両が特に限定されているわけではない)。阪急電車公式Twitterでも話題のネタになった。また、阪急バスは方向幕車で運用されることもあるが、今はどうなのかな・・・


大阪・京都・滋賀・奈良の近畿2府2県にまたがる京阪バス一般路線は、大阪地区京都・滋賀地区に大きく分けられる。

淀川対岸の阪急バスのほうは、大阪・兵庫エリアと京都エリア(水無瀬地区を含む)の路線網の間が高槻市営バスによって隔てられている。かつては、京阪国道線の残滓である茨木-水無瀬系統で辛うじてつながっていたが、現在は完全に分離されてしまった。それでも、関西有数の広域バス事業者としての地位を誇る。

さて、京阪バスのほうはどうだろうか?

京都府に営業所を持つ男山・京田辺管内(旧・京阪宇治交通)も大阪地区路線として扱われることが多い。ただし、京田辺管轄の淀・山崎・長岡京以北は「京都・滋賀地区路線」とするほうが自然だろう(淀・山崎・竹田・宇治地区については、以前枚方営業所が担当したこともあるが、伝統的に「京都地区」として扱われている。「1Dayチケット」京都・滋賀版の範囲に入っている)。

実は、京阪バスの大阪地区路線と京都・滋賀地区路線は何とかつながっている。

まず、毎年正月のみに運行される臨時・八幡山崎線を介して、大山崎町でつながっていると見なせる。大山崎には【13】号・<京阪淀駅~JR山崎>が乗り入れている。八幡山崎線は本来最寄の男山営業所が担当しても良さそうだが、Bタイプ車を使用するため、伝統的に枚方営業所が担当している。

直Q京都号の発着する松井山手・京田辺市役所・大阪国際大学・京阪交野市駅などにおいても、大阪・京都両エリアの路線がつながっていると見なすことができる。直Q京都号は大阪市内のなんばOCATやUSJまで乗り入れる。

京都京阪バスを含めば、新田辺~宇治田原~宇治~大久保~中書島のルートで大阪・京都両エリアがつながっていると見なせる。

過去には、直近の例として、山科急行線(山急)臨時便が醍醐寺から京阪香里園・三井団地・香里団地まで乗り入れたり(山科営業所担当)、2005年までは【52】号・<樟葉駅~中書島>も運行されていた。

しかしそれよりも、滋賀地区と京都地区路線とのつながりが細っていることが気になる。
かつては京都市内から京津国道線として浜大津や琵琶湖大橋、石山方面に乗り入れていたし、宇治川ラインで大津市内と宇治方面が結ばれていた。現在は、

◎161号西大津バイパス経由、【48】号・<山科駅~大津京駅>が平日1往復、
◎比叡平地区で百万遍・三条京阪方面と大津京・石山駅方面との乗り継ぎ

の2つのルートでの移動が可能だ。

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